キン肉マン 93話 無限の宇宙!!の巻 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第93話 「無限の宇宙!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
突如現れた処刑(キリング)リングのマットに付着した大量の血痕と怨念を感じたのかプラネットマン
「確かにこれは何千人と死んでいるリングだな・・・わかるぞ」と指摘する
「ほう!違いがわかりますか?あなたにも?」とまるでどっかのコーヒーのCMみたいなフレーズを使うサイコマン
悪魔超人には「悪魔霊術血縛り」というものもあり血に関しては殊更詳しいのかもやしれないね
プラネットマンは「それだけにここに何が埋まっているのかきさまを殺したあとでじっくり拝ませてもらうとするぜ!」とサイコマンのどてっ腹にソバットを入れる
「私こそは神にかわって太陽系の星々を統括するプラネットマンよ」と昔懐かしのセリフを放ち、早速プラネットリングを投げつけようとする
しかしリングを投げつけるのではなくなぜかいきなり輪を噛み砕きリングストーンで攻撃
しっかりと「土星の環は細かな無数の岩や氷でできている」と補足も忘れない(笑)
そして口の中でクチャクチャほおばったリングストーンを一斉にペッペッと吐き出したプラネットマン
潔癖症っぽいサイコマンは「口に含んだものを吐き出すとは。おぉ~なんと汚らわしい」と装束で顔を隠しながら姿を消す
そしてプラネットマンの背後に現れ「さぁ、惑星さんこっちですよ」とまたもマタドールのように挑発
つくづくこのサイコマンはスペインに縁の深い超人だよな
プラネットマンはまたもリングストーンを吐き出しますがあっさり交わされる
「無駄です、下等超人の攻撃などこの完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)がくらうわけがありません」と既にバッファローマンの攻撃やプラネットマンのソバットやジャンピングニーをくらいまくってるのにホラを吹くサイコマン
再度プラネットマンの背後に現れ「邪魔な物は向こうへ追いやりましょう」とプラネットリングをリング外に蹴り飛ばしてしまう
「これであなたは手も足も出ない」とプラネットマンに強烈な裏拳を叩きこむサイコマン
それを見て何か恐怖におののくバッファローマンの表情がカットイン
さらにネックハンギングツリーでプラネットマンを締め上げるサイコマン
その両腕を引きはがそうとするプラネットマンだがサイコマンは「バッファローマンさん、この惑星さんに教えてやってくれませんかね?この私の握力があなたの僧帽筋と胸ぐらの皮膚を毟り、渾身の力で放ったハリケーン・ミキサーを軽々と止めてみせたことを」と自画自賛でバッファローマンに話を振る
「グゥ~」と毟られた箇所を触りながら呻いてしまうバッファローマン
でもあの毟られた部分って結局オーバーボディみたいなもんじゃないの?
皮膚の下に皮膚があるとかわけのわからない体質だからなこのこって牛は
すると突然「ハッ」と何かひらめいたサイコマン
「いいですね~この惑星さんの月の顔(ムーンフェイス)をヘシ折って私の悪趣味な部屋のルームライトにするというのは~」とますますサイコチックかつサイケデリックな発想を口にするオネエ野郎
しかしプラネットマンは「オレの顔は月じゃねぇぜ」と言うものの、存在を否定されたバルカンの事を口にするのはさすがに気が引けるのかそれ以上は語らず
でも1990年当時ならまだ「グレーゾーン」だったから言えるかもしれないし
でもこの作品が描かれてるのは2014年だし・・・
足首の冥王星共々「1990年時点のお話」として間違った認識をドヤ顔で語るしかないのかな・・・
そして惑星さんは「太陽系惑星で環っかがあるのは土星だけじゃねぇ・・・実は木星にも環があってなぁ」と言うと胴体部分のたすきみてーなあのベルトが突然ゴワゴワと動き始める
そしてどうやってサイコマンの両腕をすり抜けたのかプラネットマンは両腕にそのベルトを掴む「物理的に可能なのか?」な不自然な描写が実行される(笑)
その「ジュピターリング」で縦にサイコマンを軽く切り裂きネックハンギングツリーから脱出した惑星さん
そしてプラネットリングを念力か何かで呼び寄せて腰に装着しスピアーをキメる惑星さん
いちいち戻したのは腰にプラネットリングがないと「しっくりこない」から??
そしてサイコマンをカナディアンバックブリーカーに捉える
「こんなカナディアンバックブリーカーで私を料理できるとお思いですか?効きませんねぇ」とサイコ
そもそもカナディアンバックブリーカーを決め技にしてるプロレスラーもほとんどいなかったよね
昔はストロング小林とかブルーノサンマルチノとかいたみたいだけど・・・
するとプラネットマンは「お前のすぐ真下(左側でかついでるから左肩ね)にある火星には太陽系で一番高い標高2万7000メートルの火山、オリンポス山がある!」と告げる
するとなんとプラネットマンの火星のショルダーがムクムクとまるでアレみてーに隆起しそしてオリンポス火山の形となった突起から大量のマグマが噴火する「オリンポスボルケーノ」という大技・・・というより曲芸じみた技でサイコマンを吹っ飛ばすがほとんどダメージもないようだし・・・
とにかくムクムクと隆起した突起の先端部からドピュドピュドパーっと大量に放出されちまった!!
落下してきたサイコマンはコーナーの鉄柱に頭から激突
パワーアップ・ハリケーンミキサーをくらったケンダマンみたいな状態
「そ~ら忘れもんだ」ってやつだ
しかし依然としてノーダメージのポーカーフェイス
効いてるかどうかもはっきりしないつくづく闘いにくそうな相手
オネエ野郎は「プラネットマン」と呼ぶのが長ったらしいから嫌なのか、単に名前を呼ぶ価値もないという北斗の拳のラオウ的上から目線なのかわからないが、一貫して「惑星さん」という呼称に統一して「惑星さん、あなたいろいろと技にバリエーションがあるみたいですが、この私も完璧超人のイリュージョニストであることを忘れてもらってはこまります」と自らの頭部を支点として激しく回転をし始める
そしてイグニシォンドレスを敢行しプラネットマンの胸部を軽く切り裂く
「下等超人はおとなしく処刑されればいいのですよ」と今度は背後からイグニシォンドレスを狙うサイコマン
しかしそれをかわしたプラネットマン
フライングヘッドシザースのような感じで足を首に絡ませる
サイコマンは「素晴らしい体さばきですがこの私には・・・」と語るもののみるみる体が氷ついてイく・・・
昔懐かしの氷点下の首四の字がついに炸裂したところで今回は終わり
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ある意味プラネットマンのフェイバリットとも言える氷点下の首四の字が炸裂!!
惑星の定義から外されてしまった冥王星の悲哀などおかまいなしって感じでキマってるぜ
キン肉マンは「ウルフマンパワー」がなければその後のニードロップで粉々にされてしまうところだったし
しかしサイコマンは炎の使い手っぽいし脱出できるんだろうね
ロビンマスクとサイコマンにはこの氷点下の首四の字は効かないのかもしれない
逆にプラネットマンも右肩右手首は火星・金星と灼熱惑星で占められてるわけだから、
何か「灼熱系」の技を出してみても面白いかもしれないね
あとはグランドクロスと惑星直列くらいまで出せば「やり切った」という感じかな?
とりあえず今回はほぼプラネットマンの「攻撃ターン」だった
次週予告煽りでは「次回、怒涛のプラネットマンの攻撃にサイコマンKO寸前・・・!?」といかにもガセっぽい内容
あ~でも「KO寸前?」ってことはKOされるわけじゃなく単にプラネットマンがひとしきり攻撃パターンを出し切るというプロレス的に言えば「サイコマンが相手の技を全て受け切った」状態になるってことかな?
プラネットマンが本当に神から太陽系を受け継いだのかわからないが、
サイコマンだって太陽系が誕生した46億年前よりさらに昔から生きているとんでもない天文学的長寿生物なわけで
完璧超人始祖はそれぞれは弱い・・・というか長年墓場に閉じこもって狭い世界に浸ったことで自己を高めようとしなかったからなのか弱体化したような連中ばかりだけど地球や太陽系が誕生する前から生きてるというだけでもある意味「神」的存在ではあるかもしれない
先月のグランドジャンプの読み切りのタイラントも最低でも100万年以上生きてるという設定でもザコだったが、そんだけ長く生きてるってだけでもすごいことだし、当然その間に蓄積された知識や経験は天文学的なものであり、それはやはり大きな武器であることには変わりないんだから・・・
結局は、「長く生きていても肉体は衰えない」存在は強いということ
Ⅱ世の話だけど歳を取らないウォーズマンや再生アシュラマンや肉体の老化・衰えを山中での食生活とトレーニングで阻止したネプチューンマンなど見てるとそれが良く出ている
そう考えると不老不死の力を与えられている無量大数軍の連中はもう少し強くても良さそうなもんだけどね
マーベラスとピークア・ブーはまだ20代かそこらみたいだけど・・・
とにかく、今夜はそんな悠久の歴史に思いを馳せながら次回を待つしましょうか
次回は5月26日発売です
馳浩

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