キン肉マン 週プレ最新作 第156話 「許されざる内紛!!」 感想(あらすじネタバレ含む)
突如現れたシルバーマンは超人閻魔様を指さして「間違ってるのはお前だ」と突きつける
あ~あ・・・こんなこと言っちゃって・・・閻魔様めっちゃキレるぞこりゃ
ただでさえ目が血走ってるってのに
「許されざる世界樹」の下で「許されざる内紛」が勃発か・・・
たまりません
シルバー野郎は回をまたいで相変わらずつらつらとよく喋る
「超人という種を神が認める完璧な存在に鍛え直す。かつて本物の神だったあなたが下界へ降り立ち、一超人となった最初の理由はそうでした。その言葉を実践すべく、あなたは僕たちを救い、完璧を目指して鍛え上げてくれた。恩人であり尊敬する偉大な師だ。それは今でも変わらない。でも今のあなたはかつてあれほど慈しみ愛してきた超人達の方を向いていないのではないのですか?」と問うシルバー
閻魔様はずっと血走った目をギョロつかせるだけで無言
「超人を育てるのではなく利用しようとしている。そんなあなたは見たくない。だから僕は兄に賛同したのです。とうとうあなたに引導を渡す日が来たのだと」とついに閻魔様の首を取る宣言まで口にするシルバーマン
すると閻魔様が重い口を開く
「ゴールドマンにジャスティスマン、お前たちもシルバーと同意見だというのか?だから私を見限ったのだと・・・」
将軍様もジャスティスマンも無言のまま何も返さない
ここでキルハット(八つ裂きハット)を目深にかぶって目を見えなくして俯いているサイコマンが「すべては変わってしまたのですね。時の流れというのは残酷なものです。私の唯一の理解者だと信じて疑わなかったあなたがそんなことを言うようになってしまっただなんてね。そうですか、他の者はともかくシルバーマンまで・・・」とまで言うと突然目を見開いてシルバーマンを手招き「わかりました、では闘いましょう!どちらの言い分が正しいか、どちらの歩んだ道が正しかったのか、闘って決めましょうよ。あなたと私・・・二人だけで久々に・・・ね」とちょっとアブない感じでシルバーマンに対戦要求をする
シルバーマンも「ああ、そのために僕はやってきたんだよ」と返すと再び戦闘スタイルのマスクをシャキンと装着する
動揺するキン肉マンに「キン肉マン!いや我が子孫キン肉スグルよ。見ていなさい、この私の闘いを。そして考えるのです。私が後世の正義超人に何を期待していたのか。そしてこの先の未来、あなたたちがどう生きるべきなのかをね」と子孫に対しては一人称は「私」で語り掛けるシルバーマン
キン肉マンも「はい、開祖シルバーマン!現代のキン肉族を預かる者として、この第58代キン肉星大王・キン肉スグル、勉強させて頂きます」と柄にもない最上級の敬語で答える
キン肉マンがここまでの敬語を使う相手などカメハメと超人の神しかいない・・・
シルバーマンも「ウン、いい返事だ」と返すと、同じく自分にとっては子孫であるネメシスに対しても「ネメシス、キミもね」と語り掛ける
ネメシスもさすがにご先祖さまには逆らえないのか「クッ」と口にするだけで拒むこともできない
憎悪するキン肉一族の血であっても、完璧超人としても格上の存在であるシルバーマンだけに尚更か
サイコ野郎はニャガニャガ言いながら「リングはここでいいでしょう。あなたがかつて下等超人どもを大虐殺したこのリング。あの日のことを思い返すと私は今でもゾクゾクしますよ」と目を爛々とさせながら語り、その背景には正義超人の開祖であるシルバーマンが当時の「下等超人」をヘッドロックで脳天を潰したり、蹴りで胴を貫いたり、ベアハッグで体を真っ二つにしてしまったりと悪魔のような残虐ファイトをしている姿が描かれる
「そのあなたとこうしてここで闘えるなんてこんな楽しい余興はありません。周りにはたくさんのお客さんもいることですしね」と語るサイコマンに対し、委員長の部下超人(?)のノックが「やめなさい!この許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)のサイフォンリングはキミたちの用意したものかもしれませんが、試合形式は我が宇宙超人委員会の超人レスリング競技者(アスレチックコミッション)統一ルールに則って行われると約束したはず!」とホモみたいなツラして絶叫する
さらにこのホモ野郎は「つまり一つのサイフォンリングでは一人が一人を相手にしなければならず、一人が二人と闘うのは重大なルール違反となります。宇宙超人委員会も超人レスラーの体へのダメージの蓄積を心配していて・・・」とまで大声でまくしたてるとサイコマンが「なめてはいけませんよー!」と絶叫で返してうるさいノックの口を黙らせる
「私は完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)。本日、下等超人ども何人かと闘いましたがノーダメージです!むしろ体の心配をしてさしあげるならシルバーマンさん、そちらのお方は長い間キン肉大神殿に祀られていて少々試合勘が鈍っておいでではないかと」とここまで穏やかに語ると突然劇画チックな表情になって「超人レスラーの体調を管理するならむしろシルバーさんの方ではないのですかぁ~!」と激昂する
ホモ野郎ノックは「ヒョエ~」とか言いながら委員長(ハラボテ・マッスル)に抱き付く
ゲイの世界じゃマジで委員長みたいな体型風貌年恰好の熟年男性がかなりモテる
こいつは・・・やはり・・・
抱き付かれた委員長は威厳を保ったまま「いいんじゃないか」とノックに告げる
「両者ともに依存がなければ」とシルバーマンに意向を伺うとシルバーマンも「もちろん私はかまいませんよ」と返す
委員長(ハラボテボテ・マッスル)はそれを受けてマイクを激しく握りしめると「ではこれより宇宙超人委員会認定の下、許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)でのエクストラマッチ、サイコマンVSシルバーマンの開催をここに宣言する」と場内にアナウンスする
それにしてもなんなんだこのノックという奴は・・・
何十億年も生きている人生の大先輩の完璧超人始祖に対して「キミたち」とか偉そうに
あ~こいつそうだ・・・Ⅱ世にもいたな
Ⅱ世じゃもっと喋るシーン多いキャラだったのにな
なんでこっちの時代にもいるんだ?
Ⅱ世はパラレルワールド感が強いけどこいつがいるんじゃイケメン・マッスルとかジャクリーンも・・・
それにつけてもサイコマンはグリムリパー時代を含めてこれで本日4戦目
特にグリムリパー時代のバッファローマン戦と先ほどのブロッケンJr.戦は結構な攻撃を受けているし「ノーダメージ」ってことはさすがにないだろう
しかもブロッケンジュニア戦から「連戦」である
この作品で一日4試合も連戦で闘ったのは王位編のマンモスマンだけだけど、あれは相手がみんなザコだったし、サイコマンが本日闘った相手は皆一線級の相手だから比較にならない
ただ、同じキャラの試合を連続で描くのはどうか
ここは違う試合を挟んでからでもよかったんじゃないだろうか
なんだか「サイコマンフェスティバル2016」みたいな雰囲気になってきたな・・・
だったらいっそのこと「キンターマンフェスティバル2016」も開催したらどうなんだ?
キンターマンもたまには毎日フル稼働させてみればそれはそれで盛り上がると思うぞ?
月火水木キンターマンは日曜日も休めない
そんなサイコマンに完膚なきまでにヤられたブロッケンを救急車に乗せるキン肉マン
担架に乗せながら「ようやったブロッケン、ゆっくり休んでくれ」と語り掛けるキン肉マンだが失神状態のブロッケンは返事無し
相変わらず会話がほとんどない・・・ぶっちゃけあまり仲が良いとも思えない微妙な関係のこの2人
ドラゴンボールの悟空とチャオズの関係にスゴク似てる・・・
そういや悟空とクリリンの関係もキン肉マンとテリーマンの関係にすごく似てるな
とにかくシルバーマンは「トァァー!」とか言いながらジャンプしているのか空を飛んでいるのかどっちとも言えない飛翔で一気に4Fのリングに立つ
サイコマンは「私たち始まりの11人が共に暮らしていた太古のあの日々の中、私が最も数多くのスパーリングを重ねたのがあなたでした、シルバーマン」と語り掛ける
「あぁ、僕もそうだサイコマン」と返すシルバーマン
「当時の私たちの対戦成績は覚えておいでですか?」とサイコマン
「忘れるわけもない。勝った数も負けた数もちょうど同じ五分だった」とシルバーマン
なんとサイコマンはシルバーマンと五分の実力を持つとんでもない想像以上の強者だった
こりゃジャスティスマンやゴールドマン級じゃなあないか!!
それにしても対戦成績が全く同じ勝敗の数とかちょっと都合良すぎるな(笑)
「ちゃんと覚えてくれているじゃああ~りませんか。嬉しいですね。だからこそ今日の闘いで決着をつけましょう。私たちが別々の道を歩んだあの日から実力差が付いたとすれば、それはお互いの生き様の差です。あなたと私、どちらの生き様が正しかったか。それを決めるのにこれ以上ふさわしい方法はありません」とサイコマン・・・ホント良く喋るなコイツは・・・
「あぁ、勝ってキミと再びわかちあう。それが僕の願いなんだから」と口だけじゃなく鼻まで覆われて呼吸がめっちゃ苦しそうな戦闘スタイルマスクのままマントも脱がずに臨戦態勢に入るシルバーマン
またサイコマンと「わかちあう」ことが目的ということはサイコマンを殺す意思はなさそう
太古に下等超人は惨殺しまくったくせに
おしゃべりサイコ野郎もニャガニャガ言いながら「奇遇ですね、私も同じ考えです。では始めましょうか!」とこちらもシルバーマンを殺す意思はない様子
こんだけ性格悪いとシルバーマンしか友達いないだろうしただ1人の友達なら殺すわけにはいかないもんね
1日4試合目のサイコマンの闘いがいよいよ始まる
長年マスクだけになって神殿に祀られていただけのシルバーマンの試合勘はどうなのか
そもそもどうやって肉体を得て復活したのか(それは将軍様もだけど)何の説明もなく試合開始で今回はここで終わり
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普通に考えればサイコマンは条件が不利すぎる
ブロッケンのブレーメンサンセットもゾーリンゲンの鈍色刃も結構効いてた表情だったし
こんなんでシルバーマンに勝てるとは普通に考えたらありえない
そもそもこんだけ満を持して登場したシルバーマンがいきなり負けるとかもっとありえない
いくらサイコマンが最大の必殺技をまだ温存してるからってどう考えたってシルバーマンの勝ちだろう
別々の道を歩んだ2人の実力の差は決して小さくはないだろうし
でもそうなるといよいよ完璧側は閻魔様とネメシスの2人だけになっちまう
キン肉マンがネメシスと闘って閻魔様が将軍様と闘う組み合わせになるのかな?
ウォーズマンとサンシャインは出番なしか・・・
やはりネプチューンマンとオメガマンの登場が必要になりそうだ
敵側のコマが少なすぎる
ジャスティスマンも仲間になった(?)にしてもまだ闘えそうだし・・・
どうなるんだろう
圧倒的にコマが足りない完璧超人陣営
閻魔様がいくら強くても1人でずっと闘い続けるわけにもいかないだろう
体力面よりもそんな展開じゃ読者が飽きてしまう(笑)
当然ゆでたまご先生も今後の構想は既に考えているんだろうけど・・・
それにしても前回のラストで「次回、サイコマンご乱心・・・!?」とされていた次回予告はなんだったんだ
サイコマン全然冷静だったじゃねぇか
ジャンプ誌上の次回予告も全くアテにならないもんだったけどそれはプレイボーイも一緒だね
「ガセの次回予告」が好きなのは集英社の社風なんだろうね
いや小学館のマンガもそうだったな
完全にウケ狙いの予告もあったよな
キン肉マン 週プレ最新作 第156話 「許されざる内紛!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は1月25日発売です