キン肉マン 矛盾


「キン肉マン」とは矛盾を楽しむ漫画である
それほど矛盾に満ちた荒唐無稽な作品であり、
話の整合性などを気にしていたらとても読み続けられるものではない
作者のゆでたまご先生も「マンガはツッコミ所が多い方が面白い」という考えを持っている
実際に先生方もマンガを読んでいて矛盾や作画ミスを「間違い探し」的に楽しんでいたタイプとのこと

簡単に言えば「ツッコミながら読むマンガ」ということでもある
だがその突っ込むべき矛盾点に気づかなければその楽しみは半減してしまうことになる
だからこのオレもこの糞ブログ内でいちいち細かい事をあれこれツッコミまくっている
あなたがまだ気づいていない箇所がここで新たに発見されれば幸いである
とりあえずあなたも大いに感じているであろう代表的な矛盾も含めてここに1つ1つつらつらと挙げていくことにする

なんで巨大化しないの?

初期は巨大化して怪獣や某カナダ超人と戦っていたキン肉マン・テリーマン・ロビンマスク
しかし後期のプロレス風真剣バトルになると巨大化能力を全く使おうとしない
巨大化してしまえば悪魔将軍だってマンモスマンだってプチッと踏みつぶしてしまえば楽勝なのにね

どうして空を飛ばないの?

初期シリーズでは鳥のように自由に空を飛んでいた正義超人たち

その後真剣バトル編で飛べば助かるようなシーンが再三あるのに普通の人間のように「飛べない」前提になってしまっている

ウォーズマンの体内でもいちいち骨をよじ登らなくても飛べばさっさと5重のリングの最上階に行けたのに

そもそもウォーズマンは横になって寝ているのに背骨はなぜ縦にまっすぐ伸びているんだとか・・・

とにかく超人たちは「翼」を失ったんだと読者としては無理やり脳内補完していた・・・

しかし、新作の無量大数軍との戦いで試合場の移動時に飛ぶ能力が平然と再び描かれる事となった・・・

だったらなぜ・・・今まで飛ばなかったんだ・・・

なぜ・・・僕を殴ってくれないんだ父さん・・・

消える超人

7人の悪魔超人編で最初に登場していた悪魔超人が、翌週には別の超人になっている
消えた超人で有名なプリプリマンなどその1人
アトランティスは一週間で大幅な減量に成功している
テリーマンを大苦戦させたスカイマンもなぜかそれ以降表舞台からはほぼ姿を消す

消える設定

ロビンマスクは二度と戦えない体になったとか、もう若い力は残っていないとか言いながら普通にその後も戦い続け、最終シリーズでは自分の超人強度の100倍以上もの相手を倒すほどの下克上まで成し遂げるほど「大成長」を遂げる

逆にウォーズマンは相手の次の攻撃が読めるというチート級の能力があったのに、正義超人入りしてからはほとんど生かされることがなく大幅弱体化する

サンシャインは砂の肉体故に一切の物理攻撃は無効(ダメージゼロ)であると豪語していたが、超人タッグ編ではその崩壊ぶりが酷い

最初のジェロニモとのマッチアップの際にスープレックスで脳天を鉄柱に叩きつけられた際はその設定を口にしてノーダメージを装っていたが、その後はテリーマンのパンチのラッシュに悶絶し、テキサスクローバーホールドでギブアップを口にしかけるほど

続くマッスルブラザーズ戦では全ての物理攻撃が通りまくり、最後は普通にマッスルドッキングでKOされ、挙句にネプチューンマンのダブルレッグスープレックスをくらって死んでしまいました・・・

砂なのになんでダブルレッグスープレックスくらって死んじゃうの?

そのネプチューンマンは最初の頃だけ自分の左腕を「硬度10・ダイアモンドアーム」と称していたが、結局硬度10らしき描写を見せることはなく、いつしか口にもしなくなり本人にとってはもうこれは厨二病から発してしまった「黒歴史」なのかな?

Diamonds Are Forever

そのタッグ編決勝でマッスルブラザーズはマッスルドッキングをしかけたくても巨体を誇るネプチューンマン(210㎏)と武道(320㎏)を自力では持ち上げられないということで、マグネットパワー使用時の浮遊力を利用してマッスルドッキングをしかけたが、結局2本目の最後は自力で普通に持ち上げてマッスルドッキングを成功させちまっている

そもそも準決勝のはぐれ悪魔コンビはアシュラマンが200㎏とネプチューンマンと大差ない重さで、サンシャインに至っては1トンという武道を圧倒的に上回る重さがありながら普通に持ち上げていたのになぜ今更210㎏と310㎏が持ち上げられないんだ?

ネプチューンマンと武道の足腰がめちゃくちゃ鍛えられていて踏ん張る力が強かったということか?

いや、絶対そこまで考えての描写じゃない(笑)

行き当たりばったりで「この2人は重そうやな・・・持ち上げられんことにしとこ」(某S先生の心の声)

↓数か月後
「いよいよ超人タッグ編も終わりやな・・・。自らの腕をアポロンウインドウの鍵にするというのはちょっと無理ありすぎたかもしれへんな・・・。まぁええわ。そんなことよりも次の王位編がすぐ始まるから王位編の設定考えてとかなあかんでこれは・・・。次シリーズの事を考えるとバッファローマンは生きてたことにしといたほうがええな。ウルフマンもよう考えたら生きてたのに殺してもうたけどコイツはもう描いても人気出ないし捨てキャラやな。とりあえずまずはこの試合を終わらせなあかん。試合の締めはもちろんマッスルドッキングと・・・あれ?確かこの試合の序盤でマッスルドッキングになにか制約加えてたような・・・ま、ええわ。もう忘れたわ。時間ないねん。そもそもキン肉マンもアポロンウインドウロックしててそこからどうやって一瞬でリング戻っとんねん。瞬間移動か?我ながら突っ込まずにはいられへんわ。いちびっとったらあかんで!ハイとにかくこれで超人タッグ編終了~。ネプキンはミイラでしたとさ~。“この世で唯一完璧なもの、それは正義超人の友情や”我ながらカッコいいコピーが浮かんだで~」(某S先生の心の声)ってな感じで描き進めてしまったんでは?

注)これらのセリフはこのブログの糞管理人の勝手なる妄想です

某S先生ゴメンなさい

某S先生、一生ついてイキます!

さらにツッコミを加えさせて頂くとすると、超人オリンピックで1トンや2トンの怪獣を持ち上げてきたキン肉マンやテリーマンやキンターマンである

スペシャルマンごときでも10トンの鉄の塊を持ち上げるというテリーマンのセリフもあった
ましてテリーは続く王位編では100トンの鉄球やバーベルを持ち上げてもいる
それがたかが210㎏と320㎏を持ち上げられないとは・・・

まして超人の世界じゃ210㎏なんてそれほど重量級でもないだろうに・・・
人間のゴールドバーグだっ230㎏のビッグ・ショーをジャックハマー完成させて・・・というよりその前のブレーンバスターの体勢を完全に垂直に持ち上げているからね

もちろんあれはプロレスだからビッグショーも一緒にジャンプして技の成功を協力してるだろうし、まちがっても踏ん張ったりなんてしないだろうから、真剣勝負の殺し合いである超人格闘技の世界と一緒にはできないけどさ

そもそもマッスルドッキングをしかけるのはジャックハマーを成功させるより何百倍も難しい(と、いうか不可能)から比較する意味もないか

ただそれ以前にあの場面ではたかが210㎏のネプチューンマンに踏ん張られて持ち上げることすらできず、逆に軽々とブレーンバスターで返されてしまっていたけど

消える物理法則

100万パワーのウォーズマンが両手にベアークローを装着しただけで倍の200万パワーになり、
その後普段の3倍のジャンプやら回転やら…

重いもののほうが早く落下するとか…

消える猜疑心

初代キン肉マングレートがその正体であるグレート・カメハメが死亡して、テリーマンが2代目キン肉マングレートとしてキン肉マンにナイショでタッグを組み続けることになり、はくれ悪魔コンビ戦で肌の色、ヘル・ミッショネルズ戦で髪の色によりキン肉マンから「お前カメハメじゃないだろ?」的な疑いを向けられタッグ崩壊の危機に再三見舞われるわけだけど、一番おかしいのはカメハメが死亡した控え室にキン肉マンが丸太でドアをブチ抜いて入ってきた時のことだ

その時のテリーマンは頭にマスクを被っただけで肌は白人特色のピンクがかった真っ白肌な上に、コスチュームも誰がどう見てもテリーマンと丸わかりなスターエンブレム入りの派手派手青パンツと青のリングシューズのまんま

普通に見れば「テリーマン、グレートのマスク被ってナニしてんの?」というセリフが出てくるのが当然のシーンだが、なぜかこの時のキン肉マンはその溢れるような猜疑心が全く発揮されず普通に「おお師匠!もう怪我の方がいいんですか?・・・中略・・・ところでジェロニモがここ2,3日が生死のヤマで・・・今夜が山田」などと話し続けるわけで・・・バカです

その後は試合中にも関わらず再三グレートが別人になったんじゃないかと散々疑うくせに

ただあの控え室薄暗いからそれで肌の色とか気にならなかったのかもやしれないけれど・・・さすがにコスチュームまでは・・・いやそもそも褐色の肌と白人のあの雪のようになまっ白い肌がいくら薄暗いからってその違いに気づかないわけがない!!

消える死生観

地獄のネジ回しをくらっても生きていたはずのウルフマンがいつの間にか死んでいて、王位編冒頭で死んだはずのフェニックスの母が、最終話近くになって突然現れたりする(アニメ版では超人預言書を書いた「預言者」なる神をも上回るような人物が現れソイツに生き返らせてもらう描写があるが)

そもそもザ・ニンジャとかウルフマンとかブラックホールとか何の説明もなく生き返っている超人が多すぎる。超人墓場の登場である程度説明はつくが…

また、同じ超人タッグ編で明らかに「死んだ」描写だったバッファローマンもその後のシリーズで普通に生きているし、Ⅱ世では一週間後にピンピンして試合までしている。決勝戦で亡霊として登場までしていたのに

アニメ版だとその死生観はさらにいい加減なモノになっていく。同じタッグ編の話だがウォーズマンは原作ではクロスボンバーで即死するはずだが、アニメ版では試合後に武道にトーナメントマウンテンから投げ捨てられカメラマンの餌食になっている時に普通に生きている

次のニューマシンガンズVSはぐれ悪魔コンビの試合でまりしゃんとナツコからもらったハンカチで顔を隠しながら普通に立ってロビンマスクと仲良く一緒に試合を見て解説までしている元気さである

さらに2000万パワーズVSヘル・ミッショネルズ戦で金網のトラウマに苦しむモンゴルマンに対しマスクからベアークローを放つシーンでもまだ「医務室で療養中」とのことで、この段階に来ても死亡扱いにはなっていないが、やはり決勝戦までの間に容体が悪化したのか、翌日には人知れずひっそりと死んでいて、Wマグネットパワーの際の亡霊超人の中では最も長くマグネットパワーを耐えていた

同様にウルフマン・・・いやさリキシマンの生死判断もさらにいい加減なものになっている

超人師弟コンビがカメラマンの餌食になっている時救出に入っているのまでは原作と同じだが、アニメ版ではさらに2回戦のマッスルブラザーズVSはぐれ悪魔コンビで、悪魔超人の亡霊を利用する悪魔側に対し原作ではブロッケンJr.だけが悪霊退治に霊界ポケットに飛び込むわけだが、アニメ版ではこの段階までまだウルフマン(リキシマン)がピンピンして生きている!

当然ブロッケンと一緒にポケットに飛び込むことになる

結局マウンテンに2人揃って返り討ちにされるが、この段階まで生きていることにしてその後ひっそり殺すのは無理がありすぎる

原作ではその試合中にアシュラマンが「死んだ超人の腕」としてウルフマンの腕を奪ってそれがニョキニョキと生えてくる描写があるが、アニメ版ではウルフマン(リキシマン)をその試合の中でもまだ生かしていたこともあり、上段のカメハメの腕だけクローズアップさせて、中段・下段の本来ならウルフマンとジェロニモの腕が生えてくる箇所は何の変哲もない他の個所と同じ腕が生えてきて、ウルフマン(リキシマン)の腕に関してはスルーをキメこんだ

その後の2000万パワーズVSヘル・ミッショネルズ戦でも序盤は観戦している姿が描かれまだこの段階でも生きていやがる!

しかし、トーナメントマウンテンが摩周湖に移動した際にパートナーのブロッケンJr.は無事移動しているが、ウルフマン(リキシマン)は摩周湖では一切姿を見せなかったことから、あのわけのわからない移動の際に発生した激しい地震と地殻変動で傷口が開いて死んでしまったと考えるのが妥当だろう

そして原作同様に決勝戦終盤でのWマグネットパワーからキン肉マンを守る「亡霊超人大集合」の際は普通に亡霊になっている

そしてこの場面に登場する亡霊の中でもう1人気になるのはバッファローマンである

準決勝のヘル・ミッショネルズ戦でサンダーサーベルを背中と太ももに突き刺されて死亡したような描写だったが、後にあれは生きていたことになり、「キン肉マンⅡ世」ではその一週間後の「究極の超人タッグ戦」に普通にリングに立って戦ってしまっているのである

だがここで亡霊として登場しているってことはやっぱりこの時点では死んだということにしていたんだろう

しかし王位編では同じく地獄のキャンバスの悪霊として登場していたザ・ニンジャや、先述したウルフマン(リキシマン)、最後に大阪城にかけつけていたペンタゴンなどと共に何の説明もなく復活しているのである

ウォーズマンだけは生き返るのにあんなに苦労してるのになぜこいつらは簡単に生き返れるんだ・・・

結局、ウルフマン(リキシマン)もウォーズマンもウルフマンもバッファローマンもタッグ決勝でWマグネットパワーに引き寄せられまいと踏ん張るキン肉マンを支える亡霊超人として姿が浮かぶ事になるわけだが、正直「いつ死んだの?」という話である

とにかくこのマンガは生きてるのか死んだのかもはっきり描かないいい加減さも大きな特徴である
先述したタッグ編のバッファローマンがその象徴だろう

そして、原作中でもペンタゴン、ブラックホール、ザ・ニンジャ、ウルフマン、そして最初の超人オリンピック予選のバトルロイヤルで全員死亡したフランス代表のルピーンやアフリカ代表のザ・キンターマンや銅ベルマン・スフィンクスなど8人の超人たちが「何の説明もなく」生き返っている

生きてるのか死んでるのかもわからなければ、死んだら死んだで簡単にかつ何の説明もなくポンポンポンポン生き返ってきてしまう生死に頓着しない漫画である

その度合いは「死んだってドラゴンボールで生き返らせればいいや」的発想に逃げがちで命の軽さが問題視されたドラゴンボール以上のものである

まして最終回ではフェイスフラッシュによる「死者復活祭」状態にまで発展するわけで・・・

消える距離感

王位編で、キン肉マンがミキサー大帝に破れ、ミートがミキサー大帝と対戦し終わり、次のキング・ザ・100トン戦序盤で徹底的に痛ぶられるまでのわずかな間にアメリカとイギリスから熊本までやってきたテリーマンとロビンマスク。初期設定の空を飛ぶ能力を一時的に解禁したとしてもありえないほどの速さ。それでいて王位編のラストでは大阪近郊の病院に入院していたテリーマン達が大阪城まで行くのにそこそこな時間かかったり…

消える方向感覚

そのアメリカやイギリスから熊本へ向うテリーマンとロビンマスクだが、なぜか二人とも日本の東北以北に上陸している。そしてそこからは走って熊本まで向っている

そもそもこの2人は日本までどのような交通手段で来たのかが謎である

飛行機でも最新鋭のステルス音速軍機を使ったところでミートVSミキサー大帝戦とミートVSキング・ザ・100トン戦の序盤程度の時間であの距離を一瞬で移動できる飛行手段など当時でも現在でも存在しない

おそらく二人は初期の設定以来消えていた空を飛ぶ設定を「解禁」したと思われる

それもかなりの速度

実際、アニメ版では空を飛んでいる上に、航空機を追い抜くほどの速度で飛行している部分まで描かれているしかしなぜ東北以北に着陸したのか?

そしてそこからなぜ飛ばずにわざわざ走る事にしたのか?

これもアニメでは吹雪が酷くて位置の把握ができないと言う理由で地上に降りて走っているが、方向感覚が狂っていたとしか思えない行動である

しかも福島から熊本まで走ったとしても既に会津若松城付近でのいざこざ時点でミートVS100トン戦は始まっていたのに、走ってもとんでもない高速で熊本まで到達している・・・

結局やっぱり飛んだのか?

どっちみちミートが数時間も100トンに殴られ続けて粘ったとは描写からもどう見ても考えられず、この2人は音速レベルやあるいはそれを上回る速度で移動したことになる

「超人だから」と言ってもありえないほどの速さ

それだけの速さを持ちながらも福島以北に上陸する土地勘のなさ

どっちも親日家で日本には慣れ親しんでる2人なのに・・・

消える性格

上述の通り、「音速を超える貴公子」状態でキン肉マンチームに加勢に向うテリーマンとロビンマスクをキン肉マン・スーパー・フェニックスは「デスボディ・シュート」で助けキン肉マンチームが強力化することに手を貸した

また、大阪城決戦では一度戦列を外れたキン肉マンを再度試合に参加させることを認めたり、「敵は大きければ大きいほど倒し甲斐がある」というカッコいい姿勢を誇っていた

・・・が、ウォーズマンの闇討ちにより露骨に不戦勝を狙ったり、「卑劣」の粋を尽くした大阪城地下迷宮やら、実力で倒せないラーメンマンに対しジャングルジム解体にて転落死させようとする姿勢やらで戦わずしてキン肉マンチームを不戦敗にさせようとしたりする見苦しいまでの小悪党ぶりも発揮

マンモスマンなどはこのような卑劣な性格を見苦しいと思わなかったんだろうか・・・?

あの勇ましい性格はどこへ?

結局相手を強くしたいの?

それとも不戦勝狙い?

・・・精神分裂性??


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