キン肉マン キャラクター(登場人物) キン肉マンスーパー・フェニックス(フェニックスマン)について
身長190㎝
体重114㎏
超人強度:1億パワー
名言:「いけないなぁ!神のことを悪く言っては!!」、「オレの負けだキン肉マン。今までのことは許してくれ・・・」
王位争奪編・運命の5王子の1人であり、ジャンプ連載時の「ラスボス」である
元々は「フェニックス太郎」といういかにもやっつけな名前の父親と、いろいろアレな性格のフェニックスシズ子という貧乏夫婦の間に生まれ、出生時の大火事事件を経てボロボロのリヤカーに迎えられたが、そのリヤカーさえキン肉真弓・小百合夫妻が乗るリムジンに故意にしか思えない激突を受けおそらく大破。しかも病院の院長らしきひげのおっさんとナース数人が小百合を見送る中、シズ子は知らん顔という露骨すぎる扱いの違いを経て人生のスタートを切る
キン肉族というか超人は人間と比べて成長が早いのか、出生したばかりでまだ首もすわっていないような時なのにその時のリムジンの輝きや、その中にいるキン肉スグルに早くも嫉妬の炎を燃やすほど精神が発達していて、さらに生まれてからわずか「数か月後」には世界各国の言葉を2日で覚え、12桁の暗算が出来るようにもなり、幼稚園に入るころには大学生の勉強も出来るほどの天才的な頭脳を発揮するというまるでミートくんみたいな設定の幼年期を過ごすが、ぶっちゃけ大学の勉強よりも世界各国の言葉を2日で覚える方がよっぽど大変だと思うし寧ろそれって退化してるんじゃ・・・?
そんなこんなで王立幼稚園に特待生で入ると、またも本来なら地球に捨てられてるはずのキン肉スグルが王子という理由だけで九九も言えないのに(まー幼稚園なら無理もないが)のうのうと入学しているのを見てますますキン肉スグルへの憎悪を燃やす
その後、キン肉スグルは正史通り豚と間違えて地球に捨てられて、その後11年間真弓は種無しなのか小百合が不妊症気味なのかわからないが、新しい「お世継ぎ」が誕生することもなく、子作りを諦めた2人は不在となった王子の座を巡って「キン肉族新王子決定マッチ」を開催することになり、フェニックスマンは格闘技経験ゼロのド素人にもかかわらず、テコの原理やらスポーツ力学やら高等数学を駆使した「科学的レスリング」というわけのわからない戦闘スタイルで屈強なキン肉星人たちを倒し続け、ついに決勝戦まで進む
この決勝の相手は正史通りならキン肉マンと間違えられたクソ豚の「キング・トーン(イクエちゃん)」のはずであるが、フェニックスの回想シーンで描かれたその相手は変なガチムチ超人だった
ゆでたまご先生も疲れてたんだろう・・・
いちいち初期のストーリーなんて覚えていられないよね・・・
とりあえず、あとはそのガチムチ超人を「科学的レスリング」とやらでブッ殺すだけでキン肉星の王子の座が目前というところで、なぜかフェニックスシズ子が「夫の太郎が工事現場から足を滑らせて転落死した」と涙ながらに絶叫し試合を棄権させるという不可解な行動に出た為、掴みかけていたバラ色の日々が指と指の間をすり抜ける・・・Are you a believer ?
ぶっちゃけ決勝戦を闘い終わるまで待ってから一緒に帰ってもいいだろうに、なぜ決勝戦を放棄させてまですぐに父の亡骸の元へ急がせたのか・・・シズ子の行動はちょっと理解に苦しむ部分がある
父が事故死したんだからどんなに大事な大舞台であろうとそれを放棄してでもすぐかけつけるべきだという考えなんだろうけど・・・
挙句に見るからに不健康そうで幸薄そうなシズ子は病弱になり、息子の成功のチャンスをぶっ潰したどころか、息子に看病生活を強いるようになるが、その際に出生時の火事の話をして本当は王子様を連れてきてしまったかもしれないと意味のない気休めを言ったばかりにフェニックスマンはいよいよ屈折してしまった
ぶっちゃけ今更そんな話されても余計ガッカリするだけでフェニックスにとっても何のメリットもないだろう
そしてついにフェニックスマンはある日突然、邪悪神の首領格である知性の神に目を付けられその肉体に憑依され「キン肉マンスーパー・フェニックス」となり、強靭な筋肉と1億パワーという圧倒的な超人強度、そしていつ習得したのかキン肉星三大奥義の1つであるマッスル・リベンジャーを引っ提げて王位争奪編に参加する
団体戦である王位争奪編の中にあってフェニックスチームは1人1人が完璧超人以上の強さを持つとんでもない化け物4人で構成された最強チームであり、1回戦のキン肉マンビッグボディチーム戦は、マンモスマンが4人抜き(4人目は相打ちKOの“プロレス”を演じるがおそらく相手のキャノンボーラーは首の骨がヘシ折れて即死)を果たし、次鋒としてリングに上がると敵の大将であるビッグボディに早速マッスル・リベンジャーをお披露目して鉄柱に頭部を叩きつけてブッ殺しちまいました
2回戦のソルジャーチーム戦はソルジャーチームも正義・悪魔混合の「超人血盟軍」という強力チームであり、敵の大将がキン肉アタルという屈指の強者だったこともあり何度もKOされそうになったが、マンモスマンの献身的な働きや、アタルの超人預言書が燃やされたこともあり、キン肉アタルをもマッスルリベンジャーでブッ殺して、メンバー1人も失う事なく決勝戦進出を果たす
そしてキン肉マンチームとの決勝戦
最強チーム同士の激突となり壮絶な激戦となり、あの手この手で卑怯な手段を駆使してキン肉マンチームを試合以外の部分で追い詰めようとする小物感が際立つが、それでいてザ・サムライの加入やキン肉マンの再参加を認めたりと(ついでに言えば1回戦でもテリーマンとロビンマスクの熊本行きをヘルプして「敵は大きければ大きいほど倒し甲斐がある」と大物感を見せる発言もあった)、この作品だけでなくフェニックスの性格まで矛盾に満ちたものがある
さらに5人の邪悪の神がフェニックス1人に憑依してさらに強力なパワーを得る
この時超人強度が単純計算で5倍になったとしたら5億パワーという天文学的超人強度だ
しかしそれをも上回る「主人公補正」を持ち、火事場のクソ力、マッスル・スパーク、カメハメ100殺法、フェイスフラッシュ、そして友情パワーなど様々な恩恵を受けた「アルティメット・シング」と化したキン肉マンは、超・強敵揃いのフェニックスチームのメンバーを3人もブッ殺すという凄まじい活躍を見せ、その3人目としてフェニックスは7000万マッスル・スパークをくらってお陀仏となりました
が、キン肉マンはあんだけ苦しめられ、仲間を殺されたフェニックスを「家族」として受け入れる覚悟でその心臓にフェイスフラッシュを放ち生き返らせ、「オレの負けだキン肉マン・・・今までのことは許してくれ」→「許す事など何もない・・・さぁ帰ろう」→「友情とは・・・」と続くマンガ史上屈指のカッコ良さを誇る最終回を演出することになる
アニメ版では原作と違いキン肉マンはマリしゃんと結婚することになった為、余ったビビンバとかなり無理やり強引なカップリングで相思相愛になり、ラストのいろいろアレな牛丼パーティーのシーンではお互いに頬を赤らめながら牛丼を食べるシーンが描かれある意味原作の世界観をぶち壊しにされた気分になった
ラスボスかつ1億パワーという規格外の超人強度から、とんでもない強敵と思いがちだが、単体ではそれほど強かったというほどでもなく、この作品に於ける超人強度というものの形骸化を象徴するような超人で、敵キャラ最強(最もキン肉マンを苦しめた)超人は1500万パワーの悪魔将軍という見方が強い
得意技
・マッスル・リベンジャー
キン肉星3大奥義の1つ
壁画には空中頭突きの構図しか描かれていないのに、その後の「ノーヒント」な完成形に繋げるという、ある意味じゃ「ドルアーガの塔」を一切の攻略情報なしの完全初見でクリアする事に匹敵するほど困難な過程を経て習得したが、そもそもいつ習得したのかもはっきりせず、知性の神が憑依した時にそのまま授けたと考えた方が無難かもしれないが、実質KO率100%であり作中最強技の1つである
・超人牛裂き刑レイジング・オックス
相手の首をロープに引っ掛け、同じく反対側のロープを相手の両足首にひっかけて、ロープの力で相手の体を引き裂こうとする上に、ガラ空きのボディにニードロップをガンガン入れてダメージをより大きくさせようとする残酷技。激戦が続き心臓が弱っていたキン肉マンに対しては心臓にニードロップを落とすほど酷かった
・五体背骨手(ごたいはいこつしゅ)
相手の体の表面を一切傷つけずに体内から肋骨や背骨などを抜き取る中国の暗殺拳
・・・ってこんな技ホントにあんのかよ!
骨だけ抜かれたらどうなっちまうんだ?
ラーメンマンなら知ってそうだけどな
つーか北斗の拳のカイゼルの孟古流妖禽掌・・・
・フェイスフラッシュ
いろいろアレな母・フェニックスシズ子がマッスルフォールの水を飲ませ続けた事で発することができるようになった「なんでもあり」な奇跡の光
「本家」のキン肉マンのそれと性能に差があるかどうかははっきりせず