キン肉マン 137話 歴史の光と影!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第137話 「歴史の光と影!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
突如肉のカーテン(アニメ版では「キン肉ガード」)のポーズを取ったネメシス
ミラージュマンはそれがシルバーマンのそれと同じ事に気づき殴っていた腕が止まる
「そうか・・・ようやく帰って来たのだなシルバーよ・・・」とつぶやくミラージュマン
ネメシスは「ミラージュマン」と返すもののちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態に陥ってしまう・・・
闘いはここで終わりでミラージュマンはネメシスは完璧超人入りの“試練”に合格したと判断を下した
そしてシルバーマンとキン肉王族の関係をネメシスに明かすミラージュマン
キン肉族の開祖がシルバーマンであったこと
それが完璧超人始祖という立場を放棄した裏切り者であること
そして今もまだシルバーマンの魂は生き続けているということ
それらを語るとネメシスに正式に完璧の洗礼を施すと語るミラージュマン
超人墓場へと続く扉を通り完璧超人への転生を果たす覚悟はあるかと問うミラージュマン
ネメシスは「このオレに戻る場所などもはやない」と最高にカッコいいセリフでそれを受け入れる
すると突然天井がくぱぁと開き始めミラージュマンは「ゴバァ~ッ!」と気持ちよさそうに驚愕します
門の先に進ませるのかと思いきやその開いた天上からまるでアレみたいな白い閃光(落雷?)がネメシスの全身にぶっかけられました
おそらくその落雷みたいな閃光が「洗礼光線」みたいなもののようで、それを浴びているとネメシスは全身が現在のボディスーツになり、マスクのデビルマンのデビルウイングみたいなやつもさらにゴツくなりました
ネメシスは苦痛(?)に悲鳴を上げながらも肉体はどんどん変化していき、額のKINマークも「完」の文字に変化していきます
最後に「ドゥアア~ッ!」とまるでイク瞬間のような絶叫をすると、目の下の黒い線なども含めてついにネメシスは現在の姿になり果てました
まさに「完肉マンGo Fight!」って感じです
本当にリングに稲妻が走りました
見届けたミラージュマンは「さあ・・・お前も今日から完璧超人の家族だ。あの扉を開けて数億年ぶりに還るがよい。本来のお前の母なる故郷へ」と超人墓場への扉を指さします
ここで回想シーンは終わり兄・タツノリと別れの際に宣言した通り偽りだらけのキン肉族に鉄槌を下すためにこの地上に戻ってきたと語るネメシス
そして又甥のキン肉マンを指さし「現大王、キン肉スグル!オレはお前に会いにこの地上へ舞い戻ったのだ!」と絶叫する大叔父のネメシス
アデランスの中野さん含め全員唖然とする中で、1人相変わらずポーカーフェイスで頬杖突いてるザ・マン(笑)
キン肉マンは「たとえ正義超人を牽引するキン肉族といえど・・・王家の歩みが清廉潔白なものばかりだなんてことはない。薄暗い影の歴史も付きまとうであろうことは薄々わかってはいたのだが・・・事実をこうして目の前に突き付けられると・・・辛い・・・」と言ってさっき牛丼をしこたま喰ったばかりなのによろめく
それをソッとささえるウォーズマンの優しさがたまらない・・・
ミートも心配そうに「王子・・・」とつぶやく
するとここで長い事聞き役に徹していたラーメンマンが「ああ全くだ」とネメシスに同調します
聞き役に徹して相手の主張には同調する・・・ラーメンマンは優秀なビジネスパーソンにもなれそう(笑)
「権力者なんてどの時代においてもロクなもんじゃない。だからそこに反発する新たな力が生まれ、その力が新たな権力を育て、またそれがロクでもないものへと化していく。歴史なんてその繰り返しだ」とまさに中国の歴史を痛烈に皮肉るようなラーメンマンのお言葉(笑)
「キン肉族だってそれは同じ。どうせロクなものじゃない」とまで言い切るラーメンマン
ネメシスは自分の気持に共感してもらえて内心キュンキュンしてるだろうが、
キン肉族を悪く言われていつもは冷静なミートが珍しく「ラーメンマンひどい!」と泣きそうな表情で反発をします
しかしキン肉マン・・・いやさ、「キン肉大王」は「いや、ミートよ。今は何を言われても仕方ない」と王として自らの血筋の汚点を受け入れる姿勢を見せる
ここで、ラーメンマンは「だがなキン肉マン、気に病む必要などないぞ」と凹んでしまったキンに語り掛ける
「その後悔と反省の繰り返しが歴史というものの本質でもあるからだ。闇深き歴史があるから、光ある歴史が生まれる。全ては陰と陽なのだ」とますます中国チックに語るラーメンマン
さすがロビンマスクと並ぶ作中屈指の博識・頭脳派超人のラーメンマンだけにまるで孔子や孟子みたい
「キン肉マン、お前は人の痛みがわかる超人だ」と太字フォントで強調された金言を述べるラーメンマン
あぁやっぱりラーメンマンのこの説得力って同じく頭脳派超人のロビンマスクにすらないものを感じる
やっぱりこの辺りは儒教の影響も大きいのかな
ラーメンマンなら当然儒教には精通しているだろうし
やっぱカッコいい・・・ラーメンマン
たまりません
ラーメンマン大先生の御高説は続く
「ネメシスの生きた時代がキン肉族の陰とするなら、その反省で陽と転じたお前がここにいるのだろう。そしてお前は今、それに見合った役目をこの世で次々と果たしている」と笑顔でキン肉マンに語り掛ける
そして「私が?」と何ことかわからない様子のキン肉マンに向かってコクリと頷くラーメンマン
「確かにネメシスは正義の魂をキン肉族に殺され、完璧への転生を余儀なくされた可哀想な超人だ」とラーメンマンが語ると、ネメシスは自分の気持を理解してもらえて無言だが内心はラーメンマンに対する好感度がグングン上がっている様子
どんな人間(超人)であっても自分の本心を理解してくれてそして共感してくれる相手には好感を抱くものだ
続けてラーメンマンは「しかし奇しくもここにもう1人死にかけていた正義の魂をキン肉族に救われ完璧への転生を思い留まった幸運な超人ががいることもその1つ・・・」と語る
キン肉マンも「!?」と身構える・・・
ページを開くと・・・ゲ・・・ゲェェ~!
これはさすがにビックリドッピュリドッピュンドッピュンだ!!
「“聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)”に渡り、完璧超人入りを果たそうとしていたその男の名は・・・ラーメンマン」と超・衝撃のカミングアウトをするした闘将拉麺男!!!
背景にはその「闘将!!拉麺男」で来ていたような衣装のラーメンマンが対岸の聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)を見つめている様子が描かれる!
ラーメンマンが完璧超人への転生を検討していたという衝撃の過去が明らかになりテンション爆上げになったところでで今回は終わり
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もうね、ネメシスの大きすぎる過去の闇やその底知れ無さで完全にラーメンマンが霞んでしまっていて、ネメシスの箔を付ける為にラーメンマンも噛ませ犬にされてしまうんだろうなと思ってたわけよ
でもこんな過去があったならまたこれで話はわからなくなってきたし、少なくとも相当な好勝負になることだけは決定的か
「正義に挫折して完璧に転生した男」であるネメシスに対し、「正義を捨てずに完璧より正義であり続ける事を選んだ男」という構図
カッコ良すぎるぜこれさすがに・・・
たマラねぇ・・・
超人総選挙の集計結果発表は7月27日19時時点ではまだ出てないけど、中間発表でラーメンマンは16位とベスト10から外れてしまっている
ジャンプ時代の人気投票ではモンゴルマンと割れた票を合算すればほとんどの回でトップの人気だったあのラーメンマンがである
その上今回ネメシスにかませ犬のようにズルズル負けるだけならもうラーメンマンはジェロニモやウルフマンレベルの不人気超人に成り下がってしまうかもしれなかった
しかしやっぱりゆでたまご先生はここでラーメンマンの「テコ入れ」をしてくださいました
嶋田先生の「推しメン」でもあるラーメンマンだけにそう簡単にキャラを死なせたくないですもんね
やっぱりこれだけのキャラをもっと引き立てないのはもったいなさ過ぎる
まさかこんなストーリーが用意されていたとは予想すらできなかった
もう感激すぎて泣きそう・・・
そうてイきそう・・・
ラーメンマンならなすすべもなく炎の海で焼かれたザコ超人達やミラージュマンのカレイドスコープドリラーで腹をブチ抜かれたザコ超人達と違ってしっかり完璧入りの「試練」も突破できるだろうね
そもそもラーメンマン自体完璧超人始祖クラスの強さは既にあるだろうし、とりあえず悪魔騎士に負けたような始祖相手にはラーメンマンだって勝てるだろうから
まーそれでもこの闘いはネメシスとキン肉マンの「キン肉族対決」が描かれる可能性が高くなってきたからネメシス勝利がまだ濃厚だろうけど、こんなバックボーンが描かれたことでラーメンマンも相当やってくれそうだしますますテンション上がる展開になった
昨日はいっぱい抜いてスッキリしたし、この糞ブログも久々に月曜更新できたし、しかもこの展開でテンション上がってますます熱い夏になりそうだな
今回のラーメンマンを見ていたら久しぶりに論語を読み返したくなってきたぞ
気持ちよさそうだな・・・
まー完璧超人になったラーメンマンも見てみたいっちゃ見てみたい気もするけどね
「闘将!!拉麺男(たたかえ!!ラーメンマン)」の中のラーメンマンはもう完璧超人どころかそれすらも上回るとんでもない強さで描かれているけどさ(笑)
キン肉マン 週プレ最新作 第137話 「歴史の光と影!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は8月3日発売です

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