アシュラマン 読み切り 超人血盟軍、結成秘話

アシュラマン 読み切り 「超人血盟軍、結成秘話」 あらすじ(ネタバレ感想レビュー含む)
ジャンプSQ.6周年記念SUPREME読切シリーズにキン肉マンからは超人総選挙第6位と「6」同士の縁でアシュラマンの特別外伝読み切りが実現しました
原作では「なんという冷静で的確な判断なんだ」くらいしか結成の経緯がわからなかった超人血盟軍の結成までの肉(29)付けのようなストーリーです
キャッチコピーは「愛よりも友情よりも濃い男たちの絆」というちょっとアレな表現ですがとにかく“いろんな意味で”熱いストーリーになりそうです
Ⅱ世の究極の超人タッグ編でブロッケンJr.がロケットペンダントにウルフマンの写真を入れていたり、「なんという冷静で的確な・・・」の時のザ・ニンジャのイキ顔などいろいろ「疑惑」がある軍団なのに
ただでさえドイツ人と角界は「そっち系」が多いってのに・・・
まー“真相”はともかく超人結盟軍は超人総選挙で全員がトップ10入りを果たすなど人気沸騰中(?)である
「沸騰中」と言ってももう25年以上経過しちまってるけど(笑)
時は198X年・・・世界は核の炎に包まれた・・・的なナレーションからスタートするこの読み切り
時系列はちょうど王位争奪編の一回戦が終わり、「なんという冷静で的確な・・・」があった日の夜です
数日後ならともかく当日中とは随分急な・・・って3日後にはもう試合だから仕方ないか^^
まだ東西冷戦も終結前でドイツにはベルリンの壁がそびえ立っていた時代
そのベルリンの壁を走る何者かの人物がいます
西側の警備兵が「東側の亡命者か?撃て!」といきなり射殺命令!
これって寧ろ共産圏である東側のスタンスであり西側はいきなり射殺なんて人道・人権的見地からもありえないんじゃないの?
そもそも西側から東側に亡命するなんてまずありえないケースだろうし
東から西に亡命するならよくある話で、それを人権など無いに等しかった旧東側が問答無用で射殺しようと撃つケースがほとんどだと思うけど・・・
結局走っていた主はアシュラマン
「おまえらの撃った弾が超人に当たると思っているのか~」と便利な6本の腕を生かして屈強な(?)西ドイツ兵3人を一度にネックハンギングツリーで締め落としちまいます
ジャンプSQ.6周年・超人総選挙第6位・腕も6本と「6」ずくめのアシュラマン
よっく見ると頭部の王冠みたいなのもランプが6つ、ボディースーツの腰まわしも垂れ掛けが6つ、ボコボコに割れている腹の腹筋チョコレートも6つ・・・もうなにもかも6まみれ・・・これがホントのシックスセンス
それにしても超人というものは弾丸が当たらないほどのスピードを持っているもんなんでしょうかね
あまりスピードを強調するシーンがない漫画だけにそのあたりがなんとも言えませんが
そして仮に弾丸が当たっても死ぬのかそれとも筋肉で跳ね返すのか
ドラゴンボールだったら初登場時時点で悟空はブルマの撃った脳天への弾丸を跳ね返しちまってます
一方アシュラマンは血縄縛りの門で単なるナイフで簡単に腹を切腹できるほどの「硬度」でした
悟空じゃ体の硬度が高すぎて切腹しようとしてもナイフが折れそうですが・・・
悟空の硬度ってどれくらいあるんだろう
硬度10ダイヤモンドパワーの将軍様ほどじゃないにしても
弾丸が当たって痛がったりしてるから硬度4の鉄くらいかな
その後も鉄斧で脳天叩きつけられたりレッドリボン軍の狙撃主のライフル弾を頬にくらっても「痛ぇ~な!」程度のダメージですから
しかもあれ初期の頃の話ですから終盤のスーパーサイヤ人の頃はもう硬度10を超えてたりするかもね?
そんな軟体超人アシュラマンは「人間に手を出すのは私の流儀ではない」と人間を惨殺しまくる悪行超人とは一線を画した矜持を示し、そのゲルマン魂溢れる3人を締め落として「眠らせた」だけでほっぽりだします
そして「カカカーよく来たな野郎どもめ」とライトを照らすとそこには既にザ・ニンジャ・バッファローマン・ブロッケンJr.の3人が来ています
ニンジャだけは壁に垂直に足から張り付いている摩訶不思議アドベンチャーな体勢
そもそも前から思ってたけど闘った間柄のブロッケンとニンジャの間にはわだかまりなかったのかな・・・
ブロッケンは「おいアシュラマン。匿名の手紙ででこんな物騒な場所に呼び出すとはどういうつもりだ?」と問い詰める
アシュラマンは「カカカー物騒な場所だからこそ人が寄り付かなくて話し合いにちょうど良い」とめちゃくちゃ無理のある理屈で返す
とりあえず舞台をベルリンの壁にしたかったんですね先生
まーソルジャーに勘付かれない場所で集まりたかったんだろうけど・・・
名古屋城でのフェニックスチームとの試合は3日後
既にブロッケンとバッファローマンはソルジャーと戦う気満々でブロッケンは「さっそくスパーリングか?」と血気盛んなドイツ青年将校状態
アシュラマンは自分で呼び出しておきながら「くだらん」と一蹴しつつも「まぁお前はいいとして・・・」と前置きバッファローマンに噛み付きます
「バッファローマンよ、正義超人に成り下がったフヌケはかくも騙されやすいものなのか?」とアシュラマン
「私は悪魔超人時代からキサマの戦闘能力だけは買っていたのだ。だがひとつ許せなかったのが情に流されやすいその性質よ・・・」と続けます
さらに「だからキサマは実力を持ちながら平悪魔から抜け出せなかった」と核心を突きます
確かにバッファローマンって多分悪魔騎士の誰よりも強いのに平悪魔という立場で矛盾した設定でしたよね
そもそもバッファローマンとアシュラマンってどっちが強いんだろう・・・
これめっちゃ意見が割れてるけどオレはバッファローマンだと思うんだよね・・・
バッファローマンは底知れない爆発力や潜在能力があるけどアシュラマンは完成された感じでそれ以上の伸びしろを感じられないし、チームでもアシュラマンが次峰でバッファローマンが副将だったからね
アシュラマンの方が強いならいくらなんでも次峰で起用される事はないでしょう
ただ明らかにアシュラマンやバッファローマンより弱いブロッケンが中堅だったからなぁ
ブロッケンの強さ以外の部分を評価したものだったんだろうけど
そして悪魔超人内のヒエラルキーでは悪魔超人の幹部クラスである悪魔六騎士はバッファローマンが属する7人の悪魔超人の上位種族である
さらに個人としても悪魔超人界では悪魔将軍の次に位置する「ナンバー2」であり「魔界のプリンス」であるアシュラマンと「平悪魔」の立場であるバッファローマンという関係が問題をややこしくしている
ともかくバッファローマンとの関係ならバッファローマンの方が上かなと
タフネスと爆発力でバッファローマンが上回りそう
現シリーズの8000万バッファローマンもⅡ世の再生(リボーン)アシュラマンもどっちも強そうだけどね
バッファローマンへの叱責を続けるアシュラマン
しかしザ・ニンジャが「まぁ良いではござらぬか」と制止し「結局この男は悪魔には向いておらなんだということ」と妙に理解力包容力に溢れフレンドリーな性格に描かれています
コイツこんなキャラだっけか?
Ⅱ世では50代になってたからもう性格が丸くなってたってことであれは“別物”と考えた方が良さげだったが
舞子さんたちにモテモテでキャーキャー言われてたけどな・・・羨ましい(´~`)
結局アシュラマンはソルジャーについていかないということのようで
「お前ら単細胞の正義超人二人はすっかりソルジャーという超人に心酔しているのかもしれないが、我らはあんなどこの馬の骨ともわからぬ胡散臭い男をチームの長として信頼できない」とボロクソにコキ降ろす
自分から呼び出しておいてこの言い様
だったらいちいち呼び出さなくても良かったんじゃあないのか?(笑)
そして「悪魔仲間」のザ・ニンジャも「うむ、あの男は知恵者でかなりの格闘技術は持っておるようだが、拙者と組むに値する男であるのかどうか・・・」とつい夕方はあんなイキ顔を見せて心酔しきっていたくせに時間が経過して冷静になったら気持ちも冷めたというまるで女のような心変わりの早さを見せるザ・ニンジャ
「拙者と組むに値する男であるのか」などと3戦3敗3惨死のくせに妙に上から目線なのはなぜなのか
まーこの時点ではまだ1戦1敗1巻き添え死って段階ではあるけれども
1つ前のシリーズでは亡霊超人としてあれこれ卑怯なことしてマッスルブラザーズを苦しめてたくせに
とにかくアシュラマンとザ・ニンジャは今後行動を共にすると言い残し去ろうとする
「行きたければおまえたちだけで仲良くお手手つないで行けばいい。我ら悪魔超人はそう簡単には他人の言う事を信用しない」と言い残すアシュラマン
これかなり真理を付いている
悪人だったり性格が悪い奴ほど異常なほど猜疑心が強いし用心深いし他人を信用できない
異常に疑い深く異常に用心深い性格の持ち主がいい奴だったのをオレはこれまでの人生で全く見たことがない
他人を信用できない人間はとどのつまり自分も信用できない・・・
信じることができない・・・
若く血気盛んなブロッケンは「ヤロ~ッ!わざわざ呼び出しておいてバカにしやがってーっ!」とキレて殴りかかろうとする
確かに自分で呼び出しておいてあの言い様じゃ一体何の為に呼び出したんだと言う話
ただでさえまだ10代で血気盛んで性格がトゲトゲしている年頃のブロッケンがキレるのも無理はない
が、・・・アシュラマンには勝てないだろブロッケン(笑)
それを察してか制止するバッファローマン
「今回あの男からスカウトを受けるかどうかは他人にどうこう言われて決める事じゃねえ。やつがなぜオレたちを誘ったのかおのれ自身で答えを見つけて納得してこそ共に闘う意義がある」とブロッケンを諭します
ブロッケンは「あぁ~っクソ~ッオレを最大限に生かしてくれそうなあのソルジャーのもとで面白いチームが作れると思ったのによ~ッ!」と頭を抱えて悶えます
「善戦超人」として苦しみ続け、なかなか「パッとしない」状態にあるブロッケンはどうしても自分の殻を破りたくて仕方ないんだろう
そんなブロッケンを尻目にアシュラマンとニンジャは「じゃあな」と去って行こうとする
するとそこに「アシュラマン、ニンジャよ!おまえたちには何としても残ってもらう!」と何者かの影が!
影の主はもちろんソルジャー(アタル)
「キン肉マンソルジャー、アシュラマン、ザ・ニンジャ、バッファローマン、ブロッケンJr.この黄金の比率がソルジャーチームの絶対の布陣だ!」と強調するソルジャー
さらに「アシュラマンよ。おまえは一筋縄ではいかんと最初から思っていた」とメンバーの中でアシュラマンが最も気難しい性格であることまで見ヌイちまってました
たまりません!
ニンジャはソルジャーの本心を読み取ってやると相手の心の中を読み取れる「人心露わの術(じんしんあらわのじゅつ」という相手の頭頂部に指一本で倒立する技をソルジャーに敢行する
しかしソルジャーは業火のクソ力なのか全身が発火してるような発光しているようなとにかく何かしらのオーラが立ちこめニンジャは弾き飛ばされちまいます
宮本武蔵や沢庵和尚も「無心であること」を重視していましたが、ソルジャーも既にその境地に至ったようで
アイドル超人だとそこまで精神修養できてそうなのはラーメンマンくらいかな?
アシュラマンは野心も何もなくわざわざ王位争奪サバイバルマッチに参戦する目的はなんだと問う
しかし当然ソルジャーは無言で腕組みをしたまま「黙秘権」行使状態
ここで「正義超人の友情が慣れ合いになってきたから渇を入れる為」なんて口にしたら悪魔超人のアシュラマンが反発することは必至だしこの黙秘は正しい
だったら口を割らせてやるとアシュラマンはサタンクロス戦冒頭で見せたハイアングルトラースキックを見舞うが腕を組んだまま余裕でかわすソルジャー
「属性は違えどおまえたちには共通点がある」とソルジャー
その言葉にひるんだアシュラマンにパンチを見舞う
それを聞いたバッファローマンはそれを「誇り(プライド)の高さ」だと断言
そしてゆでたまご先生はついにやりました
Ⅱ世(未来世界)の中だけの再生(リボーン)アシュラマン専用技だったアシュラマンの波羅蜜多ラリアット(ハラミツター)をついにここで描いちまいます!
そしてアシュラマンはついにソルジャーを阿修羅バスターの体制に捉えます
阿修羅マンは「バッファローマンの推測通り皆プライドの高い者ばかりで、そんなはみ出し者ばかりのいびつな集団で勝利など勝ち取れるものかとチームは一丸となって勝利に向う事が大事だ」と悪魔らしくない力説
そして阿修羅バスター敢行
「さぁ目的は何だ?言え!」とソルジャーに自白を迫ります
ソルジャーは「ソルジャーチームは絶対NO1のチームになれる」とつぶやいた後、「阿修羅バスター敗れたり」と首を抜いて脱出しアシュラマンをフルネルソンの体勢に捉えます
「こ・・・この阿修羅バスターの外し方は・・・」とアシュラマンは「ある男」との対戦の記憶が蘇ってきた様子
アシュラマンは「ソルジャーてめぇ本当に運命の5王子の1人なのか?それよりおまえと肌を合わせてみると“ある男”と同じものを感じるんだが・・・」と告げる
「ある男」ってそれはもうキン肉マンしかいない
アシュラマンはキン肉マンとはシングルとタッグで2度、テリーマンとはシングル1回タッグ2回の合計3度対戦経験がある
ソルジャーは「そうとも私は偽のキン肉マンソルジャー」とカミングアウト
本物のソルジャーチームを1人で全滅させマスクを奪って自分がソルジャーとなったと語る
しかしその目的はキン肉星の王位継承ではないとも告げる
「だったら真の目的はなんだ?」と問うアシュラマン
ソルジャーは「アシュラマン、おまえと同じだよ。仲良しこよしの友達ごっこに成り下がった“友情パワー”に我慢がならんのだ。寧ろ我らハミ出し者の誇り(プライド)こそ真の力を引き出せる」と語る
たださりげなく正義超人の友情を「仲良しこよしの友達ごっこ」と揶揄することで、本音である「可愛い弟たち正義超人の友情が慣れ合いになってるから、そんな弟たちを助けるために「真・友情パワー」を呈示して弟たちの意識に何か芽生えてくれれば・・・そのために君たちには闘ってもらうし、多分全員死んじゃうけどね・・・」という本音は上手くカムフラージュして、あくまで正義超人を潰すスタンスさえ感じさせるニュアンスで語ってるところがさすが賢い
そして、王位編でもフェニックスに敢行したフルネルソンスープレックスで正方形体の各面に次々と叩きつけていく「ローリングキューブスープレックス」でアシュラマンを西ドイツ軍の正方体監視塔の壁面に次々と叩きつける
さらにアシュラマンを地上に投げて叩きつけようとするがアシュラマンは羽が生えているのか宙に浮き制止
まー結局空を飛べる設定も生きてたわけですからこれくらい余裕だよね
それにしてもソルジャーは手加減してるのかもしれないけどアシュラマンもピンピンしててタフすぎ
アシュラマンは「だからそんなハミ出し者の集団がNO1だと言い張る根拠を示しやがれ」としつこく追求
ソルジャーは「黙れアシュラマン!男というものはあまり喋るものではない!両の眼で静かに結果だけを見ておればそれでいい」と最高にカッコいいセリフを吐く
ソルジャーの「説教」シーンはいつも説得力ある
カッコよすぎです
たまりません
アシュラマンは「もうたわ言は聞き飽きた」と「地獄めぐりNO・5!竜巻地獄」をソルジャーに見舞います
「地獄めぐり」って設定まだ生きてたんだね(笑)
ソルジャーは竜巻を避ける
すると竜巻は監視塔に激突し監視塔が崩れ落ちちまいます
崩れ落ちた崩落物の下敷きになりかけるアシュラマン
しかしそのアシュラマンの上にザ・ニンジャ、ブロッケンJr.、バッファローマンが身を呈してアシュラマンを守り全身血まみれ状態になる
ソルジャーは「これを待っていたのだ!ハミ出し者の集まりだからこそひとつのピースが合わさった時たとえイビツでも強固な円が出来上がる!これが私が求めていた友達ごっこの集団ではない“誇り(プライド)”の集団、ソルジャーチームだ」とついにフェイスフラッシュを発動
「なんでもあり」のチート光線フェイスフラッシュのおかげでブロケン・ニンジャ・こって牛の3人も皆血まみれの肉体が元通りに回復する
思えば全員王位編ラストではこのフェイスフラッシュのおかげで復活する事になるわけだけど・・・
アシュラマンは「この光・・・あの謎の光の下からうっすらと見える瞳・・・間違いない」と長井秀和みたいな口調で「何か」を確信します
たまりません
アシュラマンは「お前がただ王位を狙ってサバイバルマッチに参加するのではないことはよっくわかった」
「キン肉星の王位継承者候補じゃないとすると・・・おまえもしかしたらキン肉マンの・・・」と言いかけたところでソルジャーが「言うなそれ以上!」と制止する
そして全員に改めてソルジャーチームに入団してくれないかとたのみこむ
そういえば「たのみこむ」ってサイトいつのまにかなくなっちゃったね・・・
大好きだったのに・・・
ソルジャーはいつ手を傷つけたのか「イエスならこの血まみれの手の上におまえたちの同じ血の手を重ねてくれ」と手を差し出す
ニンジャVSサタンクロス戦で皆ナイフで手の甲を刺して救援に入るのを我慢してたくらいだからソルジャーはナイフを常に携帯していて右手をブッ刺したのかもね
そして他の4人の右手も血まみれ
フェイスフラッシュで右手だけ「対象外」に調整したのかはともかく無傷のはずのアシュラマンまで血まみれ
まずは「オレは最初から決めていた」とバッファローマンが右手を重ね賛同
すぐにブロッケンも「あんたの力でオレの未知の潜在能力を引き出してくれ」と他力本願な「脱皮」願望で賛同する
さらに悪魔超人のザ・ニンジャまでも「日本には“火中の栗を拾う”という言い回しがあるが、こんな危険でゾクゾクする舞台を用意してくれて感謝しようぞ」と、3日後に無惨に胴体引き裂かれる運命も知らずに賛同
ニンジャまでもが賛同し動揺するアシュラマン
「迷彩野郎(ソルジャー)、結局おまえの真の狙いは何なのかわからぬまま終わったが、お前がハミ出し者の私達を束ねて超人界の何かを変える為にサバイバルマッチに出場したいことはわかった」と語るアシュラ
「フフ・・・自分が傅く人物は“あのお方”が最初で最後だと思っていたが・・・」と呟きながらもどこで出血したかも謎な血まみれの右手をついに差し出したアシュラマン
「あのお方」なんて現シリーズになってから言われ始めた表現だがそれをアシュラマンが敢てこの時点で口にするとは・・・
とにかくついにこれで5人が1つになった瞬間を描きこの読み切りはここでおしまい
最後の見出しは「超人血盟軍とは五つの肉体に宿れる一つの魂」とのこと
たまりません
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これってアシュラマンが主役の読みきりのはずだけど、結局アシュラマンは1人でゴネまくりで扱いが難しいわがまま王子であると描かれただけで、実質主役はソルジャ-だよね(笑)
完全にソルジャーの読み切りになっちゃってたのがちょっと引っかかるところ
それにしてもこの時点では悪魔としての矜持を示し、正義超人を「成り下がった」とか「単細胞」呼ばわりして軽蔑しておきながら、王位編の決勝・血縄縛りの門ではその正義超人の為に腹を切腹で壮絶に掻っ捌いた上に釣り天井の下敷きになり蜂の巣になって死ぬという壮絶な最期を送る事になるなんて心境変りすぎる(笑)
この読み切り見る限りじゃとてもじゃないけどアシュラマンがあそこまで“正義超人の為に”「自己犠牲」を示すなんて想像つかないなぁ
思えばこの超人血盟軍・・・
結局全員死亡する最期になる運命である・・・
まー相手のメンバーがそれぞれ5王子に匹敵する強豪揃いのフェニックスチームだった不運もあるけれど
ソルジャーは結局全員を死なせてしまうわけだ
そう考えると最期の「血まみれの円陣」もすごく意味深であり感傷的になってしまうものがある・・・
前回のベンキマンの読み切りで燃え尽きたのか、ちょっとアッサリ感もあったストーリーだったけど、それなりに面白かったかな
ザ・ニンジャが妙にフレンドリーなのが特にウケた(笑)
アシュラマン 読み切り ~超人血盟軍、結成秘話~ あらすじ(ネタバレ感想レビュー含む)は以上
WEBで公開するかわからないから極力詳細な更新を心がけてみた

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