キン肉マン 週プレ最新作 第227話 「アリステラの追加命令(オーダー)!!の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
前回、唐突に復活したフェニックスマン(元、キン肉マンスーパー・フェニックス)
どうやって復活したのかわからない知性の神に「また一緒にヤろうや」的にもちかけられる
それがどうなったのか・・・
気になったんだが結局舞台はまたサグラダ・ファミリアに戻る
前回アリステラに収穫があったのかと問われたもののシカトぶっこいてたギヤマスターが再度問われる
ギヤマスターは「収穫はなかった」と返答
するとパイレートマンが「ムマ!?」と仰天
そしてヘイルマンが「なんだと?あんだけ好き放題ヤらせておいて収穫ゼロだと?」と激昂
どいつもこいつもやたらと「収穫」にこだわるオメガ・ケンタウリの六鎗客ご一行様
「火事場のクソ力」がそんなに気になるのか
性根が腐った悪党には発揮できないパワーだからね
ギヤマスターは「スマン」とか佐々木健介みたいな切り出しから「もっと何かこう劇的な変化があると期待したんだが、何も伝えられぬ自分がもどかしいほど感じるものが何もなく・・・」と弁解する
そりゃベンキマンの火事場のクソ力なんて発揮されたところでパワーの膨張率はたかが知れてるし、そんな爆発的な潜在的パワーがあればとっくにアイドル超人入りしてただろうからね
せいぜいアリダンゴ作るのが関の山ってことなんだろう
そもそもアリダンゴにされた時点で普通死ぬはずなんだけどなんでギヤマスターはピンピンしてんだか・・・
なんでアリダンゴ(ミンチ)にされても無事なのか説明されないギヤマスター
ついでに言えば何で人間から超人に戻ったのか説明されないままブチ殺されたベンキマン
アニメ版ではベンキーマン
このマンガにはそんなもん求めちゃいけないのはわかるけどね
ブラックホールなんて2度も何の説明もなしに生き返ってきたし
それでいてロビンマスククラスになると復活するときは何らかの説明が必要なんだろうけど(笑)
パイレートマンは「どんな些細な兆候でもいい。それもないのか?」と食い下がる
いやだから些細な兆候くらいなら出てただろ
超人強度がたった40万パワーしかないネタキャラが全身光ってあれだけ粘った
それで十分だろ
しかしギヤマスターは妙に弱弱しい表情で首を振る
ヘイルマンはカキカキ言いながら「ふーん、それじゃただの流され損だったってわけだ」とコケにしてくる
コケにされたギヤマスターは「なんだと?」とキレかける
フリーザといいギヤマスターといい宇宙人はコケにされるのがお嫌いなようで
あぁ・・・ギヤマスターは元々は地球人なんだっけか?
なんつたってアンティキティラ島の機械の末裔(?)らしいから・・・
パイレートマンも地球の海賊の末裔らしいし
小さなバイキングビッケみてーなもんか
とにかく2人がかりで前から後ろから攻められるギヤマスター
アリステラは「まあいい。あの力を引き出しただけでも大したモノじゃないか。ご苦労だった」とねぎらう
ギヤマスターはますます弱々しい表情で「アリステラ・・・」と切なそうに返答する
なんか仲間内になると妙に気が弱いなコイツは
アリステラは「実際、最後は危なかったものな。もう少しで足をすくわれかねなかった」と結局叱責する
さらに凄みを効かせた表情とドスの効いた声で「そうだろう?なぁギヤマスター」と思いっきり威嚇してくる
ギヤマスターは「ギシュ・・・返す言葉もない・・・この汚名は次の闘いで必ずやそそいでみせる!オメガの民の栄光の為に!」と狼狽しながら返答してかなり小物感が漂ってきた
ぶっちゃけジェノサイドギヤしか技もないし、こいつは「次の闘い」でアイドル超人の誰かと戦ってさっさと負けそうだね
なんかもう底が見えちゃった感があるし、実際便器ごときにあんだけ苦戦してる時点でちょっと強敵感がないっちゃないんだよね
アリステラは「いいかお前達!オレたちはな、物見遊山でこんな遠くの星まで旅しに来たんじゃない。一戦一戦どんな相手でも絶対に気をヌくな!」とリーダー面してまくしたてる
さらに「おい!まだ闘ってるマリキータマンにルナイトよ!惨殺ショーはもう飽きた!これより作戦変更を言い渡す!今のギヤマスターの試合を見ていただろう。あれでも足りないらしい。そうなったら残るお前らに要求するハードルはさらにグンと上がる!中途半端な勝利などもはや不要!なんとしてもそいつらの出す謎の力を最大限まで引き出し、その様子をオレに見せることを第一目標にしろ」と喚き散らす
さらにアリステラは「それができたら死んでもかまわん」とまで言い放つ
さらに「むしろ死ね!」とまで続ける
こんな奴によく従う気になるもんだオメガ・ケンタウリの六鎗客の皆さんは・・・
そもそも「ギヤマスターの試合を見ていただろう」というのもおかしいだろ
自分も闘ってるのに他所の試合なんてどうやって見てる余裕あるんだ
どっちもウルフマンやカレクックの攻撃を一方的に受けてるだけだから技を受けながらモニター見てたとか?
そのルナイトは相変わらずもう何話にも渡ってひたすらウルフマンの張り手を浴び続けていたが、そのアリステラの言葉に「ハァ!?今度は死ねときたか。ガウガウ、人使いの荒いことだぜ」とボヤき始める
そしてウルフマンの張り手をかわしてその腕を取り「だが、その指示はちょっと難しすぎやしねぇかーっ!」と絶叫しながらウルフマンをこれまた佐々木健介の逆一本背負いで投げる
しかし意外に身軽なウルフマンはまるでエドモンド本田のように空中でクルリと態勢を立て直し、さらにロープの反動を利用してこれまたエドモンド本田のスーパー頭突きのような頭突きをルナイトの胸板に叩きつける
そのままがっぷり四つにくんだご両人
ルナイトが「さぁ、オメガ一族現当主様のご指示だ。お前の力、存分にこのオレが見極めてやるぜ」と告げる
ウルフマンが「なめたマネを・・・あとで吠え面かかせてやるから覚悟しとけよエセ狼野郎!」と返す
今度はカレクックとマリキータマンの試合に切り替わる
やっぱり順番的にウルフマンは当然最後だよね
カレーの試合がこの5連戦の「メインイベント」とかありえないし(笑)
さらに言やぁこいつもどうやって人間から超人に戻れたのか何の説明もねーし(笑)
そしてウルフマンの張り手同様こいつももう何話も続けてひたすらローキックを叩き込み続けてる状況
マリキータマンの左足は内出血でもしてんじゃないんだろうか?
しかしてんとう虫だから内出血しててもわからないんじゃないかと思われるマリキータマン
そして「アリステラめ、相変わらずひねくれた面白い言い方をしてくれる男だ」と口にする
死ねとまで言われてもアリステラへの愛は変わらないご様子
カレクックが「お前たちの狙いは何だ?この地下の秘密だけでは飽き足らず、私たち正義超人の友情パワーまでモノにしようというのか?」と蹴りながら問う
マリキータマンはようやくローキックを左足のスネでガードし、「さぁな。それに答える義務はない。だがその発露を今初めてこの目で見た身としては興奮が収まらん!」と返す
そして「興味は尽きない!さすれば」とまで言いハイキックをカレクックのテンプルに叩き込み、さらに「アリステラに言われるまでもない」と言い、今度は後ろ回し蹴りをカレクックのテンプルに叩き込む
側頭部に2発のケリを入れられてカレクックはたまらずダウン
たまりません
「さぁどうした?仲間の仇が討ちたいんだろ?」と手をクイクイさせながら挑発
そして「キャミー」とか言いながら背中のてんとう虫の羽根で飛びながらカレーにラリアットを叩き込む
さらにうつぶせにダウンしたカレーの背中に空中から脳天を叩き付ける「マリキータフリップ」を叩きこむ
これ・・・バイクマンが一度ラーメンマンを仮死状態にしたキル・ザ・スカイダイブと全く同じ技では???
とりあえずマリキータフリップにはカレクックをブッ殺すほどの威力はなかったようだ
もう一発お見舞いしようと宙に舞ったマリキータマン
しかしカレーは頭部にあるダウンしていてもなぜかこぼれない謎のカレーをムンズと鷲掴みにする
そして「オールスパイスシールド」とか言いながらそれをマリキータマンの顔に投げつける
マリキータマンはスパイスの効いたカレーが目に入り「キャミュー」とか言って悶絶する
ネバネバとした液体が顔に注ぎかけられる様は・・・これはもう完全に顔面シャワー状態!
すかさずマリキータマンのバックを取ったカレクック
ちょうど一年前のカレクックの読み切り「カレクック -愛と怒りの聖人ーの巻」内の技がここで再登場
単に辛い辛いカレーを相手の目ん玉になすりつける「ガラムマサラサミング」だ
これでケンブリッジマンは視界を奪われカレクックのチャルカ・スティングでブッ殺されるハメになった
ただの反則なんだけどね・・・
あなおそろし・・・
カレーを目ん玉にこすりつけられたマリキータマンは「キャミャ~」と可愛く悶絶しまくる
そして「くっ・・・正義を名乗る割に卑劣な手を使う」とカレクックのヤり方を批判する
しかし残虐超人らしい悪魔の表情になったカレクックは全く動じない
「卑劣な手?お前は私の事を何か勘違いしているようだな」と言いながら三角絞めに捉える
まるでダルシムみたいにヨガを極めて軟体なカレクックの肉体をこれほど生かせる技もないだろう
橋本真也の太い足で絞めつける三角絞めもそれはそれでキツそうだったが・・・
そしてカレーは「仲間の仇だと?あぁ討ちたいさ。でもな、友情パワーなんて品行方正なものが出てくるのを期待しているなら見当違い。意地でも出してやるものか!」と言い放つ
三角絞めの状態で頸動脈を絞めあげながら、さらにマリキンタマの頭部に肘を落としまくり流血させる残虐技に出たカレーマン
「今の私は残虐超人カレクック。怒りと悲しみのみに囚われ生きたこれが本来の私の姿だ」と喚き散らしながら闇雲に両肘をマリキンターマンの脳天に落としまくるカレクックの露骨な負けフラグで今回は終わり
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「序盤優勢」ってだけでも十分な負けフラグなのに、さらに「正義超人の残虐ファイト」はこのマンガでは決定的な負けフラグ
そもそもカレーだけが勝つのも不自然だしどっちみち負けるのはもう見え見えなわけだけど、それがますますあからさまになったかなと
おそらくカレクックも「発光」(火事場のクソ力?友情パワー?どっち?)現象は現れるだろうけど、必殺技の「チャルカ・スティング」でマリ金玉を串刺しにできるほど甘くなく、最後は首を刎ねられるのかな
そもそもあの「発光(潜在パワー解放)」は火事場のクソ力じゃなく「友情パワー」なのか
まぁネメシスにも発動したくらいだからやっぱり友情パワーなんだろうか
でも「火事場のクソ力」=「友情パワー」ではないんだよね
それにアイドル超人は仲間の事を思うという「トリガー」なしでそれが発動してるんだよね
キン肉マンの火事場のクソ力もそうで勝負どころの大技の動力とか相手の大技を耐える土壇場の力って感じ
そのあたりの線引きが曖昧なんだよね・・・
ただゆでたまご先生はこのカレクックも前回ブッ殺されたベンキマンも相当お気に入りなんだろうね
だから何の説明もなく人間から超人に復活して今回の5対5の闘いに参加させたわけで
思えばどちらも読み切りが描かれた
そもそも先の完璧超人編でもストロンゲスト武道の零の悲劇で人間に戻される様が描かれたのだってそう
かなり作者の寵愛を受けている部類のキャラと言える
確かにいかにもゆでたまご先生が好みそうなキャラだもんねどっちも
そういえば関係ないけどシブがき隊のヤックンと薬師丸ひろ子が結婚してたら「薬丸ひろ子」になってた
そう考えると運命のいたずらを感じちまうよな?
「薬師丸ひろ子」と「薬丸ひろ子」・・・
あまりかわんねーじゃねーかみたいなさ・・・
やくしまるひろこ・・・
よくしまるあそこ・・・
いや・・・なんで急にそんな話するんだと言われても困るんだけどよ・・・
なんとなくそんなことをここ数日ずっと考えていたからさ
アンタにもこのオレの熱く切ないもどかしい思いを聞いてほしかったんだ
だから今回のギヤマスターの気持もわかるんだ
何も伝えられない自分がもどかしかったんだ
だからつい・・・アンタには・・・男の中の男のアンタにだけは話しちまったんだ
実際薬師丸ひろ子はこのキン肉マンという作品と無縁ではない
アニメ版王位争奪編の冒頭でキン肉マンが薬師丸ひろ子との交際について質問されているシーンがある
おもえばマリしゃんって当時の薬師丸ひろ子をイメージしたキャラなんじゃないかとも思えるし・・・
あれでも薬師丸ひろ子のデビューよりキン肉マンの連載開始の方が先か
・・・いや!調べたら薬師丸ひろ子って1978年から芸能活動スタートしてんじゃん!
そんな前からヤッてたのか!
すごいなこれは・・・
キン肉マン世代的には彼女ってどうなの?
そもそも「キン肉マン世代」とひとくくりに言っても広いからね
ドストライク世代もいればそうでない世代もいる
以前「キン肉マン世代」の更新内でキン肉マン世代は1965年生まれ~1980年生まれと定義した
多分1965年生まれ~1970年生まれの世代にはドストライクなアイドルだったんだろうか
あれ?
なんで薬師丸ひろ子の話になってんだ今・・・
あぁ・・・ヤックンか・・・
結婚してたら面白いことになってたんだろうけどね
実際ヤックンってアイドル(石川秀美)と結婚したべ?
同世代だしどっちと結婚してもよかったんだろうに・・・
いやだからセーラー服と機関銃とかセーラー服と一晩中とかそんなことはどうでもいいんだよ!
問題なのは前回登場したフェニックスは何だったんだってことだよ!
思わせぶりに再登場したのにその次の回では姿形も描かれないとか(笑)
しかもなんだかめっちゃ落ちぶれてたようにも見えるしそんな暮らしを自ら望んでいたようにも思えるし
そもそもアタルだって再登場するとか予告されて結局年内は登場なしで終わりそうだし
思わせぶりが続くなぁ~(笑)
実際フェニックスが復活したらどっちにつくのかということになる
当然アリステラ側だろうね
オメガマンとは深い仲だったわけだし
予言書の灰を燃やしてしまうほどのね
案外アリステラに恨まれてるかもしれねぇな
つーかフェニックスとネメシスの闘いがめちゃくちゃ見たい!
話が横道(80年代アイドルの結婚事情)に反れて疲れたから今日はこのへんにしとこうか
カレクックとマリ金玉マンの闘いは年内に終わるのかな
年内あと更新できて3回ってとこか
それくらいで片づけてほしいけどね
この程度の闘いで「年跨ぎ」もなんかしょぼいし
やっぱり年越しはウルフマンでキめたいからね
思えばウルフマンの読み切り「-土俵上の士(もののふ)-」も2015年の新春に描かれたんだったよな
やっぱり新春と言えばウルフマンだよな
なんとなく正月というか鏡餅っぽい体型だし
やはり正月はウルフマンじゃないとね!
カレーじゃ正月っぽくないし
ただでさえ角界とインド人にはそっち系が多いってのに・・・
そういや今年は読み切りが1つも描かれなかったな
これまで年に1つはかならず何かしらの読み切りが出ていたのに
新シリーズの構想が大変だったみたいだから仕方ないのかな
もう読み切りの対象になるキャラがいないってのもあるのか・・・
陰が薄くなる一方のジェロニモあたりの読み切りでも描けば良いんじゃないかな
先の完璧超人編もまともに闘えず今回も「格下」正義超人に闘いの場を奪われますます存在感ゼロに・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第227話 「アリステラの追加命令(オーダー)!!の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は12月11日発売です
さよならジェロニモ