キン肉マン 368話 完璧超人の教え 感想

あんなに強力だったネプチューンマンの繰り出す数々の大技があまりに軽々しく描かれちまった今回のストーリー。
ファミコン・ディスクシステムから飛び出したかのような「ターンオーバー喧嘩ボンバー」が炸裂しても大したダメージもなく、
立て続けにダブルレッグスープレックスをぶちかましてもこれまたほとんどいダメージなし。
ネプの大技がほとんど効いていない苦しい展開。
そしてついにネプは最強の必殺技である喧嘩(クォーラル)スペシャルまで出してしまったことで、
ほぼ全てのカードを先に出し切ってしまう最悪の展開。

しかもその喧嘩(クォーラル)スペシャルすらあっさり破られてしまう。
リヴァイアサンそんなに強そうに見えないけど強い。
だがネプもネプでいろいろ反撃を受けているが、
そこまで大ダメージを受けている様子もない。
どっちに転ぶかわからない展開だが、
それでもネプがヤバそうなのも確か。

それにしてもかなりがっつり「プロレス」やってたご両人。
キャッチ・アズ・キャッチ・キャンの攻防を見せたり。
リヴァイアサンはロープに振られたら素直に返ってくるし。
リヴァイアサンのヘッドシザースからの脱出ってあれ確か初代タイガーのムーブだよな?
そもそも初代タイガーの正体である佐山聡先生はキャッチ・アズ・キャッチ・キャンをイギリスで学んできたわけだから。
自分でやる気になること・・・これも技術のうち!

ただまぁリヴァイアサンもネプチューンマンをそれなりに評価してるみたいだし、
結構いい闘いなのかな?
ダメージ描写がほとんどないからアレだけど、
基本的にこの漫画は“こっち側”のキャラクターは勝っても負けても大苦戦だからね。
後は両者の残りカードで強い方が勝つという展開であり、
ネプの新技かリヴァイアサンのさらなる大技かの勝負なんだろう。

ちなみに喧嘩スペシャルを試合でほとんど出さなかったのは、タッグマッチだとすぐカットされちまうからなんだと。
結局けん玉を真っ二つにするときしかほとんど披露すらしていないもんな。
あとはロビンにそれをしようとしたところ、やっぱりウォーズマンに邪魔されたり。
あれベアークローが取り外しできなかったらどうなってたんだろう?
ウォーズマンも真っ二つになったのか?
結局パロスペシャルも簡単に破られちゃったし。

こうなるとネプの最後の手は掟破りのロビンスぺシャルか?
目の前にロビンがいることからもその可能性は高そうだ。
あるいは・・・マグネットパワー・・・サンダーサーベル?
なんだかんだで大技多いねネプ。
さすが元ボスキャラ。
やっぱりアンタは強かった。

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今回登場した技

・ダブルレッグスープレックス・・・胸のチョッキのトゲで相手の背中をブッ刺して、お神輿バックドロップの要領で両足を抱えて相手を持ち上げてそのままジャーマンする超荒業。
いつも背中の肉をズタズタにされるんじゃないかとヒヤヒヤする技。
ちなみにアニメ版のチョッキのトゲはかなり長くて太くて硬いから、刺さっただけで気持ちいい・・・じゃなくて背中から心臓を貫いているレベル。
もうそのチョッキが刺さった時点でアウトみたいなね。
とにかく、かつてはこの技1発でウォーズマンを失明させ、サンシャインには「砂の肉体」という設定を通り越してブッ殺しちまった。
でもあれもチョッキが刺さった時点で「ガクッ」と事切れてた描写あったよね。

・喧嘩(クォーラル)スペシャル。
明らかに卍固めの変形みたいな技。
結局原作ではほとんど披露されることもなかったが、かなりの強キャラだったケンダマンを真っ二つにしたことからかなりの威力があるんだろう。
ちなみに元ネタは猪木の新(変形)卍固め。

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