キン肉マン世代

キン肉マン世代とは何年生まれ~何年生まれの年齢層なのか
コア層は1970年生まれ~1980年生まれとされている
2015年10月31日現在で35歳~45歳の世代である
しかし実際は下はともかく上はもっと広いようである
これまで明確にされず漠然としていたキン肉マン世代の定義を、今、追及していきたいと思う
キン肉マン世代が具体的に何年生まれから何年生まれかを定義するのはおそらくこれが日本初の試みである
まず、ジャンプ誌上でキン肉マンの連載がスタートしたのは1979(昭和54)年5月28日で連載終了が1987(昭和62)年5月4日である
アニメに関しては夢の超人タッグ編までが1983(昭和58)年4月3日から1986(昭和61年)年10月1日で、王位争奪編のみ1991(平成3年)年10月6日から1992(平成4年)年9月27日に共に日テレの日曜午前という「こども枠」の時間帯に放送された
アニメ版は連載開始からほぼ4年もの年月を経ている
今でこそ超人気作品として伝説化し、累計発行部数7000部(現在も増加中)の「キン肉マン」であるが初期はそれほど人気作品ではなく、毎週実施されていて掲載順や継続・打ち切りの判断材料になっていたジャンプ読者人気投票で初めて1位を取ったのも「7人の悪魔超人編」であり、それも中盤のテリーマンVS魔雲天戦後の有名な「ただいま、キン肉マン」の回まで待たなければならない
この作品は初期は完全にギャグアニメとして展開していて、ゆでたまご先生ご両人もまさか後にあんな本格的格闘マンガになるとは思ってもいなかっただろう
初期のウルトラマンをモチーフとしたギャグアニメ時代から2度目の超人オリンピック編までは「序章」(と、言ってもこれまでの間にメインの正義超人はほとんど登場するわけだが)であり、「7人の悪魔超人編」で初めてそれまでテリーマンと牛丼愛好会のメンバーくらいしかい友達がいなかったキン肉マンにそれまでのライバルだったロビンマスクやラーメンマン、ウォーズマンなどが明確な仲間(友)として描かれた
この作品の最も重要なテーマである「友情」が明確に表に出て、そしてかつて敵だったキャラクタがー味方になり、協力してより強大な敵と闘うという後の少年格闘マンガの雛形のような展開(ついでに「強敵が、仲間になると、弱体化(字余り)」という少年格闘マンガの典型例もこのマンガがほぼ元祖)が形成され、当時では斬新だったその展開が大いに受けて爆発的人気となり、アニメ化、ゲーム化、そして「キン消し」というPVC(ポリ塩化ビニル)製人形がこれまた子供たちの間で大ヒットすることになり、マンガ作品がメディアミックスで大成功した元祖のような作品となり1980年代最も成功したマンガと呼べるほど一大ブームとなる
つまり、本格的に人気作品となったのは7人の悪魔超人編からであると言える
逆に一番最初の怪獣対峙編は完全なギャグパートでもあり、荒唐無稽極まりない内容と当時でも寒めだったと思われるギャグやダジャレも散見され、アニメ放送化まで4年の歳月を要した上に、その怪獣対峙編はアニメ化に際してほとんどがごっそりカットされたことは無理もない措置と言える
あの「ドラゴンボール」だって一番最初のドラゴンボール探し編(ピラフ大王との闘い。ウーロンがギャルのパンティを願って監禁され悟空が大猿になって終わり)はギャグパートであり、本格的な人気作品になったのは天下一武道会が始まってバトル路線になってからである
やはりあの時代で人気を得るには本格的バトル・仲間との協力・友情という要素はとても重要であり、そのご90年代前半まで多くの作品が強引かつかなり無理やりにバトル物に変化させられていくのを見てきた
「幽☆遊☆白書」や「密・リターンズ」など典型例だろう
人気が伸び悩んだらバトル漫画化
展開に行き詰まったらトーナメントか団体戦
前シリーズの強敵を次シリーズのかませ犬にさせる
強敵が、仲間になったら、弱体化(字余り)
・・・という展開が多くのマンガで見られるようになりあの「変態仮面」でさえ一時はそうなったほどである
とにかく、熱くなったのは7人の悪魔超人編以降ということを考えると、キン肉マン世代の中心層は「1980年代に小学生だった世代」こそが最も「アツい」ボリュームを形成しているということになる
キン消しは消しゴムだから間違った鉛筆の字を消せるかなとゴシゴシこすっても字は消えず余計汚く黒ずんでしまい、キン消しの方まで黒く汚れてしまい、挙句にノートや答案用紙まで破れてしまった・・・と、いう経験をしたことがある世代である
授業中にノートに「簡単だから」という理由だけでペンタゴンやブラックホールの似顔絵を描いた世代である
他にも近所に生えていたエノコログサ(ネコジャラシ)を引っこ抜いて手で握って激しくしごいて中から出てくるのを気持ちいいと感じた経験や、学校の休み時間にパロスペシャルやキャメルクラッチを友達にかけられて泣いた経験か、あるいは逆に友達にかけて泣かせてしまい、そのことを「あ~○○君泣かせた~先生に言ってやろ」とか言うどのクラスにもいた風紀ぶった偽善者女子がチクッたことでやって来た担任の先生から体罰(このころは教師によるビンタ・ゲンコツなどの「鉄拳制裁」は当たり前であり小学校低学年でも普通に対象となった)を受けたりした経験がある世代こそが真の「キン肉マン世代」なのだ
1980年代に小学生だった世代というと1967年生まれ~1983年生まれだが、卒業が近かった1967年生まれあたりと、入ったばかりだった1983年生まれあたりを3歳くらい差っ引くとやっぱり1970年生まれ~1980年生まれということになる
もちろんこの1970年生まれ~1980年生まれの枠に必ずしも入るというわけではなくあくまで「一般的」の目安でしかない
他にも、1966年生まれの今田耕司が司会の「懐かしのアニメ特番」的な番組に串田アキラが登場して当時と変わらぬ声で「キン肉マン go fight」を歌ったのを聴いた未だがモロにリアルタイム世代のごとく感動に打ち震えながら「全然変わってない」と言っていたり、その番組に出てた1985年生まれの上戸彩が子供の頃に友達と額に「肉」と書いて遊んだと年齢サバ読み疑惑(笑)が浮上しかねない発言をしたりもしていた
1986年生まれのガリガリガリクソンが大阪の通天閣100周年でのキン肉マントークショーに出演し、ゆでたまご先生や神谷明の前で深い知識を披露していたし、そもそもコイツは中井先生の家にも行ったことがあり、中井先生の奥さんの手作り牛丼までご馳走になったらしい・・・羨ましい・・・
1986年生まれじゃ物心ついたときには明らかに原作もアニメ放送(第一期)も終わってた世代なのにスゴイ
ギリギリ第二期(王位編)は見てたかもしれないね
子供心にもコニタはさぞウザかっただろうに・・・
1982年生まれの1982年生まれの安田美沙子などもかなりキン肉マン好きらしい
上に兄でもいたならまだわかるけど彼女確か男女の双子だったはずだから同い年の兄か弟しかいないはず
つーか双子の兄か弟は相当なイケメンというか美形なんだろうなぁ・・・羨ましい・・・
そもそも1976年生まれのこのオレも、きっかけは父親だった
プロレス好きだった父はキン肉マンも好きで読んでいて、全く興味なかったこのオレにも無理やり買ってきて無理やり読むことを強要された
その時は15巻で、なんで両腕を失った人(テリーマン)がいきなり「オレを殺せー!(阿修羅バスターをかけろー)」とか泣き顔で喚き散らしてるのかわけがわからずいきなりドン引きしたものの、ジェロニモの死に涙して・・・
それからはすっかりキン肉マンにハマった
マッスルタッグマッチよりディスクシステムの王位争奪編の方が好きだった
でも難しかったしウォーズマン使えば楽勝の勝ちパターンがあることも知らなかった
授業中にコミックスを読んでいたのがバレて没収されてそのまま返してくれなかったとんでもない教師もいた
でも、嬉しかった
だからこそ結局「コア」なキン肉マン世代と言えば1970年生まれ~1980年生まれということになるんだろう
ただ上はもうちょい広いかもしれない
「スグル」など巨人色の濃い原作はもちろん、アニメも日テレだから「巨人の星」のパロディが多かった
しかし1976年生まれのオレでさえ「巨人の星」はリアルタイム世代でも再放送世代でもないから何のこっちゃさっぱりわからなかった
でもこれらのパロディを楽しんでいた「キン肉マン世代」もいたかもしれない
テレビ局だってプロなんだから視聴者のターゲット年齢はしっかり把握しているはずだからだ
視聴者が元ネタが全く分からないようなものを番組内で流すわけがない
だから「巨人の星」を見ていた世代も入るとなると「キン肉マン世代」の上はもっと広いかもしれない
ウチの父もよくあのアニメの主題歌を風呂場で「ゆ~けゆ~けひゅ~う~まぁ~」とか歌ってたしドカベンやタイガーマスクのテーマも歌ってたからその世代なんだろう
いや待てよ・・・違う
父はそれらのアニメが放送されていた1970年前後は既に25歳前後だ
25歳前後の社会人がアニメを見るというのは今なら珍しくないが当時は相当「幼稚」と見做されたのでは?
自慢するわけではないが父は東大を出ている・・・羨ましい
だから学力は確かに息子から見ても勉強散々教えてもらったしすごかったけど「頭がいいか」と言えば大いに疑問符がついた
とにかく父は幼かった
いい歳になってもキン肉マンを読んでた(オッサンになった今のこのオレも偉そうな事言えないけど)し、他にもとにかくいろんな面で幼稚だった
幼稚だからこそマンガ好きでアニメ好きなんだろう
理数系人間だったから数学や物理の事しか頭になかったのもあるだろう
いや英語も国語も世界史も非常に強かったが
それでも実生活では幼稚で息子の立場から見ても未熟な言動や行動が目立った
そんな父は何年か前に詐欺に合って退職金をガッポリ全て奪われた
頭がよかったら詐欺なんて合わなかっただろう
預金は別管理だったのと年金がしっかりしてるから別に生活には困ってないけど
父が好きだったプロレスだってそうだ
父はプロレスをショーではなく真剣に強さを競って本気で殴り合い投げ合い関節をキメあってるガチでシュートでステゴロな「格闘技」だと信じて疑わなかった
だからレスラーを語る時も全て基準が「強い」、「弱い」だった
そんな父の元で一緒にプロレスを見ていたわけだから当然幼かったオレも「あ~真剣に闘ってるんだ・・・」とポカーンとしながら何がなんだかわからないまま初代タイガーやらアンドレやら長州を漠然と見ていた
だから長州のテーマ曲だけは耳に残ってた
猪木のテーマ曲と長州のテーマ曲だけは物心ついたあたりから聴いて覚えていた
他のレスラーは藤波が毎回のようにブッチャーにボールペンか何かで額をぐりぐりされて血まみれになって結局何も反撃らしい反撃もなく反則勝ちになってボロボロになって腕を上げられてるのを見て「弱いなぁこの人」と思い、逆にガンガン派手な蹴り技を入れて攻めまくる前田を見て「強いなぁこの人」と思ったり、結局こっちも「強い」、「弱い」で見るようになっていった・・・
全日系は新日と違って放送時間帯がゴールデンに固定されてなかったから、確か土曜の14時とか昼間くらいの時間帯に放送されてるのを父が見ていてなんとなく「鶴田天龍」ってフレーズだけは耳に残ってる程度でそれ以外は何も知らず、馬場はもちろんなんとなくだけどドリフで志村が大きな馬場のマスク被って「アッポー」とかやってたのを見てて知ってたが、その一方で、あのブルーザー・ブロディでさえ全く知らないほどこのオレの小学生低学年時代はプロレスに関しては疎かった
ハンセンもホーガンもほとんど知らなかったし外人と言えばアンドレかブッチャーくらいしか知らなかった
やがて父の横や膝の上で見る年齢じゃなくなり、キン消し集めやビックリマン集めやミニ四駆や何よりファミコンに夢中になったこのオレは父の影響でキン肉マンは好きになってもプロレスまではハマることもなく、必然的にプロレスから離れて行った
だが、思春期に少年から大人に変わったこのオレは中学生になり既にゴールデン枠から撤退したプロレスをまた見始めるようになっていた
きっかけは三沢光晴だった
強すぎるゴディ・ウイリアムスにタッグパートナーの川田が完全に力負けしてほぼ孤軍奮闘でドロップキックを乱れ撃つ三沢の悲壮な姿に深夜ながらに猛烈に感動し、また福沢・ジャストミート・朗アナウンサーの「プロレスニュース」がなんだか妙にツボに入ってまたプロレスにハマったのである
父もプロレスがゴールデンから撤退してからは見なくなっていたようであるが、今度は逆にこっちがハマったことでまた一緒に見るようになったが、それでもまだ東大卒の父はプロレスを真剣勝負の格闘技だと普通に思い込んで見ていた
オレの方は中学生ともなると不自然な動きがしばしば気になるようになった
明らかに当たっていない三沢のローリングエルボーにダウンするスタンハンセン
コーナーに登った菊池に足を向けて倒れてしまい、不自然に90度マット上で移動したダニー・クロファット
ただ倒れ込んでるだけのアンドレの「エルボードロップ」を絶対に返せない各レスラーたち
ジャンボ鶴田の不自然すぎる痙攣のマネetc・・・
なのにそれを見ても父は依然として「強い」、「弱い」でプロレスを語っていた・・・
だから父は東大出ててもあまり頭が良くないんじゃないかとその頃から内心思うようになっていた
細かいことあげたら他にもいろいろあったんだけど・・・
あれ?なんで父の話にそれたんだっけ・・・
あ、上はもっと広いかもってことね
だからそれは1966年生まれの今田だってそう
アニメが始まった1983年に彼は既に17歳だし「巨人の星」を見ていた可能性もある世代
当時の17歳が露骨に低年齢向けアニメだった「キン肉マン」を見るのかどうか
でもジャンプ読者だったらしいから普通に見るのかなそれは
だとすればやはり上はもっと広いかもしれない
これはもう「巨人の星」理論である
ただ作者であるゆでたまご先生ご両人が1960年生まれ(中井先生は早生まれで61年生まれ)なのである
お2人は18歳の若さでデビューしてるから同年代の読者がいてもおかしくないがそれでも上はせいぜい1965年生まれくらいまでと考えるのが妥当じゃないだろうか
逆に下限は年齢的にも区切りの良さ的にも1980年生まれまでが限界だろう
1980年生まれの人にはプロレスラーやプロ野球選手やタレントもそうだしこのオレの後輩にもファンがいる
1979年生まれにもキン肉マン芸人に出ていた麒麟川島とかお天気キャスターの元井美貴さんとかファンがいる
だからこのくらいまでがキン肉マン世代の下限なんだろう
このオレの弟は1978年生まれだが、コイツも普通にアニメを見ていた
ただ77年生まれ以降はアニメもリアルタイムの初放送より再放送の方が影響強いかもしれないフシがある
原作もジャンプでリアルに読んでたというよりはコミックから入る「後追い」世代かもね
そう考えるとガチのリアルタイム世代はこのオレも含まれる1976年生まれまでじゃないかな
1981年生まれ以降はもうさすがに生まれた年齢から逆算してもコア世代には無理がある
そういえば1981年生まれの名前知らない芸人が何かの番組で「キン肉マンなんて見たこともないし周りも誰も読んでなかった」とか言って、モロにキン肉マン世代のフジモンとかケンコバが憤慨してたっけな
ケンコバはキン肉マン以外にもドラゴンボールや聖闘士星矢やジョジョの奇妙な冒険や北斗の拳など80年代マンガにあれこれ絡み過ぎでちょっと節操ないなと思うけど
これらのマンガを企画した番組やイベントでケンコバが出てると「またか・・・」感がハンパない
と、いうことでキン肉マン世代は1965年生まれ~1980年生まれということになるのかな
2015年10月31日現在で35歳~49歳くらいまでと
でもコア層はやっぱり1970年生まれ~1980年生まれくらいだと思う
さらに絞れば1970年生まれ~1976年生まれがピークと
とりあえずわかりやすく1965年生まれ~1980年生まれと広めに15年取っておきましょうか
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