キン肉マン 146話 テリーの左足!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第146話 「テリーの左足!!」 感想(あらすじネタバレ含む)
テリーマンはついにジャッジマンの必殺技の1つである「ジャッジメント・クラッシュ」を硬い硬い石のリングの上でモロにくらって脳天杭打ち状態
この石のリングの設定はザ・ニンジャVSカラスマン戦で突然思いついたように出てきたものだが、
その後の試合だったアシュラマン戦は舞台が魔界だったこともありマットも普通のものだったようで、
あの時よりさらに衝撃は大きくなっているだろう
思えばマットに叩きつける系の技がないテリーマンにとって石のリングでの闘いは何のメリットもない
逆にマットに叩きつける系の大技がまだ他に「ジャッジメント・アヴァランチャー」と「ジャッジメント・ペナルティ」の3つもあるジャスティスマンにとってはモロに有利な状況
ただでさえ圧倒的実力差がある上に舞台まで不利な状況じゃテリーマンはもうめっちゃキツい闘いだ・・・
そういえばテリーマンがシングルでこの手の叩きつける系の大技をくらうのもあまり見たことなかったな
どっちみちもう・・・ダメだこりゃ
そしてそれをくらったテリーマン
アシュラマンが腕をもぎ取られたように、テリーマンの腕もまたかつてのアシュラマン戦のオマージュ丸出しでドス黒く変色する
また「火の鳥 鳳凰編」の我王みたいに両腕なし状態になっちまうんだろうか・・・
つーか我王はあのなにもない時代に両腕なしになってたった1人で山奥でどうやって生活してたんだ一体・・・
何気にファミコンにまでなりやがって・・・難しいゲームだったあれは・・・
その光景を見ていたサンシャインは「あのジャスティスマンという男、なかなかの実力者ですな。常に冷静に物事を判断し、先ほどのアシュラマン、そして今度はあのテリーマンをも寄せ付けない淡々とした試合運び。地味ながらもこれは強い」と将軍様に語り掛ける
いや・・・地味じゃないだろ
持ち技派手な技ばっかりだし
でもどんな状況でも冷静さを失わない人間(超人もね)ほど強いものはないのは同感
すると将軍様は「ヤツは・・・完璧超人始祖の中でもその技術、そして何より隙のなさにかけては群を抜いている。あれほど冷静沈着という言葉が似合う男を私は他に知らぬ」と返す
まぁ・・・カメハメも同じくらい冷静沈着だったとは思うけど・・・
さらに将軍様は珍しくつらつらとおしゃべりしまくります
「感情をはじめとする不安定な要素の価値を認めず、この世に盤石の安定を築こうとしてきた男だ。その理想は、かつて私が知っていたザ・マンに最も近いものかもしれない・・・闘い方もな。ヤツを倒すとなるとこの私でも少々骨が折れるかもしれんな」と語る将軍様
ザ・マン(閻魔様)に最も近い存在ということはやはりジャスティスマンはオリジンの中じゃ最強格なんだね
いくら将軍様でも「少々骨が折れる程度」で倒せる相手じゃないだろこれもう
サンシャインが「しょ・・・将軍様にそこまで言わせるほどの男が今、目の前で・・・」と最初は自分が闘おうとしてたくせに今更ながらに恐れおののきはじめておのののか
たまりません
テリーマンはそれでも何とか立ち上がろうとする
ジャスティスマンは「ほう裁きの技を受けてなおも立ち上がって来るのか。大したものだ」と上から目線で語り掛けます
「当たり前だ!こんなことで倒れてたまるか。ロビンもラーメンマンもいなくなった今、正義超人最古参のミーがヤられちまうわけにはいかないんだよ~!」と絶叫すると両肩のスターエンブレムが光り輝きテリーマンの両腕のドス黒い変色が元の瑞々しいなまっちろい色に戻っちまいました
「お前があくまで冷静さを武器とするなら、ミーはいくら否定されても魂の熱さ(暑苦しさ)で闘ってやる。それで勝たないと・・・お前も納得できな・・・」と、「情熱VS冷静」の闘いの様相を呈してくるような事を途中まで言いかけると突然左足に激痛が走って言葉を失うテリーマン
その異変に敏感すぎるほど敏感に気づいたキン肉マンが「どうした?テリーマン」と絶叫する
テリーは「へへっ、なんでもないさ。ちょっと疲労がたまっただけだ」と強がります
しかしジャスティスマンは「私の目はごまかせん。今の技で受けたダメージだけではないな。どうやらその左足も痛めているようだ」と語り、これまでの闘いでジャスティスマンに敢行したニークラッシャーやスピニング・トーホールド、そして石のリングへのニードロップ自爆などのシーンが背景に描かれる
決め手はニードロップ自爆でしょうねぇ
ニークラッシャーやスピニング・トーホールドをやったくらいで左足が痛んでたら闘ってられません
ただテリーマンの左足は・・・
テリーは激昂して「ナニ言ってやがる!ミーの左足ならこの通り万全だー!」と絶叫しながらジャスティスマンに左ミドルキックを放つが、ジャスティスマンが右ひざを立ててそれをガードする
するとまた左足に激痛が走るテリーマン
しかし冷静さのかけらもないテリーマンはすっかり熱くなってしまい左足でのキックに固執する
ことごとくガードされるがバカな観客どもが「テリー!テリー!」と声援を送って煽ってしまう
アニメ版風だと「ゴーゴーレッツゴーテリーマン♪」って感じではあるのかな?
キン肉マンはめっちゃ不安そうな表情で「おいテリーあまりその足で無茶をするな!どうなっても知らんぞ!」と咆哮します
しかしテリーはどこまでも能天気かつ楽天的な典型的アメリカ南部の男らしい性格を丸出しにして「ハハ・・・どうってことはない。心配するなキン肉マン≫と返します
バカです
ミートは「どうしたんですか王子?いつになく不安な様子で」と問うけどお前ならわかるだろそれくらい
コイツもこのシリーズはあまり活躍してないしだんだんバカになってきたようだな
かつてはフェニックスやネメシスの幼少期同様に超絶天才児だったくせに・・・
そしてキン肉マンは「みんなはもうすっかり忘れとるかも知れんが・・・あいつの左足は・・・義足の方の足なんだ」とつぶやく
テリーマンの左足が義足って設定はもうなくなったんじゃなかったのかどうか極めて曖昧だった
まるでこの完璧超人始祖編のリングが石だったのか普通のマットだったのかくらい曖昧なものだった
黄金のマスク編の最後に金銀マスクが合体して放った光で治ったとかいう説もあったし
しかし読み切りの「ザ・マシンガンズ空白の3日間」で再び義足設定が強く描かれたことでやはり義足ということに話を戻したようで・・・
ミートは「本来の足と区別がつかないほど常に万全なようなのですっかり良くなっているものかと」と返すが、「実はあの左足は最初のものから大幅に改良されたものに付け替えられていると以前テリーから聞いた。それこそ本来の足と変わらんほどの機能するすごいやつにのう」と裏話を暴露するキン
そしてキン肉マンは「ミートも覚えておるだろ、テリー牧場の蹄鉄師ボブバックランドのことは」とミートに語り掛けると「ザ・マシンガンズ空白の3日間」のシーンが背景にこれは明らかにコピーそのまんまだが描かれる
さらに「最初の義足もかなりの出来栄えだったがいかんせん急ごしらえだったのもあって簡単に取れてしまうという欠点もありアメリカタッグ選手権ではたびたび苦境に立たされることもあった」とも語るキン肉マン
いやあの義足は決して急ごしらえじゃなくバックランドがテリーがまたリングに立てるようにと前々から夜なべして時間をかけてじっくり熟成で作り上げたものだったはずだけど(笑)
でも確かにタッグ選手権では良く足をもぎ取られて苦戦したよね
イワオに「せいのう!」とか言われてもぎ取られたりしてさ・・・しかもイワオが久々に描かれてる(笑)
イワオ大好き
で、バックランドがさらに改良したものをじっくり時間をかけて完成させたのが今の義足ということで
チキンウイングフェイスロックって感じではあるよね
そしてここでさらに回想シーンに突入する
超人オリンピック、ザ・ビッグファイトが終わりそのパレードの準備をしておもむろにパンツをはこうとしているキン肉マンの控室にテリーマンが「ヘイ、おめでとう」的に入って来る
横にはバックランドもいる
キン肉マンは「よせやい」といういかにも80年代ノスタルジックな言葉で返す
つーか「よせやい」なんて言葉使ってる奴ホントにいたのか?
初期ラーメンマンがアニメで良く使ってた「~あるよ」か「あいや~」とかいう喋り方をしてる中国人を実際に見たことがないのと同様にこの「よせやい」とか「こなくそ」とか「グムー」とか使ってる人間を見たことがない
さらに言えば「~ざます」と喋るババアとか自分の息子に「すねちゃま」なんて呼び方するクソババアもね
とにかくキンはテリーマンに「よせやい、テリーマン。お前だって予選で自ら子犬拾って敗退してなきゃ決勝トーナメントに進んで優勝してたかもしれないだろコノヤロー」的に返します
さらに内心では「つーかお前、あの時子犬だけ拾ってすぐにその場を離れれば良かっただけなのになんでいちいち新幹線を自ら止めたりしたんだバカなのかコノヤロー」とまで思っていたのも確実でしょう
たまりません
しかしテリーは「いや、昨日までの義足ではどっちみち優勝は無理だっただろう」と返す
「昨日まで?」と問い返すキン
「実はもう今は違うんだ。治ったんだよ完全に」と左足を出してアピールするテリーマン
テリーが言うには義足のせいでパフォーマンスが落ちたのを見かねてバックランドがさらに改良した義足を作ってくれたとのことで、まるで本物の足が戻って来たような感覚でありもう簡単に「せいのう!」とか言って外されたりすることもないとのこと
「見た目はあまり変わらんが・・・」といぶかしむキン肉マン
しかしテリーマンは「ミーの感覚からすると段違いだ!これはもう完治したと言える出来栄えだ」とノリノリで左足を振り乱しリオのダンス状態
「もうどんな強敵が現れても大丈夫だ」とめっちゃ気が大きくなってしまっているテリーマン
まるで新日ジュニア時代の大谷晋二郎の「もう誰にも負けない」発言を彷彿とさせます
たまりません
みかねたバックランドが「こいつが万一壊れたらもうこれ以上のものはもう二度と作れない。だから大事に使ってください」と地味に衝撃の告白
「なぁに大丈夫さ、いざとなったらまた爺や(ボブのことね・・・あ、ボブじゃなくてバックランドか)がまたこれ以上の足を作ってくれる。そうだろう」と青さ前回の能天気発言
それを見て「坊ちゃま・・・」とだけしか返せずもう二度と作れない事を暗に示唆しているバックランド
それを見て不安そうな表情をするキン肉マン・・・
ここで回想シーンは終わる
つまりこれはテリーマンの足が再び失われる危機が迫っている状況ということだ
と、言うよりバックランドのあのネタ振りはもうテリーマンが無茶して義足を破壊してしまい足を失うことを伏線として描いたに等しい
後先考えず行動してしまうアメリカ南部の男の性格を変えるには石をダイヤに変えるより難しい・・・
両腕も失い左足も失って負けるという凄惨な結末さえ予感させてきた展開・・・
もしかしてゆでたまご先生はもうロビンやラーメンマンやテリーマンを「退場」させようとしてるんだろうか
ウルフマンも引退させたし
ラーマンマンも先のネメシス戦で「この闘いが私の格闘人生の集大成」ということを言っていた
そしてテリーマンも左足を失えば必然的に闘いの世界からリタイア(引退)しなければならなくなる
ロビンは多分生きてる可能性が高いからまだわからないけど・・・
人気優先でウォーズマンやブロッケンをこれからは推していこうと考えているなら安易すぎる気もするけど
どっちみちキン肉マンのフェイスフラッシュがあればどうとでもなる話なんだけどね
テリーマンの左足にフェイスフラッシュをまぶせばニョキニョキと新しい足が生えてくるでしょう
Ⅱ世では加圧トレーニングで骨が生えてきたマンガなんだから
ウルフマンの左足だってフェイスフラッシュを一発ぶちまければ治っただろうに
でもあれを多用すると本当に「なんでもあり」のマンガになってバランスブレイカーになっちゃうから乱用はやっぱり控えたいのが実情なんだとは思う
キン肉マンは改めてテリーマンのあの義足はこの世に2つとないオンリーワンのワンオフ商品なんだと強調
しかも頼みの綱のバックランドも3年前に他界しちまっているとのこと・・・
「そうなるとあの左足の代わりはもう二度と手に入らない・・・」と珍しく悲壮感たっぷりな表情で語るキン肉マン
何からナニまで絶望的な状況でハァハァ言ってるテリーマンの悲壮な姿が描かれて今回は終わり
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まぁ・・・フェイスフラッシュを乱用できないとしてもさすがに世界でバックランド1人しか作れないというのもおかしな話で
世界中・・・いや、宇宙中探せば優れた蹄鉄師は他にもいるだろうし・・・
それにまだ新シリーズに登場していないドクター・ボンベの存在もある
超人墓場が崩壊したことでまた再登場もありうるだろう
親友カメハメにとっても愛弟子であるテリーマンのことだからそれこそもっとすごい義足を作るかもしれない
ぶっちゃけドクターボンベの再登場がいろいろなカギを握るかもしれない
ロビンは多分死んでないと思ってるけど、もし死んでたとしたらドクターボンベに生き返らせることもあるか
ただロビンが死んでたならネプチューンマンによる完璧超人秘奥義の「超人再生術」で復活というストーリーの方がありそうかな
喧嘩男とロビンの因縁もあるし
それにしてもただでさえ実力が圧倒的な上に、テリーマンにばかり不利な石のマット、そして左足が限界に近付いている・・・ともうどうしようもない絶望的な状況だね
「絶望への反抗」にもほどがある
ただ、このマンガは序盤に攻勢をかけている方が案外負ける
ここまで劣勢だと案外テリーの「奇跡」が最後に待っているかもしれない?
それか左足を失うのと引き換えに勝利か引き分けるとか・・・
ただ状況が絶望的なだけでテリー自体は結構攻勢かけてるからなぁ
スピニング・トーホールドももう出したし
まぁあんなもんは別に決め技でも何でもない単なる「繋ぎ技」でしかないけど
ジャスティスマンは3大必殺技のうちの1つジャッジメントクラッシュを既に使った
しかも石のマットに脳天杭打ち状態だったにも関わらずテリーマンはさほど大ダメージを受けた様子もない
地味だから目立たないけどテリーマンってクロスボンバーくらっても試合を続けられたり、
全身の骨がバラバラになっても闘い続けたりと結構タフなんだよね
逆にウォーズマンはダブルレッグスープレックス一発で失明するわ、クロスボンバーくらって即死するわかなりモロかったのに
テリーマンは地味だから弱いと見られがちだけど、このタフネスさはすごいし、7人の悪魔超人にリンチされても翌日に魔雲天と試合したり、はぐれ悪魔コンビと連戦したりタフなだけでなくスタミナや回復力もすごい
そんなテリーマンには今後どんな運命が待っているんだろうか
人気という面では「超人総選挙2015」ではトップ10入りを果たし、12月には新作フィギュアも発売されるように人気回復の兆しも出てきているだけに、酷い惨敗やまして作品から「退場」させるというのも考えにくいとは思うけど・・・
そもそもシングルで完全にKOされて完敗したことも敗死したこともないテリーマン
その「記録」もここで途絶えてしまうんだろうか・・・?
完璧超人編も佳境を迎えた感もある
しかしまだ登場しない人気NO1超人のキン肉アタルやネプチューンマンや復活するかどうかわからないけどオメガマンの存在
そして戦闘態勢になったのにそれ以降半年以上音沙汰がない「あれなんだったの?」状態の銀のマスク(シルバーマン)
このあたりの超人達の登場はいつになるのか・・・
他にも生死がはっきりしないアシュラマンやシングマン
さらに生き残ったサンシャイン、ザ・ニンジャ、ジャンクマン、ブラックホール(with ペンタゴン)
ジェロニモ、ピークア・ブー・・・
小物ばかりだけどまだ「駒」はそこそこ残ってる
だが敵側がもう閻魔様含めて4人しか残ってない
新たな強大な敵の追加がないとストーリーが継続しようがないし閻魔様の右腕のオメガマンは最適だろうに
まずはとにかくテリーマンの悲壮感漂いまくってきた闘いを見届けることにしましょう
そういえばナツコ出てこないね
東京ドームにおいてけぼりにされてたけど、水道橋から信濃町なんてすぐだからね
当然会場にはもういるだろう
アデランスの中野さんの妻・公子は水道橋のどこぞの質屋にいるんだろうか
大黒屋とか金券ショップじゃ買い取ってくれないだろうし・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第146話 「テリーの左足!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は10月26日発売です

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