キン肉マン 週プレ最新作 第145話 「テリーマンの空中殺法!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
テリーマンの伝家の宝刀(?)スピニング・トーホールドがジャスティスマンにガッチリとキマった
「ギュギュ」、「ギュギィ」と強烈に締めつけるテリーマン
とても締まりが良さそうです
「必勝態勢!!」と煽る見出しがとても白々しいです
「体格やパワーの差だって?ミーがこれまでどれほどそんな相手と闘ってきたと思ってるんだ!」と喚き散らしながらジャスティスマンの足をニギニギするテリーマン
さらに「そんなんじゃこのテリーマンは恐れはしない!立ち止まらない!怯まないーっ!」とサウザーみたいなことを絶叫するテリー
テリーのわかりやすいシンプルなファイトスタイルに観客どもは大いに沸きテリーコールを送る
サウザーと違って(客に)媚びまくるテリーは歓声に右腕を挙げて応える小物感がハンパない
そんな調子コイてるテリーに対しず~っとポーカフェイスをキープしていて全く効いていない様子のジャスティスマンの目がカットインして逆転フラグ発生
スピニング・トーホールドが破られるときは大抵空いているもう1本の足で蹴飛ばされるか、首根っこを捕まえられてスモールパッケージに移行されるかのどっちかだが、なんとジャスティスマンはテリーマンが両腕で握っている右足をその脚力(?)で自ら引っこ抜いてしまう
おそらくこんな破られ方をしたのは初めてと思われるテリーマンはますますのび太みたいな目をして愕然
ジャスティスマンはテイクダウンの体勢のまま両足でテリーマンの右腕と頭部を締め付けるトライアングルチョーク(三角絞め)の体勢に入る
「感情を持つ動物とは面白いものだ。劣勢から攻勢に転じた瞬間必ず心の隙ができる。それが次の劣勢を呼ぶことにも気づかずにな」と三角絞めの体勢からテリーマンの頭部にエルボーを落とすジャスティスマン
先ほど客に乗せられて調子コイてたテリーマンを思い切り揶揄する「感情のない男」ジャスティスマン
「こ・・・これしきのこと!」とテリーマンはジャスティスマンの下半身を持ち上げて脱出しようとする
するとジャスティスマンは即座にテリーマンの右腕を取って一本背負いで石のマットに強烈に叩きつける
「アウッ」とイキそうになってのけぞるテリーマン
ジャスティスマンはテリーマンの右腕を掴んだまま次々と石のリングに叩きつける
まるでテリーマンを紙クズのボロ切れのように軽々と・・・
まさに「テキサスの化石」にされてしまっています
完全大の字かと思われたテリーマンだがまだ今のところは余裕はありそうですぐに起き上る
そして「ヘイ、確かにあんたの言う通りだ。せっかくチャンスを掴んだってのに・・・ミーの動きにはムダが多すぎた。ご忠告感謝するぜ」と結構余裕の表情で余裕あるセリフを吐くテリー
そんな余裕あるのかい?
そんな余裕はいらないのかな?
ジャスティスマンは頭おかしくなったのか突然「ムアッ」とか言ってテリーマンのタイツを掴もうとしたのかそれともストマッククローでも狙ったのかとにかく右手を無造作にテリーマンの下腹部に伸ばす
テリーマンは「おっと、危ない」と前転してかわす
そして「だがとりあえず、今の攻防でわかったことがある。ユーの行動は常に理詰めだ。特に予測範囲の攻撃への対応は万全。さすが完璧超人といったところか・・・」とぶつくさとジャスティスマンの全てをわかったような知ったかぶり発言をほざきはじめるテリーマン
さすが常に「そういえば聞いた事がある」と口にするだけあってテリーマンの知識顕示欲は超人界NO1と言ってもいいだろう
そんな見栄っ張り野郎・テリーマンはロープの反動を利用して高くジャンプしてテキサスコンドルキックの体勢に入る
当然ジャスティスマンは両腕でガードしようとするがテリーマンは空中でどんな動きをすればこんな体勢になるのか「物理的に可能なのか?」状態のムーブで下から顎を蹴り上げる両足サマーソルトキックに移行する
両足サマーソルトキックをモロにアゴにくらってちょっとグラつくジャスティスマン
ぶっちゃけこの闘いにおけるテリーマンの攻撃で初めて「有効打」になったと思われる描写
テリーマンはグラついたジャスティスマンにショルダータックルをぶちかまそうとする
しかしそんなコテコテの攻撃はジャスティスマンはわかりきっていてすぐにショルダースルーで返す
しかし投げられたテリーはすぐにジャスティスマンの背後に回って「次はミーがほとんどやらないこの技だ」となんと珍しいジャーマンスープレックスをジャスティスマンに敢行する
この糞ブログの前回の更新でテリーマンの地味さをコキ降ろしている中で、スープレックス系の技もほとんどやらないと言及していたが、まさかその次のストーリーでいきなりテリーマンのスープレックス技が見られるとは・・・
テリーのスープレックス技なんてモデルの1人であるドリーファンクジュニアが使用するダブルアームスープレックス以外なかなか見られるもんじゃないからね
ジャスティスマンはその表情が全く歪んだりしないマスクのような無感情ポーカーフェイスでガッチリキープされているから、石のマットにジャーマンで後頭部を叩きつけられても効いているかどうかもわからない
しかしテリーはさらにまるで武藤敬司のように華麗なラウンディング・ボディプレスでたたみかける
テリーマンの空中殺法にミートが「王子、珍しいですね」と声をかける
キン肉マンが「あぁ、テリーだって必死に考えながら闘いを組み立てておる。頭の良さならアイツだって完璧超人にも負けんわい!」と喚き散らす
さらにウォーズマンも「見ろ!また飛ぶぞ!」と絶叫
テリーマンは先ほどのムーンサルトプレスに続いて、かつてテキサスを主戦場としていたブルーザー・ブロディを彷彿とさせるキングコングニードロップでジャスティスマンの喉をブッ潰そうとする
しかしジャスティスマンは「攻撃のパターンは珍しくとも、そのすぐ熱くなるところは変わらない!」とどこまでも冷静沈着に状況を読み取り間一髪でテリーのニードロップをかわす
自爆も石のマットだけにダメージが大きくのたうちまわるテリー
テリーマンの左足はかつて義足だった・・・
しかもこのシーンは魔雲天戦をオマージュしたようなシーン
ジャスティスマンは前回も見せた全身が黒く変色する謎の変態を見せ「裁きの技で頭を覚ましてやろう」とテリーマンに「死刑宣告」とも言える発言
テリーマンの腕をクロスに交差させて捉えてそのまま宙に舞い落下する・・・アシュラマンの腕をもぎ取った大技「ジャッジメントクラッシュ」の体勢に入るジャスティスマン
ずっと続いたテリーマンの無駄な攻撃ターンからいよいよ恐怖のジャスティスマン攻撃ターンへ転換して今回は終わり
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やはりスピニング・トーホールドは全く効かずに終わったね
そもそもこの技でやられる超人なんているのか?
プロレスでもほとんどこれで決まるシーンなんて見たことないけど
昔のファンクスが全盛期の頃とかは多かったのかな?
とりあえずこのマンガの中じゃスペシャルマンだってこの技じゃギブアップしまへん
そもそもテリーマンの技は最大の必殺技であるテキサスクローバーホールドも「ギブアップ」を奪う技なわけ
だがギブアップで勝敗が決する事などこのマンガではめったにない
それだけにテリーマンという超人は持ち技の時点で苦戦が否めない
相手をブッ殺す技が全くないからだ
カーフブランディングだって100トンの特異体質がなければあんなこと(バラバラ)にはならないしテキサスコンドルキックは決め技ではないし、ブレーンバスターは単なるプロレス技
つまりテリーマンは相手がジャスティスマンだろうとスペシャルマンだろうとフィニッシュホールド(必殺技)がこれといってピンとくるものがないのである
そこがテリーマンという超人の「パッとしない」部分でもある
キンターマンと闘っても道連れ金玉地獄で引き分けとかありそう
テリーマンも結構なモノを持ってそうだから白熱した戦いにはなるだろうが
ナツコもたまりません
そんなテキサスの「荒馬」テリーマンが勝つとすれば新必殺技しかないんだろう
今の持ち技だけじゃとてもじゃないけどジャスティスマンなんて化け物を倒すのは絶望的
テキサスクローバーホールド以外はマックスラジアル戦で全て出してしまっているし今更感もある
ブレーンバスター程度でKOされる相手とは思えないし
考えれば考えるほど絶望的な闘い・・・
絶望への反抗・・・
さらにジャスティスマンは今仕掛けているジャッジメントクラッシュの他にアシュラマンの腕を一度に2本ブッ千切ったジャッジメントアヴァランチャー 、さらにアシュラマンの腕3本を粉々に粉砕し、アシュラマン本体もブッ殺しちまった(?)ジャッジメント・ペナルティ というどれも超大技が3つもある
テリーマンが勝つにはこの3つの殺人技を全て耐え凌ぐか技を防ぐかしないと勝てないのである
「発光」はもう絶対必須条件だろうが、それがあっても越えなければいけないハードルもとてつもなく高い
絶望への反抗・・・
やはりテリーマン初の完全KO負けや敗死が描かれるんだろうか
テリーマンはスペシャルマンと闘っても苦戦するけどマンモスマンと闘っても粘って引き分けに持ち込むような誰と闘っても名勝負になる「名勝負製造機」とも言える特性があると思う
かつてホウキと闘っても名勝負を演じられると嘯いたクラッシャー・バンバンビガロというレスラーがいた
テリーマンも「ザ・キンターマンと闘っても名勝負を演じられる」と嘯くんだろうか?
絶倫への反抗・・・
なんだかもうラーメンマンとテリーマンを負けさせて最後ブロッケンは勝たせるみたいな流れが決定的な雰囲気に思えてきたが、ラーメンマンとテリーマン両落ちというのはあまりにも萎える展開だし、せめてどちらかは勝たせてほしいののだが、こればかりは対戦相手が悪すぎるとしか言いようがない
それだけに白熱の好勝負が期待できるという一面もあるが
この4連戦では一番弱そうで負けそうなガンマンと闘うのが正義・悪魔連合軍の中で一番強いと思われるバッファローマンというのも組み合わせ的にちょっとアレな展開ではあった
とにかくどこをどう見ても絶望的なテリーマンだができるだけ頑張って下さいとしか言いようがない
せめて新必殺技でもあればね
今度こそKO勝ちを奪えるようなね
テキサス・ドライバーとかさ
テキサスクローバーホールド・ジ・エンドとか
たまりません
キン肉マン 週プレ最新作 145話 「テリーマンの空中殺法!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は9月19日発売です