キン肉マン 週プレ最新作 第533話 「死を賭したということ!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)
ペシミマンのゴールドラッシュドライバーをくらってマスクを貫通して吐血するロビンマスク
超人オリンピックの月往復マラソンでも月でバニーガールからドリンクを受け取ったりマスクの上から汗をかいてタオルで拭いてたり
ヘンなマスクだなぁ
コミックスの何巻だったかキン肉マンとテリーマンの3人で缶ジュースを飲もうとしてロビンだけ飲めないみたいな描写描いたファンのイラスト紹介されてたっけ
あぁいうイラスト投稿するファンって今もいるのかな
ロビンはロビンで相変わらず戦闘ジャンキー丸出しな言葉を放つ
命のやりとりをしているのが楽しいだとかさすがに何度もあの世に行ったり存在ごと消えたりして無理矢理復活してきてる人間(超人)の言うことは違う
一番理性的キャラでありながら一番戦闘ジャンキーというギャップ
さらに一番理性的でありながら一番情緒不安定で性格もブレまくるのもロビンマスクというキャラの特徴
それが魅力(?)って感じるファンもいるのかな?
ギャップ萌えとも違うような気はするけど
ブロッケンJr.が大して強くねーのに妙に人気あるのも“未完成感”がいいみたいな理由で推してるファン多かったもんな
欠点が逆に魅力になることもあるってことなのかな
じゃあなんでウルフマンは人気出てねーのかとも思うけど
ビジュアルの差かな
その二人は“仲が良い”のに
ただでさえドイツ人と角界はそっち系が多いっていうのに・・・
そして超人オリンピックオマージュに走るロビン
キン骨マンに撃ち抜かれたテリーマンの足にキめたハーフボストンクラブ
実況が「かつてこの技でテリーマンからギブアップを奪ってる」とか大げさに言うがその前に足撃ち抜かれてんだよ(笑)
ただこのキン肉マンという作品でギブアップで試合が決まったのは後にも先にもこの試合だけなんだよな
しかももっともネバーギブアップ精神が強そうなテリーマンがギブアップしたというのもなかなかくるものがある
そのテリーマンも超人タッグ編でサンシャインにテキサスクローバーホールドでギブアップ奪ってたんだけどアシュラマンに有耶無耶にされ「なかったことに」されちまったが
その後の決勝戦もキン肉マンのメキシカン・ローリングクラッチというクイック技で試合が決まった
クイック技で試合が決まったのもこのキン肉マンという漫画ではこの試合だけじゃないだろうか
カメハメ戦のバックフリップもクイック技っぽい感じではあるが
でもあれはキン肉マンが技の衝撃で一時的に意識を失ってたような描かれ方をしてるからやっぱり「大技」なんだろう
オメガマン戦であれだけ強調されたくらいなんだから
たまりません
プロレスでのクイック技というものは負けた相手の格を落とさない便利なものとして活用されていた
昭和プロレスはレスラーの商品価値を落とさないために試合の勝敗がつかない展開が多かった
両者リングアウトやセコンド乱入やレフェリー暴行や凶器使用による暴走などの反則負けなどいろんな“演出”で勝敗をつけずレスラーの商品価値を守ってきた
レスラーは負ければ負けるほど「弱い」と思われて“商品価値”が下がってしまう
「強い(と思い込ませること」が商品価値になるプロレスラーにとっては死活問題でもあった
ジョバーみたいに見た目や体格に恵まれず客を呼べる看板選手やスターになる見込みがないレスラーに負け役を追わせたり
まだ経験の浅い若手に負け役を追わせたり
そうやってなんとか勝敗をつける試合もあるがメインに登場するクラスのレスラー同士の試合になるとそれが難しくなる
団体のエースはもちろんメインイベントやセミファイナルに常時出るレベルの選手も簡単に負けさせるわけにはいかないから
90年代前半は「最強」の称号を得ていたUインターの絶対的エース・高田延彦が武藤・橋本・ヒクソンに負け続け商品価値が完全になくなったし団体まで潰れてしまった
新本譜レオスのエース・橋本真也が小川直也に負け続けたことでその後ゼロワンでどうあがいても最後まで橋本の商品価値は戻らなかった
エースであるレスラーが負けることは「強い」というイメージを売る商売であるプロレスビジネスにとってこれほど大きなダメージになる
試合に勝敗をつけさせれば必ず「敗者」が必要になる
「使い捨て」であるジョバー的立場のレスラーにその役を任せることもあるが看板選手同士の対戦だとそれができない
だから両者リングアウトや反則負けという決着が1980年代くらいまではとにかく多かった
そしてその折衷案としての解決策がクイック技だった
さすがに両者リングアウトや反則負けの乱発では客側にもフラストレーションが溜まる
勝敗(白黒)ハッキリしろと考えるのが日本人の気質である
クイック技であればだまし討ちみたいな丸め込みであり負けたレスラーも「あぁ強いけど騙されちゃったのね」みたいな雰囲気になり「弱い(商品価値下落)」という認識になりにくい
大物をどうしても負けさせなければならないときなどは特にこのクイック技は重宝された
一番象徴的なのは1990年全日で天龍ら大量離脱で新スターが必要な状態になり三沢を絶対的エースであるジャンボ鶴田に勝たせるために決着がクイック技になり「鶴田弱い」と思わせないための結末だった
ファンクスや藤波などは勝つパターンのほとんどがクイック技
「対戦相手にやさしい」レスラーなんだろう
だが時代の流れとともに両者リングアウトや反則負けはもちろんクイック技による決着もファンには嫌がられるようになってきた
1992年に藤波がクイック技で試合を決めてファンから露骨にガッカリしたため息やブーイングが起きて藤波はファイトスタイルを模索するために長期欠場してアメリカを放浪したりしてたし
結局藤波はその後も変わらず開き直ってクイック技を続けた
「無我」の藤波に対して小川良成のようにクイック技を芸術レベルまで高めてクイック技自体の価値や魅力を高めたレスラーもいるわけでクイック技というものもいろいろな背景があるもんだ
そしてロビンはハーフボストンクラブに続いてこれもオリンピックでキン肉マンにヤッたうつ伏せで倒れてる背中へ頭部の角を突き刺す残虐技をペシミにもヤッた
だがペシミには一回だけで終わり
しかもひん曲がってる上に対して長さも太さも硬さもない角で
それなのに実況は「これで勝負あったか~」とか言ってるし
ちょっとこの実況盛りすぎてないかさっきから
吉貝アナか?
超人オリンピックのキン肉マンなんて剥き出し(ネイキッド)な背中にこれを何度も何度もくらってそのままタワーブリッジにつなげられたってのに
ペシミマンなんて1回くらっただけだしいろいろ着てる上にロボ超人だし硬度も高そうだしそんなペシミが一発ひんまがった角で刺されたくらいで終るわきゃねーだろ
ウォーズマンのエクストリームバトルモードであんだけ刺されまくってもピンピンしてたのに
キン肉マンもキン肉マンであんだけ背中刺されまくってたらもう背中ズタズタにされ大変なことになってそうなもんなのにその後タワーブリッジくらったら何の説明もなく背中は綺麗に復元してたけどな
時間超人もビックリの超回復能力
たまりません
するとここでジャンボ鶴田みてーにピクピク不自然な痙攣してたウォーズマンがついに完全失神KO状態から意識を取り戻した
そしておもむろになにをするかと思いきやなんとペシミマンのセコンドにつく暴挙(?)に
なるほどそういう展開になるのか
これはちょっと新しい切り口であり新しい構図
すんなりロビンマスクが師として弟子の敵討ちみたいなベタベタな流れを選ばなかったゆでたまご先生
一生ついてイきます!
キン肉マン 週プレ最新作 第533話 「死を賭したということ!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)は以上
次回は6月15日発売です
