キン肉マン 295話 業火のスープレックス 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第295話 「業火のスープレックス!!」の巻 感想(ストーリあらすじネタバレ含む)
「若造」のブロッケンJr.に超人強度合計1億6800万を駆使した大技・アンセンションギムレットを破られたオメガマンアリステラ
挙句にはいっちょまえにダブルフロントネックチャンスリー(ローレライの青碧雪崩)までキめられちまった
怒り心頭のアリステラはブロッケンをワンハンドネックハンギングツリーで捉える
そして「報復」だと小橋建太のような居合抜きラリアットを叩き込むが・・・
タッチもなしに入れ替わってブロッケンの代わりにラリアットを受けたキン肉アタルは全身発光状態で剛腕ラリアットもノーダメージ状態
ただちょっと発光の光度が他の奴らとは違って尋常じゃない気がする
常に世界中のどこにでもスタンバイしていて実況を担当している「瞬間移動アナウンサー」の吉貝アナも「燃え盛るように光り輝く」と表現
超パワーが大好物のアリステラは「もしやこの力は?」と驚愕
アタルは「あぁそうだこれがお前達の見たがっていたもの。卓の火事場のクソ力に相当するこのオレのキン肉族としての特殊な力」と説明
そして「その名も・・・業火のクソ力だ!」と絶叫
王位争奪編の時はこんな光り輝く描写じゃなくてアノアロの杖でも使ったのか全身発火状態でロープを焼き切っていたよね?
遠いスワローズネストのモニターで見ているキン肉マンも「久々に見た!あれが兄さんの業火のクソ力!」と喚き散らす
とにかく「クソ力」を増すと強度や防御力が高まるスクルトみてーな効果でもあるんだろう
完全ノーダメージのラリアットから逃れると今度はアタルがバックを取ってフルネルソンスープレックス
それも6面体リングをまた一周するつもりなのかバコバコズコバコ叩き付けてイくがもう六面体リングは半分しか復元してないからそれも無理
結局下にある側面部分に叩きつけたところで静止している
高重力が作動しているのかそもそもその気になりゃどっちも“舞空術”もあるからねどっちも
アタルは「ブロッケンお前はよくヤッた!ここからはこのオレの仕事だ!後退しろ」とドラゴンスープレックスで側面に固定したままで絶叫
「後退しろ」とあるけど「交代しろ」の誤植だよねこれ(コミックス掲載時はおそらく修正されていると思われる)
そもそもタッチなしで交代していきなり技かけまくってこれじゃもうタッチの意味ないだろうが(笑)
王位争奪編ではなぜか遠く離れているはずの伊吹山渓谷に転落死していたから業火のクソ力を始めて見るブロッケン
だがなぜか知ってようで「だが隊長(キャプテン)!その力を使うのは・・・」となぜか静止する
フェイスフラッシュで都合良く生き返った後に試合のビデオでも見せてもらったのかな?
「その力を使うのは・・・」とか静止してるけどそもそもクソ力が発動しなきゃ勝てない風潮が定着しちまったじゃないかこの漫画は
元々はこのアタルとキン肉マンだけに許された専売特許だったのに
今じゃ誰もが乱発するようになりベジータに言わせりゃ「火事場のクソ力のバーゲンセール」状態
カレーや便器ですら発動できるほどまでにハードルが下がっている
おそらくザ・キンターマンやフランスのルピーンやカニベースですらその気になりゃ発動できるようになったと思われる火事場のクソ力
主人公だけに許された主役特権的な威光は完全に失墜しつつある・・・
だからなのかアタルも「構わん!そもそも持てる力は全て使わねばコイツらは倒せん!出し惜しみなどして敗れでもすれば・・・」まで言うと
ここで「キャミャー」とか言いながらキンターマンが下の側面リングに突進してくる
突入してきたマリキンターマを「それこそ先祖に顔向けできんわー!」と叫びながらカウンターの百戦百勝脚で返り討ちに
モニターで試合を見ているであろうラーメンマンはどう思ったか
ブロッケンとしては「大好きな年上のおとこのひと」であるアタルとラーメンマンの両方がリンクするたマラない瞬間って感じ?
これでマリキータはダウン
するとここで体を離したからなのかアリステラがリングから転落する
マリキンは「アリステラ!」と絶叫する
しかしアリステラはまだ完全に復元されていないリングのちぎれたロープを掴んで転落死を阻止する
いやいやそんなことしなくてもアンタらは飛べるんでしょ?
なんで試合中だと羽がない超人以外は皆飛べない設定になっちゃうの?
そもそも高重力が発動したりしてなかったりどっちなんだ(笑)
百戦百勝脚の時にアリステラの体を投げるように離したからそれで高重力が及ばなくなって転落したってこと?
それだと王位争奪編のフェニックスの引寄せられ方が説明がつかないし
あの時はまだ「完全体」だったから重力が強かったのかな?
そもそもマリキンが叫ぶまでの時間的に落下速度が遅すぎるしいろいろツッコミ出したらキリないな(笑)
浮いていてくれるだけでもありがたいと思わなきゃね
誰が作ったんだろうこんなリング(笑)
そもそも飛べるくせに試合中は飛べないのもよくわからないし
闘いの時は飛翔に力を使えないとかそんな感じ?
ドラゴンボールの世界とは違うのね
まぁ王位争奪編でもブロッケンが遠く離れた場所にあるはずの伊吹山渓谷に転落死したあたりから高重力設定がいつのまにかなくなってたけど
バッファローマンも普通に落ちていったし最後はソルジャーもマッスルリベンジャーを食らってから350mの高さから落とされたからな
当時でも試合中の連載中に設定が唐突に消えたりはしていたわけだ
たまらないほどの違和感を残しながら試合は再開する
アタルの肉体はまだまだ光ったまま
もう実質スーパーサイヤ人だね
リング中央でロックアップするお2人さん
アリちゃんは「待っていたぞこの力!いよいよこのオレがその力を己のモノとして神を超える日が来るのだ!」と中二病っぽい発言
冷静沈着で大人の男の魅力前回のアタルは「オレはそれを止めにきた」と返答
アリステラは「お前はなぜオレがオメガ最後の希望といわれるか残虐の神から聞いてきたんだろう?」と問う
アタルは「あぁ粗方はな」と返答
「粗方」って表現使う人ってリアルだとあんまいないよね?
大抵このケースなら「凡そ」を使うと思うけど
もちろんリアル世界の人間全てに統計を取ったわけじゃないけどさ
“粗方”の人を見てきた印象でな
するとアリステラは「だがオレの気持ちまでは理解できまい」といよいよ危険思想に染まった人間らしいセリフまで口から出始める
そして「オレの生い立ちが培ってきた星を背負うこの使命感までは・・・」と続ける
アタルは「生い立ちだと?」と返しちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態へ突入
アリちゃんは「今はオメガを率いる立場だが幼き頃はオメガのできそこないとイジめられてきた」とまるでラーメンマンみたいな設定を語る
だからこんなに精神がひねくれちゃったのね
ラーメンマンみたいに「私はかつて味噌(っかす)ラーメンだった」とジョークにできるほどの心のゆとりがほしかった
はい、ここから10話ペースの長い戦いには欠かせない引き延ばし(尺稼ぎ)用の過去の回想ストーリーの始まり始まり~♪
アリステラは弟のディクシア(ジ・オメガマン)とオメガ宗家の跡継ぎとなる双子として生まれた
生まれた時からこんなジェイソンみてーな悪趣味極まりないマスクをつけさせられてるアリステラとディクシア
まぁキン肉族のマスクと同じようなもんなんだろう
実際父親もやっぱりこのマスクしてるし
しかもこの父親はかなりデカくてゴツいな
するとアリステラには生まれながらに重大な欠陥があることが5さいの時に発覚しちまう
空港の金属探知機ゲートみてーな超人強度測定器をまず弟のディクシアが通るとなんとまだ5つの幼い幼児体型なのに既に超人強度8600万!
一見するとこんな小さい幼いうちからこんなに高いのかと突っ込みたくなる
だが超人強度は生まれながらに備わった数値で基本的には生まれた時から一生上がったり下がったりしないもんだ
正義超人(アイドル超人)軍や修行中のバッファローマンなど例外も多かったが
だから完璧超人始祖はそのような連中を「イレギュラー」と呼んでいたのもある
それはともかくさすがはジ・オメガマンであり、通知測定役の執事みてーな爺さんもその数値に驚いていた
続いては兄貴のアリステラの番になったが出た数字はなんと95万パワー
奇しくもキン肉マンやテリーマンと同じ数値というのがなんとも(笑)
これには周囲も逆にビックリ
やたらとゴツい父親も「何かの間違いだろう!測りなおせ」と喚き散らす
だがやはり95万パワーで間違いなくやたらゴツい父親も「コイツはダメだ」みてーな表情(マスクだけど)で「・・・」ともう何も言わない
それからは跡取りはディクシア1人のような風潮になりオメガの民衆どももディクシアばっかり喝采を浴びせた
さらにディクシアは例の返信能力まで発現したがアリステラにはその能力もなかった
自分の才能の無さに凹んでトボトボ歩くアリステラを民衆はコソコソと悪口を言ってコケにしまくった
唐突にプラネットマンとザ・マンリキをミックスしたような読者応募超人がチビのアリステラの前に現れた
なんかそいつはアリステラをバカにしてタコ殴りにしたかったようで唐突にボコボコに殴りまくってきた
しかもそいつはどう見ても大人なのに子供をガチで殴りまくるとかアレだしそもそもできそこないでも王家の人間にこんなことしていいの?
堪忍袋の緒が切れたアリステラはまだ95万パワーながらもフォーフィンガースプラッシュを敢行
その読者応募超人は縦に三枚おろしされてブチ殺されちまった
その後の身体検査時に超人強度も測定すると95万パワーだったのが500万パワーまで激増していた
超人強度は本来は増えたり減ったりしないもの
だがアリステラはかつてのバッファローマンみてーにその常識を破り相手を倒す度に強くなる体質だとわかった
もう「できそこない」なんかじゃあないと勇んで外に飛び出していくアリステラ
ここで回想は終わって「わかったことは対戦相手の強さに合わせてどんどん超人強度を成長させて行ける能力があるということ」だそうで
要は強い相手出ないと数字も大きくUPしないわけね
この戦いは子供のアリステラが大人の超人を倒したことが大きなパワーアップに繋がったわけだ
誰と闘っても毎回こんなに大幅UPしてたらすぐに億を超えちまうからな
そのあたりはRPGの経験値みてーなもんか
強い敵じゃねーと大きな経験値は入らないし強くもならねーというね(はぐれメタルは別として)
「つまりはオメガの悲願である神超えの可能性すら秘めたオメガ史上類を見ない究極の突然変異体だったのだ」と自画自賛するアリステラ
「男というものはあまりしゃべるもんじゃない」が信条のアタルは黙ったままその自画自賛に何も答えず
アリステラが相手のパワーを得て強くなる体質はわかっていたことだし正直この回想必要だったか微妙だけどとりあえず今回はここで終わり
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まぁ超人強度なんてもんはそこまで大きな意味を持つわけでもないわけで
実際弟のディクシアはオメガ一族最高との設定らしい8600万の逸材だったが結局95万パワーしかなかったキン肉マンに殺されてるわけだし
あん時のキン肉マンは火事場のクソ力も失っていたからガチで95万パワーしかなかった
でも負けたんだからね
他にもジャイアント・キリングの例なんて挙げてたらキリがない
オメガ・ケンタウリの六鎗客でも超人強度80万パワーのウルフマンに対し6500万のルナイトが負けてるからね
そもそも超人強度が生まれつき不変のモノなら超人はもう鍛錬を積む必要もなくカードバトルのように数字だけで勝負する世界になっちまう
だけども実際は厳しいトレーニングで鍛えたパワーや技術がもっとも勝敗を左右するわけでアイドル超人の勝利はまさにそういうものの結晶だ
オメガグロリアスが見せたツープラトン技のアンセンションギムレットは2人合わせての合計超人強度は1億6800万
対する乱入コンビの地獄のネジ回しは2人合わせての合計超人強度は2800万
それでも多分ブロッケンJr.は乱入コンビにとって唯一無二の必殺技である地獄のネジ回しを「握力」だけで止めることはできなかっただろう
合計超人強度では劣ってもその技にかける思いやその技にかけた鍛錬の時間などが全然違うだろうから
キン肉マン 週プレ最新作 第295話 「業火のスープレックス!!」の巻 感想(ストーリあらすじネタバレ含む)は以上
次回は10月7日発売です
というか今回の「業火のスープレックス」ってサブタイトルってほとんど内容的に重要性がないような(笑)

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