キン肉マン 26話 "急成長"の盲点!!の巻 感想

キン肉マン最新作第26話「”急成長”の盲点!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューです

悪魔超人達の文字通り死を賭けた「死闘」から一転してヌルい展開だった主人公・キン肉マンの試合

「主人公だから死ぬわけがない」という前提がさらに我々読者に悲壮感が伝わりにくくなる

そして赤子時代のピークア・ブーのコメディテイストな流れなどが尚更それに拍車をかける

これまではそんな印象だったこの闘い

それがついに白熱し始めました!!

前回のラストで「消去法の結果」として放った単純なボディスラムにダメージを受けるブー

ブーは抱え上げられた時点で大技を予想していたし、キン肉マンもそうするつもりでした

しかし、ダメージの蓄積で大技ができず、腰砕けのボディスラムをするのが精一杯だった状況でした

にも拘らずブーは受身を取りそこない頭部を強打しダメージを受けます

ここでキン肉マンはピークア・ブーという超人の特性を理解し始めます

ブーは「弘法も筆の誤り、まぐれ技で喜ぶな~~っ!」とすぐに反撃に出ます

キン肉マンをロープに降ります

真剣勝負の「殺し合い」である超人レスリングですがロープに振ったら戻ってくるのは妙にプロレス的

そして跳ね返ってきたキン肉マンに「次はフライングクロスチョップか?延髄切りか?」と問いかけます

う~ん延髄切りはこの流れで放つ技じゃないと思うけどなぁ(笑)

で、結局キン肉マンが選んだのはそんな派手で見栄えのある客受けする大技ではありません

地味だけど相手にボディーブローのようにダメージを蓄積させる効果のあるキッチンシンクです

長州力やジャンボ鶴田が試合序盤の組み立てに良く使っている技ですよね

画的には相手に突っ込んでの膝蹴りを腹に「カチ食らわせた」(長州風に)ような形です

単なる膝蹴りでしょう(笑)

とにかくこれでまたヒットしキン肉マンはまた考えます

「ボディスラムもキッチンシンクも8年以上は使っていない基礎中の基礎技ばかりなぜ決まる?」と

8年と言うと時系列的にはほとんど原作が始る前じゃないかと思いますが…

後述しますがやっぱり王位争奪編の1年半後が1990年というのは設定がおかしいですね

時系列的には王位争奪編は1985年に終ってるんです

Ⅱ世設定(究極の超人タッグ編による1983年の時代設定)は含まないのかな?

それにしても作中時系列的にもカメハメ修行時代は8年も前じゃないでしょう

あの後第二回オリンピック→悪魔超人編→悪魔騎士編→超人タッグ編(1983年設定あり)→王位編と流れ、

そこから1年半後が今の世界で、それまでも1年スパンだったからせいぜいいっても6年前というところ

8年以上前なんつったらダメ超人時代で、怪獣とか相手にしてた頃でしょう

ダメ超人時代は基礎技を大事にしていたということですかねキン肉マン

その頃は牛丼愛好会のメンバーと吉野屋の店内で「プロレスごっこ」ばっかやってたからそこでかな?

とにかくここでカメハメとの修行時代の回想に入ります

カメハメに命じられた特訓前のスパーリングドールを使った準備運動(アップ)をサボッたキン肉マン

「それはもう何日もやってるから必要ない。それより48の殺人技をさっさと全て教えろ」と

カメハメはキン肉マンを殴ります

キン肉マンは「なんだその態度?お前の代わりにジェシー・メイビアと闘ってやるというのに」と切り返す

カメハメは「”礎を打つこと千遍・・・自ずとその身に真技が備わる”!基礎をおろそかにしては真の技は習得できん・・・」 と、沢庵和尚みたいな深い言葉を残します

キン肉マンはその言葉を思い起こしています…

とりあえずこの時点ではまだキン肉マンはカメハメに敬意を抱いていないしタメ口なのも当時の原作に忠実

キン肉マンがカメハメに最敬礼状態になるのはもっと後のことですからね

ここでキン肉マンは「全て」に気づきます

ミートに向って「お前の言う通りだった。もう大技は使わない」と告げるキン肉マン

しかしミートは「それはブーを成長させない為であって、KOには大技は必要です」と告げる

ボディスラムで3カウントが決まっていた日本プロレス時代とは違うとでも言いたげなミート

そこにブーも「調子ブッっこいてんじゃねぇぇぇ~!!」と飛び掛ります

キン肉マンは語ります

「私の超人レスラーとしての技術は二度の超人オリンピック、悪魔超人との戦い、タッグトーナメントでの戦い、王位争奪サバイバル・マッチと多くの戦いを制することで どんどん上がっていった。しかし、その反面それは大切なものを失った期間でもあった」と

ここからの流れはまさに「さすが主人公」というべきカッコ良さです!!

ブーは「いいねぇ~。そんじゃその戦いで培ってきたキン肉ドライバーやマッスル・スパークなどの大技やってくれや!」と必殺技のおねだり

しかしキン肉マンはブーの足をとると基本技のアンクルホールドへ

ブーはそれを外しますがキン肉マンは今度は腕を取りまたも基本技のアームロックへ

ブーは「なめんな」とあがきますが、キン肉マンはブリッジで体を反らせてアームロックの威力を増します

まるで若手プロレスラーの前座試合やメインイベントの序盤戦のような基本的なグラウンドの攻防

以前はプロレスでも若手が前座で客受けする大技(ブレーンバスター等)やったら先輩にシメられました

それほど基本が大事だということです

フィニッシュ・ホールド(ムーブ)を与えられるのは一人前になってから

それまでは逆エビ固めでフィニッシュがセオリーの若手前座時代の暗黙の掟…

旧全日だったら百田のバックドロップのエジキとかね

ブーはアームロックをとりほどき、ドロップキックに出ます

しかしこれをキャッチしたキン肉マンは両足を取ってジャンプ

「これはキン肉ドライバーの体制じゃねぇか!ごっつぁんです!」と大股開いてウェルカム状態のブー

しかしキン肉マンはそのまま着地してボストンクラブを決めちまいます

どこまでも地味な基本技を徹底する姿勢です

ミートが「そうだーっこの王子が次々と放つ超人レスリングの基本技の反復はまさに8年前アメリカに遠征した時ハワイの地で、王子がカメハメ師匠とスパーリングしたときの再現だーっ! 」とまたも8年前説を後押し

確かに超人オリンピックまでの間やアメリカ遠征の期間や宇宙野武士編やら曖昧にさせる要素もありますが

まーもういいや

加圧トレーニングで骨が生えてきたり、超人同士が回転したら時間を元に戻せる世界なだから

年代なんてなんでもありか

で、ボストンクラブをくらって「バッビューッ、ホギャラ~~ッ」と独特のうめき声を出すブー

ゆでたまご先生が付す各超人の独特な奇声ってホントすごいイマジネーションだなぁって思います

今回の無量大数軍も皆それぞれ独特な奇声がありますもんね

ターボメンの「ボシュラー」とかクラッシュマンの「ギガギガ」とか…

死んだ3超人についてはもう言及しません(笑)

そして、キン肉マン

「ピークア・ブーよ、お前は”急成長”しすぎたのだ!」と告げます

「超人レスラーってやつは新たな技術を覚えて強くなればなる程基礎となる地味な技を忘れてしまうものなんだまさにおまえは急成長しすぎて基本技を忘れた、だから私の繰り出す地味な技は読めなくなった」と

ここのキン肉マンもカッコうぃぃ~!!

ブーは「ぬかせ!そんな地味な技ばっかやってたってフィニッシュできねーだろ!」とほざきます

プロレスゲームだったらそうですよね

そしてキン肉マンから盗んだ48の殺人技のNO1である「宇宙旅行」を観光…じゃなくて敢行します

ギャグテイスト要素の強いこの技をまさか完璧超人がやるとは…

あな、おそろし…

しかし、ここからがまたサイッコーにカッコいいキン肉マン!!

投げられてもブーの腕をつかみ「冥王星行き」を阻止

そして「ピークア・ブーよ、お前は基礎技では自分は倒せないと言ったな・・・」とキン肉マン

「…」と無言になり戸惑うブー

「しかしあるんだな、基礎技の集合体に過ぎないが 超強力な技が!」と

そしてついに出ました昔懐かし風林火山です!

まさかこの技が復活するとは誰も予想してなかったでしょう

アニメ版では原作以上に多用された技でしたね

まずは「疾(はや)きこと風の如くーっ!」とダブルアームスピン(?)的回転技で三半規管にダメージ?

これはジャイアント・スウィングと同じ原理でしょうね

ダブルアームの体勢に捉えてのジャイアント・スイングみたいなもんでしょう

次、「徐(しず)かなること林の如くーっ!」とことごとく武田信玄時代の旧用字で攻めるゆでたまご先生

今度はローリング・クレイドルをしながら上昇するという人間の理解を超えた事象を巻き起こします

いや、超人なんだから人間の常識を超えてて当然なんでしょうけど

しかし…こんなことが…

物理的に可能なのか?(モンゴルマン風に)

とにかく前の技から回転づくしでもうピークア・ブーは吐きたくてたまりません

そして「侵略すること火の如くーーっ!」とパイルドライバー!

前の2つの技で散々回されまくって三半規管めちゃくちゃにされた状態で頭部へ大ダメージのパイルドライバー

これはキツそう

ラストは以前の原作に忠実にやはりちょっと「溜め」てから、「動かざること・・・山の如しーーっ!これぞ48の殺人技No3 ”風林火山”じゃ~~っ!!」 とロメロスペシャル!

一連の基本技のランデブーでジェシー・メイビアを吐血させてKOした風林火山の完成です

たまりません

宇宙旅行を破ってからのこの流れは最高にカッコ良かった!!

昔懐かし、風林火山の登場で旧作ファンのハートを一気に鷲掴みにしたゆでたまご先生

前2回のダレた展開から一転して一気に盛り上げてくださいました

ゆでたまご先生!一生ついていきます!!

てなわけで、今週はここで終り

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ゆでたまご先生にとって、アメリカ遠征編は「黒歴史」だったようで

アニメ化に際しても東映や日テレにアメリカ遠征編はさっさと終らせるよう強く求めたほどでした

しかし敢て今回その黒歴史の部分を解禁しました

最もカメハメの修行部分や風林火山はアニメ版でもしっかり残していましたけどね

おそらくゆでたまご先生が触れたくない「黒歴史」はスカルボーズとかデビルマジシャンとか…

ビューティー・ローデス(あ、ロローデスね)とかスティムボードとかイヤデス・ハリソンとか…

ロード・フレアース(あ、ドーロね)とか…

その辺だったんでしょうね

個人的にはアメリカ遠征編好きですけどね

宇宙野武士の方だけはダメだったが

シシカバブーって…

それにしてもやっぱり久々に見る風林火山のカッコ良さ!

「ステカセキング登場!」と同じ位興奮しましたわ

確かにフィニッシュがロメロスペシャルって地味だなと思ったもんです

でも今回のこの流れで使うと本当に説得力ありますね

でもたかがメイビアごとき倒すのにあんな苦労することもなかったかなとも思いますけどね

そういえば今回のブーはメイビアとちょっと被ってますよね

返し技の天才という設定でしたから

それも狙っての事だったのかな??

時代設定の矛盾に関してはもう忘れましょう

とりあえず、王位編は1988年だったということで(笑)

以上、キン肉マン最新作第26話「”急成長”の盲点!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューでした

来週は6/25日発売です

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