キン肉マン 138話 正義の魂に触れた者!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第138話 「正義の魂に触れた者!!」 感想(あらすじネタバレ含む)

かつて完璧超人入りを志した事があると衝撃のカミングアウトをしたラーメンマン

聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)の対岸にたつラーメンマンはこめかみにベアークローに開けられた風穴もないようで、モンゴルマンマスクもヘッドギアもしていない

一体いつの話なんだろうか・・・??

超人オリンピックのザ・ビッグファイトより前の話なのかな?

「ラーメンマン、お前もか!」的に絶叫するキン肉マン

「因果はこうしてめぐりゆくもの・・・」とまるで鴨長明みたいな喋り出しをする 闘将拉麺男

「少なくともキン肉マン、お前は私の親友であり恩人だ」と語り掛けるラーメンマン

思えばキン肉マンに対して「友達」を超えて「親友」という表現まで使うのはテリーマン以外では初かな?

ロビンマスクもそこまでは言ってなかったような・・・

とはいえアイドル超人なんて皆仲間の為に命を捨てられるほどの関係なんだからな

それを「親友」と呼ばずして何と呼ぶんだという話でもある

命は捨てられるのに「う~ん、親友って言うほど仲良くはないかな~」なんて言うわけもないし

まー親友が必ずしもテリーマンや牛丼愛好会の連中みたいに頻繁に行動を共にするような関係でもない

ある意味家族や兄弟みたいに過剰に慣れ合いもせず大して会話が無くても心の奥底では繋がっていて、いざとなれば親身になってくれるような関係の方がある意味「親友」という表現にふさわしいのかもしれない

「友達」と「親友」の境界線についてはホントに難しい

実際にそれを語り合ったこともあったけど逆に変な空気になってしまったこともあったし

愛と恋の違いみたいなもんなのかな?

ホモとオカマの違いとかね

でもアンタは男の中の男だよな?

友達になろうぜ?

とりあえず突然「君は僕の親友だよ」と言われ戸惑う中さらに「恩人」とまで言われ当惑するキン

「助けられた記憶は数あれど、恩人・・・私が?」と口にして、ちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態に陥る

確かに過去を紐解けばラーメンマンほど主人公・キン肉マンを助けたキャラはいないだろう

最強の「お助けキャラ」であり、仲間にしたらこれほど頼もしいキャラもいない

7人の悪魔超人編や王位争奪編は言うまでもないしレフェリーや植物状態での「機械に屈するのか?」などね

そしてついにラーメンマンの完璧超人志願の時期が明らかになる

やはりそれはウォーズマンに脳みそチューチューされる前の残虐超人時代の話である

今と違って瞳孔見開きまくってキャメルクラッチでどこぞの無名超人を真っ二つにしたり、どこぞの褐色の横分けガチムチなオードリー春日チックな兄貴系超人の口内を暴獣口蓋捻りでグリングリンと抉って、口の中をめちゃくちゃにしている残虐超人時代のラーメンマンが背景に描かれる・・・

こわかった~(未知やすえ風に)

真っ二つにした超人をラーメンにすることもなく返り血をたっぷり浴びながら勝ち名乗りを受ける当時のラーメンマン

その頃をを回想し「(弱い相手ばかりで)つまらぬこの世に飽き飽きしていた。さらなる刺激を求めていた私は聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)の噂を聞きつけ、下界での最後の思い出として超人オリンピックに参加し、そこで余裕で優勝してこの世の未練を断ち切り、完璧超人入りする・・・そんな未来予想図を描いていた」と、強すぎて遁生感を感じていたまるで喧嘩男(ケンカマン)みたいな過去が明らかに

「ところが」とラーメンマンは一旦溜めを作り、そしてまた語りだす紙芝居口調になってきた

「私はあの大会で優勝どころか全くのアンダードッグだったお前に負けた。しかもなぜ負けたのかさっぱりわからなかった。せめてなぜ負けたのかわかるまではこの世を捨て去ることなどできん。私はお前の近くにとどまり研究させてもらうことにした」とと続けるラーメンマン

背景にはロビンマスク戦やウルフマン戦と一緒に茶番感ハンパないイロモノ超人のキングコブラ戦まで描かれている(笑)

それにしてもこーゆー回想的な描写の時だけはウルフマンを良く描きますね先生(笑)

本編では強制的に引退させてもう二度と登場させないスタンスにしてしまいましたが

そもそもあの程度の怪我など足首にフェイスフラッシュ浴びせるか終点山に登れば即完治でしょうに・・・

「そしてわかったのだ・・・負けた理由・・・」とまたも溜めを作るラーメンマン

キン肉マンだけじゃなくネメシスも闘いを一時休戦して完全に聞き入っています

「それがお前の“火事場のクソ力”だったのだとな」と「理由」の正体を明かすラーメンマン

背景ではロビン戦やウルフマン戦だけでなくキングコブラのキャンドルにロープの摩擦で発火させたあのムーブさえ火事場のクソ力によるものだったように描かれる

あんな・・・90年代全日の渕正信が菊池毅にやってたような・・・

「火事場のクソ力・・・」とまだ半サンドウィッチマン富澤状態のキン肉マン

「あぁ、その力の正体はおそらくお前の生来の優しさそのもの。本能的なレベルで人の痛みがわかり、人の為に力を尽くす・・・それが具体的な力となって現れたものが“火事場のクソ力”・・・それが私のたどり着いた結論だ」と語るラーメンマン

キン肉タツノリがネメシスに最後の忠告として与えた「キン肉族の力の源泉は慈悲の心」に通じる考えだ

つまり火事場のクソ力はその優しさ・・・慈悲の心がなければ発動できないものなんだろうか

そう考えるとネメシスはキン肉星奥義も肉のカーテンも軽々習得した天才ではあるけれど、キン肉族の最大アドバンテージ(チート能力)である火事場のクソ力は使えないということになる

これはこれでネメシスには大きな欠陥となりそう

寧ろネメシスが火事場のクソ力を発動出来たら誰も勝てなくなりそうだからね

そう考えるとネメシスは王位編のミキサー大帝戦以降の基礎能力だけで闘っているキン肉マンに近い状態なのかもしれない

そしてラーメンマンは「その時点で私に迷いはなくなった。私は正義超人であり続けることにした。つまり私は・・・お前の正義の魂に敗れたのだ」と言葉を結ぶ

キン肉マンは「ラーメンマン・・・お前そこまで・・・」と感動を噛みしめる・・・

ここでネメシスが「ハハハ、お前も不幸なヤツだなラーメンマンよ。その時キン肉マンなどに出会わずすんなり聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)に渡っていたのなら、先ほどお前に倒されたマーベラス以上の完璧超人になっていたことは確実。今頃は無量大数軍(ラージナンバーズ)の主力としてオレとコンビを組んでいたかもしれなかったわけだ。それが今ではこのように対峙して、オレに殺される立場。運命とは残酷なものよのう」といかにも小悪党っぽい発言をする

それにしても2年以上も前に描かれたマーベラス戦が「先ほど」とは読者の感覚からすると違和感が・・・

「いいや、私は正義超人としてとどまれて本当に感謝している。言っただろう。私はキン肉マンの・・・いや、もっと言えばキン肉族伝統の正義の魂に負けたのだ。お前はそれを理解できぬまま完璧超人の世界へと渡った。私はそれを理解して正義超人の世界に踏みとどまった。この差は大きい」と完全にネメシスを論破したラーメンマン

そう、この闘いは「“正義”に挫折し、屈折して“完璧”に身を落とした」男と「正義超人であり続ける事を選んだ」男との闘いなのである

この世界では「完璧」よりも「正義」のほうがより高尚で高潔な概念なのである

実際に完璧超人始祖や無量大数軍の大半が悪魔騎士や平悪魔超人ごときに負けてしまうほどである

「完璧」の世界に浸ると単に不老不死になるだけで強さの成長は見込めないものなんだろう

「完璧」にこだわりすぎると視野も狭くなるのかもしれない

現実世界でも完璧主義者って何やらせてもダメだったりするもんね

完璧すぎると逆にスキがなくて好かれないとかさ

マンガの中でも現実でも「完璧」なんて求めるもんじゃないってことなんだろう

だとしたらラーメンマンは「正義の魂」のないキン肉族に負けるわけにはいかないわけではあるが・・・

しかしネメシスも火事場のクソ力も正義の魂もないとは言え強敵だし全く展開が読めない・・・

ネメシスも「ならば見せてみるがいい。そしてオレを納得させてみろ。お前がそこに踏みとどまって得た力が、どれほどのものなのかをこの闘いでな」と戦闘再開体勢に入る

「あぁ、もとよりそのつもり。先のロビンマスクと同じく、私は今日その恩返しのつもりでこのリングに立っている。キン肉マンに教えてもらった正義超人の魂の尊さ、そして強さを証明するために」とカンフーポーズで身構えるカッコいいラーメンマン

「フハハハ、そしてそれをオレが粉砕して証明してやろう!」とまた格を下げるような発言をしながらラーメンマンに突進するネメシス

なんかネメシスの小物感が現れるような発言も出てきたしネメシスの敗戦もありうるか?

「キン肉族伝統の正義の魂などというものが、いかにまやかしと虚偽に満ち溢れたものであるかを、そのキン肉族に生まれたこのオレがなー!」とキン肉族への憎悪をむき出しにして突進するネメシス

憎悪からは何も生まれない・・・

ネメシスがラーメンマンの左足に片足タックルを決める

ラーメンマンは体勢を崩し倒れそうになるが、カッと瞳孔が見開き空いた右足でネメシスの左頬に膝蹴りを叩き込み、その衝撃でネメシスの腕が外れると左足でネメシスの側頭部から後頭部あたりの部分に蹴りを入れる

ロビンマスク戦ではほとんどダメージを受けている描写を見せなかったネメシスだが打撃技には弱いのか「フグッ・・・」と苦痛の声を漏らす

そしてブロッケンマンやマーベラスをボコボコにしたチョップの乱れ打ちである「空手殺法 “死の舞い”」こと正式名称「猛虎拳嵐(もうこけんらん)」をネメシスにぶちかますラーメンマン

しかしネメシスはお得意のパーフェクトディフェンダー(肉のカーテン)で防御態勢に

そしてラーメンマンの右膝を見て眼光が光るネメシス

目が光るとかもう人間じゃありません!!

ネメシスはラーメンマンの右膝裏にローキックを放つ

ラーメンマンは「グァ・・・」と言って攻撃の手が止まります

ネメシスはすかさずラーメンマンをフロントスープレックスで投げる

しかしラーメンマンもまるでネコジャラシのように肉体を引っこ抜いてスープレックスから脱出する

これまで3話以上を要しておしゃべり大会が長く続いたこともあって一進一退の白熱の攻防が続く

スープレックスが外れた反動でお互いそれぞれロープに飛ぶがその反動で再び突進

ネメシスはショルダータックルでラーメンマンはヘッドバット

しかしラーメンマンは空中で体勢を翻してネメシスの背後に回りキャメルクラッチの体勢にとらえる

この段階でのキャメルクラッチ

絶対にこれで決まるわけがない展開が見え見えで今回は終わり

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どっちみちキャメルクラッチはもう決め技になりにくいからね

相手がモーターマンみたいな完全な機械超人でザコじゃないかぎり真っ二つにして倒すなんて残虐な勝ち方を正義超人がすることはないだろうから

そしてネメシスはタワーブリッジ・ネイキッドから脱出した時のような超軟体と、いざとなりゃ除骨を追ってでも逃れられるだろうし

ただラーメンマンの攻撃ターンが続いている感じで、まだネメシスが本格的に攻めてないんだよねこの闘い

このマンガは序盤に攻勢をかけている方が大抵負けるからやはりラーメンマンの敗色が濃厚なのか

今回小物感や「正義の心=慈悲の心=やさしさ」の欠如が欠陥としてよりクローズアップされたネメシス

「正義を捨てた」ネメシスに「正義を捨てなかった」ラーメンマンが負ける展開はどうかと思うけど

とにかく熱い闘いになりそう

闘いの挽歌

次回の煽り見出しも「正義にこだわった男の逆襲!完璧のプライド危うし・・・!?」といかにもフェイントチックな表現

「・・・!?」が特にね

そもそも逆襲も何も今んとこラーメンマンが攻撃してる流れだし

ネメシスの攻勢なんて序盤のアームロックくらいのもんだ

まだパーフェクトアセイラントも出してないし

とにかく結局はフェイバリットをどちらが先に出したかで大体決まる

先に出した方が大抵負ける

ネメシスはロビンマスク戦ではバトルシップ・シンクを先に出して最後に再びフィニッシュに使用したけど

となると今度はマッスルスパークか

思えばネメシスに勝つにはこの技から脱出するかくらっても生きていなければならないわけでいくら火事場のクソ力なしとは言えハードルはやはり高いか

ただ、ラーメンマンもフェイバリット技は3つもある

今発動されたキャメルクラッチ

そしてモンゴルマン時代の決め技であるレッグ・ラリアート

そして王位編以降の最大最強のフィニッシュ技となった九龍城落地(ガウロンセンドロップ)

3大必殺技を持つラーメンマンだけに文字通り「中国」地方を支配した毛利元就の「三本の矢」状態である

既にそのうちの1本がネメシスの除骨と共にポキリと折れそうではあるが・・・

しかしネメシスにもマッスルスパークだけでなくネメシスドライバーだってある

それに結局幻で終わったけどポーラマンとのツープラトンの「バスターズ・ドッキング」という技を見るとキン肉バスター的な技も持っているかもしれない

ネメシスドライバーもキン肉ドライバー的な技だし大甥であるキン肉スグルの技を意識しているフシはある

とにかくネメシスも「3本の矢」を持っている

そう考えると「3本の矢」対決とも言えるかもしれないこの闘い

アフリカ代表のキンターマンだったら「矢」は1本しかないけれど

でもそれはすごく太くて硬い「矢」ではある

放つことはできないけど

あ~でも「違うもの」は放てるか

ある意味白い一筋の光みたいなもんだし、その時の勢い次第ではウォーズマンの「光の矢」みたいなもんかな

ラーメンマンの3本の矢・・・

ネメシスの3本の矢・・・

キンターマンの1本の矢・・・

下ネタなんて大嫌い

下品だよ・・・

もう2度と下ネタなんて使わねーよオレは

それにしても聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)の対岸まで行ったのに中には入らず、ミラージュマンとの絡みもなかったのはちょっと残念だったかな

どうせならミラージュマンに認められてその上で完璧を拒むようなストーリーだったらさらに盛り上がったんだけどね

そもそもこれだと何のために対岸まで行ったのかという話になる

旅行か?

そもそもミラージュマンは年中無休365日24時間体制で門番をしているんだろうか?

ウィザードリィの魔術師ワードナでさえ営業時間はAM9:00~PM5:00だったのに

魔術師ミラージュマンは常に「在室中(ざいしつちゅう)」ということか

中で部下(墓守鬼)たちとティータイム中だったりしてね

案外ダルい時なんかはモンサンミシェルみたいな修道院のフリして「背教者め、出て行け」とか言ったりね

ティルトウェイト・・・

それにつけてもラーメンマンは聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)だとかピラミッドパワーだとか遠く中国から離れた北欧やエジプトなどの情報にも精通しているね

まるで情報屋みたいだ

これも中国4000年の伝統かな

ロマンをつかみとれ!天下一!!

キン肉マン 週プレ最新作 第138話 「正義の魂に触れた者!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上

次回は8月10日発売です

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