キン肉マン 104話 驚異の超速バトル!!の巻 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第104話 「驚異の超速バトル!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
カラスマンの蹴りをくらい都合良くリングに吹っ飛ばされるザ・ニンジャ
「下等超人と言えどやはり闘うのはリングの上がよかろう」とコケにするカラスマン
「リング上では完璧も下等も関係ない。実力こそが全て」とカラスマンのパンチをかわしながら返すニンジャ
そもそもこのマンガはリング以外で闘うことなどありません
しかも命がけの殺し合いなのにロープに振られたら素直に返って来るわけのわからないセメントマッチです
そこでカラスマンはジャンピングしながらの超高角度ダブルアームスープレックスを狙います
当然、ニンジャが狙うは「順逆自在の術」
これで技の掛け手がニンジャに代わりました
しかしカラスマンは「そうはいくか」とつぶやく
すると再度掛け手が代わり当初の予定通りカラスマンがニンジャをダブルアームスープレックスで叩きつける
ニンジャの順逆自在の術があっさり破られてしまいました
「まさか、拙者の順逆自在の術が効かぬとは」とどうも登場時から気になっていた妙に劇画調な顔になっているニンジャの表情がクローズアップに
まーある意味では3戦3敗3惨死と劇画チックな生き様のキャラだし劇画調の顔でも良いのかもね
「カラカラ、おまえのその術は常人の目には見えぬ猛スピードでお互いの体勢を入れ替えているだけなのだろう」とさっそく順逆自在の術の種明かしをしちまうカラスマン
同種の技にペンタゴンのクロノスチェンジがありますが、こっちの方が確実性はありますよね
ただクロノスチェンジは手が捉えられていると使えない特性がありますが、
その気になれば手を使わなくても自分の意思で顔面の星をクルリと回せそうなペンちゃん
思えばニンジャの順逆自在の術は実際はものすごく重労働なことを超スピードで瞬間的にやっているというめちゃくちゃ肉体に負担がかかる技でもあり乱発はできないでしょうね
ある意味では返し技の達人でありザコでもあるジェシー・メイビアの動きを目に見えない超スピードでこなしてしかも全く同じ技で返してしまうということなんですから
それにしても順逆自在の術とクロノスチェンジの関係は、ドラゴンボールのチャオズの動きを封じる超能力(手を使う)と界王神やブルー将軍の動きを封じる超能力(手は使わない)の関係にも似ているなと思います
「だが、私も同じく己の速さには自信があってな」とニンジャを挑発するカラスマン
その安い挑発に乗ったのか意外と血の気の荒いニンジャはカラスマンの体をなんと三沢光晴のフィニッシュ技であるエメラルド・フロウジョンの体勢に捉えました!
時は199X年・・・世界は核の炎に・・・
いや、間違えた、時は1990年・・・
まだエメラルド・フロウジョンもタイガードライバー’91もついでに言えばB’zの「Pleasure’91 〜人生の快楽〜」もこの世に誕生していない時代に、その技が誕生する1998年の三沢VS小橋の三冠戦より8年早くエメフロを使っちまったザ・ニンジャ・・・
いつの間にかこの街に丸め込まれたのは誰?
しかし、カラスマンはさすが50億年以上生きているだけあって新しい技に直面するのは慣れているのか全く動じず「その技のからくり、見切った」と言うとまたも体制を入れ替え、本家の三沢もビックリするほどのエグい角度で思い切り脳天を叩きつける超・デンジャラス・エメラルド・フロウジョンでニンジャの頭部を思い切り叩きつけます
カラスマン流の順逆自在の術の名は「体躯鸚鵡返し」と命名されます
つか「オウム返し」って口論中に痛い所突かれた奴が使う苦し紛れの返し技ってイメージが・・・
とにかく超・デンジャラスなエメフロを食らったニンジャは脳天から出血
どうもニンジャの出血はその後の壮絶な死を連想させて悲壮感漂うなぁ・・・
なんだかVSサタンクロス戦を思い出してきた
つかサタンクロスを「西洋の忍者」とか無理やり忍者扱いにするのは無理ありすぎる!
そもそも西洋に「忍者」なんていないだろ(笑)
「西洋忍者」って一体・・・何する人なんだよ・・・
とは言えエメラルド・フロウジョンはプロレスでも危険技とされ、タイガードライバー’91同様に大会場の大一番限定の技とされたが、相手の首を手で奥に押し込み背中から落とすように改良することで徐々に地方会場のノーTVマッチのフィニッシュにも使われる技になっていったが、ここでは思い切り頭部から90℃直角に叩きつけてしまっているからダメージは大きいだろう
タイガードライバー’91なんてそのような調整も効かないさらに危険な技であり、決して受け身の上手い選手ではなかった田上明は良くあんなもん初見で食らって首がイカれなかったもんだ
結局、タイガードライバー’91はエメラルド・フロウジョン以上のプロレス史上屈指の危険技として本当に大会場の大一番の川田戦や小橋戦くらいでしかお目にかかれなくなるわけだけど、個人的にあの技はかなり好きでもっと見てみたかった
それくらいあの技が出た時の興奮度はすごいもんだった
居心地いいと笑ってる、そんな余裕はいらないのかな?
とりあえず、垂直落下式・エメラルド・フロウジョンをくらい脳天から出血したもののダウンはせずトンボを切って踏ん張ったニンジャ
カラスマンは「言ったであろう。速さで私に対抗できると思うなよ。なぜならこの私のスピードはおまえたちの総大将、あのゴールドマンでさえ捕えることができなかったのだから」と衝撃の事実を明かします
でもゴールドマンことあのお方こと将軍様って超人墓場を出てからの方が強くなってると思うんだよね・・・
だからこれはもうノーカンかな
それはそうとカラスマンはご自慢の超スピードを生かし、バードマンのマスクと変態SMクラブのマスクを足して2で割ったようなその先端が尖ったマスクでそのままニンジャの顔面を突いてくる「クロウビーク」という技を敢行
ニンジャの頭部からさらに出血&さらに死にそうな悲壮感が漂う・・・
カラスマンはその超スピードで背中にドロップキック、そしてまたクロウビークと追い打ちをかけていきます
攻撃の手を止め「おまえがゴールドマン以下である限り、私は負ける気などせんのだよー」と告げるカラス
ニンジャは血まみれの表情になりながらもまだ眼光鋭く戦意は喪失していないようで相変わらずのイケメン
ブロッケンから女性人気をごっそり奪っちゃうのも時間の問題か?
ここで場面は鳥取砂丘へ
都合良く太古から銀閣の麓に埋められていた太古のモニターのおかげでこの戦いも見ることができるアイドル超人達
早くも苦戦状態のニンジャを見つめ切なそうに「ニンジャ・・・」と声を漏らすブロッケン
ブロッケンは過去にニンジャと闘って「オレと一緒に死のう」と心中まで決意するほど意気投合したこともあれば、超人血盟軍では仲間として熱い絆を交わした最も濃厚な関係だけに無理もありません
ただでさえブロッケンは○モ疑惑が強いキャラクターです
禁欲・自己節制ができている忍びの世界はともかくドイツ人には「そっち系」は多いと言いますからね・・・
あのナチスだってヒットラーがあれほど迫害したのにかなり「お盛ん」だったようですし
ブロッケンとウルフマンの関係など特に怪しいもんでした
Ⅱ世の話とは言えロケットペンダントに男の写真を入れて常に持ち歩いて度々それを見ては偲んでいるとかね
角界はさらにそっち系が多いと言いますからね・・・
女性人気NO1なのに恋人らしき存在もいない上に、これもⅡ世だけどやはり独身のままで、今度は幼少のジェイドを衆道的に育てるという姿まで描かれ・・・
さらに言えばラーメンマンへの「敬愛」というレベルを超えた熱い感情
超人血盟軍内でも最も仲間への「熱い想い」が溢れていた様子
カーメンに殺やれそうになればレフェリーが身を挺して身代わりになるほど深く愛し合った男同士の自己犠牲
ブロッケンJr.という超人のホ○疑惑の根拠は枚挙に暇がありません
そんなガチホモ話はどーでもいいとして、ここでついに長い事ピラミッドのてっぺんで沈黙を保っていたウォーズマンがようやく降りてきました!!
しかもいきなり「行こう」とか言いだします
もちろんヘンな意味で言ってるわけじゃあありません
つまり「そうだ、京都へ行こう!」と言ってるんです
ウォーズマンの理屈は「正・悪連合軍(ドリームリーグ)」で同盟を結んで闘ったんだから「応援」にかけつけようというもの
しかもブロッケンとニンジャの肉体関係にも斟酌してかブロッケンの肩に真っ先に手を置きます
機械超人でありながら人間以上に人間らしい人情味あふれるキャラクターに突然変貌したウォーズマン
「蘇った人間の心」って感じではあるのかな?
つか人間じゃなくて超人なんだけどさ・・・
ブロッケンは何も言わなくても理解してくれたウォーズマンの気持ちが嬉しかったのか真っ先に駆け出しますまるで全校マラソン大会で校庭から出る瞬間だけ1番を勝ち取ろうとスタート同時に全力ダッシュする(そして、校門を抜けたら途端に歩きだす)どの学校にも1人は必ずいる奴みたいな若さあふれる姿です(笑)
妙に無口になっちまったラーメンマンもそんなブロッケンを見てほほえましい笑顔を見せて後を追います
う~んラーメンマンもちょっと怪しいか・・・
それにしてもラーメンマンはともかくブロッケンはクラッシュマンに一度クラッシュされた体だってのに良く走れるもんだ
ブロッケンは強さはともかくタフさだけはジャンプ時代からすごかったですからね
ウルフマンより前で地獄のねじ回しを受けて深く貫かれたのに、後ろにいたウルフマンが死にブロッケンはピンピンしてると・・・
そしてテリーマンやミート君もそれに続きます
テリーもそうとうボロボロのはずですが皮膚の再生能力はすごいのかまだラジアル戦から時間軸的にはせいぜい5~7時間ってとこでしょうが早くも皮膚が綺麗になってきているし骨が剥き出しに露出したはずの左ヒジも普通に元通りになっているように見えます
そして同じく体がボロボロのはずのキン肉マンも「おわぁ~つれてけ~」とか言いながらドタドタ走り出す
最後に残ったのがウォーズマン
ロビンマスクがネメシスに力づくで埋葬された砂丘の渦を掘り起こそうともせずそこを見つめ「オレはなんとかアンタの代わりをやってくさ」とつぶやきます
つか無理にウォーズマンをいきなり正義超人の参謀格にしなくてもいいんじゃないの?
そもそもロビンって多分どこかでなんだかんだで生きてるんでしょ?
ここはフツーにロビン復活でいいと思うしなんかウォーズマンのキャラじゃないよなぁ参謀格って
そんな違和感ハンパねぇ参謀格キャラにのし上がったウォーズマンは、
ポーラネイルで穴だらけにされたマスクをスペアの新品に取り換えて自らも駆け出します
結局アイドル超人軍の皆さん走って京都まで行くようで
水道橋から鳥取砂丘ほどの距離じゃないにしても京都も結構遠いですぜ?
飛ばないの?
でも走って行った方が見てる方は盛り上がるというのはドラマでも最終回で激走シーンが多いのと一緒(笑)
そしてまた舞台は銀閣に戻ります
まてよ、アイドルどもは京都に向かって走り出したんだから、この試合が終わるまでに到着できるってことか
この試合が猪木VSマサ斎藤の巌流島の決戦みたく2時間を超える長丁場になるとも思えず、鳥取から京都を十分程度で駆ける超人達の脚力・・・
超人版・走れメロスかな
「カラララー。ダウンしたいのにできない状況はまさに地獄の苦しみだろう。ゴールドマンの弟子ならそこからあがいて見せよ」とコケにします
「私を失望させるな」とカラスマンはまたもクロウビークを狙う
しかしニンジャのイケメンな右目がUPでカットイン
両腕をクロスしてその腕宛ての強度でカラスマンの鋭い嘴をガードします
「拙者たち忍びは苦しみを感じぬよう収斂されている」と明かすニンジャ
だからサタンクロスのトライアングルドリーマーも体が引き裂かれるまで我慢出来たり、ハンゾウに顔の皮を斬りおとされても平気だったんですね・・・
痛みを感じない肉体ってことなのかな?
って、普通に痛がってるからそれはないか
カラスマンはクロウビークのラッシュをかますがニンジャはそれを全てかわします
ニンジャのスピードは将軍様さえ以前は取られられなかったカラスマンのスピードに匹敵するということか
カラスマンの嘴が「手応えあり」と何かを捉えます
しかし捉えたのは先週同様丸太であり変わり身の術
カラスマンは「ぐぅぅ・・・“空蝉の術”か・・・」と言ってるけど空蝉の術は服を脱ぎ捨てそれを攻撃させる文字通りセミの抜け殻的な技だから正しくはこれは変わり身の術の方ですね
「フフフフ、この拙者が何の策もなく技を食らい続けたとでも思ったか」とニンジャ
リング上にはカラスマンの羽から落ちた大量のカラスの羽だらけ
そこでニンジャが「準備完了」と口にします
大量の鳥の羽・・・準備完了
これはもう・・・キン肉マンファンなら大抵は何をするか察しがつきますね(笑)
案の定その羽を使ってかつてサタンクロスに全く効果がなかった忍法・水鳥羽輪の術を敢行するザ・ニンジャ
そもそも敵の羽使ったんじゃ効果なしとかそんなオチになるんじゃないかという読者の思いも空しく今回はここで終わり
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水鳥羽輪の術自体は実質「こけおどし」でしかなく、本番はその後の業火羽輪の術なんだろうけど、
カラスマンの羽を使ってるというところがかなり引っかかる部分
結局そのおかげでカラスマン有利な結果に終わるのでは
そもそもこんなチンケな技で決着つくわけもないしそれはいいんだけどさ
これはどっちかってとサーカス的な曲芸か大道芸だよね(笑)
ここで気になる次回の予告煽りは「次回、ザ・ニンジャ、逆襲の必殺技(フェイバリット)にカラスマンKOか・・・!?」という露骨に飛ばし臭が露骨すぎる煽りとなっております(笑)
ニンジャが勝つならそれなりの新・必殺技が必要でしょう
これまでかませキャラだったから説得力のある必殺技を考えずさっさと殺されるのを描けばよかったですが、
ニンジャが勝つ試合となれば何かしら説得力のあるフィニッシュが必要です
忍法クモ糸縛りも背転田楽刺しもフィニッシュとしてはあまりにも弱いです
でもクモ糸縛りはニンジャのアイデンティティみたいな技ですから勝とうが負けようが絶対ヤるでしょう(笑)
読者もそれを待っています(笑)
サタンクロス戦も太陽が昇らなきゃあれで勝てたのかな
でも結局動きを封じるだけであれだけじゃどうしようもなかったからなぁあれは
ブロッケンと闘た時はジワジワ締め付けがキツくなって最後は五体をバラバラにするという残虐技でしたが
それにしても前回の予告が「カラスマンの必殺技が・・・」ということでしたが、結局それらしき技も出ず
まさかクロウビークが必殺技ってことでもないでしょうからね
この闘いはまだどっちが勝つか全く見えないですね
先にカラスマンが必殺技らしき技を出したらニンジャの勝ちが濃厚か
でもニンジャは必殺技が何なのかもはっきりしてないしこれほど予測困難な闘いも珍しい(笑)
アイドル超人達も京都を目指す以上試合中か終了間際に到着することになるでしょう
次のアシュラマンの闘いの舞台はまた違う場所になるわけですから
そしてアイドル超人軍団が銀閣(正義超人始まりの地)に移動するということにも何か意味があるんでしょう
そこにシルバーマンが現れるとか
カラスマンを倒してダンベルを奪えたらまたさらに何か秘密が明かされそうな気もしますね
もし首を跳ねられて今は死んでいるはずのシルバーマンの“本体”が「良く来てくれましたね正義超人のみなさん」とか「やってくれましたねみなさん」とか「正義超人のみなさんのおかげです」とかねぎらいの言葉をかけながらニコニコしてここに現れるならカラスマンは負けるんでしょう
オリジンが同じ場所に2人もいたらややこしいことになっちゃいますからね
でも現れないならニンジャがヤられるのかもしれないし
ホント先が読めない闘いで続きがとても楽しみであります
キン肉マン 週プレ最新作 第104話 「驚異の超速バトル!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は9月22日の発売です

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