キン肉マン 83話 エアバックの“攻略法”!!の巻 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第83話 エアバックの“攻略法”!!の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
ジャンクマンVSペインマンついに決着です!
想像以上に壮絶な死闘でした
これは今後の悪魔騎士の戦いも大いに期待できそうです
7人の悪魔超人VS無量大数軍(ラージナンバーズ)よりも1試合1試合が濃厚のようです
まるでアレのようです
起死回生の「オーバーヘッド・ファイヤー・ジャンククラッシュ」でペインマンのエアバックをついに割ったジャンクマン
割れた反発力で金網まで跳ね飛ばされてしまいます
ペインマンは胸の部分のエアバックが1つ割られただけでまだ余裕
ただ心臓が剥き出し(ネイキッド)になっている状況です
しかしエアバックを1つだけでも破壊できたジャンクマンを素直に称えるペインマン
何億年と生きてきたその無駄に長い悠久の人生の中でエアバックを割れた超人は皆無との事
あのお方=ゴールドマン=悪魔将軍でさえ両手の剣を出して昔懐かしの地獄のメリーゴーランドの原型らしき技で攻撃している描写が描かれますが全く無傷だったようで
ある意味ではジャンクマンは将軍超えをはたしたわけです
だからこそジャンクマンのその「偉業」を称えるペインマン
「いやぁ私は嬉しい!心の底から嬉しいぞぉ!!」とちょっとハイを通り越してアブない人です
しかしすぐにまた時々見せる悪魔のような恐ろしい表情になって「だがたった1つのエアバックを破壊するだけですべての力を使い果たしてしまった」とジャンクマンに対して冷静な指摘
実際ジャンクマンは室温上昇の為にジャンククラッシュを空打ちしまくったおかげで完全にスタミナ切れのようで、さらにジャンクハンドは元々かなり重い素材なのか熱を持ったからなのかその重さでマットにメリ込む
結局またマットにうつぶせで串刺し状態で身動きが取れなくなるという、ロビンマスク戦から続く「ジャンクマンにありがち」な体勢になり、ペインマンはトドメのファイヤーボールプレスを敢行します
「死ねー」とか言いながらジャンクマンに突進するペインマンだけどこの技って致命傷与えることできるのかい?
ファイヤージャンクハンドにはファイヤーボールプレスというファイヤー同士の激突って感じ?
そもそもファイヤーボールプレスの何が「ファイアー(炎)」なのかわからないけど・・・
ジャンクマンは「ニヒヒヒ・・・こういう時にはどうすればまだ動けるか知ってるぜ」とぶつくさ言って起き上がります
「それはな・・・体を軽くするんだーっ!!」と昔懐かしのロビンマスクのセリフをそのまんま使用するオマージュでなんと左手のジャンクハンドを手首の部分から右手のジャンクハンドで強烈にたたきつけてもぎ取ってしまいます!!
「うわ・・・そこまでするのか・・・」と痛々しい気持ちになったのはオレだけじゃあないだろう
ぶっちゃけキミもだろ?
友達になろうぜ?
そしてもぎ取れた左手のジャンクハンドは上向きにマット上に置いておきます
ジャンクマンには何か考えがある様子・・・
そして片方のジャンクハンドを失ったことでジャンクマンは恐ろしいほどのスピードアップをはたしたようで、試合序盤あんだけ素早かったペインマンが「いない!ジャンクマンが」と完全に見失うほど
ジャンクマンは一瞬でペインマンの背後に回っていました
しかし片方のジャンクハンドをもぎ取っただけでこれだけスピードアップできるなんてジャンクハンドは普段どんだけ重いんだ?
ジャンクマンの体重は115㎏
身長は190㎏ということを考えると人間のプロレスラーくらいの体格か
同じくらいの体格かつ名前のプロレスラーだと前田日明192㎝115㎏田上明192㎝120㎏野上彰180㎝95㎏
そう考えるとジャンクハンドの重さなどほとんど大したことがないと考えるのが自然
ジャンクハンドは取り外し可能ではないことが今回で明らかになった以上、
115㎏という体重はジャンクハンド込みの重さだからである
これはやはり熱を持ってファイヤー・ジャンクハンドとなったことで重さが増したと考えるべきか
それとも単にジャンクマンのプロフィール設定のミスなんだろうか
細かく突っこむのはヤボってやつなんだろうか
そもそもいくら名前が同じだからって野上のAKIRAを出したのはムリあっただろうか
ツッコミついでに前田が近年やたらとくゆらせている葉巻は中学生がカッコつけてタバコ吸ってるのにすごく似たものを感じるのはオレだけなんだろうか・・・?
とにかくそんな様々な思惑を胸にページを進める
とにかくジャンクハンドの片っぽを自らもぎ落したことで大幅にスピードアップしたジャンクマン
ロビンマスクなんてマスクの日差しとベルト外しただけで突然猛スピードで動けるようになったくらいだし
鎧ならともかく、普段あの日差しとベルトはどんだけ重いんだという話であってね
そもそも鯱が白鷺を咥えたら姫路白と名古屋白が空を飛び関ヶ原で合体するマンガですから何でもアリです
とにかく背後に回ったジャンクマン
「おまえのエアバックを1つ割ったのがオレさまなら、全て割ったのもこのジャンクマンと歴史に名を刻めるぜ」と叫びながらペインマンの背中に右手でファイヤー・ジャンクハンドを叩きつける
そしてなるほど、先ほどマットの上に残しておいたもぎとった左手のジャンクハンドを上向きに置いておいた理由がここでわかります
空中から右手で背中にジャンクハンドを叩きつけそのまま落下
マット上で待っている左手からもぎ取ったジャンクハンドと落下のGを加えて最初で最後、最強のジャンククラッシュが完成しました!!
するとなぜかペインマンの全身のエアバックがジャンクハンドに触れていない部分がほとんどなのに一斉に破裂してなんだかはっきり描かれなかったけどペインマンの心臓をジャンクハンドの針が捉えたようです
最後は「デポハァ!」という断末魔の叫びとともに顔面を覆っていたエアバックまで破裂して口から血を流しダウンするペインマン
ジャンクマンはジャンクハンドをもぎ取って剥き出し(ネイキッド)になった左手首で首を掻っ切るポーズをして「一番首~ッ」と勝ち誇ります
そして「召し取ったり~!」と右手を挙げて勝ち誇り、
なんと最強集団であるはずの完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)はこれで3連敗(全敗)です!!
ペインマンは「全身が苦しくて思うように動かん・・・初めて知ったわ・・・これが痛み(ペイン)というものか」とつぶやきます
ジャンクマンは「ニヒヒヒ・・・そうともよ。痛みの恐怖におびえながら全身の血を抜き取られながら死んでいく・・・それが・・・我が・・・恐怖の・・・血の池地獄・・・だ」と言うとよろけ始める
やはり蓄積したダメージはジャンクマンのほうが上か
さらにこれまで全く出血がなかった左手首から今頃になって都合よく出血が始まっている
ペインマンも「お前自身の血の海のほうが私より深刻な量だぞ」と冷静に突っこむ
ジャンクマンも反論できず弱々しい表情
しかしペインは「テハハハ・・・だがよくやったものだ。たかが一下等超人であるお前が、神に準じるこの私、完璧超人始祖を打ち負かした。つまり・・・ムダではなかったと・・・」と返す
ジャンクマンは何のことかわからず「ちょっと何言ってるかわからない」とサンドイッチマン富沢状態
「ゴールドマンはあれほど反対した私の意見を押し切って地上へ降りた・・・その結果がこれなら・・・ムダではなかったということだ・・・」と語るペインマン
そしてジャンクマンに自らの風のダンベルを差し出すペインマン
「な・・・なぜ自ら・・・」と戸惑い素直に受け取れないジャンクマン
するとダンベルに都合よくひっかける為の紐の輪っかみてーなもんが出てきてジャンクハンドの針にダンベルをひっかけるペインマン
紐付きの安っぽいダンベルで良いんだろうか・・・
結構これ重要アイテムんんじゃないの?
そんな思惑を他所にペインマンは「あれから永遠にも思える年月が過ぎておまえたちはもはやただの下等超人ではなくなっている・・・その事実をあやつにも見せつけてやってほしいのだ」とついにネメシスに続き下等超人が完璧超人である自分たちより強くなりつつある現実を告げるペインマン
「それ(紐つきの安っぽいダンベル)はそのためのカギだ」と語るペインマン
「あやつ・・・」とあやつ=武道=太古のやたらゴツい超人の神であることがわからないジャンクマン
ペインマンは観客と化していた墓守鬼たちに「聞けーい鬼ども!この男の邪魔立ては無用だー!」と告げる
そして「さぁ行け・・・おまえたちの尊敬するゴールドマンと共に・・・」と言い残し事切れるペインマン
ジャンクマンも「ペインマン、あまりにも気高いあんたの最期・・・必ず将軍様、そして“あやつ”とやらにも伝えよう」とペインマンの亡骸に語り掛ける
「・・・だがその前に・・・」とジャンクマン
「少し休ませてくれねぇか・・・」とまたも「ロビンマスク・リスペクト」な描写が描かれジャンクマンは燃えるように熱いはずの金網に、まるでそのロビンマスクが王位編のゼブラチーム戦で3か月休載時に寝ていたハンモックのようにもたれかかって休憩なのか息絶えるのか微妙な感じで静かに目を閉じた・・・
左手首からの出血を止血せずに放置して目を閉じるなんて人間だったらこれから死ぬような描写だけど・・・
誉田哲也の名作で「ストロベリーナイト」として竹内結子主演でドラマ化もされた姫川玲子シリーズの「ソウルケイジ」という作品で、ドラマ版では石黒賢が演じた内藤和敏が最後今回のジャンクマンと同じような状況で死にましたね
あれは自らの左手首を電気ノコギリで切り落としてその大量出血が原因で数日後多摩川の河川敷で死亡していたわけですが・・・
さすがにジャンクマンは超人ですから死なないんでしょうが止血しなくていいのかな・・・
とりあえずここで他の5人の悪魔騎士に画面が切り替わります
扉を突き破って次々とトンネルを突き進む5人
そんな中で昔懐かしのスニーカーがUPになり次の対戦キャラクターはスニゲーターに決まったようです
スニゲーターはトンネルの出口にまたドラクエの旅の扉みてーなエキゾチック物質のようなものを見つけそこに飛び込んでいきます
スニゲーターが飛び出た先はイタリアのピサの斜塔
「次回、スニゲーターに対峙する完璧超人はまさかの・・・!?」という何とも意味深な次回煽りを残して今回は終わり
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なんですかこの「まさかの・・・!?」と露骨に読者の想像を煽る次回予告は(笑)
イタリア・・・ピサの斜塔・・・
なんだいったい?
イタリア出身超人はカニベースだが・・・
カニベースなんか出てきてももうジャンケンくらいしかすることねーぞ?
それともスニゲーター(ワニ)にカニベース(蟹)が捕食されるとか・・・
そもそもイタリアという国はどうなってんだ!
なんであんな蟹が2大会連続で代表になれるんだ!
ちょっと超人の層が薄すぎるだろ!
ドイツなんかふるいにかけることができるほどあんなに層が厚いのに
まー・・・そのほとんどがビールとウインナーの摂りすぎだったけどよ・・・
でもやっぱ充実してるのはドイツよりもロビン・喧嘩男(ネプチューンマン)を輩出したイギリスと、
テリーマン・カメハメ・ペンタゴン・ジェシーメイビア・スペシャルマンなどを輩出したアメリカが抜けてる
日本はキン肉マン・ウルドラマン・リキシマン
フランスならホークマン・タイルマン・フランス代表のルピーン
アフリカならコンゴ代表のスニゲーター・エジプト出身のミスターカーメン・アフリカ代表のキンターマン
結局ルピーンとキンターマンの名前を出したかっただけか・・・
とにかくカニベースみてーなジャンケン専門超人が出てきて何すんだって話だし・・・
でも他にイタリア絡みで何かあったかな・・・
いまいち想像つかない展開だなこりゃ・・・
それにしてもペインマン・・・
結局ファイヤーボールプレスとテリブルペインクラッチくらいしか攻撃技出さずにおっ死んじまったね・・・
なんだか防御力の高さばかり目立って肝心の攻撃力がサッパリな超人だったな
なんかドラクエの敵キャラクターで言うところの「スライムつむり」みてーな感じ
やっぱキン肉マンもドラクエも攻撃力高い敵キャラのほうがワクワクするよね??
ここは さびしい ほこらの ろうごく……。
にしても完璧超人オリジン弁当軍団・・・
このまま全敗する気か?
ジャンクマンが勝つようなら阿修羅・忍者・高層ビルの3匹はさらに勝ち残りそうだし
スニゲーターとプラネットマン(通称・スニプラ)だって勝つかもしれない
やはり意外と悪魔騎士最強のアシュラマンがオリジン弁当最強の相手を引いて負けるみたいな展開もあるか?
ただ、結局ダンベルすべて集めないと先に進めないみたいな感じだし、
結局弁当軍団全滅するのかね・・・
にしてもジャンクマンはまず勝ち残れないと思ってたから勝ってしまうのはホント意外だった
せめて道連れ地獄くらいならあるかとも思ったけど勝ってしまったからなぁ
でもジャンクマン生き残すくらいならスプリングマンやステカセキングも残してほしかったなぁ
人気でもスプリングマンやステカセキングのほうがジャンクマンより高いわけだし
スプもステも二人とも鬼教官のスニゲーターにオモチャ超人とコケにされてましたが・・・
しかし2人とも人気ではその鬼教官やジャンクよりも圧倒的上です
サンシャインと同等かそれ以上の人気超人なんです
だからオモチャだって“成長”してるんです!
大人のオモチャなんです!!
気持ちいいんです!!!
ステカセキングなんてまだまだいろいろ描けただろうになぁ・・・
超人大全集でレオパルドンとかやったらおもしろかったのにさ
「次鋒、レオパルドンいきます!!→ギャアー」を再現したらウケただろうに・・・
それかアフリカ代表のキンターマンのアレを再現するとか・・・
いろいろ夢が膨らんだのになぁ~
他にもスプリングマンのデビルトムボーイで敵を倒すところとか、
アトランティスのアトランティスドライバーで敵を倒すところとか見てみたかったなぁ
どっちも敵をKOするには至らず2人ともおっ死んじまったけど・・・
もう超人墓場も崩壊して生き返れなくなったわけで
もう都合よく何の説明もなしに不自然にキャラクタがー生き返ってくるマンガじゃなくなったからね
そういえばジャンクマンの左手どうすんだろ
フェイスフラッシュかませばすぐ治るんだろうけど・・・
ちなみにオレはいつも右手です
それにつけてもやっぱり完璧超人はラージナンバーズもオリジン弁当も天界に籠りすぎて、
下界の超人たちの成長に気づいていない→ついていけない浦島太郎状態なのかもしれないね
今回のペインマンの言葉にそれが出てた
ネメシスはまだ強さを示しているからいいけどオリジンのこれまで3人はとても強いとは言い難い
ネメシスどころかグリムリバーやターボメンよりも弱いんじゃないかとさえ思える
さすがに完璧超人の「始祖」とも呼ばれる連中がこんなに弱いと話に説得力も緊張感もなくなってくる
そろそろしっかりシメてほしいもんです
ただダンベルは絶対集めなきゃいけないみたいだしどうすんだか・・・
でもダンベルが必要だからって悪魔騎士全員が勝つとわかってて読むのもつまんないし・・・
とにかくジャンクマンが生き残った(結局出血多量で内藤和敏みたいに死んでるかもしれないけど)ことで、
緊張感がますます薄れてきた感じも否めない部分があります・・・
はっきり言っちゃうけど味方側の人気超人が死ぬくらいの強い敵が出てこないとシリーズは盛り上がらないと思うんですよね
新シリーズ始まって一貫して敵の強さを感じることがほとんどないのが気になるところです
7人の悪魔超人編や夢の超人タッグ編や王位争奪編は正義超人が次々やられて危機感ハンパなかったでしょう
やっぱそれくらいじゃないとダメなんじゃないかなと思うわけであります
ロビンマスクの犠牲はあったけれども他がほとんど弱いからそれほどインパクトに残らなかったしなぁ・・・
とにかく次に登場する始祖ジュラは強敵であることを期待しましょうか
でもスニゲーターは負けても相手の生命力を吸収して道連れ地獄ができる特性あるからね
どっちみち次の相手も生きて帰ってこれないような気もするけどね・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第83話 エアバックの“攻略法”!!の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は2月17日発売です

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