キン肉マン キャラクター(登場人物) ネプチューンマンについて
身長:240cm
体重:210kg
年齢:26歳
超人強度:2800万パワー
好きな食べ物:牛の丸焼き
通称:喧嘩男
担当声優:岸野一彦
名言:「キン肉マン、キミはこの世に完璧などというものはないといったな・・・しかし私は見つけたぜ・・・この世に完璧なものが1つだけある・・・それは正義超人の友情さ!」
ネプチューンマンとは元正義超人の完璧超人である
本名は喧嘩男(ケンカマン)であり元はイギリス超人だった
しかし自分の強さが評価されず、自分より弱いロビンマスクが皆から賞賛される現状にヘソを曲げ、
テームズ川に投身自殺を図る
しかし川底で何万年も待っていたという無理のある設定で、ケンカマンが飛び込んだ位置に都合良く座して待っていたビッグ・ザ・武道(=ネプチューン・キング)がネプチューンマンマスクを授けて完璧超人として生まれ変わる
思えばこのシーン、ネプチューンキングは師匠なのにまるで部下みたいな口調で語り掛けてるし、そもそもネプチューンキングはサイコマンの下で働いていた無量大数軍(ラージナンバーズ)の一員であり、増長して勝手に軍団を私設したのを咎められ破門されたり、完璧超人の掟も気分次第で勝手に破るような身勝手を絵に描いたような奴なのにテムズ川の川底で何万年も待ってるなんて高僧みたいな苦行を実践できるとは思えない
ネプチューンキングの設定・そしてそれがサイコマンの部下だった設定・・・全て・・・後付ですね(笑)
とにかくケンカ野郎は完璧超人に転向してからというもの、他の属性の超人を「下等超人」と見下して完全な上から目線になり、マスクマン超人のマスク狩りに異常な執念を燃やすことになる
ロビンマスクの一件で、人気者や観客受けしようとするマスクマン超人に対し屈折したコンプレックスのようなものがあるのかもやしれない
外見は「ウエスタン・ラリアットを放つハルク・ホーガン」というイメージのキャラであり、この2人をベースにハンセンが入場時に来ているチョッキにロードウォーリアーズのトゲをつけて、足にブルーザー・ブロディーのスネサポーターを装備させ、当時の最強外国人レスラー達をミックスしたようなフォルムの超人
元ネタになった読者応募超人も2人いて、大阪府の中宏術くん考案の「ハルクマシーン」と青森県の柴田浩暢くん考案の「イチバンマスク」を合成して作ったものらしい
その2人のハガキがそのまま作中に印刷され世に発行されたわけであるが、イチバンマスクの方のハガキの下部にやはり「ハンセンとホーガンとブロディを合わせたような・・・」との記載があり、ハルクマシーンの「ハルク」もホーガンのリングネームの一部であることからやはりホーガン要素がイチバーン強いキャラクターであることは疑うまでもない
そして最大の特徴はトゲ付きのチョッキであり、
これで相手を突き刺してしっかり固定してから相手を投げるスープレックスを得意としている
原作ではチョッキのトゲは6本だがアニメ版ではトゲは8本に増えていて、
しかも原作のそれよりも長さも太さも逞しく硬くそそり勃っていて、
それを刺されただけで相手は命を奪われるように思えるレベルのゴツいトゲになっている
超人タッグ編決勝のソードボード(剣板)の剣やジャンクマンの胸の大針と大して変わらないほどだ
原作ではチョッキの色は赤だが、アニメ版では緑である
これらの違いは作中に大きな違いを生じる事はなかったが印象度の上で大分違いがある
緑じゃどうしても迫力不足だった
その左腕は硬度10のダイヤモンドアームとされ、
ダイヤモンドの硬度がある左腕ということらしいが、
その表現を使っていたのは最初だけでいつしか忘れ去られる
これは単なるハッタリだったのか?
「黄金の左腕」的表現にしたかったのか??
肝心のその強さは敵の時は凄まじかったが、味方になっては弱体化の典型例
ウォーズマンほど極端ではないけど、バッファローマンに比べればかなりの弱体化
仲間になると完璧超人時代になかった「甘さ」が見られるようになり、
冷静沈着な強さが失われた感があった
登場時期が終盤の終盤であったこともあるがほとんど見せ場がなく超人預言書のページを燃やされて消滅してしまった感が強くとても残念でもある
ちなみにディスクシステムのゲームの「キン肉星王位争奪編」でも隠しキャラとして登場するが、
これもやはり終盤の終盤での登場でほとんど出番がないに等しくある意味それが運命(さだめ)の超人かもね
王位編当初はキン肉アタルの預言書の灰をかざすだけの花咲かじいさん状態だったが、
超人ハンター・オメガマンの追跡を逃れるため「ザ・サムライ」という超人に扮して闘ってもいた
結局王位編でキン肉マン達と共闘するが誰も倒す事はなく、世界中の超人達に高圧電流をバリバリ浴びながら「完璧超人のこのオレがこんな苦しい思いして頑張ってるんだぜ?子供たちがどうなってもいいのかい?どうなんだい?アンタ正義超人だよな?正義超人の中の正義超人だよな?お前、正義超人だ!」的な「ネプチューンメッセージ」を発するだけのメッセンジャーとしての活躍にとどまり、「見せ場」がほとんどなかった
できればオメガマンと完璧超人同士激しい肉弾戦で大いに盛り上げて、最後はオメガマンを倒して消滅するくらいの終わり方ができればこの超人の人気はロビンやウォーズマンやバッファローマンに匹敵するレベルまで上がっていただろうに・・・オメガマンはカメハメ100殺法を習得したキン肉マンの箔をつけるための「生贄」とされ、このネプチューンマンには「かませ犬」が存在しなかったのも不運だった
そんな思いや無理矢理正義超人入りした違和感からか、
Ⅱ世ではやはり悪行超人に逆戻りして、
挙句にその趣味をマスク狩りコレクションから顔の皮狩りコレクションに変更してさらに悪趣味な性格になる
ただ、平和な世の中になってからも山に篭って蟲を喰らい、岩石で作った天然のバーベルで肉体を鍛える等自然と一体化した鍛錬の日々のおかげか、他の伝説(レジェンド)超人が50代になり軒並み衰えて闘えない体になった中で、唯一肉体的衰えが全くなく経験や知識を持ったまま若い肉体を維持できた理想の状態となりさらに強さを増す事になった
昆虫食生活が相当体に良い事は知っているが、50代になっても全く衰えがないというのはやはり超人であればこその話なのかもやしれないね?
プレイボーイ誌上の新シリーズで、師であるネプチューン・キング共々、元完璧超人無量大数軍(ラージナンバーズ)の1人であり、「完狩」を名乗っていたとのことだが、後付感がハンパなく違和感もハンパない
とはいえ超人タッグ編を締め括るセリフとなった「キン肉マン、キミはこの世に完璧などというものはないといったな・・・しかし私は見つけたぜ・・・この世に完璧なものが1つだけある・・・それは正義超人の友情さ!」は、名言の宝庫であるこの「キン肉マン」という作品全体の中でも屈指の名言だと思うし、超一流のコピーライターとしても通用するレベルの、最高にシビれるカッコいい散り様だった
このシーンねぇ~、原作ではめっちゃカッコいいわけよ
ネプチューンマンが自害して「1000人の弟子」に撤退を告げようとするとキン肉マンとテリーマンが「お前を死なせるくらいなら1000人の弟子と闘ってやる」と静止する
そんな2人のやさしさに涙しながら・・・やさしさに包まれたなら・・・キン肉マンを突き飛ばし、背中を見せて天に向かって佇んで少し間を溜めてからこのセリフを言うという一連の流れがもう映画のラストシーンっぽくてドピュドピュとシビれそうなくらいカッコいいんだわ
でもアニメ版はこの「溜め」がないのよ
サラッと流すようにこのセリフを言って飛んでっちゃう・・・
しかも声が普段バカばっかりヤッてる真弓パパの声だからイメージまでブチ壊しというか
セメントス長老とかいらねーアニメオリジナルキャラも絡んでて原作の良さが全然生かせてない残念な結果に
「男であった」のセリフもキン肉マンじゃなくてセメントスの糞野郎が言うことになるし
お前は男だ!
前述した通り、アニメ版の声優はキン肉真弓なども担当している岸野一彦
ネプチューンキング(ビッグ・ザ・武道)の声を担当している声優は委員長(ハラボテ・マッスル)も演じてる北川米彦であることから、声だけ聴けば真弓大王と委員長の「昔とったきねづかコンビ」に思えなくもない
しかも当の真弓大王と委員長も2人の試合を客席で見ながら再三バカやってるわけで、シリアス一本のミッショネルズの2人とお笑いギャグ路線一本の真弓や委員長と同時に演じ分けなければいけないから、アテレコ時は結構大変だったんじゃないだろうか?
得意技
喧嘩(クォーラル)スペシャル
おそらく単体(シングル)の時はこれが彼のフェイバリットになるのではないだろうか
卍固めの変形で、相手の右半身に重心をかけて、相手の左半身を引っ張り最後には2つ折りのように肉体を引き裂いてしまうという・・・サタンクロスのトライアングルドリーマーを1人でやるような趣旨の残虐技
これでケンダマンの硬度10ダイヤモンドボディーを真っ二つに引き裂いて処刑してしまった
しかし描きにくいのかその後ほとんどこの技を見せることはなく、やろうとしてもすぐ邪魔が入ってしまい、王位争奪編ではもうこの技は封印したのかかけるそぶりも見せないまま消滅しちまいました・・・
ダブルレッグスープレックス
喧嘩(クォーラル)スペシャルと違い、これは再三使用された技
彼の象徴でもあるチョッキのトゲを相手の背中に突き刺し身動きをできなくさせてから、相手の両脚を抱えて後方に垂直落下式の超鋭角に叩き付けるデンジャラス極まりないスープレックス
ウォーズマンはその衝撃でマスクが吹き飛び失明してしまったほど
しかしその他の超人に対しては繋ぎ技程度の効果しかなかった
喧嘩(クォーラル)ボンバー
これも単体(シングル)時のフェイバリットか
その「硬度10・ダイヤモンドアーム」とやらの全く生かされなかった中二病っぽい設定による左腕から繰り出す強烈なウエスタンラリアット
ザ・サムライに扮していた時は「居合い斬りボンバー」として使用する
あのマンモスマンの巨体を吹き飛ばし城壁にメリ込ませるほどの威力を誇ったが、結局これで誰も倒した描写もなく、シングルで誰かを倒した描写が全くないから、何がフェイバリットになるのかわかりにくい超人でもある
誰かシングルで倒す所も描いてくださいゆでたまご先生
好きです
ロビン・スペシャル
ロビンマスクとの対戦で習得したロビン最大の必殺技だが、ロビンマスクに放ったものは首をグビグビさせてその後「立ったままKO」となったが、命を奪うまでには至らず
モンゴルマンに放ったものはアイアンスエットが崩れたことで不発に終わり、威力は本家ロビンのものよりは若干劣ると思われる
おかしな物理法則を露呈した張本人
クロスボンバー(タッグ時)
これは説得力充分かつ実際に多くの正義超人を倒したタッグ時のフェイバリット・ツープラトン
ビッグ・ザ・武道(ネプチューンキング)が相手に後頭部ラリアットをかまし、それに呼応して正面から硬度10ダイヤモンドアームとやらの左腕でラリアットを放つ「サンドイッチ・ラリアット」だが、これを食らうと相手はマスクマンの場合は都合よくマスクが綺麗に剥がれる設定で、さらに相手をKOするだけでなくウォーズマンのように打たれ弱い超人は即死するほどの威力も誇る
本来はフルパワーの半分の力でやっているが、本気でやれば相手の首ごと吹き飛ばす荒技「フェイスボンバー」と昇華される
マグネットパワー
完璧超人というより開発者のサイコマンとその部下のヘル・ミッショネルズのみに許されたチート能力
地球の磁力を自分の物にして、試合序盤は武道との連携やクロスボンバーの作用増強に使うものだったが、試合時間が長期化することにより相手の肉体にまでその磁力を帯びさせて相手を自在に引き寄せる効果まであり、そうなれば相手の肉体を自在に操ることが可能になり圧倒的に有利になる
前方後円墳の1つが地球の磁力活動の鍵穴であるというトンデモ理論が実在し、挙句に富士の裾野(アニメ版では北海道の摩周湖!!)に前方後円墳が現れるというさらにトンデモ事象が実現し、しかもキン肉マンが自らの左腕を鍵にするというわけのわからない形でロックに成功する事で放出されなくなった
サンダーサーベル
マグネットパワーの電磁力を利用して雷雲を呼び寄せその落雷を鋭く固形化し相手を突き刺す技
これによりバッファローマンの命を奪った(その後なぜか生きていたけど)
逆にソードボードに串刺しになり命を落としていたテリーマンに対しては心臓へ電気ショックを与える役割となり蘇生させる事にもなる
もちろん、串刺しになって死んだ人間(超人)に電気ショックを咥え加えたくらいで生き返ったりするかと言いたくもなるが言っちゃいけない・・・でも言いたい・・・イキたい・・・