ブロッケンJr.(ブロッケンジュニア)

キン肉マン キャラクター ブロッケンJr.(ブロッケンジュニア)について
身長:195㎝
体重:90㎏
超人強度:90万パワー
年齢:18才
好物:黒パン、ビール(ドイツは18歳から酒もタバコもアレも何でもOK!厳密には14才から制限付きではあるが酒が飲める素晴らしい国!いただきまーす)
出身:西ドイツ・ベルリン
名言:「ケジメさ!!バッファローマン」、「わたしはレフェリー」
ブロッケンJr.とは正義超人の1人である
ブロッケン一族は元々は人間の家系であり、実力を認められた者のみいつも帽子(リモコンハット)に付けているドクロの徽章を授けられ、その徽章が超人としての力を与えてくれ、徽章を肉体から外してしまうと人間に戻ってしまう
ザ・ニンジャ戦後半では帽子を放り投げて、ずっと坊主頭(徽章なし)で闘ったがその時は人間体だったということだろうか?
そんな少年ブロッケンジュニアはアニメ版で声を担当する声優が与作さんを担当する水鳥鉄夫だったこともあり、とても10代とは思えない50代の酒焼けしたような年季の入った声で演じられる事になり、実年齢を知ると見な驚くことになってしまうが、とにかくそんな感受性の強い少年期に、父ブロッケンマンをラーメンマンに真っ二つにされ、当初はラーメンマンを親の仇と憎悪して復讐を誓っていた
アニメ版では父・ブロッケンマンの肉体はラーメンにされて喰われちまい、埋葬すら行えない結果となったこともあってか、ブロッケンはラーメンマンを黒パン(ライ麦パン)の粉にしてやるとめっちゃ息巻いていた
体型は195㎝で90キロでは相当軽い
日本人プロレスラーでも190㎝以上あれば体重も110㎏以上はある
まして超人のブロッケンJr.であれば尚更だ
ラーメンマンとの対戦ではコンクリートデスマッチとなりラーメンマンはブロッケンの全ての技を受け切ったがそれでもブロッケンはラーメンマンを倒すことができず、反撃のロメロ・スペシャル(アニメ版では「秘儀・万里の長城」という何が効いているのかわけわからない妙ちくりんな技)を受けて泡吹いてKO負け
その際に言われた「オヤジのことはわすれろ。そうすればおまえはつよくなる」というラーメンマンの言葉と人間性に触れ改心し、(厳密には合間に「ラーメンマンとブロッケンJr.~恩讐の彼方に~」のストーリーがあったが)それ以降はラーメンマンを崇拝し、そして正義超人として正しき道にその力を使うことになる
ただ、「ラーメンマンとブロッケンJr.~恩讐の彼方に~」でのブロッケンマンの一周忌に「ブロッケンマンと再び会えると思うと妙に嬉しくてな」発言や、現行シリーズでラーメンマンがマーベラス戦の最中にラーメンマンがブロッケンマンを「わが“最高最大”の難敵」と妙に持ち上げたりとか後付感がハンパないんだよね
ぶっちゃけあの闘いって突然奇襲攻撃されて毒ガスかまされて凶器攻撃されたから、ブチ切れて口の中に足突っ込んでグリグリしてキャメルクラッチで真っ二つにして返り討ちにしたってだけの野蛮な残虐超人同士の殺し合いでしかなく、そんな崇高な意識もへったくれもなかったと思うんだけど・・・
とにかく、そんな経緯で父親をブッ殺されて、その復讐心だけで超人格闘技の世界にデビューしたブロッケンジュニア・・・
が、弱い
と、言うより決め技がない
だから相手をガツンとKOするシーンが想像できないのである
それはテリーマンも似たようなものだが、それでもテリーマン以上に「見せ場」がないのである
7人の悪魔超人編ではミスター・カーメンと対戦する
自分の命を守る為に無関係な人間のレフェリーの命を奪っておきながらも結局自力ではカーメンを倒さず、ミイラパッケージに包まれて失神している間に「師匠(レーラァ)」であるラーメンマン(モンゴルマン)に闘いを丸投げする形になり、結局師匠の力で勝利を「演出」されただけに終わる
すごかったのは自らエグりとった肩が何の説明もなく復元していることくらいだ
続く黄金のマスク編でもザ・ニンジャと対戦し、やはり自力では道連れ地獄が精一杯で、ロビンマスクのヘルプもあり強引に「勝ち」扱いになっている
この闘いは順逆自在の術を見よう見まねで成功させたりとかなり全然してはいるが
しかし、次の超人タッグ編はもう全く見せ場なし
乱入してきたケンダマン&スクリューキッドの完璧超人コンビ相手に何もできず地獄のネジ回しでウルフマンと仲良く楽しく串刺しにされて敗北して終わり
すごかったのはウルフマンの前で地獄のネジ回しを受けたことで傷はより深いはずなのにブロッケンは生き残り、逆に後ろで受けて傷が浅いはずのウルフマンが死んでしまうというタフネスさだけか
そもそもウルフマンも途中までは生きててピンピンしてたのにいつの間にか死んだことにされちゃった
王位編では一回戦で誰も仲間がいなくてミートと2人で出場することになってしまったキン肉マンを見殺し
表彰式にロビンやテリーと一緒にドヤ顔で並んでいたから何らかの肩書を与えられてしまいロビンやテリーみたいに立場上参加できなかったのかもしれないが、それだとソルジャーチームとして出場していた事が説明つかないからやっぱりドイツでのんびりビールとウインナーと黒パン食いながらブンデスリーガーの試合でも楽しんでいたのか・・・
その割にはチームにスカウトに来たキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)に「きさま、オレが正義超人ブロッケンJr.と知ってそんな口を聞いているのか」とか憤慨している
だったら一回戦で駆けつけてやれよという話になって来る
そもそも例の式典だけは姿が見えたがそれ以外は姿が見えず、キン肉ハウスで一緒に胴上げまでしていたロビンやテリーほどやはりキン肉マンとは打ち解けていないのかもしれない
実際この2人はドラゴンボールの悟空とチャオズくらい会話が少ない・・・
そんなこんなでキン肉マンを助けるどころかソルジャーチームとして敵対する事になったブロッケンジュニア
しかし相手はフェニックスチームで、それどころじゃない
ブロッケンはプリズマンと対戦することになる
実力では互角といった感じだったが、6人タッグマッチということになり、しかもこの6人タッグマッチのソルジャーは妙に弱く、ブロッケンやバッファローマンの足を引っ張りまくったおかげで、プリズマンのレインボーシャワーからソルジャーを守る為に帽子(リモコンハット)に付いているドクロの徽章を捨てて人間体に戻る事で身を盾にしてソルジャーを守った(レインボーシャワーのカピラリア毒素は人間には無害だから)
しかし人間体になったところをフェニックス・マンモスマン・プリズマンの3人にいたぶられて瀕死の重傷を負うが、徽章が意思を持ち自分からブロッケンのリモコンハットに戻り最後の最後で超人に戻り、ソルジャーの「ブロッケンJrの最大の魅力はいかなる困難、障害があろうともおのれの仕事は絶対に遂行する責任感だ――っ!!」という声にも発奮しプリズマンをブレーメン・サンセットで名古屋城の金のシャチホコに叩きつけKOし(数十分後には全身に走った亀裂も復元されて復活しているが)、力尽きて谷底に落ちて転落死して初の死亡
しかし最終回の大円団の中で「最終回だからこそ許される」キン肉マンのフェイスフラッシュ乱発で他の仲間と共に生き返りパッとした勝利はないままジャンプ連載時代を終える(ウォッチマン戦はザコ過ぎて除外)
ジャンプ時代も戦績的には悪魔超人相手に「2勝」していて、タッグ編やラーメンマン戦以外は敗北もないし、死んだのも一回だけだし結構タフなのは事実
しかしキング・ザ・100トンを粉々に粉砕したテリーマンやプリズマンを粉々に粉砕したラーメンマンが「引き分け」扱いなのに、ブロッケンのカーメン戦やニンジャ戦が「勝利」というのは納得がいかないファンも多いようだ
現行シリーズではそんなブロッケンJr.とファンがついに待ち望んだ歓喜の瞬間がやって来る
完璧超人・無量大数軍(ラージナンバーズ)の1員でかつて自分を苦しめた(実質敗北だった)ミスター・カーメンを蜂の巣ミンチにしてブッ殺したクラッシュマン相手に、「祝・初勝利」を飾ったのである
一撃でカーメンの命を奪ったアイアングローブをモロにくらったものの、やはりタフネスだけが取り柄のブロッケンらしくそれに耐えきって、王位編ではプリズマンに「ただのチョップ」呼ばわりをされ、必殺技としての貧弱さを感じさせずにはいられなかったベルリンの赤い雨で思い切り肉体を斬り裂いての完勝である
そして次は完璧超人始祖の中でも最強クラスの実力者であるサイコマンとの対戦
サイコマンは既にこれが3戦目であり3戦以上勝ち残る敵キャラは稀であることや、前に試合でラーメンマンが敗れ、テリーマンも実質負けに等しい内容だったこともあり、ブロッケン勝利の流れかとも思われた
実際中盤までは新必殺技も出たり、サンダーサーベルも完封しありととかなりイイ感じだったが、サイコマンは底知れぬ実力者であり、結局ブロッケンの誰にも負けない特権である握力でさえサイコマンには及ばず両手の指の骨を手四つの体勢からグシャグシャに粉砕される
そしてサイコマンの「最大の必殺技」を出すまでもなく、「グリムリパー」としての必殺技であるファントムキャノンでKOされ敗北・・・
大金星・格上げの流れかと思ったがやはり善戦超人に逆戻りしてしまった・・・
「女性人気NO1」ということはもう散々言われつくしていることだが、それはジャンプ連載当時の話であって今は普通にウォーズマンかロビンマスクが女性人気NO1ではないかと思われるけど・・・どうなんだろ
そもそもオレはキン肉マンを読んでいる女子を実際に見たことがない
さらに言えばブロッケンはウルフマンと怪しい関係にある
「Ⅱ世」の描写であるが、超人タッグ編の後日談である「究極の超人タッグ編」でロケットペンダントの中に自分の写真と向き合うように死んだウルフマンの写真を入れていつも胸に忍ばせているのである・・・
ただでさえドイツ人と角界には「そっち系」が多いってのに・・・
実際「Ⅱ世」でもずっと独身を貫いていたようであるし、女性人気NO1と言う割には女っ気が全くないし、弟子のジェイドとの関係も衆道的なものを感じてしまわないでもない・・・
得意技
・ベルリンの赤い雨
ブロッケンJr.の代名詞のような技
強力な手刀チョップで相手の肉体を斬り裂く
プリズマンには「単なるチョップ」呼ばわりされたが修業を積んだのかクラッシュマン戦では強力な必殺技として昇華されていた
ジャンプ連載時代は主に左手で放っていたが、「キン肉マンⅡ世」以降は右手が利き手で右手でしか放てないという設定になり、現行シリーズでクラッシュマンを倒した際も右手によるものだった
・ブレーンクロー
握力200㎏を超え、正義超人握力NO1の座に輝く(と、思われる)ブロッケンJr.ならではの「幻の必殺技」
なぜ「幻」かと言えばこの技はジャンプコミックス内の巻末企画「もしこの超人が戦ったら」でウォーズマンとの対戦シュミレーションの中で描かれただけで、本編では未登場だからである
ウォーズマンのマスクを砕いてしまうほどの威力があるらしく、ドイツ人ギミックのレスラーであるフリッツ・フォン・エリックを意識した設定だろうか
・カリフォルニア・クラッシュ
スティーブ・ウイリアムスなどが使用していたオクラホマ・スタンピートとほぼ同種の技
ハルク・ホーガンがオクラホマ・スタンピートをこの技名で試用していたことが由来らしいが、ホーガンがアックスボンバーを使用する前のフィニッシュ技であり、アックスボンバー開発後はホーガン自身もほとんど使用していない
作中では「この技から逃れた超人はいない」とキン肉マン(アニメ版ではミートくん)が語っているが、この技が決まった場面を見た読者も1人もいないという恐ろしい技でもある
そして、当たり前のように順逆自在の術で返されちまいました
たまりません
・順逆自在の術
ニンジャ戦で見よう見まねで試用したらできちゃった状態の技
せっかく都合良く習得できたんだし、こんな便利な技もっと試合でガンガン使えばいいのにねぇ
・キャメルクラッチ
ラーメンマンの復讐心から習得した技
基本的にこの技は本家・ラーメンマンが使用する際も「ザコ専」であり、一線級の相手がこの技でギブアップしたりまして真っ二つにされることなどほぼありえない
ブロッケンもザコのウォッチマンを真っ二つにしたにすぎず、サイコマンや超人閻魔をこれで真っ二つにできれば大したもんですよ
・ハンブルグの黒い霧
相手の頭部に倒立するという地味にキン肉マン・マリポーサ並みに身軽なムーブから、そのまま相手の顔面にドロップキックを叩きこむ荒技
くらったフェニックスは思い切り鼻血を出していたが、サイコマンにはほぼノーダメージ
・ブレーメン・サンセット
フィニッシュとしての説得力もなかなかある見栄えも映える大技
かんぬきスープレックスの状態からそのまま腕のロックを放さずに脳天を叩きつける技
プリズマンとサイコマンに放ったが、どちらもかなりの高さから落下しつつ放ち、プリズマンは金のシャチホコの上に叩きつけられこれで失神KOに追い込んだが、石のリングにめり込むほど叩きつけたサイコマンは若干苦痛の表情を見せるも頭部の八つ裂きハット(キルハット)が相当な防御力を誇っているのかほとんどノーダメージ・・・
・ゾーリンゲンの鈍色刃(にびいろやいば)
サイコマン戦でブロッケンが披露した新必殺技
左手で相手の顔面をアイアンクローの要領で掴み、右手は相手の右腕を掴みその体勢でジャンプして上空からコーナーに脳天を叩きつける技
ブレーメン・サンセットをコーナーに叩きつければいいのではとも思わないでもないが、とにかく相手のサイコマンは頭部の八つ裂きハット(キルハット)がドラクエの「てつかぶと」状態なのか脳天を叩きつける系の技がほとんど効かないからこれも大した大ダメージを与えられず・・・
「キン肉マンⅡ世」内の技
・叛乱の制服
軍服を帯状に形状変化させて相手を絡め取る
・シュトゥットガルトの憂鬱
叛乱の制服で捉えた相手の両足を逆エビ固め(ボストンクラブ)の体勢に締め上げる技
・殺超人ミスト
父・ブロッケンマンも使用していた毒ガス攻撃
マッスルタッグマッチ最強技
・ブロッケンの帰還
Ⅱ世世界ではブロッケンは時間超人との闘いで聞き腕の右腕を失い隻腕となり、ベルリンの赤い雨が使用できなくなってしまった
その為に新しい新必殺技として開発した技で、腕のない右肩を軸にコーナーで激しく回転し、その遠心力を利用して左腕で足首を掴み相手に突進し足を鋭利な刃物として相手に斬りつけるという結構ムリのある技でKO率も高くはなさそうだが、見栄え的にも結構強力で、これも弟子であるジェイドに受け継がれている

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