キン肉マン最新作 第10話「強襲!悪魔超人軍!!の巻」のネタバレレビュー(あらすじ感想含む)です
前回で復活した悪魔超人
まずはステカセキングがターボメンに
ブラックホールがダルメシマンに強襲します
ステカセキングは早速必殺技(?)の「悪魔のシンフォニー」をターボメンにロックオン
脳ミソを破壊することもできるようです
しかし…ターボメン絶対効いて(聴いて?)ないだろこれ
もう敗退フラグが露骨です
無惨にバラバラにされるステカセキングの遺体が目に浮かぶよう
ただ背中のランドセルが気になりますね
まだ「超人大全集」は見られるのかな?
ちなみに彼の「悪魔のシンフォニー」は最高100万ホーンの大音量を発する事ができるとの事
しかし現実に100万ホーンもの大音量を流したら宇宙を跡形もなく消し去るほどの威力です
同様にウルトラマンを倒したゼットンの「1兆度の火の玉」という設定なんかも同じようです
子供はもちろん、物理学に精通した人間でない限り気づかない事でしょう
インパクトは残せる表現
だからそういう表現もありなんじゃないかなと思います
寧ろその矛盾から子供達に宇宙物理学に興味を持たせようとした意図だったらゆでたまご先生はすごいけど…なわけないか(笑)
そしてブラックホール
こちらはパンチにキックとダルメシを「ギャオン」と言わせてイイ感じ
でもブラックホールが仮に勝つとしたら決め技なんだろう?
吸い込んで終り??
つーかホントにバッファローマンと仲悪いの?
ペンタゴンとは今も仲いいの?
このブラックホールだけは人気超人だけに扱いに悩みそうですね
生き残れそうな可能性を持った唯一の超人です
そして残りの対戦カードも確定
やはり予想通りの組み合わせでしたね
クラッシュマンVSミスターカーメン
マーリンマンVSアトランティス
武道VS魔雲天になりました
まずはカーメン
ブロッケンJr戦同様ターバンだけがフラフラ宙に舞ってそれが折りたたみ…な登場
当然まずは首だけです
そしてブロッケンJr戦同様いきなり噛み付きます
今回はこの噛み付きに「ファラオ・カースヘッド」という名が付されました
ファラオの呪いの頭部ですか
ブロッケンには右肩でしたがクラッシュマンには頚動脈を噛み付いてます
次はアトランティス
ロビンマスクを一時戦意喪失させたウォーターマグナムをマーリンマンに見舞います
ただそれだけ
終り
そしていよいよキン肉マン
ミートに「大王はやめい。王子で良い」と諭され、あの頃のようにまた「王子」と呼ぶミート
やっぱこうでなくちゃね!!
しかしこのピークア・ブー
本当に謎…と言うか怪しすぎ
「アタイ」とか言ってるし
一体ここからどうやってコイツを「完璧なる恐怖」の超人に描くのか…
まだ当のゆでたまご先生さえそこまで考えてなかったりして(笑)
顔が手みたいなもので常に隠されているのが怪しすぎますよね…
一体あの下には何が…
腹の手の中からは「ゆうれい小僧がやってきた」の妖怪みたいなのが出てきたけど
これも作品を越えたオマージュ?
それにしてもスグル
初期の頃に戻ったようなヘタレぶりです
まるでカレクックやラーメンマンと戦う前の逃げ回っていた頃のよう
王位編でもホークマン戦の前でチビッたりオメガマンにビビッたりしてましたが…
でもここまでのビビリぶり逃げまくりは初期の「ダメ超人時代」レベルです
「王子」の呼称復活とと同じでこれもオマージュフェアの一環??
今のスグルは火事場のクソ力、カメハメ100殺法、マッスルスパークありの究極生命体
そんなキン肉スグルがなぜここまでビビってヘタれるのか
いざとなりゃマスクはがしてフェイスフラッシュかませば「何でもあり」です
つまり今のキン肉マンは「アルティメットシング」なんです
「神」に匹敵する力と強さがあると言っていいレベルと能力なのに…
やはり「やりすぎた」感のあるフェイスフラッシュはなかったものとされてるのかな
ウォーズマンの相手の次の攻撃を読む能力みたいに知らず知らず消えていそうな設定
それなのにビビリまくりまた脱糞するキン肉マン
ちょっと失禁・脱糞は引っ張りすぎな気もします
ぶっちゃけ失禁や脱糞で笑う読者ってあまりいないと思うんだけどなぁ
「汚ねぇなぁ」と思われて萎えられるだけでマイナスイメージの方が大きそう…
スカトロマンガじゃああるまいし
子供だったら喜ぶのかな
オレはガキの頃からスグルのアシュラマン戦の失禁とか引いてたが…
ぶっちゃけ放屁もあんまり好きじゃないし
「ウンコ」と言うだけでウケた(らしい)昭和時代を引きずりすぎな気がします
便器マンなんかその象徴みたいな超人ですもんね
でも今はもうそういうのって「下品」、「汚い」で引かれて終りな気がします…
まぁ、「キンターマン」は今でも笑っちゃうネーミングで嫌いじゃないですが
とにかく全然怖そうでもないブーを異常に怖がるスグル
「ホンギャーホンギャー」言われながらストンピング浴びせられ、
「コイツこわい」と頭をかかえてうずくまるキン肉マンでした
でも完璧超人軍の中で一番怪しくてヤバそうなブーに主人公を当てたのは良かったですね
ブロッケン辺りを当ててたら間違いなくやられてるでしょうし
スプリングマンは絡んでこないのかな
デビルトムボーイだけはもっかい見たいんだけどなぁ
ウルフマン以外の誰かをバラバラにするのも、モンゴルマン以外に破られるのも両方見たい
最後はグランドキャニオンです
他の完璧超人軍とは違って武道だけはやはり違う
岩肌に保護色のように同化していた魔雲天の存在に気づいて出て来いと挑発
これもテリーマン戦と同じ登場ですね
つまりオマージュです
グランドキャニオンと秩父山麓が変わっただけで
秩父山麓・山おやぢ
越谷のやばいねえちゃん
そしてサバイバル飛田
あぁ…素晴らしき埼玉プロレス…
首四の字…
ごめん
話が反れた(いつも?)
田上明の秩父セメント…
で、登場した魔雲天はいきなり決め技のマウンテン・ドロップをおみまいします
いきなり決め技を出してしまったマウンテン
プロレスでは決め技を先に出した方の敗戦フラグはほぼ決定的
漫画「キン肉マン」なら尚更です
まぁ、それがなくても魔雲天が武道を倒す展開なんてあるわけないんだけど
とりあえず悪魔超人軍の中で魔雲天は早くも「全てを出し切った」状態
もう後はやられるしかない状況
いや、それは他の4人も同じだなきっと…
舞台は東京ドームに戻る
委員長の部下がi-padみたいな端末でサスペンションの解けた超人がいると指摘
画面には世界地図が描かれスペインの部分が点滅している
そしてついに東京ドームにバッファローマンが登場して今週はここまで
————————————————————————————
それにしてもバッファローマンの日本到着早すぎ!
テリーマンとマッスル・ラジアル戦の最中にサスペンションが解けて、
地球の裏側のマドリードからもう東京まで到着
完璧超人軍の穴でも使ったんでしょうか
しかもその間に悪魔超人の仲間達にあれこれ根回し(おそらく)しての登場です
いつの間にそんな時間があったのかと
Ⅱ世番外編のキン肉マンとテリーマンの幻の対戦では、
アメリカから東京まで一昼夜かけて徹夜で泳いで「さすがに超人でもキツい」と根をあげてたのにね
でもそれを言ったら王位編のミキサー大帝戦にキン肉マンが敗れ、
ミートがミキサー大帝を倒すまでのわずかな間に、
アメリカやイギリスから日本の熊本まで来たテリーマンとロビンマスクの例もあるからなぁ
しかもなぜか日本の福島以北に上陸するという意味不明なルートを辿り、
そこから「走って」熊本まで一瞬で行っている
超人の「脚力」はやはり人間の常識を大きく凌駕したもんなんでしょうね
その割には王位編のラストで大阪府内にあると思われる病院から、
大阪城に集結するまでには結構長く走ってた気もするし…
(でも大阪府内にあんな森林みたいなゾーンあったかな)
とにかく超人の脚力はまるで光速のように速い時と人間のマラソン選手くらいの速度の時と、
その時々でいろいろあるんでしょうね
…て、言うか行き当たりばったりなんでしょうね(笑)
次週は、悪魔超人軍の意図が明かされるようです
バッファローマンが語るんでしょうね
元仲間ですし
もしかしたらバッファローマンは悪魔に戻って正義とまた敵対する事を選ぶとか…
そんな展開もあるのかな?
悪魔にまた逆戻りして正義超人達の活躍の場を奪ったとか
それはさすがにないか(笑)
ただ、バッファローマンって正義超人入りしてもキン肉マンとはほとんど敵対してたよね
悪魔将軍戦の時とタッグ編の決勝で骨だけになった時のみ協力的だったけど
それ以外は結局キン肉マンに敵対して反発する言葉ばかり投げかけていた存在
だからあまり「仲間」とか「正義」って感じがしないんですよね
それにしても悪魔超人達はあと何週持つかな
どちらにしても悪魔超人総虐殺シーンはボチボチ近いでしょう
今は完璧超人軍がジャンボ鶴田並にオーバーアクションな痛がり方して技くらってますが
来週辺りで誰かそろそろヤられるかな
ステカセがまっさきにやられそうだけど超人大全集やって出し切ってからかな
プロレス同様相手の持ち技は出させてから倒す風車の理論的なものがこの漫画にもある
悪魔超人がやられて盛り上がった所で満を持してアイドル超人軍が復活という流れでしょう
つーか今更悪魔超人レベルに負けるような連中だったらどこが「真の完璧」超人なんだと
そういう話になっちまいます
まだケンダマンやスクリューキッドの方が強かっただろという話です
ブラックホールは確かに人気がある
カッコいいからね
でも人気があるからって中途半端に生き残らせたり、まして正義入りとかどうかと思う
「正義側」の超人増やしすぎても描ききれなくなるのはⅡ世で嫌と言うほど痛感されたはず
あれもハンゾウまで正義入りさせたのはどうかと思ったしすごく違和感あった
ましてブラックホールを正義入りさせて戦いを描くくらいなら、
ジェロニモやウルフマンの成長を描いた方が良かったでしょう
ジェロニモは相変わらずカマセキャラで負傷中です
それに正義としてのアシュラマン・ネプチューンマンの戦いもまた見てみたい
さらにはアタル・フェニックス、オメガ・マンモス・サムソンティーチャー…
あ、ニンジャもいたか
これだけ正義側(に入ったと思われる)超人達がいる
これらの戦いまで描く必要があるのにここでブラックホールを生き残らせて彼に2試合以上(生き残れば当然最低もう1回は闘うだろうから)も割くのはどうかと思う
だから個人的には悪魔超人側は壮絶に散ってほしいと思います
それはオレの好きなスプリングマン(まだ出てもいないけど)同様
ニンジャじゃないけど散り(死に)の美学というものもある
それにやっぱり味方側の壮絶な死がないと盛り上がらないんですよね
キャラクターの「犠牲」があるから話も引き立つわけで
それに悪魔超人クラスで勝てちゃうともう緊迫感が萎えてしまう
「なんだ、真の完璧超人、無量大数軍って大したことないじゃん」ということになる
既にテリーマンも勝っているし
ここらで「締める」必要はあると思う
ただ、アイドル側でもブロッケンだけはまともに勝てるのかどうかすご~く怪しい(笑)
また道連れ地獄的な勝ち方はゴメンです(笑)
やっぱりちゃんとリングに立って勝ち名乗り受けられるブロッケンも見てみたいですね
カーメン戦なんて勝ったことになってるけど、
内容的にはか弱い人間であるレフェリーを身代わり・見殺しにしてまで完敗だし
もうこういう「怪しい勝ち方」はやめてスパッと綺麗に勝たせましょうよ
テリーマンも綺麗に勝たせたわけだから
その為にはブロッケンjrの新必殺技は絶対必要でしょ
「ただのチョップ」(ベルリンの赤い雨)にKOされる完璧超人などいません
ただね、単なるノスタルジーと言うわけでなく悪魔超人を引っ張り出したのは良かったかと
「キン肉マン」というマンガの人気が絶頂だったのは悪魔超人編なんです
オレも悪魔超人編が一番好きだったし
アニメでも全国ネットでほとんどの地方局に放送されたのはこの悪魔超人編まで
悪魔騎士編からは地方放送局の放送が激減しています
だから「キン肉マンGo Fight!!」は皆知ってるけど、
「炎のキン肉マン」は聴いたことがない地方在住・出身者は案外多いんですよ
まして「キン肉マン旋風(センセーション)」に至ってはもう…
だからこそピークだった頃の超人達を出す事はかつてのファンを取戻す事もできるかも
王位編なんかは原作ファンは皆一番好きだったと言うけど、
ジャンプの人気的にももうかなり人気落ちてた頃ですし、
アニメもかな~り遅れて完全に「過去の漫画」状態になった90年代にいきなりポツンと王位編だけ「ズババン」とか言って声優もほとんど入れ替えて放送されてたくらいですからね
対戦に関しては悪魔騎士を合わせた属性合わせた組み合わせも面白かったかなと思います
ダルメシマンとカーメンで「噛み付き対決」
クラッシュマンとジャンクマンで「クラッシュ対決」
マーリンマンとスニゲーターで「ワニ対決」など
以上、キン肉マン最新作 第10話「強襲!悪魔超人軍!!の巻」のネタバレレビューでした
次回は2月20日発売です