キン肉マン最新作 第20話「“技VS技”の水棲超人バトル!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューです
今回はロビンマスクファンの溜飲がかな~り下がったストーリーではなかったでしょうか
7人の悪魔超人編でアトランティスに破れて水中で殺されたロビンマスク
ロビンマスクは作中屈指の人気超人です
当然ファンは煮え湯を飲まされる結果となりました
オレも当初はロビンマスクファンだったんでそれは同じです
いくらミートの足に意識を取られたからとは言え、
あっさりタワーブリッジから逃れられた描写はショックではありました
そんな積年のロビンマスクファンへの「魂の救済」をほどこしてくださったゆでたまご先生
やはり我々にとってゆでたまご先生は神様なのかもしれませんね
ロビンマスクのアトランティス戦敗北と、ウォーズマンの王位編決勝直前での「ジェロニモ・チェンジ」
この2つはキン肉マンファンの中で黒歴史として語られているものです
ロビンマスクとウォーズマンという作中屈指の人気超人に対しての酷い扱いでしたからね
ただ、大人になり、オッサンになった今ではロビンマスクやウォーズマンにそこまで魅力感じないんですよね
ガキの頃は「カッコいいなぁ」というだけであっさり好きになってた気がしますが…
もちろん嫌いになったわけでもないですが
戦いに話を戻すと、前回のラストで決まった「リバース・セントへレンズ大噴火」
マーリンマンは両手を引き剥がして脱出しようとします
アトランティスは「想定内」というホリエモンみたいな事を言って、
逆にアトランティスがリングに足をつけます
そしてフロントチョーク(フロント・ネックロック、フロントネックチャンスリー)の体勢から、
そのまま後方にスープレックスで投げつけます
東京プロレス時代のアントニオ猪木の決め技「アントニオ・ドライバー」ですね
アトランティス・ドライバーとアントニオ・ドライバーの共演を描くのか?
ところがマーリンマン
背中の鰭のおかげなのか妙に弾力のある受身を駆使して全く効いていません
バウンドしているだけなんです
たまりません
そしてマーリンマンはロープの反動を利用して鼻から伸びた舵木通しを真っ直ぐに突きたてて、
そのまま突撃する「フライングソードフィッシュ」という技に出ます
アトランティスは腹に攻撃を受け傷を負います
さらに追い討ちをかけるマーリンマンは今度はアトランティスの背中にも傷を負わせます
「ケカァ-ッ!」と呻いて悶絶するアトランティス
トドメの一撃を狙うマーリンマンに対しアトランティスはキン肉マン戦で見せた霧を発生させます
「アトランティスミスト」と名づけられましたね
これでマーリンマンはアトランティスを見失います
アトランティスは霧に隠れてマーリンマンの体を捉え、
ブルーザー・ブロディの得意技だったキングコングスラムでマットに投げつけます
しかしやはりマーリンマンビヨンビヨンとバウンドするだけで全く効きません
「こやつ受身が巧みすぎる」と漏らすアトランティス
受身というよりも体質の問題だと思うけど…
マーリンマンも「オレにはどんな投げ技も通用しない」と切り替えします
アトランティスは再度アトランティスミストを敢行します
しかしマーリンマンは「オレは学習能力が高い」と誇示し、
「ソードフィッシュカッター」という舵木通しを使った技で霧を切り裂いてしまいます
アトランティスは迎撃のウォーターマグナムを放ちます
しかしマーリンマンは「マーリン・エアバック」という魚類が体内に持つ浮き袋を吐き出し、
ウォーターマグナムを弾き飛ばしてしまいます
マーリンマンはそのままアトランティスを串刺しにするのかと思いましたが、
なぜか体勢を変えて水に潜ってしまいます
どうしても水中で戦いたくてたまらないようです
一方、アトランティスは相手が水棲超人だと水中戦には自信がないのかどうしても水に入ろうとしません
マーリンマンはリングの下にもぐりこみ下から舵木通しでリングを円形にくりぬきます
そしてそしてついにアトランティスを水中に引きずり込んじまいます
会場のモニターはロビンマスク戦やキン肉マン戦同様に都合良く水中映像に切り替わります
地上と全く変わらないほどの高画質でお送りする不自然すぎるほど鮮明な水中カメラからの映像で、
マーリンマンは水を得た魚のごとくアトランティスの頭部にエルボーを連打し脳天をカチ割っちまいます
陸上での受身のスゴさやこのエルボーラッシュなど三沢光晴を喚起させるファイトスタイルです
そして、エルボーを放ちながら「お前なんかに負けるロビンマスクは雑魚よのぅ」的な暴言も放ちます
ここでアトは「…」っとなにやら思うところがあった様子
突然「ケキャー!」と漫画太郎の漫画登場人物のような発狂ぶりを示します
その背景ではアトランティスVSロビンマスクの描写が様々浮かび上がっています
そして「性根の腐った悪魔のオレが客からどんだけ罵られるのはかまわねぇ、
だがロビンマスクの野郎との戦いに関しての罵りはやめてもらおう!」と怒りのサイドスープレックス!
このサイドスープレックスは投げ捨てずにそのままテムズ川の底に叩きつけるドライバースタイルのもの
マーリンマンは頭部をたたきつけられて初めて投げ技でダメージを負います
要するに頭から叩きつければ普通に倒せる超人ってことね
しかしマーリンマンはすぐさま水中でフライングソードフィッシュを放ちます
「水中ではアトランティスミスとは使えないぜぇ~!」とノリノリで放ちます
そしてアトランティスの喉元を捉えたマーリンマンの舵木通し
「よし、手ごたえありだ!」とバカな事を言うマーリンマン
全然突き刺さっていません
アトランティスの喉の部分だけ皮膚が分厚すぎて貫けないのです
その喉元には傷があり、そこだけ大きく盛り上がっています
この傷は7年前のロビンマスクとの闘いで付けられた傷であるとのこと
あのウォーターマグナムを上空に放ってロビンが噴水の上に乗っかって「ワッハッハッ」っと言ってる場面
そこから妙にダンシングな落下しながら放ったドロップキックですね
あれを喉に喰らっていたアトランティスはそこが傷にになっていたとのこと
デビュー以来大怪我を負ったことがないのが自慢だったが、
そこで初めて大怪我を負ったということで、またもロビンマスクファンの溜飲が下がるセリフです
どうやらその傷の部分を強化したようですね
悪魔超人は次の戦いの時には弱点を強化してくる修正がありますから
だから…今週はここで終わりです(笑)
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う~ん…展開読めねぇなーこれ
どっちが勝つかまだわかんねーぞこれ
マーリンマンもそこそこ技も出したし…
今までは大抵どちらかの超人が押してる描写で終り、
大抵押してた側の超人が翌週で逆転負けするプロレス的な展開ばかりだった
しかし今回はアトランティスもマーリンマンもそれなりに拮抗している
今回の終わり方も別にどちらかが圧倒的に攻められ押されてるわけでもない
これはどっちが勝つか読めなくなったなぁ
来週の展開でさすがにわかるか、下手すりゃ来週で決着もあるかもだけど
アトランティスは必殺技の「アトランティス・ドライバー」をまだ出していない
マーリンマンは「フライングソードフィッシュ」を出しまくっている
ただクラッシュマンだってクラッシュ最初から出しまくってたしあんまそれは関係ないかな
それにマーリンマンもまだ「奥の手」があるかもしれないし
だから読めない
ゆでたまご先生もそう簡単に展開を読ませないぞという流れで描いてきましたね
つーかもうアトランティスは勝たせましょうよ先生
ブラックホール1人だけ勝たせるのは不自然ですし
次の魔雲天が勝つなんて展開絶対ないんですからせめてアトくらいは勝たせましょうよ
あんだけロビンマスクのことフォローしているんですから(笑)
それにマーリンマンはダルメシマン同様にやっぱり小物臭が漂います
無理に残さずに、ここでもうヤっちまってもいいでしょう
それにしてもステカセ・カーメンと正義寄りっぽい雰囲気を出した超人は皆死んでいるんですよね
その流れだとアトもヤバいのかな
とにかくスプリングマンは頑なに否定しますが、ここまで続くとやはり悪魔超人の「正義LOVE」を感じます
次の魔雲天もきっとテリーマンをヨイショする発言を連発する事は必至でしょう(笑)
テリーマンはジェロニモみたいにそれに単純に乗っからないでほしいですが(笑)
とにかく今回はアトランティスの口から語られた「ロビンマスク戦、衝撃の真実」が話の中心でした
まるで力道山VS木村政彦戦みたい?
そういえば「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」というこれに関連した書籍は超売れてるとか
見てみたいような…
とにかく今回はロビンマスクファンにとっては嬉しいストーリーだったでしょう
「そうか、ロビンのあの上空からのドロップキックはかなり効いていたのか」
「な~んだ、アトも結構いい奴じゃあないか」
…積年の恨み・わだかまりが解けたロビンマスクファンの心の声がオレの耳に響いて来ています…
いや、嘘です(笑)
でも実際そんなとこでしょう
…ただ、今度の戦いは池じゃなくて川なんですよね
2人は水中でどんどん下流に流されてってるわけで、リングはもう遠くに行っちゃってるんでは?
でも、そんな理屈はゆでたまご先生には全くの無関係ですよね!
物理を越えた所にあるのがゆでたまご先生の素晴らしさですよねッ!!
以上、キン肉マン最新作 第20話「“技VS技”の水棲超人バトル!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューでした
次回はゴールデンウイークの連休を挟んで5月7日の発売です