キン肉マン 97話 完璧(パーフェクト)超人繁栄の証!!の巻 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第97話 「完璧(パーフェクト)超人繁栄の証!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
自由の女神の前にばびょーんと現れたサンシャイン
「ほほーっ自由の女神。この巨像前が決戦場とはビッグサイズのオレにふさわしいわ~」とまるで田原としひこみたいな傲慢発言をぶっぱなすサンシャイン
でもトシちゃんのこないだのガキの使いのかるた企画はかなり面白かった!!
現地のニューヨーカーたちはアメリカだけに「なんだあれは?」、「鳥か?」、「飛行機か?」・・・的に騒ぎ立て始めます
鳥取砂丘のオーロラビジョンにもその様子が映される
このビジョンの受信環境はどんだけ万能なんだ(笑)
そもそも地球外惑星からの電波も受信するくらいですから何でもありでしょう
まして加圧トレーニングで骨が映えてくるマンガですから・・・たまりません
愛する祖国アメリカが絡んだことで真っ先にテリーマンが「ニューヨーク!自由の女神じゃないか!」と南部と北部の垣根を越えて絶叫します
そしてどーんとスクリーンに映ったのはスーパーマンでもタケちゃんマンセブンでもないザ・サンシャイン
それを見て驚くアイドル超人4人組(ウィズアウトなぜかいつまでも降りてこないウォーズマン)
ウォーズマンはやっぱり30分以上無理して闘ったからしばらくは体動かない状態なのかもしれませんね
そしてスペインでもバッファローマンと妙に無口なブラックホールがサンシャインを複雑な表情で見つめます
地上にズシーンと降りてきたサンシャイン
現地の連中は髪の色がパツキンなだけで顔のつくりは日本人そのものというイタリーやスペインでも見た光景がこのNYでも続きます
まー現地在住で髪を染めた日本人たちがちょうどリバティ島に集まっていたと考えましょう
I ♥ NY
そこに「来たな下等超人」と妙に上から目線な何者かが声をかけます
サンシャインは「獲物を見つけたりーっ」と巨体に見合わずすさまじいジャンプ力で自由の女神の顔面付近まで飛び上がりますがそこで「獲物」を見失います
すると女神の肩の背後から「どうした?私ならここだぞ」と突然殴り掛かるシルエット状の超人
サンシャインは太そうな腕でブン殴られます
そしてそのシルエット状態のオリジン野郎は「獲物はお前のほうだ」とそのまるでスコット・ノートンのようなめちゃくちゃぶっとい腕でサンシャインをスリーパーで締め付けます
「高貴なる完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)ともあろうお方が、いきなりの不意打ちとは味な真似をしてくれるではないか」とサンシャイン
砂のくせに早くも効いてそうな表情です
「不意打ち?ギラギラギラ・・・バカなことを」とほざくその超人
ついにその姿が明らかになります
妙にピカピカに光った鉄製の巨漢超人
とにかく硬そうなボディです
ビッグボディチームにいたゴーレムマンをデフォルメして鋼鉄化させたような雰囲気ですね
不意打ちするくらいならこちらから呼びかけたりしないとごもっともなお言葉を返すその超人
「ギラギラギラ・・・試しているのだお前を」と続けます
「試すだと?」と返すサンちゃん
「あぁ、お前がこの“完璧・捌式(パーフェクト・エイス)”シングマンと同じリングで闘うだけの最低限の資格があるかどうかをな」とついにその名前が「シングマン」と明らかになりました
「ふざけるなぁ~この悪魔超人界の首領・悪魔将軍様に直々にお仕えする悪魔六騎士がひとり・・・地獄めぐりNO6・砂地獄の番人、サンシャインをナメてもらっちゃ困るぜーっ!」と叫びながらスリーパーにキメられていた右腕を取って一本背負いでシングマンを投げ飛ばします
シングマンはクルクルと回転しながら難なく着地
しかすぐに「いいだろう、合格だ」とあっさりサンシャインを認めます
ずいぶん簡単な“試験”だこと
それでもカナスペレベルならあのスリーパーから脱出できず首の骨ヘシ折られて死んじゃうのかな
「弱体超人にはご遠慮願いましょうか?」って感じ??
シングマンはここに正式なリングを用意すると妙なことをほざき始めます
「これをやるのは数万年ぶり」とのことで・・・
「見とけよオラ~」的にシングマンは頭上で両腕を組むパワーウォーリアー時代の佐々木健介みたいなポーズを取って「マッ」とか言って力み始めます
ちょっとアブない人のようです・・・
たまりません
しかし全身から「ギュウーン」という妙な信号電波音みたいなもんが海の向こうに向かって発せられます
すると海の向こうから砂の竜巻が飛んできて自由の女神の横っ面を叩くように激突します
右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せってことでしょうか?
いやちがう・・・その砂が自由の女神を覆い始めてなんだか違う形に変わっていきます
ピサの斜塔・サグラダファミリア(ついでにナスカの地上絵/ベンキマン読み切り)に続くゆでたまご先生の歴史改変第3弾がいよいよ始まります(笑)
な・・・なんと自由の女神は地上に降りてきた太古のやたらゴツい超人の神の姿に変貌してしまいました
こんなヤバい描写描いちゃって大丈夫なんでしょうか(笑)
アメリカ人でも自由の女神像を「猿の惑星」のラストみたいな描写を作っているから同じようなもんか
ニューヨークのアデランスの中野さんみたいなのが「オーノー!アメリカの自由な精神の象徴がぁ~ッ」と嘆きます
サンシャインまでドン引きでおいおい・・・こんなむさっくるしい男の姿にしちゃっていいの?」状態
とにかくそのむさっくるしくてやたらゴツい超人の神=あやつ=ストロング・ザ・武道=超人閻魔ということで・・・
シングマンは突如激昂して「ギラギラ、物の価値がわからぬバカどもめ~!」と絶叫します
「そもそもここにあった“自由の女神像”自体が我ら完璧超人界の至宝“完璧の巨像(パーフェクト・ジャイアント)”の系譜を継ぐ像だということも知らぬのだから無知蒙昧極まれり!」と激昂します
「無知蒙昧(もうまい)」なんて言葉は一生で1度使うかどうかの表現ですよね
さすが50億年以上長生きしてるお方のボキャブラリーは違います
坂本一生
落ち着きを取り戻した情緒不安定超人・シングマンは「私は親切にもこの像が本来あるべき姿を取り戻してやっただけだというのに・・・」とちょっとスネちゃいます
だけど可愛くはありません
いや、ちょっと可愛いかも
そしてサンシャインも「ほーなんだ、そのオモシロ起源説は」とコケにして質問します
シングマンはまず「先ほど飛んできた砂はどこから来たと思う?」とサンちゃんに問います
「オレは砂の専門家だぜぇ~?」的に自信満々に臭いをかいで「これはおそらくヨーロッパ地中海あたりの砂だろうな」と当ててみせます
シングマンは「お前の言う通り、その砂はかつて古代ギリシャ時代に繁栄を極めたロドス島より飛来したものだ」と告げます
「ロドス島」と聞いて男の中の男のアンタならピーンと来たかもしれねぇな
こんな糞ったれ下ネタお下品お下劣更新激遅気まぐれ言いたい放題糞ブログなんて女性が見るはずねぇからな
あんた男だよな?
オカルトや都市伝説好きな男の中の男だよな?
お前は男だ!!
ロドス島と言えば世界七不思議の1つであるロドス島の巨像があったとされる島だ
自由の女神よりは高さはないけど高層建築物がほとんどなかった紀元前にはさぞかし目立ったんだろうな
当然それにこじつけてこないわけがなくシングマンはなんとそのロドス島の巨像が元祖・完璧の巨像(パーフェクト・ジャイアント)だったというオモシロ(トンデモ)起源説をぶちまけます
まー起源も実態もはっきりしていないものですから何とでも言ったもん勝ちですよね・・・
「この世の全人類の救い主であり師でもあるあやつ・・・現・超人閻魔の偉業を称え、その地に文明が築かれるはるか前の時代に我らの系譜を継ぐ古代の完璧超人たちが建造し後世へと遺したものの名残りだったのだ」と解説を続けるシングマン
「いい時代だった・・・古代の超人たちは皆素直で、誰もがあやつを尊敬し崇拝していた」とまるでペインマンのような懐古主義者ぶりを示すシングマン
シングマンはさらに「その尊敬の念が高じて古代の超人たちはあやつの像を世界の各所に建て始めたのだ。そして、その像の前で超人レスリングの試合を披露する。まるであやつに見てもらいたいと言わんばかりに」と語り続けます
そして自由の女神も完璧の巨像の記憶をもとに造られたが、下衆人間によって雑念が混入し本来の像とは似ても似つかぬ女神像となってしまったと、当時の米仏有効の象徴を「下衆人間の雑念」とコキ降ろします
たまりません(>_<) そして自由の女神と違って「あやつ像」の左手はブッダの手のひらのようにがら空きです その上にリングが登場 たかが戦いの舞台を引っ張り出すために1週おしゃべりに費やした上に次回更新まで2週間開けるというなんともアレな展開です かなりテンポの悪さを感じながら今回は終わり ------------------------------------------------------------------- しかしこれほど何も言う事がないストーリーは久々だな・・・ そもそもあんな引っ張った完璧の巨像の話必要だったのかな パーフェクトジャイアントだかグリーンジャイアントだかアンドレ・ザ・ジャイアントだか知らないけど ごちゃごちゃ神砂嵐を呼んだりおしゃべりしたりしてないでさっさとリング出していきなり闘い始めれば良いだけな気が・・・ なんだか先日行われた長州力と小橋建太の夢のトークバトルみたいな感じだよな いまいちかみ合わないというか一方通行なトークというか でも長州と小橋の絡みってだけで見たいと思うある意味「夢の対決」だもんなあれは・・・ 長州と言えば「花とゆめ」の創刊40周年記念号のCMも面白い 「キレてないですよ」を長州自ら言ったり ピカデリー梅田まで出てるし(笑) それにしてもこの「キン肉マン」というマンガはリングなしで闘えないのもどうかと思う なんか不自然に無理やりリングを出してとにかくリング上で闘おうとするからなぁ 確かにプロレス風バトルなんだろうけど実情はプロレスとは違って生死をかけたデスマッチなんだからストリートファイトでもいいと思うんだけどなぁ ロープの反動を使わないと必殺技が出せないという「リングがなければ困るレスラー」もいないわけだし Ⅱ世の万太郎のマッスルミレニアムくらいか 4月のグランドジャンプPREMIUMの読み切りでもタイラントの前になぜか既にリングが設置してある不自然さを感じた時からオレは常に「なぜキン肉マンの闘いはリング上でしか描かれないんだろう」と疑問に思ってきた そろそろリングのない世界での戦いも描いてみても良いんではないんだろうか・・・? 実質「殺し合い」の情け容赦ない修羅の世界なのにロープに振ったらそのまま返ってくるのもどうかと思うし・・・ どうも今回はただリングを出すだけの為に1週分のストーリーを割いてしまったことで、積年(つっても2か月ちょっとだけど)のこのオレの中でマグマのようにふつふつと燃え滾っていた感情がつい出てきちまった でもあくまでこのマンガは「超人プロレス」なんだという矜持をゆでたまご先生が貫くというのならそれはそれで良いと思うし支持したいとも思う でもリング出す為だけに1話分のストーリー丸々つかちゃうのだけはご容赦願いたいけど^^ 思えばアイドル超人たちの試合は皆「プロレス的」ではある 相手の攻撃も必殺技も全て受け切ってその上で勝つというスタンスをほぼ確実に踏襲する もちろん受け切れずKOされて負けることもあるけどとにかく相手の攻撃は必ず受ける だからアイドル超人の試合で「圧勝」ってほとんどないだろう せいぜいラーメンマンVSモーターマンとかミスター・カーメンなどラーメンマン絡みの試合くらいだ ラーマンマンは最強の助っ人ポジションだからどうしてもこのような演出が必要になるのもわかる 逆にテリーマンは言うに及ばず、主人公であり最強キャラでもあるキン肉マンがホークマンやミスターVTRにも苦戦するなどとにかく「圧勝」というものがほとんどない やはり「プロレス」を意識する部分も強いマンガなんだろうなと思う そんなことをごちゃごちゃと言っても仕方ないからとにかく続きを読みましょう サンシャインが勝つか負けるかはかなり予想困難 でもニンジャより先に出てきたのが気になる 人気順みたいな登場順になってるし でもジャンクマンが左手を失ったとは言え生き残ったのを見るとウォーズマンの体内で闘った4人が生き残る展開なのかもしれない でもそんなにみんな生き残るとアイドル超人たちが闘う相手がいなくなってしまう また新しい敵作ればいいんだろうけど完璧超人界からはそろそろこのオリジンで「打ち止め」だろう シルバーマンが敵になるわけもないし・・・ 阿修羅・ニンジャがどうなるのかも読めない中で始まるサンシャインの闘い 極めてあいまいな「砂の肉体」の当たり判定(ダメージ概念)などいろいろ注目させて頂きますよ キン肉マン 週プレ最新作 第97話 「完璧(パーフェクト)超人繁栄の証!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上 次回は7月7日発売です 7月7日と言えば七夕だよな アンタ短冊にどんな願いをこめたんだ? やっぱりアレか? それも悪くねぇよな・・・ お前は男だ え? オレは何かって? そりゃ「女になりたい」に決まってんだろ オレは女だ! なんせ男の10倍気持ちいいと言うからな たまりません(>_<) マジなところ七夕なんてもうずいぶん長い事やってねぇよな・・・ こ汚ねぇ・・・オッサンになっちまったなオレも・・・ ブログの更新も糞遅いしよ・・・ 下ネタばっかりだしキンターマンネタしつこいしよ・・・ 思えば遠くへきたもんだ・・・ 汚れっちまった悲しみに・・・ 笹の葉さらさら・・・

タイトルとURLをコピーしました