キン肉マン 271話 オメガを救う道 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第271話 「オメガを救う道!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
10話に渡って描かれたキン肉マンVSパイレートマンは「白目・火事場のクソ力」によるマッスル・スパークによりキン肉マンの勝利で決着
敗れたパイレートマンはその「白目・火事場のクソ力(火事場のクソ力第三段階)」こそオメガの星を救う力だと確信
負けたけどなんだか嬉しそうなご様子
そして試合中も散々お喋りしたくせに前回もほとんど会話がメインで終わり今回も冒頭からまだまだ喋りそうな気配・・・
KOされたってのによくこんなに喋れるもんだ
と、いうわけでめんどくせー文字起こし作業スタート・・・
つーか、もう喋んなよパイレート・・・
「さて問題はここからだ」と切り出した負け犬海賊野郎は「この試合の最中にお前は言ったな、我ら一族の最大の仇敵、あの超人閻魔・・・ザ・マンとまず話せと」と閻魔殺しの話を蒸し返す
無言でコクリと頷くキンちゃん
顔はボコボコだ
パイレートマンは「本心では今でも気持ちが追いつかないのが正直なところだ。ヤツの打倒こそ一族の果たすべき宿願・・・オメガの民は歴史教育として幼き頃から皆そう教わり、それこそが唯一の絶対正義と信じ疑うことなく連綿と生きてきた。今もそうだ。しかしお前と闘った今ならわかる。そんな恨みに染まった教育こそが・・・我らに “限界”をもたらす最大の障壁になっていた。だからオメガの “人の力”は 星を救うに至らぬのだとな」とまた長いセリフを吐く
キンは「だがお前は変わろうとしている。いや、変わってくれたと信じたい!その想いが広がれば・・・オメガの星だって!」と返す
パイは「ああ、変わったとも。少なくとも吾輩はな・・・」とこれまでの敵同様にキン肉マンに感化された自分を素直に認める
相変わらず闘った相手と心を通わすことがお上手なキン肉マンはついにパイのハートまで鷲掴みにしちまった
ある意味究極の「人たらし」とも言えるキン肉マン
しかしパイパイは「だが変わった今だからこそよくわかる・・・我らに残された選択はふたつしかないと。1つはお前の言う通り仇敵ザ・マンに対する恨みを捨てて 星と一族の未来を守る。もしくはもう1つの選択肢・・・星と一族の未来をあえて捨て・・・一族もろとも一丸となって・・・仇敵ザ・マンと刺し違える!」と結局物騒な考えを完全に排除しているわけではないことをここにきて改めて示し、「やる前から負ける事考えるバカいるかよ」の時に猪木の後ろで坂口征二がヤッていたみたいに自らの左手に右拳をバシィと打ち付ける
キンは「バカな!そんな選択などありえるはずが・・・」と狼狽える
パイパイは「ありえるのだ。お前たちにはわからないだろう。だがそれが・・・歴史を積み重ねてきた悲願の重み。魂のレベルにまで恨みの意識が刷り込まれている。まさに恨み骨髄というやつだ・・・しかし、それこそがオメガの民の哀しさだと吾輩は今やっと 気づくことができた。すべてはお前のおかげだ、キン肉マン」と冷静にオメガの民の心情を打ち明けた上で自らの意識の変化についても言及する
キンは「パイレートマン・・・じゃあ?」と良い返事を期待して問いかける
すっかり平和主義者になったキン肉マン
パイオツは「ああ・・・改めるべき時はまさに今・・・お前がまず話せと・・・そう言うのなら・・・ただむやみに首を獲りにいく前に、吾輩としてはザ・マンと話をしてみたいと思っている」とついに平和的解決に言及する
キン肉マンも「パイレートマン」と呼び返し嬉しいんだか切ないんだか顔がボコボコに腫れあがってるせいでよくわからない表情をする
パイパイマンは「仲間をどこまで説得できるかわからない。だが吾輩は気づいた者としての責務を今度はオメガの民として自らの同胞に向け果たしたい。オメガが恨みを捨てること・・・それがオメガの唯一の救いの道なのだから」とまで語り、なんだか「恨みを捨てること(相手をゆるすこと)」で幸せになるという仏教の教えのような境地にまで至ったご様子
キンは嬉しくてワナワナと震え涙を流しながら「そうだ。私が言いたかったことはそれなんだ。お前の口からその言葉を聞けて・・・ようやく安心できたわい。私は今日、お前と闘えて本当に良かった」とパイのパイのあたりに手を置きながら語ると太陽の光が美しく輝き2人を祝福するかのように降り注いでいてなんだかロマンティックなますます“そっち系”な雰囲気に包まれたコマが描かれ、ミートは出る幕なくお邪魔虫状態
だがここでキンが「本当に・・・良かった・・・」とまで言うと突然白目になる
「白目」つっても火事場のクソ力第三段階の時と違って明らかに「ヤバい状態」での白目だ
そしてパイレートマンのセントエルモスファイヤーで引き裂かれた腹部から再び血がドピュッと吹き出し完全に白目をむいて失神してしまう
抱きかかえられていたものの突然キン肉マンが倒れてしまい自らもマットに後頭部を打ったもののパイレートマンも「キン肉マン!」と叫び心配そうなそぶりを見せ、存在感がどんどん薄くなっているミートが「お・・・王子~っ!」とわざとらしい言葉を吐きながら駆け寄って来る
まさか死んではいないだろうが失神してはいるようで、薄皮一枚引っぺがされたくらいのもんだろうに、結構な大ダメージだったようだが、そもそもこの闘いは蓄積ダメージは間違いなくキン肉マンの方が大きいだろうからね
とにかくパイレートマンの強さは相当なものだったとも言えるが、キン肉マンが「試合後倒れる」なんてことは7人の悪魔超人戦で戦う度に描かれていたわけでそう珍しいことでもないといえばない
キン肉マンの安否はともかく舞台はいよいよ最後の1試合であるフェニックスVSアリステラの闘いが繰り広げられている「復活安土城」へ
フェニックスが「ターッ!」とか言いながらまるで三沢光晴のようなジャンピングエルボーをぶちかます
よほどエルボーが効いたのかアリステラが初めて狼狽えるような表情を見せる
フェニックスは追い打ちを狙うがアリステラも「フィンガーストライク」という背中の大指による「デコピン」で迎撃する
背中の大指はまるで鬼の手のように鋭い爪がある為この「デコピン」でフェニックスは頭部を切って出血する
プロレスみたいにいちいちレフェリーがカミソリで額をカットする手間が省けて便利かもねこの爪は
今度はアリステラがフィンガーストライクの追い打ちを狙うがフェニックスはその大指をキャッチして一本背負いで投げようとする
だがアリステラは投げられながらもフェニックスの頭部を足で捉えてフライングヘッドシザースで投げる
しかしフェニックスも空中で体勢を耐えなおして着地
ハイレヴェルな攻防が繰り広げられている
大将格同士の闘いだけに白熱の展開
たまりません
ここで小休止なのかアリステラはモニターを見てパイレートマンが敗れた事を知り「まさか パイレートマンが力勝負で押しきられるとは・・・さすが本家 “火事場のクソ力”と言ったところか。今まで見てきたその力の片鱗とはレベルがひと回りもふた回りも違うようだ。パイレートマン・・・敗北こそ喫したが、その代わりヤツは何か大きなヒントを手にしたようだ。こいつは試合後 語らうのが楽しみだ」と語る
敗れたパイレートマンに自決を求めるわけでもないどころか試合後に「語らう」つもりでいるらしい
そして・・・また殺し屋のような表情になり「そのためにも・・・フェニックス、お前には早く倒れてもらわんとなァ!」と“秒殺宣言”を突き付けたところで今回は終わり
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とにかくキン肉マンVSパイレートマンは会話が長い
闘って「わかりあう」ことができたというより「会話」で分かり合ったんじゃないのかと言いたいくらい
喋りすぎたせいでキン肉マンもまた腹が裂けて失神しちまったし
大したことはなさそうだけど
普通に数話後には意識を取り戻すだろう
皮1枚引っぺがされたくらいどってことないし皮なんてどんどん剥いて剥き出し(ネイキッド)にしちまえばいいんだよ!
キン肉マン 週プレ最新作 第271話 「オメガを救う道!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は1月14日発売です
モチ食いすぎるなよ!

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