キン肉マン 270話 希望のクソ力 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第270話 「希望のクソ力!!」の巻 感想(ストーリー詳細あらすじネタバレ含む)

「白目火事場のクソ力」絶賛発動中のキン肉マン

これまでキン肉マンの火事場のクソ力をことごとく返してきたパイレートマンも今度ばかりはどうしようもないご様子

マッスルスパークの序章に入ったキン肉マンの勝利は目前か?

ただこんな冒頭で大技発動する時って大抵返されて終わるけど大丈夫?

しかも白目になって頭イッちゃってる状態みたいだし・・・

アレキサンドリア・ミートが「マ…マッスル・・・スパークだ!」と今更驚く

すると突然目ん玉が復活したキン肉マンが「何を驚いている!言ったであろうミート?私はこのまま負けはしないと!」と絶叫

そしてマッスル・スパーク「天」をキメた!

「グゲボッ」と断末魔の悶絶(?)をするパイレートマン

そういやこの闘いはあんま「ムマムマ」とか「ンマムマムマ」とかアブノーマル赤ちゃんプレイチックな口癖が出なかったね

星の事を思うとそれどこじゃなかったか?

しかしパイレートマンはマッスル・スパーク天を受けてもまだ「何を~っこんなもの~っはずして・・・やる・・・」と減らず口を叩ける

過去にマッスルスパークを食らった相手は既にマッスルスパーク天を受けた時点でほぼKO状態だった

この段階でもまだ余力がありそうなパイレートマン

もしかしてこの技も破っちまうのか?

実際パイレートマンが勝つかもなと思った事もある

パイレートマンまで負けてしまうともうオメガ・ケンタウリの六鎗客は下手すりゃマリキータマン以外全滅というおかしなことになるかもだし

今度は「マッスル・スパーク地」の体勢に入り落下をおっぱじめるキン肉マン・・・

パイレートマンは「なんなんだこの力は!?今までこやつが”火事場のクソ力”と呼んでいたのはいったいなんだったんだ!」と心ん中でつぶやく

さらに続けて「これは明らかに・・・次元が違う!!」と驚愕し打つ手なしのご様子・・・天には星、大地に花

「私は絶対に勝つ!」と絶叫しマッスルスパーク地を完成させパイレートマンをマットに思いっきり叩き付けたキン肉マン

話の冒頭に決まるパターンだったがパイレートマンは「ムゴガァ」と断末魔の呻きと共にKOされたようだ・・・

ゴングの要請には慎重な委員長が疑いの余地もなくノックにゴングを叩かせ試合が終了し特にヒネりもなくキン肉マンの勝利が確定した

やっぱりなんだかんだで主人公

「ドラゴンボール」の悟空とか「聖闘士星矢」の星矢みたいにしばしば負ける主人公もいるけどキン肉マンって基本的には負けないよね

負けたのはカメハメとミキサー大帝くらいのもんだし

負けないタイプの主人公というと「北斗の拳」のケンシロウか男塾の桃か変態仮面くらいなもんか

矛盾の塊みたいなマンガだけど主人公が「最強」であることはゆるがないのもこの作品の魅力である

たまりません

アレキサンドリアが明らかに「空を飛んで」リングに降り立ち「王子はやっぱりすごいです」とかけよろうとする

お前飛べるならなんで東京からバルセロナへの移動を走ってたんだ?

飛べるのか飛べないのかはっきりしろ!

それはともかくせっかくかけよってきたミートに見向きもせずキン肉マンはパイレートマンを憐みの目で片膝ついて見つめ続ける

「不殺の技、マッスル・スパーク。まさに我らの姿勢を全否定するようなこんな技で倒されてしまってはさすがに吾輩も形無しだ」 と海賊男

「不殺の技(ころさずのわざ)」ということだけどジャンプ連載時代は寄生虫サタンクロスにジ・オメガマンにフェニックスと皆殺してるから

このキン肉マンが対戦相手を一度も殺したことはないという「歴史の改変」はキン肉マンⅡ世から始まったけどなんでそうしたんだろうね

そこまで綺麗事にまとめる必要もないと思うけど・・・

闘う相手は正義超人を惨殺しまくってるような谷津ばっかりなのに

やっぱ主人公は優しくなくちゃいけないとかそんな感じ?

「アーッ!心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ」ってことを言いたいのかな?

だから闘った相手は殺さないしほとんど心が通い合うか仲間になるみたいなさ(除 ネプチューンキング)

そういやドラゴンボールの悟空もなんだかんだでトドメ刺さないこと多いんだよな

マジュニア(ピッコロ)・ナッパ・ベジータ・リクーム・バータ・フリーザと殺さずに済ませている

特にナッパとフリーザの時はすさまじい怒りに満ちていたのに結局殺すことはしなかった

過去にも桃白白の命乞いを受け入れようとしたりフリーザの命乞いも受け入れたし

ストレートな殺意のまま相手を殺したのなんて初代ピッコロ大魔王とその部下のドラムくらいか

魔人ブウだって最終的には殺したものの「今度はいい谷津に生まれ変わってこいよ」とかゴチャゴチャ愛情を示したりしていたし・・・

多分キン肉マンもそんな感じなんだろう

優しいと言えば優しい性格だ

だからこそ闘った相手とは心を通じ合わせることができるとも言える

とはいえ現実にはキン肉マンは少なくともステカセキング・ブラックホール・アトランティス・スニゲーター・プラネットマン・寄生虫サタンクロス・オメガマン弟・フェニックスは殺しているし、第21回超人オリンピックの便器と超人タッグ編1回戦のペンタゴン&BHと王位争奪戦でのホークマンにゼブラ・・・これらも描写的にはブチ殺されたと考えるのが妥当でありそうなりゃさらに5人追加でありもう殺人鬼状態だ

しかもフェニックスをブッ殺した時なんてマッスルスパーク天をキめたあと「死ぬなー!フェニックス」とか言いながら、追い打ちのマッスルスパーク地をぶちまかして思いっきり“トドメ”を刺して、委員長に「谷津は知性の神と共に息絶えたよ」とか言い切ってるしもうここまでくるとサイコパスの疑いすらある(笑)

とにかくそんな過去は忘れて「キン肉マンは誰も殺したことがない」という設定で無理やり自分を納得させて読み進めるしかあるまい

海賊男は「ディクシアもこの技を受けてお前に負けたのだったな・・・なるほど・・・お前に希望を託す気になったわけだ」 と語る

キン肉マンは「希望・・・あのオメガマンが・・・」と口にする

そのコマ内でディクシア(オメガマン弟)が預言書のページを消されて手袋だけになって手を握ってきたあのシーンが描かれる

あの手袋がキン肉マンの手を握ってきたのは故郷を守るための「希望」を託したってことなの・・・

ただあの時点でのキン肉マンは火事場のクソ力失っててわずか95万パワーしかない凡人超人なんだけど(カメハメ100殺手は習得したけど)

そもそもあれこれ後付けの話だからゆでたまご先生が30年前にそんな意味を込めてあのシーンを描いたわけもないし

オメガの民だとかそんな話も設定も近年考えた事だろうからね

30年前のディクシア(ジ・オメガマン)が故郷を救える力を見出すために闘ってたとはどう見ても思えないし(笑)

パイレートマンは「お前の火事場のクソ力・・・その正体を知りたくて 我らはこの地球までやってきた そして先ほどその限界を見せられ吾輩は絶望した だがな・・・こうして敗れ ようやく理解できた。今、吾輩が口にした”限界”とは・・・お前の限界じゃなかった。我々の限界だったのだ」とまで語ると「グッ」と呻いて気を失いそうになる

キン肉マンはパイレートマンを抱きかかえて「お前たちの・・・限界だと・・・言葉の意味がよくわからんが?」 と答えちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態に突入・・・と、言うより「言葉の意味はよくわからんが」というフレーズを思うと意識しているのは与作さん(アニメ版)の方か?

ここでパイレートマンが「お前の力は一括りにできるような単純なものではなかったということだ。この試合もそうだ。お前のその力は、大きく三つの段階があるということに吾輩は気づいた」と切り出すとキン肉マンも「三つの段階・・・?」と問い返す

海賊マンは「お前自身は全て同じつもりなんだろうが・・・まず最初の”火事場のクソ力”は お前がただ吾輩を倒すべく出したもの・・・いわばお前自身のために出した力だ。しかしそれは期待はずれもいいところ 吾輩もこれは簡単にねじ伏せた」と語る

この「第一段階」の火事場のクソ力は試合序盤にロックアップした時いきなり発動していたものや「肉のカーテンアタック」をヤッていた時のものである

パイレートマンは続けて「そして第二の”火事場のクソ力”・・・それはあのリビルト・カナディアンバックブリーカーを出したあたりのもの。あれはお前のためじゃない。死んだ仲間のために出した力」と語りリビルト・カナディアンバックブリーカーを敢行している時やフライングパンチを敢行している時のことだとコマの背景に描かれている

その「第二段階」について海賊王は「かなりのパワーアップを感じ吾輩も心を躍らせた。だがそれも結果オメガの理解を超えるものではないとわかった。そして吾輩は絶望した・・・」と語り、そこからヒステリーを起こした流れとなるわけだが、おそらくこれまでの闘いでの火事場のクソ力って大半はこの段階の火事場のクソ力じゃないだろうか?

パイレートマンの長い長~い話が続き「仲間のために力を尽くせばパワーが上がる?そんなことはお前らだけの話じゃない我らとて仲間のために闘っている。オメガの民はお前らからすると攻めてきたエイリアンかもしれないが、我らはただの鬼畜生じゃない。同胞の命を救いたい気持ちはお前ら地球の民にも負けるものか!だから吾輩は憤った!それが火事場のクソ力の真髄だというのなら・・・そこに我らを超える要素は何もない。これじゃオメガは救えない!」とまで語ると突然パイレートマンの目が優しくなる

そして「だがな・・・そこでお前の出した第三の”火事場のクソ力”!これはそれまでのどれとも違った。なぜならその力は・・・お前が我らオメガのために出した力だったからだ」と語り、前回「何も・・・救えない」と口にしたキン肉マンがコマの背景に描かれる

パイレートマンは「敵のために力を尽くす?そんな発想はオメガの文化にはありえない。そしてまた、その力は我らの常識を凌駕するものだった。それも遥かに・・・吾輩にも止めようがないほどに。ここに至りようやく吾輩は理解できた。それが我らの”限界”だったんだ」と語る

キン肉マンがパイレートマンよ、私が聞きたいのは ただ1つ・・・私がお前をなんとか倒したこの力・・・オメガの星を救う切り札となりそうか?」と「第三段階」の火事場のクソ力(真の火事場のクソ力?)の威力についてパイレートマンに問う

パイレートマンはめっちゃ優しい目になって「ああ 間違いない。我々がこの地球にやってきたのは、やはり間違いじゃなかった!」 と返答し負けたのになんだかとっても嬉しそう・・・だが具体的にはこの火事場のクソ力をどう活用して星の破局を阻止するのよ?

とにかく心に愛があるスーパーヒーローのキン肉マンは左腕でパイレートマンの巨体を抱きながら右手でパイレートマンの右手を握る

そして「なら良かった」と笑顔で返答する

最後はちょっと「そっち系」っぽい描写で今回は終わり

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同じくブロッケンJr.と「そっち系」疑惑濃厚のウルフマンがこの光景を見ていて嫉妬しないか心配になるシーンでこの闘いは終わった

それにしてもほぼお喋りだけで1話費やしたね

もう少し短めにまとめることもできただろうに

ただでさえこの闘いも途中お喋り大会で大きく引き伸ばされたからね

でも火事場のクソ力に「段階」があることが明らかになって来たのは大きなことかな

そもそもこの試合は火事場のクソ力がまるでスーパーサイヤ人みたいに自分の意思で発動(発光)できるようになった初めての試合でもある

そして綺麗に10話で試合終了

キン肉マンVSネメシスや悪魔将軍VS超人閻魔同様ビッグマッチは10話というルールができたんだろうか

個人的には試合途中のお喋りや回想がなければその半分の話数でも描き切れると思ってはいるんだけどね

でも新しい展開や構想を考えるのも大変だろうしのんびり引っ張りながらでも描いてくれるだけでもありがたいことではあるよね

寧ろジャンプ連載時代が殺人的ペースでの連載だったわけで

あのペースで次々と試合を消化させ新しいキャラや構想を生み出していくのはものすごく大変だっただろう

これでこの2018年は年明け1発目でいきなりカレクックがマリキータマンに脇腹掻っ捌かれて壮絶なスタートをしたのと皮切りに・・・「ウルフマンVSルナイト」、「マリポーサVSヘイルマン」、「ビッグボディVSギヤマスター」、「ゼブラVSマリキータマン」、「キン肉マンVSパイレートマン」と1年で5試合ペースで終わることになる

ちなみに2017年も「悪魔将軍VS超人閻魔」、「ティーパックマンVSヘイルマン」、「カナディアンマンVSパイレートマン」、「ベンキマンVSギヤマスター」、「カレクックVSマリキータマン」の5試合であり、ここ2年は「1年で5試合」ペースが定着しつつあり、このあたりは仕方のないことかもしれない

ジャンプ連載時代など第20回超人オリンピックなどは僅か2か月で決勝のキン肉マンVSロビンマスク戦以外のトーナメント戦7試合(3位決定戦含む)を描いていたほどハイペースだったしロビンマスクVSカナディアンマンとかラーメンマンVSブロッケンマンなんて数ページで終わったほどだったからね(笑)

他にも7人の悪魔超人戦だって全10試合を10か月ほどで描き切っているし、王位争奪編なんてスタートしてから嶋田先生がヘルニアで倒れて3ヶ月の休載に入るまでの10か月程度でビッグボディチームのザコどもが簡単に負けまくったこともあるけど18試合も描いているわけで、そんな無茶苦茶なペースで連載を続けてりゃ嶋田先生が倒れるのも無理はないってもんだ

それにしても火事場のクソ力の「第三段階」っておそらく今回初めて見せたもんじゃないのかな?

これまでの火事場のクソ力っておそらく「第二段階」のものがそれだったと思う

そもそもこれまでの闘いで「誰かのために」火事場のクソ力を発動した事なんてなかったし

そう考えるとパイレートマンってものすごく強くないか?

マッスルスパーク天をくらってもまだ余力あったし

これはもうネメシスより強いんじゃないのか?

この闘いは火事場のクソ力を自分の意思で自在に出したりひっこめたりできるようになったり、新たに進化してさらに強力になった火事場のクソ力が発動されたりと、キン肉マンとしての「進化」も描かれることになった

それを引き出したパイレートマンの底知れぬ強さも目立ったし、そもそも蓄積ダメージならキン肉マンの方が圧倒的に大きいだろうし、寧ろキン肉マンは「真の火事場のクソ力(第三段階)」の力によりフェイバリット一発で逆転勝ちしたようなもんだ

さすが「奇跡の逆転ファイター」と言うべき勝ち方だけど、キン肉マンに限らずアイドル超人が勝つときって蓄積ダメージは明らかに多くても、最後一発の必殺技で逆転勝ちってパターンが多いんだよね

年内はこれでほぼ終わり

次のフェニックスVSアリステラも10話コースかな

アタルは2018年も登場せずに終わるのかな?

キン肉マン 週プレ最新作 第270話 「希望のクソ力!!」の巻 感想(ストーリー詳細あらすじネタバレ含む)は以上

次回は12月24日発売です

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