キン肉マン 週プレ最新作 第190話 「理想の体現者!!」の巻 感想(ストーリー詳細あらすネタバレ含む)
ついにズダダーンと豪快に決まったキン肉マン最大の必殺技「マッスル・スパーク」
あまりの衝撃にリングは歪みモクモクと蒸気が発生している
ネメシスはもう泡拭いてKO状態なのは明らかであり閻魔様も例によって血走って充血した目を見開いている
ズダダン!キン肉マン
ズッコンバッコン
見つめていたネプチューンマンは一言も言葉を発しないものの「終わったな」と言わんばかりの表情
そしてキン肉マンもいかにも勝利を確信したかのような表情で技を解く
ネメシスはもうズタズタのボロボロ状態で大の字KO
当然ノックはゴングを乱打しようとするがここで委員長(ハラボテ・マッスル)が何かに気づく
なんとネメシスが立ち上がってきたのだ
文字通り「必殺」技であるはずのマッスル・スパークを受けても生きていたネメシス
ネメシスは「まだだ・・・まだオレは闘える・・・まだ試合は・・・さぁ何をしている・・・構えんかキン肉マン・・・オレは・・・完璧超人軍の再建を・・・無量大数軍(ラージナンバーズ)の再編を・・・オレは・・・オレは・・・」とかブツクサ言いながらまるでテリーマンがジャスティスマンに両腕両足を失いながらも縋り付いていったようにキン肉マンと闘いを続けようという姿勢を見せる
ダウンカウントが数えられる中必死にフラフラになりながら勃ちあがろうとするネメシス
完璧超人界の未来の為にもこの試合・・・勝ちたくて勝ちたくてたマラないんだろう
勝ちたい時にはエスカップ
勃ちたい時にはFカップ
するとここでキン肉マンの背後にキン肉タツノリの霊が都合よく出現しやがった
辰徳の霊は「サダハルよ、お前はよくヤッた。もう十分だ。孫のスグル同様お前もまた・・・やはり私の自慢の弟であった。長い間すまなかった・・・そしてありがとう貞治」と幽霊のくせにネメシスの肩に手をかけて優しく語り掛ける
その言葉を受けて「あぁ、そうだな兄さん」と心の中でつぶやいたネメシスは、タツノリの霊が消える同時に自分もヨロけだしてロープのリバウンドを受けてコマのようにクルクル回りながらコーナーに倒れ込んで「ゴホガァ」とか断末魔のうめき声と共に吐血する
これを見て委員長は今度こそ試合終了を確信しノックにゴングを要請
ノックがゴングを乱打して64分28秒で試合は終了
一時間以上闘っていたんだね結局
途中真弓の昔話で相当中断したからそれコミコミの時間なんだろうけど
話数にして12話
8月1日から始まったから丸4か月以上のロングランとなった大激戦でもあった
双方すべての「矢」を放った試合でもあった
キン肉マンはマッスル・スパーク、キン肉ドライバー、キン肉バスターの3大必殺技の全てを出した初の試合
ネメシスも初披露となったペルフェクシオンバスターに、バトルシップ・シンク、ネメシスドライバー、アロガント・スパークと全て出し切った
あ~でもラーメンマンを死の寸前まで追い詰めた極(きわみ)・吊り天井固めは出さなかったな
脳ミソかきむしって脳ミソチューチューしてネメシスの顔に血を顔面シャワー状態でぶちまけなきゃだしゅつできなかったほどの恐るべき殺人技だった
怖かった~
勝利したキン肉マンに正義超人のセコンド陣がかけつける
ミートは涙ながらに「王子、死んじゃったかと思いましたよ」と訴える
キンは「最後はお前の声援のおかげで目が覚めた。やはり私の試合はお前がいないと締まらんのう」と返す
ミートくんは昔みたいに「ウワーン、王子~」と泣きながら抱き着く
そしてキンも昔みたいな笑顔でそんなミートを受け止める良いシーン
キンのこーゆー笑顔ってプレイボーイで連載するようになってからは見たことなかったからなんだか懐かしい
ここでテリーマンがマッスル・スパークを受けて立ち上がってきたネメシスの粘りに驚嘆する
すると真弓が「それが完成したマッスル・スパークのまさに真髄なのじゃ」と口を挟む
テリーは真弓を「前大王」と呼んでいる
やっぱり呼び方変えるんだね
「シルバーマンが目指したマッスル・スパークの神髄とは、“究極のみね打ち”であった。相手を決して殺す事なく、その上で決まった瞬間に確実に勝利を決定づける。その妙技は受けた相手に敬意を抱かせ真に敗北したことも自ずと認めさせ、試合後には相互理解と和解へ導く流れを残す」とシルバーマンの真意を本人でもないのにつらつらと述べ続ける真弓
「みね打ち」つったって王位編で寄生虫もオメガマンもフェニックスもブッ殺しちまってんだけど・・・
そもそもみね打ちつったって暴れん坊将軍のみね打ちってくらった相手はまるで死んだかのように動かないし
とにかくなぜかプレイボーイ誌上で「キン肉マンⅡ世」を連載するようになってから以後はキン肉マンは相手を誰も殺していないというめちゃくちゃ無理のある設定が出始めてきた
そしてこの「必殺」技であるマッスル・スパークも相手を殺さずに生かす技ということに路線変更されているわけで・・・
でもそこはそこでそんなおとぎ話みたいにしなくてもいいんじゃないかなぁ
命をかけた殺し合いの緊張感があるからこそマンガは面白くなると思うし・・・
真弓は「そんな技の実現はただの理想であり空論にすぎないと言われた時代もあったがスグルはそれを形にした・・・だからあのフェニックスすらスグルの王位継承に何1つ異を唱えることはなかった」と続ける
いや・・・、フェニックスは一度マッスル・スパークで死んだけどフェイスフラッシュで都合よく蘇生させられて、その感謝もあって素直に「オレの負けだキン肉マン、今までのことは・・・」に繋がったのでは?
会った事も話したこともないシルバーマンの本意をあたかも全て知っていたかのように語ったり・・・
なんだか真弓も随分「知ったか」な性格になってきやがったぜ
さらに真弓は「それはまさに正義超人の理想の終着点ともいえる境地なのじゃ。それが“キン肉族三大奥義”の真の意味」と小橋みたいに握り拳を作りながら熱く語り続ける
還暦の握り拳
それにつけても・・・三大奥義が全て「相手を生かす」技なの?
マッスル・リベンジャーもマッスル・インフェルノも脳天を鉄柱や壁に叩き付けて殺す気満々な技に見えるが
確か三大奥義の設定って最初は相手はくらった相手は必ず死ぬって感じじゃなかったかい?
でも確かにマッスル・インフェルノはシマウマ以外誰も殺せていない「生かす技」のようだけどな
ここでテリーが「ではネメシスの最後のあがきは・・・」と問う
真弓は「あぁ、もはや勝敗は決していた。それはきっとサダハル様も感じとっておられたはず。それでも立ち上がってこられたのは、きっと・・・スグルの覚悟のほどを・・・最後の最後まで試されたのではなかろうか。マッスル・スパークの完成者としての覚悟をな」とまたも滝のような涙を流しながら語る
キン肉マンも「最後、こちらに向かってくるネメシスの目はなぜか不思議と温かかった。まるで私の背後に別の何かを見ているような・・・そう、別の誰かを」とつぶやく
そして倒れているネメシスの頭上にキン肉マンたちには見えない「ネメシスの霊」が再び描かれる
しかし、あれだけあからさまに完璧超人軍再興に燃えているネメシスが、試合中にキン肉マンの覚悟を試したとか目は温かかったとかキン肉族にすり寄るような行動を示したりするんだろうか
解釈までご都合主義になってきたところで今回のストーリーは終わり
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結局、一話要してマッスルスパークを食らった後のネメシスの悪あがきやら、その心理状態の推察だけで終わってしまった今回のストーリー
完璧超人界の最後の駒であるネメシスまで破られてしまった閻魔様の行動すら描かれず
真弓が出てくるとホント話が長くなるなぁ(笑)
でもさ~ネメシス・・・
ペルフェクシオン・バスターの後に真弓が登場して長い昔話を始めてキン肉マンをこってり休ませてダメージ回復時間を稼がれたりしなきゃ・・・、最後アロガントスパークじゃなくマッスル・スパーク(偽)やっときゃ・・・普通に勝ってたよね
あの「アルティメット・シング」のキン肉マンを上回るほどの強さだったとも言えるわけネメシスは
極・吊り天井固めも出していないんだから
次回予告の見出しは「次回、傷ついたネメシスが振り絞るキン肉族への思いとは…!?」とあるが、結局ネメシスは完璧超人を捨ててキン肉王家に戻りたくてすり寄ってきているってこと?
完璧超人としてのプライドを貫くなら試合で負けた以上この後は自害が待っている
無量大数軍の仲間も敗北したら自決を強く要求していたネメシスが自分が負けた時は死なないのはどうなのか
それにつけても師走ってホント忙しいなぁ
忙しくて切なくて恋しくて・・・この糞ブログも週の終わりにシコシコと更新するのがやっとだぜ・・・
今週なんてトータルで15時間も寝ていないほどのナポレオンも真っ青なほどの睡眠不足だ
おかげでこの更新中も何度もコックリコックリガックンガックンズッコンバッコンしながら文を打ち続けてた
頭も朦朧としていて回転しないからロクな下ネタも思いつかねぇ
だから今回は下ネタ全くなしのすっかり健全な更新になっちまったな・・・
特にこのオレは仕事上12月は一番忙しい月だからな
一年の利益の1/3近くはこの12月で生まれるほどに
だけど・・・壊れるほどに働いても1/3も儲からない
そんなこのオレの1/3の純情な感情はともかく、週プレwebでの「キン肉マン」年内更新はあと二回ってとこか
その後はもういくつ寝ると~楽しい年末年始休暇だな
今年もいろんなことあったけどさ・・・オレもアンタもホントおつかれさまだったな
そういえばアンタはどんな年末年始を過ごすんだ?
ヤるのか?
モチ食いすぎるなよ?
キン肉マン 週プレ最新作 第190話 「理想の体現者!!」の巻 感想(ストーリー詳細あらすネタバレ含む)は以上
次回は12月12日発売です