キン肉マン 260話 技巧の末に 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第260話 「技巧の末に・・・!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
マリキータマンの究極奥義(?)「マリキータデッドリーライド」が壮絶にキまった
ゼブラは腰と両腕と両大腿部をヘシ折られ粉々にされちまったと医学に精通しているのか吉貝アナ(?)が瞬時にご丁寧に解説してくださる
しかしこんなオムツ取り換えるみたいな体勢にさせられて負けるのはあまりにも屈辱すぎないか?
さらによく見ると股裂きの効果もありそうでキン肉バスターとダメージ個所は似てるかもしれないね
キン肉バスターもくらったアトランティスが首の骨と腰の骨が砕け股が完全に裂けているとあのロボットみてーなドクターが解説してたな
まーモロに子供向けマンガのキン肉マンであんなエグくて詳細な解説が必要だったのかわからないが(笑)
だがゆでたまご先生は明らかにグロ描写(エグい殺され方)好きな作家先生だ
多作品なんてもっとエグいもんばっかりだし
そう思えばアレくらいは仕方ないのかもしれない
個人的にはザ・ニンジャがトライアングルドリーマーでブッ殺された時が子供心に一番トラウマだったな
ザ・ニンジャが胸を引き裂かれてブチ殺されるのを見てなんだか胸が引き裂かれそうな思いになっちまったよ・・・
ゼブラは「ガァハ~」と吐血してこれで完全にKOか?
ただこの試合中も散々吐血してきたからどれが「断末魔の吐血」なのかわかりにくいよな
ジャンプ連載時代はそれがわかりやすかったしあんま吐血の乱発はしなかったんだが
そもそもマリキータマンは大技が多すぎるからこんなことになったんだろうけど
ただこんどは「前のめり」のうつ伏せダウンじゃなく仰向けで完全にダウン
これは・・・キまったな
そして委員長は今度は躊躇なくノックにゴングを要請
ウサイン・ボルトみてーなポーズで勝ち名乗りを受けるマリキータマン
現地のイタリー人もいつの間にか集まっていたようだが全然嬉しそうじゃなくドン引きして静まり返っている
なんでニュートラルな立場の現地民が運命の王子側を応援してオメガ・ケンタウリの六鎗客側が勝つとガッカリするんだろうか?
マリポーサVSヘイルマンやビッグボディVSギヤマスターでは勝ったマリポーサやビッグボディには現地民が拍手喝采だった
なのにマリキータマンが勝ったらこの反応の違いはなんだ(笑)
それにしてもマリキータマンはフィニッシュ級の大技どんだけ持ってんだ・・・
・かつて闘将拉麵男を一時的にお陀仏にしたバイクマンの必殺技「キル・ザ・スカイダイブ」そのまんま丸パクリの「マリキータ フリップ」
・ミミックニードルを突出させた状態で回転力を加えて相手をクラッシュし刺殺・斬殺する「テントウムシダマシクラッシャー」
・脇腹を引き裂く立ち関節技の「コキネリツイスター」
・文字通り相手を斬殺する「天道羽根抜刀」
・空中からクロスアームスープレックスで相手に一切の受け身を許さず脳天から叩き付ける「エクスキュースナー スープレックス」
・自身の抜け殻に閂スープレックスの体勢を取らせその抜け殻ごとジャーマンで投げる「マリキータピューパ二重殺」(これ面白い技だよね)
・羽根の裏側の透明な膜で相手をラッピングしてジャンプしてコーナーに脳天叩き付ける「ウイングラッピング ブレーンクラッシャー」
・相手を仰向けの体勢にしたまま両腕だけを抑えて後頭部を強烈にマットに叩き付ける「マリキータ ピカレスク ギロチン」
・背後から両腕と両足をクラッチして飛び上がり縦回転の遠心力を加えながら落下し相手を胸から叩き付ける「マリキータ エリコプテロ」
・そして相手に股おっぴろげさせて腰やら両腕やら両大腿部をヘシ折るとされる究極奥義(?)の「マリキータ デッドリー ライド」

・・・全部で10もある!
嶋田先生めっちゃ技考えましたやん!
1人のキャラにこれだけフィニッシュ級の大技与えたのってこのマンガ史上初じゃないのかな?
地獄の九所封じを要する悪魔将軍もいるけどあれは「フィニッシュ級の大技」と言えるのは甘めにチョイスしてもせいぜい5つ・・・
大雪山落とし、地獄のメリー・ゴーランド、カブト割り、超人圧搾機 、地獄の断頭台・・・神威の断頭台を入れても6つ・・・
中には「握手」なんてフザけた技までありやがったからな!
あとは閻魔様か・・・
閻魔様もせいぜい6つってとこか
「完武・兜砕き 」、「冥府頭壊手」、「超人圧搾機」、「冥府頭壊手」、「無欠雁字搦め」、「完璧・零式奥義 千兵殲滅落とし」
マリキンターマンは将軍様や閻魔様を上回る「決め技のデパート」状態だ!
この闘いに費やした話数も253話の後半からこの260話まで7話以上になる
ゆでたまご先生はこのザ・キンターマンがお好みのキャラのようである
超人総選挙の結果が楽しみなキャラになったのかな
それにしてもすげぇ大技の数々だ
そりゃセブラも散々吐血するハメになるわけだわ
カレクックもこんな化けもん相手によくヤッたよ
嶋田先生も二体のフィギュアをあれこれこねくりまわしてコネキリツイスターとかあれやこれやとこんなにいっぱい技考えたんだろうね
キン肉マンに関するあれやこれや
ただマリキータフリップはバイクマンの「キル・ザ・スカイダイブ」とほぼそのまんまだな
そもそもこの「キル・ザ・スカイダイブ」は最初はうつ伏せに倒れているラーメンマンに対して頭突きする技だったんだよ
頭突きというかスカイマンの人間魚雷とも言えるかな
だけど同じ試合中にまたこの技使うんだけど次使う時は仰向けに倒れているラーメンマンにフライングボディプレスをする技になってた
試合中ですら技の趣旨が変わってしまうゆでたまご先生の行き当たりばったり自由奔放ぶりには敬意を表します
たまりません
あとは「マリキータ エリコプテロ」もクラッチの仕方が違うだけでほぼアタルのナパーム・ストレッチだよね
ナパーム・ストレッチも回転してるから遠心力使ってるし
ただキンターマンはマリキータウイングがあるからそのおかげで回転遠心力はアタル以上かもしれないね
もしかしたらアタル以上ってこと?
そんなことあったらすごいよね~
言うよね~
あとやっぱり面白いなと思ったのは「マリキータピューパ二重殺」かな
これも嶋田先生がフィギュア2体じゃ物足りず3体一緒にこねくりまわして遊んでいるうちに閃いた発想なのかもしれないね(笑)
まず閂スープレックスの体勢に捉えてそこで一度脱皮して抜け殻はそのままクラッチを解かずその抜け殻ごとジャーマンするとかね
すごい想像力である
こんなすごい技普通思い浮かばないよ!
ゆでたまご先生・・・一生ついてイきます!
長々とマリキータマンの大技の豊富さについてつらつらと述べてきたが思えば「技巧」派のゼブラを上回る技巧派だったということだ
まさに技のデパートであり「1000万の技を持つ」と自称しているモンゴルマン(闘将拉麵男)と技対決でもしてくれりゃいいのに(笑)
つーかモンゴルマン・・・1000万の技なんて考えるだけで一生かかっても足りないしかりに発案できても一生かかっても使い切れないでしょ
1年365日毎日試合してたって無理だ
時間という概念についてもっと考えましょう(笑)
たマリません
で、話を作中に戻すとマリキータマンはボルトのポーズを取りながら「実力の差は紙一重もなかった。勝負を分けたのはさっきも言った通りわずかな心のあり方の差。黒と白の融合がもう少し早ければわからなかったが少しばかりタイミングが遅かったな」と偉そうに上から目線で負け犬(ゼブラ)を見下ろしながら自らの勝因を自画自賛する
ゼブラにも勝機はあったってことであり最後の「真・マッスルインフェルノ」がキまってたらゼブラが勝ってたかもしれないってわけね
蓄積ダメージが大きすぎたわけでそれはやっぱり「10も決め技がある」キンターマンの強みでありあんだけ吐血させられたら無理もない
つーかこのポーズ中指を折ってるしボルトのポーズでもないな・・・なんかももクロあたりのアイドルの右端のメンバーとかがやってそうね
ゼブラのマスクが破れてそこから茶髪の頭髪が露出している
王位争奪編でマスクを思いっきり引っぺがされて素顔はさらされているが
ただこのマンガってロビンマスクも盗っ人ジョージもそうだけどなんで素顔が出る時は血まみれで塗りつぶされてんだ?
だからどんな顔してんのかよくわかんねーんだよな
アニメ版じゃロビンマスクの素顔はアニメ制作会社側で勝手に独断で描かれちまってたけど
めっちゃ褐色だし顔の雰囲気は聖闘士星矢のアイオリアっぽい感じで・・・
ここでゼブラが息も絶え絶えになりながら何かを喋り始めた
「お前達が固い決意を持ってここまで来たことは知ってい・・・誰に何を言われても止まるつもりがないことも・・・だからこそせめてこれだけは心に留めておけ・・・サタンは絶対に信用するな・・・谷津の言葉は鵜呑みにするな。その先に仕組まれたワナに早く気付く事だ・・・それがオレを倒したお前に対する経緯に変えての最大限の忠告だ・・・」と断末魔なのに結構喋れたゼブラ
そこまで言い終わると「ガハッ」とこの試合何度目かもうわからない吐血をしてガクッと事切れちまった・・・
これでゼブラは王位争奪編に続いて再びお陀仏となったわけで・・・
もう超人墓場もないから復活はできない
これでやっとキッドのそばにイッてヤれると思っているんだろうか?
でも超人墓場がなくなっても何の説明もなく復活してきたキャラだ
次回にピンピンして再登場しても何も驚きはない
もうそーゆーマンガなんだと納得して読み進めるしかない
加圧トレーニングで骨が生えてくるマンがなんだから
そもそもこれも失神KOってことでまだ生きているのかもしれないし
先の完璧超人シリーズもジャスティスマンにブッ殺されたかどうか曖昧だったアシュラマンはやっぱり生きていた
一番生死が曖昧だったのは超人タッグ編でのバッファローマンだろう
モンゴルマンに対して「オレもアンタに選ばれて幸せだった」とか言ってガクッと事切れていかにもお陀仏という描写
決勝戦では「亡霊」として登場しキン肉マンたちを助ける
しかしやっぱり「生きていた」ってことになっているし生きてようが死んでようがゆでたまご先生にとっては大した問題じゃないってことか
マリキンタマは生きてるか死んでるかわからないゼブラに対して「安心しろ。元からオレたちはサタンのことなど信用してない」と告げる
続けて「思惑が一致するところで情報提供を受けているだけのドライな関係だ。だが谷津が敢えて語らず隠した情報の中にお前が言う“ワナ”が仕組まれていたとしたら、もしかしたらオレたちは歴史を揺るがす大罪の片棒を担いでいるのかもしれないな・・・忠告だけは胸に留めておく」と語り、利害関係が一致したから一時的に手を結んでいるようなものであることをなんとなく明かした
そーゆー関係ほどモロいもんはないんだよね~
言うよね~
さらに金玉は「しかしオレたちは止まれないんだ」と言い一旦言葉を止めてから再び「ああ絶対に・・・止まれないんだ」とほざく
カッコつけてんじゃねーよてんとう虫のくせに!
なんか自分に酔ってるって感じだな
なにが「ああ絶対に・・・」だ(笑)
でもちょっとカッコいいかもしんねーからこのオレ様もこのフレーズ試しにどこかミッキーみてーないい女の前で言ってみようかな?
言うよね~
そして舞台は一旦「復活」安土城に戻る
この「風雲」たけし城みてーな表現やめてくれ(笑)
勝手に安土城復活とか描いちゃっていいのかよ(笑)
信長様も草葉の陰でお喜びかな?
いつまでもアリステラとロックアップをしているフェニックスは「ゼブラめ敗れたか」と吐き捨てゼブラが死んだことに哀しみのそぶりもない
さらに「“ビッグボディさえ”勝利したというのに」とビッグボディまでディスる性格の悪さを披露し王位編ラストの反省はなんだったのか状態
「宇宙の辺境からやってきたこんな田舎者ども相手にふがいないことだ」と語るフェニックス
宇宙の星と星の間に田舎とか都会とかあるのかよ(笑)
そもそも現実世界じゃ地球以外に知的生命体が存在する惑星すら発見されてないってのに
いいよねこの世界は
地球以外にもキン肉星やらラッカ星やらバルカンやらいろいろあって
金星に図書館もあるらしいし
アリステラは相変わらず殺し屋みてーな恐ろしい形相で「強がるのも大概にしたらどうだフェニックスよ」と恫喝をおっぱじめる
「我らオメガの民の実力はお前ならよくわかっているだろう。ディクシアを仲間に引き入れたことのあるお前なら」と続けるアリステラ
その背景にはどこぞの洞窟内でフェニックスチームが集結している模様が描かれている
サムソンティーチャー早く出てこいや
アンタはたった1人の王位争奪編「自力生存者」だろ
敵側で自力でフェイスフラッシュとかもなしで生き残れた敵キャラはアンタただ1人なんだぜ?
寄生虫だけキン肉マンにブッ殺されその後足はどうなったのかわからないサムソンの所在はともかくフェニックスは「確かにあのテントウムシはなかなかの実力者のようだった。オメガ・ケンタウリの六鎗客・・・選りすぐりの精鋭部隊という噂は眉唾モノだと思い始めていたが、これは今からでも気合を入れなおした方がよさそうだ!」と急に後半語気を荒げてかんぬきの体勢に捉える
最近ゆでたまご先生かんぬきが好きだなぁ(笑)
だがアリステラは肩にある巨大なスニゲーターの恐竜形態みてーな指が都合良く動いて鋭い爪でフェニックスの面をデコピンして閂を解く
そして追い打ちのドロップキックをブチこむオメガマン・アリステラ
そこで唐突にスワローズネストに舞台が移る
「戦友(ともだち)」であるゼブラが死んだってのにキン肉マンはギャグ風味全開で悲壮感全くなし
目ん玉飛び出しながら「ひぃ~あのめちゃんこ強いゼブラがヤられておるではないか」と口にするだけ
カレクックの時と対応が大違いだ(笑)
そもそもゆでたまご先生が「めちゃんこ」って言葉使うとは
これアラレちゃんの言葉だよね?
ゆでたまご先生と鳥山明先生ってあんま交流ない気がするんだけどね
でも鳥山明先生は中井先生の何倍もコミュ障っぽいから外に出ないだけで別に仲が悪いとかもないだろうけど
ただ嶋田先生の社交性にはさすがについていけないかとは思う(笑)
ただ鳥山明先生って対談にはよく応じるんだよね
今年もジャンプ誌上の50周年企画でついにスラムダンクの井上雄彦先生と「夢のトップ対談」を実現させたし
でもゆでたまご先生やキン肉マンに鳥山明先生が言及したのって見たことがない(そもそも鳥山先生は多作品についてあまり語らないけど)
ゆでたまご先生はジャンプ連載当時の「ライバル」として鳥山明先生の名前はちょいちょい出してたな
「鳥山明先生」って名前を出しただけで作品にまで深く語ったわけでもないけど
鳥山先生はゆでたまご先生より5つ年上だからね
若い頃の5つ差って完全に別世代という感覚だから余計に慣れ合う感じにはならなかっただろうね
それでも最初に年末のジャンプ作家忘年会に参加した時はゆでたまご先生と鳥山明先生が一番若手だったとか
さらに強面の車田正美先生や本宮ひろし先生や宮下あきら先生など怖い先輩だらけの中にまだ未成年の嶋田先生と中井先生は大変だったとか
今思えば中井先生にしても鳥山明先生にしてもよくそんなとこ行ったなぁと思う
今だったら絶対断るだろうに(笑)
当時はまだ断れる立場じゃなかったんだろうけど
実際は見た目怖いだけで漢気溢れる良い先生(先輩)方だったみたいだけどね
車田正美先生とかゆでたまご先生の事可愛がってたもんね
秋本治先生もそうだけどゆでたまご先生って年上に可愛がられるタイプだし秋本先生相手にはあの口下手な中井先生も対談に応じてたほど
でも中井先生って単に人見知りが激しいだけだと思うんだよなぁ
いざしゃべると普通に喋れるしやっぱり関西人だけあって笑いのノリとか持ってるんだよね
その「喋る場」に出てくるまでが腰が重いタイプなんだろうね(笑)
少なくとも「コミュ障」では全然ないな
そういや昔「10代しゃべり場」って番組あったな
10代しゃぶり場
しゃぶり場はともかくゆでたまご先生の同じ年にはあの高橋陽一先生とか荒木飛呂彦先生もいるわけでつくづく黄金世代だなぁと
ジャンプ以外にも寄生獣の岩明均先生とか様々な名作を生み出した浦沢直樹先生もいる
浦沢直樹先生の作品はヤワラちゃんとかMASTERキートンとかMONSTERとかHappy!とか20~21世紀少年とか名作が多い
よくもあれだけヒット作品を生み出せるもんだと
嶋田先生がよく「キン肉マンしかヒットを生み出せなかった」と嘆いていたようだけどこの浦沢先生は規模は小さいがヒットの数の多さは凄い
村上もとか先生に似たものがあるし20世紀少年から20センチ少年とか20精子少年とかあれこれ考えるAVメーカーもすごい
AVはとにかくジャンプ内だけでもゆでたまご先生は高橋洋一先生や荒木飛呂彦先生が「タメ」でいた
このあたりには今でも「君」付けで親しく語り掛け「戦友」と表現してるのがいかにも嶋田先生らしいなと思う
原哲夫先生は意外かもしれないけどゆでたまご先生より年下で後輩なんだよね
なんか雰囲気的にあちらの方が年上に思えるけど
ただ原哲夫先生や北条司先生のような画力がすごい系の作家先生たちとはあまり絡まないよね(仲は悪くないらしいしお互い名前はよく出す)
原哲夫先生のアシスタントやってた森田まさのり先生とは一緒に撮影してるの見たことあったけど
あれなんでこんな話してんだっけ
あぁ「めちゃんこ」か
この言葉を知ってるってことはゆでたまご先生はアラレちゃんのアニメを見てたってことか?
それともまた聞きでなんとかく知ってたのか
アラレちゃんの放映時はキン肉マンの連載で忙しくアニメを見てる暇なかったと思うけど
アラレちゃんから今日では当たり前となったジャンプ作品のアニメ化の流れが始まったって鳥山明先生が言ってたな
ただ秋本治先生が言ってたけど本当にアニメ化の流れを作ったのはキン肉マンだと言ってたっけか
アラレちゃんは確かに視聴率もすごかったし大ヒット作品だけどキン肉マンから「努力・友情・勝利」系作品のアニメ化が続いたと言ってる
アラレちゃんはその系統の作品とは違ったからね
もっとも鳥山明先生も「ドラゴンボール」でその流れに加入することにはなるけど
そう考えるとゆでたまご先生って偉大だよなぁ
1980年代に最も成功した漫画家の1人と考えて良いだろうし実際長者番付での漫画家部門でトップだったわけだから
たかが「めちゃんこ」という表現だけでこんだけ脱線しちまったか・・・
どうせこんな糞ブログなんて脱線あってナンボみたいなとこあるからね
ヒマつぶしには最適だろう?
ただ「わ~おもしろいですね~最高ですね~」とか言ってるだけのブログより良い・・・よね?
話を作中に戻すとパイレートマンが「当たり前だー!」と崖の上で絶叫し「お前達はこの期に及んでまだ我らオメガの民をナメている」と凄む
どうもオメガの民はどいつもこいつもナメられるのがすごく嫌らしいがこのオレは違う意味でなら舐めてほしくてたマラない・・・
誰に舐められたいかはともかくパイレートマンは「宇宙の果て、辺境の地に追いやられながら何千万年もの歳月をかけて進化を遂げた我らの力を・・・これ以上侮辱されてたまるものかー!」と喚き散らしながらキン肉マンに襲い掛かる
キン肉マンは「ヒッ」とか目ん玉ひんむいてビビッているがこの闘いに挑む前めっちゃ勇敢だったしもうビビる気配なんてそぶりも見せてなかったのになんでまた今更弱気の虫が出てきたんだ(笑)
見出しにまで「ヘタレやってる場合じゃない!」と煽られる始末の主人公・キン肉マンの相変わらずな姿にホッとするような「もうそろそろビビり設定はいいでしょ」という思いが交錯し複雑な思いが胸に去来しながら今回は終わり
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やはり「てんとう虫マン」こと「ザ・キンターマン」の強さと大技の豊富さが際立った
しかしウルフマンやビッグボディが勝てたのにゼブラが負けるというのもなかなか読めない展開だ
フェニックスの言う通り選りすぐりの精鋭部隊という設定は眉唾モノとなりかけていたところでこの勝利だからね
しかもキンターマンは連戦というハンデを乗り越えての勝利だ
いくらカレクック相手だから連戦でも大したことがないと言っても地味に結構苦戦しまくってた
顔面にカレーを散々まぶされた上に腹を手刀で突きさされ傷口にカレーを塗りたくられてヒリヒリさせられた上にさらに引き裂かれたんだ
普通なら連戦なんてできる傷じゃないのにヤッてしまう
超人ってもんはホントにタフなんだ
完璧超人編でマックスラジアルに全身の皮膚をズタズタボロボロにされ左肘は骨が剥き出し(ネイキッド)になったテリーマンもそうだ
その数時間後に再戦してるほどなんだから
しかも都合良くその数時間で皮膚のボロボロも肘の骨の露出も全て「復元」されている
超人の自然治癒力はいくら超人だからってさすがに無理ありすぎないかこれは!
とりあえずゆでたまご先生はマリキータマンを残した
アリステラもおそらく残る
パイレートマンはさすがにキン肉マンに勝つのは無理っぽいがかといってキン肉マンが相手を殺すわけもなく生き残る可能性は高い
そうなるとオメガ・ケンタウリの六鎗客は3人は残ることになる
新たにサタン側が「援軍」を送ることも考えられるが3人残ればそれなりの戦力だし3人寄れば文殊の知恵とも言うし
まぁ・・・非常なアリステラが負けたパイレートマンを許すとも思えないが・・・
登場すると煽られてからもう2年も経過するのに未だに登場しないキン肉アタル
このシリーズ冒頭でエアーズ・ロック(ウルル)に現れストロンゲスト武道の竹刀を折ったのが誰なのかもいまいちはっきりせず
あれがアリステラなのか、それともアリステラはあくまで首領(ドン)でありあれがオメガケンタウリの六槍客の「最後の1人」なのか
いろいろ謎やモヤモヤもムラムラも晴れないままではあるが
だが残り2戦は主人公のバトルにアリステラVSフェニックスの「ラスボス対決」とどちらも檄アツな展開だ
アリステラVSフェニックスの決着は間違いなく越年だろうが(笑)
ゆでたまご先生が近年多用する「ラスボス同士の対決」という手法はかなり効果的に思える
Ⅱ世のヘル・イクスパンションズVS世界五大厄とか前シリーズラストの悪魔将軍VS超人閻魔とか
主人公の闘いを食うほどの人気を博すことが多い
ジャンプ連載時代ではヤらなかった手法でもある
今回のアリステラVSフェニックスは特に興味深いマッチアップなんだ
個人的には将軍様VS閻魔様よりテンション上がってる
それにしてもアイドル超人なしでこれだけ盛り上がる展開を描き続けるゆでたまご先生には頭が上がらない
作品がどんどん力強さを増しているし本当に凄い事だ
ジャンプ連載時代のテンポの良さも魅力だったが今の重厚な展開もそれはそれで良い
旧キャラの活かし方もすごいし
まさか「2軍正義超人」たちをあれだけ輝かせるとは思わなかった
個人的にはこれから闘うパイレートマンとカナディアンマンの「プロレス技オンリー」な一戦はベストバウトである
ウルフマンの復活や勝利も素直に感動した
ミスター・カーメンやジャンクマンと並んで「ゆでたまごに愛されなかった男たち」の筆頭だと思われたウルフマンが復活したんだ
一度引退の読み切りまで描いて「もうウルフマンの闘いは描く気ないから」ときっぱり意思表示をしたと思われたゆでたまご先生
しかしどこまでも行き当たりばったりなご性格である
やっぱりウルフマンを描きたくなったのかここに来ての復活である
しかも2軍正義超人の中で唯一の勝利を治め今やその強さはゼブラを上回ると考えられなくもない
思えばウルフマンは「友情パワー(火事場のクソ力?)」が発動した
ゼブラにはそれがなかったわけでそれも決定的な差だったのかもしれない
だがマリポーサやビッグボディはそれを出さずに勝った
ヘイルマンとギヤマスターとマリキータマンのパワーバランスもいまいちはっきりしないが
マリキータマン>ヘイルマン>ギヤマスターってとこか
ギヤマスターは殺し方は一番エグいけどいかんせん技の広がりがなさすぎるしマリキータマンに少し技をわけてもらえばよかったのに
少なくともオメガ・ケンタウリの六鎗客の強さ順はジャンプ連載時代のキン肉マンにありがちな「闘いが描かれた順」ではないようだ
それだと2番目に登場したパイレートマンが2番目に弱いということになっちまうがあれも多分3番目に強いってことだろう
残ったアリステラが1番手でマリキータマンが2番手でパイレートマンが3番手という解釈が妥当か
ただ真っ先に負けたルナイトは決して弱いキャラでもなかった
先の完璧超人編のキャラと比較してもキャラ的に被るポーラマンよりは強いだろう
やはりそれを倒したウルフマンの友情パワーが驚異的でありウルフマンはついにアイドル超人の1人として大幅強化され復活したと言える
アキレス腱はどうなったんだと突っ込みたくもなるが復活は嬉しい事だ
このまんまテリーやロビンたちとアイドル活動を楽しんで頂きたいと思う
そういやロビンは復活するのかね
立ち位置的にいかにも復活しそうなキャラだけどもう死んだのを描かれてからかれこれ4年も経過している
作中では1か月程度だけどさ(笑)
あまり復活が遅れると今更感も出てしまうしアタルとか竹刀を折った男とかサムソン・ティーチャーとか登場待機中のキャラが多いからね
キン肉マン 週プレ最新作 第260話 「技巧の末に・・・!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は10月1日発売です

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