キン肉マン 357話 一世一代のおたけび 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第357話 「一世一代のおたけび!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビュー。
「アナことアナウンサー」こと吉貝アナがバベルの塔に挑む8人を「Real Deals(真の男たち)」と命名。
つまりはこのオレの好きな「男の中の男」ってことね。
その8匹の闘いが今始まろうとしている。
吉貝アナといいいてもいなくてもどうでもいい委員長とノックも思えばどうやってバベルの塔の場所を突き留めやってきたのかわからないが全員集合状態。
とにもかくにも五分刈りの旦那だけはカンベンなッ!

で、その先陣をジェロニモが切ると言いだした。
カピラリアピースを託してくれたプリプリマンや雑魚である自分を信じて推薦してくれたテリーマンの恩に報いるためにも先陣を切るという決意らしい。
するとやはりアシュラマンがケチをつける。
初戦で負けたら全員先に進めなくなる重要な役目なんだから当然である。
ジェロニモは「よぅ先輩方」と言った時のような根性座ったヤンキーみてーな目をしてアシュラマンの頭部を斧で勝ち割ろうとするがアシュラマンの左腕で軽々阻止される。
そしてアシュラマンは「却下だな」と悪魔のような表情で告げる。

「お前が来るのを認めはしたが、そこまでお前の実力を信頼しちゃいない。テリーマンの代りと言うが、お前はテリーマンじゃない。それどころかこの中じゃ一番突破の可能性が低い超人と思っている」と告げる。
「そんなお前をこんな大事な場面で行かせられるか!」と言ってジェロニモを突き飛ばすアシュラマン。
読者の気持ちを代弁した発言であり、そして他の7人が先に進めるかどうかもかかっているんだから当然だ。
ジェロニモはあまりにも実績がなさすぎる。
実績が無ければ信頼も無い。
当然この反応になる。

一度闘って負けているサンシャインが何か言うかと思ったがイラクに来てからのサンシャインは妙に無口で一言も言葉を発していない。
アシュラマンはキン肉マンに同じ正義超人としてどう思うか問う。
キン肉マンも「グム~」を言いながら「この局面は一番勝てそうな奴に行ってもらうべきだが、それがジェロニモかと聞かれると私としても答えづらいのぅ」と遠回しにジェロニモじゃ厳しいと示唆をする。
ネプチューンマンが「実力はどうあれ、実績のない奴はこういう時は大人しくしているものだ」とこのオレ様の気持ちを代弁するような発言をする。
「そういう意味で実績十分な奴と言えば・・・」と言って勝率圧倒的NO1キャラクターのキン肉マンを見る。
カメハメとミキサー大帝に負けたことはあるがそれでも試合数と勝率とメタ的なことを言えば「主役」であることを考えりゃ誰が見たって一番勝てる可能性が高いキャラなのは明らか。

しかしキン肉マンは例によって臆病風に吹かれて完璧超人始祖に勝ったバッファローマンを推薦する。
バッファローマンは「お前がオレを推すのか?まぁもちろん皆がいいと言うなら構わんが」と特に拒む様子もないようだがおそらくこの闘いでバッファローマンは「負け役」のはず。
するとそこで誰かが「待て」と口を挟む。
ロビンかウォーズか一度ジェロと闘って「人間に負けた超人」であるサンシャインの誰かだが・・・。
次ページに進むとホントにサンシャインだ(笑)
まぁ当然絡むわなこの2人は。

「せっかく前途ある“ジェロニモくん”が手を挙げたんだ。ここはその勇気を買ってイかせてやろうじゃないか」といかにも心にもなさそうなことをニヤニヤしながら言う。
それにしてもこの2人の身長差が尋常じゃない。
ジェロニモの頭部がサンシャインの腹あたりだ。
サンシャインの身長は300㎝でジェロニモの身長は180㎝。
こんな感じになるのも当然か。
なんせサンシャインは「高層ビル」の化身みたいなもんなんだからな。

アシュラマンは「その昔、コイツに負けた腹いせに恥でもかかせようという魂胆ならせめて時と場所を選んで・・・」とアシュラマンが釘を刺そうとする。
するとサンシャインは「あぁそのとおりだとも」とストレートに答えてアシュラマンは頭が「?」になりちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態に突入する。
サンシャインはジェロニモの肩に手をかけたまま「あの時確かにコイツは強かった。だからあの負けに関しては実はそこまで文句はない。」と柔和な表情で語りかける。
だが次ページに進むと急に険しい表情になり「だが許せんのはその後のお前の有様だ!」と激昂する相変わらずな情緒不安定振りを露呈するサンちゃん。
「オレに勝った時の気迫はどこへやら。その後すっかりヘタレて負け犬と化したお前の負けが込むほどに、オレの評価も下がる一方!」と言いたい放題(笑)
超人が「ヘタレ」とか言うのか(笑)

「それがオレは一番許せん!お前のせいでオレがどれだけ理不尽に評価を落としてきたか!」とまくしたてるサンシャイン。
別にジェロニモがヘタれてもサンシャインの評価は大して落ちてないと思うが。
しかしここで落ち着きを取り戻したサンシャインは「だが今日は違う。今日のお前からはあの日と同じ気迫を感じる」と告げる。
そして「だから今こそ見せてやってほしい。ここで、この場で!オレとおそらくテリーマンだけが見抜いていた本当のお前の強さを」と諭すように語り掛ける。
そしてもう悪魔超人のかけらもないような最高の笑みをたたえてジェロニモの背中を押してやるサンシャイン。
もう普通に「いい兄貴分」じゃねーか(笑)

そしてサンシャインは「オレは最初に手を挙げたコイツを推すぞ!反対意見のある奴は?」と皆に問う。
気難しいアシュラマンだけがモヤッとする表情ながら「お前がそこまで言うならもう何も言わん。だがコイツが負けたらお前の見込み違いを一生恨んでやる」とも付け加える。
ロビン・ウォーズ・ネプは黙って頷き同意する。
お前らホントにいいのか?
いくらカピラリアピースを埋め込まれたからって圧倒的最弱キャラであることに変わりはないのに。
そんな奴に全員の運命を託すなんて・・・。

とにかくサンシャインのエゴだけで決まったような流れだが、サンシャインはどこまでも兄貴分らしく「よし!イッてこい!」とジェロニモの背中を押しまくる。
ジェロニモもテンションMAXでリングにかけあがりいきなり相手超神のフードを引っぺがす。
あ・・・現れたのは・・・“進化の神”の「ジ・エクスキューショナー」。
処刑執行人かよ・・・。
しかもめっちゃ強そうなんだけど。
こんな強そうな風貌の奴に勝てんのかジェロニモが?

しかもリングに勃つとさらにデカい!
身長180㎝のジェロニモの頭部がモロにキンタマの位置だ!
つまりジェロニモは立ったまましゃぶることができるほどの身長差。
これ閻魔様よりデカいんじゃねーのか?
そもそも閻魔様はネプチューンキングに合わせて290㎝って設定だけど210㎝のネメシスとの描写でどう見ても350㎝以上はなきゃおかしいんだけどな。
このエクスキューショナーも350㎝はなきゃおかしい描写。

デカさだけでなくあまりにも強そうな風貌。
何もかも絶望的に見えるジェロニモの闘い。
はっきり言ってノトーリアスとかコーカサスマンとかランペイジマンなら見た目的にはそこまで強そうに見えなかった。
だがエクスキューショナーはここまで登場した超神の中でも見た目的にはどう見ても“最強”に見える。
化けもんだこんなの。
しかし絶望的な状況からの勝利を描くのがゆでたまご先生のやり方だと僕たちは知っているということを改めて再認識して今回は終わり。

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まぁフツーに考えりゃジェロニモがエクスキューショナーの右肩にある巨大な刃で首を跳ねられてリングごと潰されて終わりだろうよ。
だがジェロニモは五重塔の崩壊すら体で支えた漢だからね。
案外耐えたりして。
それより今ちょっと気づいた。
ジェロニモの相手はスーパーマンロードの神だとばかり思ってた。
寧ろ確信してた。

だが“死刑執行人”があの心温まる神とは思えない。
あの神は今回の闘いでは出てこないのか。
そもそも超人をせん滅する立場に回るのもおかしいもんな。
人間を超人に「昇格」させる役割の神なんだし。
あぁでも「進化の神」なんだよな。
ってことはやっぱりコイツがあの時の神さん?

キン肉マン 週プレ最新作 第357話 「一世一代のおたけび!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は9月27日発売です。

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