キン肉マン 395話 バベルの試練の真意 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第395話 「バベルの試練の真意!!」の巻 感想(ストーリーあらすじ含む)
今回は過去2回と変わって尺稼ぎのおしゃべり大会に終始。
だが結構内容が重い。
どうやらキン肉マンたち正義超人どもが世界(宇宙全体と言うべきか)の「調和」を乱してるというお話。
要はキン肉マンや正義超人達が乱用している火事場のクソ力や友情パワーなどの「発光現象」はマグネットパワーとは違い無限にあるもんじゃあないってことで。
それを正義超人や悪魔超人達だけが独占的乱用することでオメガの民たちのように被害を受ける連中も出てくるんだと。

まさか火事場のクソ力や友情パワーが宇宙全体の“エネルギー(資源と言うべきか?)”と連動していて、それがゼロサムゲームだったとは!!
ちょっとこれは想定外の展開で面白いと思った。
これじゃもうおいそれとキン肉マンたちは火事場や友情に頼ることもできねー。
そもそも主人公・キン肉マンの専売特許であった「火事場のクソ力」を正義超人全員どころか悪魔超人や果てはティーパックマンらザコ2軍正義超人ですら発動できてしまうのはどうかと思ってた。
ベジータじゃないけど「火事場のクソ力のバーゲンセール」状態。
どいつもこいつもすぐ光る。

そんなに乱用されたら有難味がないってもんだ。
超人タッグ編だって決勝戦の最後のマッスルドッキングの時だけしか火事場のクソ力は発動しなかったと知性の神が語ってたほど。
さすがにあのあまりに激しすぎる闘いの中であの1度だけしか発動してなかったのはちょっと考えにくいが...。
火事場のクソ力が発動してると思わしき場面など山ほどある。
そもそも「火事場の段違い平行棒」は「火事場の」とついてるのに火事場のクソ力は発動してなかったってことなのか?
永遠なのか本当か?

そんなこんなでランペイジジャクソンマンはロビンを調和の神に似てるとか言ってまだ試合おっぱじまったばっかりなのに認めて仲間になろうぜと握手を求めてきやがった。
こんなもんするわきゃない(笑)
手をはたくかと思ったがロビンはまず手を握りそっから後ろに捻ってチキンウイングフェイスロックみてーな体制になってそのまま後方に投げるスープレックス。
小橋のスリーパースープレックスとかジョニー・エースのコブラクラッチ・スープレックスみてーなもんだな。
その小橋とエースってコンビ組んでたり結構仲良かったよな。
90年代全日の会場でエースの写真撮ったことあるよオレ。

エースめちゃデカかった。
身長190以上あるからね。
テリー・ゴディも写真撮りたかったけど撮ろうとしたら日本語で「ダメー!」とか言って襲い掛かってこようとしたから(脅しだろうけど)怖くてめっちゃ逃げた。
当時から冗長不安定感出てたな。
鎮痛剤の影響で精神状態がやばかったって言われてるよな。
そもそもゴディはブロディかそれ以上に「笑顔」ってもんを見たことがほとんどない。

ゴディの笑顔見たのってノアになって三沢が選手視察でアメリカのゴディのジムに訪れた時くらいか。
息子のレイ・ゴディを見にきたとか。
そのレイ・ゴディももう10年以上前に引退してしまって父親みたいにレスラーとして大成はできなかったな。
身長がなぜか父に似ず178㎝とアメリカ人としてはかなり低い身長だったのもあるだろう。
しかも「交渉」178ということは実寸は173㎝くらいの可能性も。
アメリカはともかく日本のプロレス界はほとんどの選手が5㎝サバ読みしてるようだから。

二世レスラーがいまいち伸びないのは日本の力道山・橋本真也・藤波辰爾のそれぞれの息子も証明している。
プロレスとは一代限りのもんなのか。
でもプロ野球選手も大物の息子は親をまず越えられないからな。
寧ろあまり有名じゃなかった選手の息子の方が大物になったりするからな。
遺伝の難しさを感じさせる。
あくまでプロスポーツの世界はだ。

職人なんかは世襲されてる。
農業なんかもそう。
ちゃんと引き継がれるもんもあるにはある。
でも芸能人の息子・娘もあまりダメっぽいな。
やっぱり世襲は難しいのか。
政治家の世襲は寧ろやめてほしいくらいだが。

何の話だっけか。
あぁそうだとにかくロビンはこんな中途半端な流れで認めたとか言われても納得できねーと。
ランペイジマンに勝った上で認めてもらわなきゃ納得できないらしい。
何気にロビンって正義超人の中で最も戦闘ジャンキーだよな。
主人公のキン肉マンが寧ろできりゃあまり闘いたくないキャラだけに。
大英図書館の本を全て読破するほど(そんなこと物理時間的に可能なのか?)勉学に膨大な時間をロビンだが実は一番の格闘中毒者でもる。

まぁ結果が見え切ってる闘いだけにこんな衝撃のエッセンスが加わってちょっと面白みが増してきたよな。
けん玉とネジ超人を襲ったのもこの「世界の調和」の乱れを憂うものの仕業なのかと思うと納得もいく。
正義のためとは言え火事場のクソ力の乱用は“悪”みたいな流れが出てきたわけだ。
しかしこの星から消えかけてる正義を見せるためには火事場のクソ力は欠かせない。
とりあえず「ご利用は計画的に」ということらしい。
たまりません。

キン肉マン 週プレ最新作 第395話 「バベルの試練の真意!!」の巻 感想(ストーリーあらすじ含む)は以上。
次回は10月24日発売です。
ちなみにランペイジマンの「火事場のクソ力乱用描写」脳内ではウルフマンもしっかり描かれていましたよー。

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