キン肉マン 364話 リアル・ディールズ(真の男たち)の“調和” 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第364話 「リアル・ディールズ(真の男たち)の“調和”!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビュー
「超人の神候補」を閻魔はんが作りすぎたせいで、「間引き」の必要性を感じた調和の神とそれに応じた11人が今回の一連の騒動のきっかけだと判明した。
妙に知的キャラぶりに拍車がかかるネプチューンマンが真っ先に調和の神の意図を察する。
調和の神の意図は超人を皆殺しにするのではなく真に神の資格を持つものを「選抜」し、その他の“調和”を乱す可能性を持つ「すべて」を滅ぼすことだとエクスキューショナーも語る。
キン肉マンが「そんな物騒な話より、みんな仲良く暮らしていきたい」と平和主義全開な発言をして、「なぁみんな」と振り返り同調を求めるが...。
他の連中は皆殺気立って野心に燃え始めていて、聞く耳持たない状態。

エクスキューショナーが「キン肉マンよ、それが超人という種の持つ性なのだ。競うものがあれば競い、争うべき理由があれば争う。そして、それはお前の中にも必ずある」と指摘する。
キン肉マンは「そんなことはない!私はただ、みんなと一緒に...」とお花畑な主張を続ける。
しかしエクスは「いやある。お前たちはこの塔の試練でそれを嫌というほど知るだろう。最上階へ無事にたどり着いたら、たどり着いた者たちで改めて協議するが良い」と告げる。
そしてジェロニモをさっそく試練を突破した者として最上階へ送る。
まるで予言書のページを燃やされたかのように足からどんどん消え始めるジェロニモ。
エクスキューショナーも一緒に消えちまった。

アシュラマンはジェロニモを褒めたたえ、神の椅子を露骨に狙いに行く意思を示し、ここからはサンシャインと別行動するとのこと。
バッファローマンに同じ悪魔のよしみで一緒に動くか問うがバッファローマンは「いや・・・ここは・・・」と中途半端な回答。
するとアシュラマンはおぞましい悪魔みてーな表情になって(実際悪魔だけど)、「知ってたぜ、お前はそういう奴だよな」と怒りをかみ殺すような表情で吐き捨てる。
もう王位争奪編で正義超人の為に自らの腹をかっさばいて釣り天井の下敷きになるという壮絶な自己犠牲を示した面影など全くなし。
そしてサンシャインと2人で3つの入り口のうち1つにさっさと入っていっちまった。
キン肉マンは「少しはおとなしくなったと思ったが、相変わらず勝手だのう」と漏らす。

ここでウォーズメンが「まぁ仕方ない。どのみち経路は3つ。いずれにせよ分かれて進まねばならなかった」とキン肉マンの肩に手をやり語り掛ける。
「全宇宙の超人を代表する者として一丸なる思いは保ちつつ・・・」とまで語ると、ロビンマスクが「待て、ウォーズメン」と言葉を遮る。
キン肉マンが「おお、その声を聞くと安心するわい。ぜひ聞かせてくれ、帰ってきた司令塔としてのお前の意見を」と問いかける。
するとロビンも「私もアシュラマンと同じ考えだ。キン肉マン、お前とは一線を引いて別行動させてもらう」と口にする。
キン肉マンが悲しそうな顔で「一体それはどういう・・・」とすがりつく。
ロビンはその手を非常にひっぱたく。

「お前は私にとって最高の親友であると同時に今なお最高のライバル。そんなお前に再び挑める、きっとこれは最後の機会。大王となった今そんな機会は訪れぬと思っていたが。。。」と語るロビン。
キン肉マンは「い・・・いやこんな時にまさか・・・冗談だろお前?」と問うが、「冗談でこんな大事なことが言えるものか!」と激昂するロビン。
弟子のウォーズマンも「キン肉マン・・・ロビンは本気だ」と語りかける。
「他人から命をもらって、久方ぶりに蘇って何を言うのかと思われるのも承知の上だ。私自身の超人としてのエゴの話をしている。」と語るロビンだがネメシスにブッ殺されてわずか1ヶ月なのに「久方ぶり」なのか?
ロビンは続けて、「だがそれでも私はお前ともう一度真剣に闘いたい。そのためなら私はお前より神にふさわしい超人とは何かを考え私の道を究めたい!」と暑苦しく熱弁する。
そして「ウォーズマン、正義超人のまとめ役はもはやお前だ。この先も頼んだぞ」と告げアシュラマンたちとは別の入り口に入ってゆく。

するとそこにネプチューンマンが「よくぞ言った、ロビンマスク」と称賛する。
そして「今のお前とならぜひ一緒に行動してみたい。私も一緒にイこう」と同じ入り口を進んでゆく。
ロビンも「フッ・・・まさかお前と気が合う日が来るとは。勝手にするがいいさ」と返しかつての喧嘩男時代の因縁のある2人が絡むことになり今回は終わり。

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やはりロビンのキン肉マンと闘いたい願望はいつまでたっても消えることはなかったってことね。
王位争奪編でも消滅前に「もう一度お前と闘ってみたかたった」とか言ってたもんね。
ただ、もう読み切りでキン肉マンと闘ったばっかりなんだよな。
ちょっとまたやるのは新鮮味がなさすぎる。
ソルジャーも王位争奪編でブロッケンを口説く時「既にテリーマンやロビンマスクが失った妥当キン肉マンの想いを持ち続けている」と言っていた。
やっぱり一番その想いが強いのロビンなんだろう。

キン肉マン 週プレ最新作 第364話 「リアル・ディールズ(真の男たち)の“調和”!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は11月15日発売です。

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