キン肉マン 365話 キン肉マンとロビン 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第365話 「キン肉マンとロビン!!」の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビュー
生き返ったロビンはめっちゃ素っ気ない性格になっていた。
だが元を辿れば「打倒キン肉マン」への執念が一番色濃いのもこの人物でもある。
世界を放浪して生き倒れになったところをザ・シーク星人に拾われダイナマイトパイパンを真っ二つに惨殺したり牢獄の中へ養老の滝の牛丼とココアを差し入れしてグランドキャニオンに落っこちたり。
二度と闘えない身体になったとか言ってバラクーダになるものの結局「ウォーズマンのうすのろ」が役に立たずしれっと普通に闘いに復帰したり。
そもそもココアで牛丼を食うというのは組み合わせとしてはどうなのか?

とにもかくにもロビンは一度ブチ殺されて鳥取砂丘に埋もれている間に冷静になったのか、またも「キン肉マン倒したい病」が再発したご様子でツカツカとネプチューンマンと仲良くお手々繋いで消えちまった。
キン肉マンはそんなロビンに「久しぶりに会えたのにロクにしゃべりもしないうちに・・・」とショックが大きいご様子。
バッファローマンにすがりつき「お前は私達と一緒に来てくれるよな」と甘ったれたことを言う。
人間関係すべてに言えるが「求めた」方が負けなんだ。
こーゆーことすると余程自分が好かれていない限り拒絶されるのが必定。
人間(超人だけど)なんて天邪鬼なんだから逆に突き放すくらいの方がついてきてくれるというもの。

だが「ホントはいい奴」バッファローマンはそんなことを言われ一瞬愛おしそうな表情を見せる。
だがやはりロビン同様キン肉マンの手を払って「オレも悪魔に所属を戻した以上、彼ら同様に馴れ合いで行動を共にするつもりはない」とやはり突き放しモード。
だが続けて「だが、リアルディールズとしての結束の心をここで失うのは得策ではないと思っている」と理由をつけてなんだかんだキンについてきてくれるらしい。
キンの野郎は「お前にまで冷たくされたら寂しくて泣いてしまうところだったわい」とどこまでも甘ったれた馴れ合い精神どっぷり状態。
まぁでも全員が全員ベジータみてーにドライでクールな性格だと面白みもないからこんなやつもいた方がいいな。
あとそういえばバッファローマンとロビンって実は会話シーン一度も描かれてねーよな・・・たぶん。

バッファローマンの「彼ら」という表現が気になって冷静になって考えてみた。
まぁ読み切りとかⅡ世とか外伝的作品にまでなるとさすがにわかんねーが、少なくともコミックスとして販売されている「原作」作中ではバッファローマンとロビンマスクって会話も絡みも一切なかった・・・はず。
ドラゴンボールの悟空とチャオズじゃないけど、登場キャラクターが増えすぎると意外とそーゆーことあるよな。
キン肉マンとブロッケンもほとんど絡みはないし。
まぁでもロビンは今はマンモスマンの命で生き返ったしその前はバッファローマンの命で生き返ったからある意味深い繋がりはあるっちゃあるよな。
他人の命で生き返るとかつくづく意味わかんねー世界観だが。

とにかくこって牛に優しくされてイきそうなキン肉は「なぁウォーズマン」とニヤニヤしながら語りかける。
だが今度はウォーズメンが「ロビン・・・」とか言って泣きべそかきそうな状態。
だがすぐに「ああ、す・・・すまないオレとしたことが」と正気を取り戻し「どうせまたわかりあえるさ」と言って「オレたちもイこう」と残った3つ目の入り口に突き進む。
これで3派に別れて行動する形になったがアシュラマンとサンシャインコンビが明らかにパワーバランス的に弱そうだな。
まぁサンシャインはフツーに考えりゃ誰も勝てないチートキャラなんだけど。
でも闘うとなぜかその無敵(砂だから何も効かない)属性が無効化されちまうんだよなぁ。

真っ先にリングにたどり着いたのはネプチューンマン(いやさ喧嘩男)とロビンの英国コンビ。
するとここでネプが「なぁロビンマスクよ。なぜあんな言い方をした。お前ならもっと角の立たない穏やかな言い方もできたはず」と問う。
なんなんだコイツは。
前回は「良く言った」とか絶賛してたくせに今回はあれは言いすぎだみてーなこと言ったり。
ロビンは「危機感だよ」と答える。
「これだけのメンバーが揃えば例え相手が神だろうと抱くべきではない安堵感が生じる。その甘えを断ち切る必要があると感じた」とさすが年配者らしい思慮深さを示した。

ネプは「なるほど、確かにそうだな。特にキン肉マンとウォーズマンはお前がいると尚更な」と返す。
ロビンは「とっくに私を超えたはずの2人なんだがな」と続ける。
キン肉マンはともかくウォーズマンは超えたのかどうかいまいち曖昧だが。
そもそもロビンは今回マンモスマンの命で生き返ったから「マンモスパワー」も帯びている可能性もある。
かなり強化されているだろう。
生き返らせた以上負けるわけもなく100%勝利が保証されているというロビンマスクファンにとってはたまらない展開だろうねここでの闘いは。

そしてロビンは「だが、半分以上はやはり本音だ」とも語る。
「いつか自分がキン肉マン以上の超人であることを自分自身の心で心の底から認めたい」と語る。
ネプも「フッ皆同じさ。あのニンニク臭い男とかかわった者は皆・・・かくいう私もな。だからこっちに来た」と返す
ロビンが「さて、無駄話もここまでだ」とどこまでも素っ気なく話を打ち切る。
さっそくこの階の超神が現れる。
バベルの塔の内部にさえ全世界同時受信モニターで放送されているこの世界の放送技術のすさまじさはともかくしっかり実況とゴングつきで試合開始。

ネプチューンマンが先にイきたいと言い出す。
「さっきのお前との会話、胸に去来するものがあった。そんな今のお前が私の試合を見てどんな感想を抱くのか興味があってな」となんだかいまいち説得力のねー理由を告げる。
ロビンは「フッ、勝たねばその感想は伝えられんぞ?」と「卵とみそ汁もつけてな」的にクールに切り返し、さりげなくネプの勝利を願うロビンらしさ。
「そんなことはもとより承知」とネプチューンマン・・・いやさ喧嘩男。
フード状態の超神は「某の相手はお前か。完璧超人・ネプチューンマン」と語りかける。
ネプは「ほう、超神様ともあろうお方が私の名前をご存知とは驚きだな」と返す。

超神は「驚くことではない。むしろ地上の超神の活動は注視していたほど」とのこと。
ネプは「だが考えればそれは不公平なことだな」と向かい合うが、身長240㎝のネプより相手はさらにデカく、2m後半か3m前後くらいありそうか?
「少なくとも私はアンタのことを何1つ知らない。どんな姿をしているかすら。まずはそれを拝ませてもらおうか」とネプはいきなり超神のフードを引っぺがす。
現れた姿を見るとネプとロビンが驚愕している。
次のページに進むとそこに現れたのはビッグ・ザ・武道?
それともこれはストロンゲスト武道の方か?

どっちみちまたも出てきたブドー。
ゆでたまご先生ブドー大好きね(笑)
「お寿司100人分をいただいた」と思われるようなあのでっぷりとした腹。
ネプキンなのか閻魔様なのか?
永遠なのか本当か?
時の流れは続くようで今回は終わり。

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とりあえずお願い。
ネプだけは勝たせて!
シングルでネプが勝つ場合どうやって勝つのか見てみたいんだ。
だがロビンの勝利が決定的である以上、2人ともそろって勝つのもあまり考えにくい。
だがいっそリアルディールズ全勝もありなのか?
しかそれじゃ超神が弱すぎてそれこそ読者の方に「危機感」が芽生えず緊迫感が芽生えない。

完璧超人始祖との戦いもほとんど被害者も出ず結構な勝率で進んでしまった。
ニンジャごとき超人やジャンクマンごときが勝ってしまったほどだ。
あまりにも「こっち側」が勝ちすぎるともう読んでいて緊迫感がない。
2軍正義超人VSオメガ・ケンタウリの六鎗客くらいにこっち側が負けまくるくらいでちょうどいい。
その意味で7人の悪魔超人編は非常にバランスが良く緊迫感が保てていたと思う。
この超神との戦いもさすがにこっちが勝ちすぎた。

そう考えるとここらでネプあたりを負けさせようとする感がすごい。
だがネプにとって初のシングルマッチが描かれるんだ。
「クロスボンバー以外でどうやって勝つのか?」見てみたいと思うのが素直な読者心理だろう。
しかし難しいのかな。
でも他のキャラ見ても簡単に負けさせられないキャラばかりなんだよね。
サンシャインだけは容赦なく負けさせても問題ないんだけど。

どうなるのかなぁ。
いっそ全勝なのかな。
でもそれもそれで面白みがないし。
かといってネプの勝利パターンが見れないのもつマラないし。
そもそもこいつはネプチューン・キングの生まれ変わりなのか閻魔様とかかわりのある誰かなのかそれ以外の新興勢力なのか?
もしかして・・・1000人の弟子?

まさかの木・木・人やアモイマン登場なのか?
体型的にはアモイマンが一番適任っぽいか。
アモイマンはネプキンの妄想では「ニュー・ロビンマスク」になりロビンのマスクをかぶる予定だったようだが、頭デカ過ぎて入らない気がするが妄想では普通にかぶれてたな。
頭空っぽの方が夢詰め込めるってことか?
まぁ加圧トレーニングで骨が生えてくる漫画なんだからどんな展開も何でもありのヘッチャラか。
チャラヘッチャラ。

キン肉マン 週プレ最新作 第365話 「キン肉マンとロビン!!」の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は「毎年何かが起こる」11月29日(“にく”の日)発売です。

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