キン肉マン 週プレ最新作 第481話 「“狼の部屋”の秘策!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)
ペシミマンの投げ縄サファイヤ製でじっくりコトコト丁寧に編み込まれたカーボンファイバー製とのことでウォーズマンのベアークローがポッキリ折れちまうほど硬いらしい
ロビンマスクの鎧と同じ硬度のファイヤーバード・ロープか・・・
あの鎧は硬いだけでなく着用してると体力を回復するだったかまるで「ロトのよろい」みてーな特殊効果のある「ヒストリーアーマー」らしいが
その割にはロビンマスクは打たれ弱いよな
頭部のマスクも完全に「ロトのかぶと」並に頭部を守ってくれてるはずなのにアトランティスドライバーやバトルシップシンクで即死するあたり
ニンジャも忍者着がご先祖様の血と汗が染みついていてそれで体力回復効果があるみてーなこと言ってたな
その割にはコイツも打たれ弱かったし
そんなもんに頼る超人は逆に打たれ弱いのかも
寧ろ生身の肉体で闘うテリーマンが打たれ強さ(タフさ)では最強であることからも
あとブロッケンも打たれ強い方だけどあれはモロに軍服にさらに帽子まで着用してるからな
あれもまたブロッケン一族の血と汗が・・・みてーな設定んだろうか
とにかくウォーズマンのベアークローが折れちまいパロスペシャルも使えないしベアークローも使えない飛車格落ちみてーな状況に
しかもペシミ野郎はウォーズマンのベアークローを「オモチャのツメ」呼ばわりしやがった
もうこの時点でのウォーズマンは30歳を超えている立派な大人なのにガキ呼ばわりだと?
ウォーズマンは大人なんです
だからベアークローも子どものオモチャじゃありません!
大人のオモチャです!!
それにしてもサファイヤのロープがいくら硬くたって空中でたわんでいる状態で叩きつけたくらいで折れることはないだろう
そもそもベアークローはしょっちゅうポキポキ折れてて案外モロいのは読者はみんな知っている
バラクーダー・ロビンなんか大して力も入れず氷のつららを折るような感じでポキッと折ってたもんな
そんなこともあってかベアークローが折られることは大して驚くべきことでもなかったりする
逆にこんなモロいのによくオニキスマン相手に光の矢で引き分けに持ち込めたなと
しかも相手は超神ってことで貫かせるわけにもいかなかったからかすっただけで相打ちになるとは
そして石のリングにゴールドラッシュドライバーをくらってウォーズマンは完全KOされる
しかしここで狼の部屋の連中どもが妙なことをおっぱじめ始める
まずコワルスキー長官がこれまでウォーズマンが全世界に堂々と姿を剥き出し(ネイキッド)状態でさらして闘ってたのに処刑しなかったのは「泳がせていた」からとのこと
とりあえずそういう理由(設定)が施された
もちろん言うまでもない・・・はい、後付けです(笑)
たまりません
それはともかくウォーズマンのコスチュームは狼の部屋の連中が作成して与えたもの
そのコスチューム(ウォーズマンの体内に埋め込まれた何か?)に「秘密のモード」とやらがあるらしい
その名も「エクストリーム・バトルモード」
そして現れたのはなんと王位争奪編のラーメンマンVSバイクマン戦の扉絵で唐突に描かれたあの全身トゲトゲの妙にベアークローが長いデザイン!!
まさかこれをここで引っ張り出すとは
胸の部分が田舎の百姓みたいでぶっちゃけこのデザインはどうかと思ったがこれ読者の投稿が元になったんだったよな確か
ゆでたまご先生ってホント過去の原作やアニメをしっかり見直してることがよくわかる
大物漫画家って面倒なのかプライドなのか自分の作品を読み返すことをしないから原作の内容をファンに言われても覚えてなくて「ファンの方が詳しい」状態になってることが多いのに
鳥山明も武論尊もそうだった
しかしゆでたまご先生(おそらく嶋田先生だと思うけど)はかなり細かいところまで原作もアニメも再確認してる
それこそファン並に自分の作品を読みこんでる
与作さんとかオカマラスとかココナッツ星とかウォーズマンのこの衣装とかこんな細かいとこまで掘り起こす大物漫画家ってなかなかいないんじゃないか
このシリーズでヘリで解説役として初期のスカルボーズやクリスタルマンやスカイマンなどが解説役として再登場したのもそうだろう
イヤデス・ハリソンなんて読者でさえ忘れてる方が多いマイナーキャラまで再登場させた
クリスタルマンも宇宙野武士編という黒歴史みてーなシリーズ限定のキャラなのに敢えて再登場させた
この分じゃ「田原年寄」まで再登場させるんじゃねーのかって勢いでもある
でも頑なにイワオを再登場させないのはなぜなのか?
イワオは見てみたいけど五分刈りの旦那だけはカンベンな!!
そもそもこの『キン肉マン』という作品自体“漫画史上初”といっても良い連載形式を取っているマンガだろう
1980年代に社会現象を起すほどの人気を呈して一度連載終了した
そこから20数年後にまた連載を再開
そして30数年後にアニメまで再開された
連載開始から45年以上経過して過去のキャラクターや設定・演出を掘り起こして「再利用」しながら同じ世界観の延長戦上で連載を続けている
こんなスタイルの漫画は世界中探しても他にないんじゃないだろうか?
これだけ長く続いた漫画自体ほとんどないということもある
近年は長く続けることを考えない作品もかなり増えたしもうこういう作品も生まれないかもしれない
初期とは別のマンガというほどキャラデザの変化が激しいのも『キン肉マン』の特徴
同じように長く続いた漫画で『ゴルゴ13』や『美味しんぼ』なども初期とのキャラデザの変化はかなりのもんだしこち亀なんかはその変わり方はすさまじかった
でもどの作品も初期のキャラや設定などは「使い捨て」で再利用しなかった
『キン肉マン』はこの過去のキャラや設定の掘り起こしが絶妙で読んでいて「あ、懐かしい」と思わせる・・・そもそも40年を超えて同じ読者に読まれ続けている・・・こんな漫画自体“人類史上初”じゃないのか
とにかくこのトゲトゲスタイルは本編で登場したわけでもないがなんでラーメンマンの試合の途中にいきなりウォーズマン?という違和感と共に良くも悪くもインパクトのあるデザインだから多くの読者の記憶に残ってるだろう
視覚化されたもんの記憶定着力ってホントすごいよな
35年以上前に扉絵だけで見ただけのもんをしっかり覚えてるんだから
絶対に覚えたいものはデザインなどで視覚化するのは最強の記憶法なんだろうな
そしてコミックを何度も読み返して繰り返し脳に刻まれているからより記憶に強く残ってることもある
この「繰り返し」が記憶には最も重要であることは脳科学の数々の研究でもう完全に明らかになってるしそんなもん研究以前に誰もが実際に体感してることでもあるが
この刺々しい肉体でさらにウォーズマンは強化されるということか
なんかロボットアニメでピンチになったらさらに進化形態になってパワーアップするみたいな展開だな
ロボットアニメと言えばオレはマジンガーZって生まれる前だったこともありアニメは見たことなく水木一郎の主題歌しか知らなかったんだ
でも昨年くらいまでYoutubeで公式が全話配信してたからちょっと見てたけど結構おもしろかった
人気になったのがわかったような
毎回毎回苦戦や絶望的な状況になってからの逆転勝利という展開はキン肉マンとそっくりだなと
ついでに言えば突っ込みところが多いのもキン肉マンそっくりだなと
あの頃のアニメや漫画はみんなそんなもんなんだろうな
主人公の声がジャッキー・チェンの吹き替えの声と同じなのもなんだか不思議な感覚だったし
ブレストファイヤーは3万度の高熱光線だっけ?
そんなもん発したら本体のほうも無事では済まないんだけど・・・
まぁステカセキングの「100万ホーンの悪魔のシンフォニー(宇宙全体を破壊)」やゼットンの「1兆度の火の玉(470光年の範囲を全滅)」みてーなもんか
それにしてもウォーズマンはポーラマン戦の時間制限克服→パロスペシャル・ジ・エンドからオニキスマン戦の「1億パワーの光の矢」に続いて今度は「エクストリーム・バトルモード」と闘う度に強化されてるな
どんどん“最強形態”が進化していくドラゴンボールのキャラみてーになってきたな
バッファローマンやロビンマスクも強化シナリオが展開されてるしこのマンガもどんどんインフレの波にのまれていくことになるのか??
敵側も完璧超人無量大数軍→完璧超人始祖→超神→時間超人とどんどん強くなっている
これ何のパワーアップイベントがなかったテリーマンはどうやってこのインフレの中で説得力のある勝ち方するんだろう
そもそもタフネス(最大HP)はすごいけど攻撃力は大したことがないテリーマンはエンデマンの体力回復能力を上回るほどのダメージを与えられるんだろうか?
まさかキン骨マンの義足にパワーアップの秘密でも施されてることか?
でもなんかキン骨マンが関わるだけでヨゴレ感がハンパねーんだよな
オレはてっきりジャスティスマンが寿命とかで自分の左足を託すとかそんな展開になるのかと思ってたけど
とりあえずトゲトゲになったウォーズマンのエクストリームな戦いぶりを見てみようか
どんな感じで強化されてるのかな
ただこのマンガでこういう「形態変化」的パワーアップってほとんどなかったからここまでやってしまうのはどうなのかという思いもある
ゆでたまご先生があのデザインを使ってみたいと考えたんだろうね
ゆでたまご先生的にはかなりあのデザインが気に入ったんだろう
だから扉絵でも唐突に出したわけだし
キン肉マン 週プレ最新作 第481話 「“狼の部屋”の秘策!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)は以上
次回は2月17日発売です