キン肉マン 486話 倍プッシュの大博打 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第486話 「倍プッシュの大博打!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)
熱かった!
今回のストーリーは熱かった!
ウォーズマンをここまでカッコいいって思ったの始めてだ
「笑える未来は・・・あるんだよペシミマン」
漫画『キン肉マン』に新たな名言が加わった瞬間だった

ウォーズメンもペシミメンもロボ超人として誰かにいいようにコキ使われるだけのオモチャ
ただ二人とも子どもではない大人
つまり“大人のオモチャ”だったんだ
だから心から笑ったことなんてねぇんだろとウォーズマンにペシミマンは問うわけだ
でもウォーズマンは心から笑ったこと散々あるだろ
「ウォーズマンスマイル」で大口開けて大爆笑してたし

Ⅱ世の最初の方でも新世代悪行超人どうする問題を議論する会議でヘラクレスファクトリーを作るって流れの時も笑ってたな
キン肉マンの代わりに変な豚(キング・トーン)がかつてのヘラクレス・ファックトリーで授業を受けていたってウルフマンが語ったら全員で大爆笑したとき
腹押さえて笑っててキン肉マンに「笑いすぎじゃお前は」とゲンコツくらってたほどに
フツーに心から笑ってるじゃあないか
しかもあの会議はレジェンド超人達の集いなのにしれっとフランスのルピーンとかザ・キンターメンとかも参加してやがったよな
「学校(ヘラクレスファックトリ-)を作るんだ」って言ったらルピーンが「学校~?」って今更初めてセリフを口にしてたし

とにかくウォーズメンもルパンも金玉もみんな心から笑っていた
楽しい同窓会みたいな雰囲気だった
レジェンド超人たちが皆ヘラクレスファックトリーに通っていた過去があって既に面識がみんなあったとか後付けにも程があるが
そーゆーもんを気にさせないくらいあの同窓会は良いシーンだった
でもあれは未来の話
この時点のウォーズマンは確かに心から笑うどころか他人に「誰かオレのこと笑ってやしないか?」とか「笑うなー!」とか笑いものにされることをめっちゃ嫌がる性格だった

ウォーズマンが心から笑うために必要だったもんが「プライド」だと
その定義は「己の行動すべてに責任をもつこと」だそうで
確かにプライドって定義も解釈もめちゃくちゃ広くて曖昧なんだよな
オレはプライドなんてもんは持っててもデメリットしかないんじゃないかと思ってた
特に人間関係構築という中でプライドがとんでもない障害であることは間違いない
見栄・虚栄心・嫉妬・・・そういった無駄な感情を招き自分をアロガント(傲慢)にふるまわせてしまう

特にネット上だと無駄にプライド高い人間ばかりになる
Youtubeのコメント欄で誰かのコメントにものすごい数字の返信が入ってるとほぼ確実に「口論」があることがわかる
その中で見ててもとにかく「この口げんかには意地でも負けない」と命がけで屁理屈や論点ずらしの応酬でヤりあってる醜い光景が展開されている
例え自分が間違ってると感じても絶対にそれを認めて素直に謝るなんてことはない
例え自分が間違っていようと意地でもそれを納得させようと絶対に譲らないし「退かぬ・媚びぬ・省みぬ」のように永遠と決着のつかない不毛なバトルにあけくれてる
それは・・・血を吐きながら続ける悲しいマラソンなのに

大したことしてなかったりルサンチマンに満ちて生きている人間に限ってなぜか無駄に高いのがプライド
それこそ上述したような「論戦」を繰り広げるのはニートに多いと言われているしオレもそうだと思う
「ミートくん」ならぬ「ニートくん」のように「何も持たない人間」になるとなぜかプライドだけは異常に高い
「満たされない人間」ほどプライドは高くなる謎の逆転現象がある
これは何なのか?
だからプライドって悪いイメージの方が多い

でも職人仕事のようにプライドが必要な仕事もあるだろう
自分の仕事に責任と誇りをもつ
今回ウォーズマンが言う通りの「プライド」
そういうプライドなら必要なものなんだろう
要するにベクトルが自分自身に向くプライドなら良いもので、他者に向くプライドが無駄なもんってことなのかな
まぁプライドが高いと自信が高くなる側面もあるからそれはそれで行動力や決断力や決定力にも影響するよな

なんだか哲学的な話になってきちまったがとにかくウォーズマンはプライドが大事だと
他人に依存する他人軸の生き方でなく、すべて責任が自分に降りかかるけど満たされた人生になる自分軸の生き方が良いと
これって会社勤めなら経営者の「大人のオモチャ」としてコキ使われヤりたくもない仕事ヤらされパワハラセクハラされ人生の貴重な時間を搾取され続け利用されるだけの人生で心から笑えないけど生活の保障がある生き方と
独立して起業までいかなくてもフリーランスとしてでも自分のやりたいことで生活できればば生活の保障もないが自分がヤりたい仕事をやれてヤりたくないことはヤらない納得できる満たされた生き方
その違いみたいなもんだろうな
だからオレは会社員なんて辞めて独立することをいつも薦めているんだ

個人事業主だろうとフリーランスだろうと自分にすべての責任が発生する
各種社会保険だって全部自分で払わなきゃならないし、いい加減な仕事すれば信頼を失い仕事を失い収入も絶たれる
だから「プライド(責任感)」が必要な生き方になる
でも「この仕事をやる」と自分で決めたことをやる納得感を持って生きることができる
会社勤めならヤりたくないことやめんどくせーこと押しつけられてウンザリすること何度もあるし「こんなことやって何の意味があるのか?」と疑問に思っても経営者のために文句言わずヤらなきゃいけない
常に不満やストレス抱えながらの生き方だからな

ウォーズマンはついにペシミマンも「トモダチ」認定までした
ロボ超人同士だしオニキスマンも含めてみんな仲良しになれそうな雰囲気はある
なんならステカセキングとかミスター・VTRとかそっち系の超人みんなトモダチになれそう
だが全身を覆うドロドロした○ペルマみてーなサファイア製コーティングがついに前進を覆っちまってカチカチに固まっちまった
マンリキはかつて自分をブッ殺したパロ・スペシャルが未完に終わり涙を流してまで「アーッ!ウォーズメン」と絶叫してる
そこまでウォーズマンに思い入れがあったのか?

ペシミマンはさらに大技を持ってたようで「ララミー・ジャンゴ」なるエグそうな落下系の技で鉄柱にウォーズマンの脳天を叩きつけた
今回はここで終わったからどうなるかわからない
普通ならKOされてるっぽいがだがさすがにここまでの流れでウォーズマン負けさせるのも考えにくい
大技が決まった瞬間に話終わるときは大抵次回でそれを乗り切ってる展開が多いが最近はそう思われていることを察してかストレートにそのままKO負けみたいな流れも増えてきた
予想が難しい
まぁ予想なんかせずに素直に次回を読めば良いだけなんだろうけど

キン肉マン 週プレ最新作 第486話 「倍プッシュの大博打!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)は以上
次回は4月7日発売です
プライドは大事
予想はよそう

タイトルとURLをコピーしました