キン肉マン 92話 完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)の義務!!の巻

キン肉マン 週プレ 第92話 「完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)の義務!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
めちゃくちゃカッコいい登場から2週間引っ張られたプラネットマン
仮面の貴公子誰かさんみたいにハンモックで寝たい気分だったのかもやしれません
顔面はもはや存在を否定された惑星バルカンが剥き出し(ネイキッド)
さらに太陽系の「惑星」としての定義を外された冥王星が燦然と輝くその左足を前面に押し出してのポーズ
どちらもあまり触れられたくない部位なのに敢えて最前線でアピールするゆでたまご先生の矜持
「待て!テリーマン。お前だけにいいカッコウはさせないぜ!」の時のウルフマンの描き方とは大違いです
たまりません
するとグリムリパー・・・いやさサイコマンは「おっと、私としたことがここに来た理由を忘れましたよ。あなたでしたか超人墓場の私の自室を荒らしていたコソ泥さんは」とバルカンに語り掛けます
バルカン野郎は「カカカ、悪趣味すぎて盗りたいものなどなかったぜ!お目当てのダンベルもなかったしなぁ。そうなりゃオレの盗るべきものはただ1つ・・・お前の命だよ」と凄みます
「都市伝説惑星」バルカンがさらにドUPになってより一層複雑な思いがこのオレの心の中をかけめぐります
たまりません
サイコ野郎はニャガニャガ言いながら「面白いことを言いますねぇ~。ゴールドマンは地上に降りてユーモア教室でも始めたんですか?」と茶化します
「墓場にいる時は大変気難しくて、デキもしないことは絶対に口にしない男だったんですがねぇ・・・」と遠回しに冥王星野郎が自分に勝つなど「デキもしないこと」と凄みます
「オレは実力もないのにデカいことを言う奴が嫌いでな」のカプリコーンのシュラ先生のようなセリフです
下で見ていたバルセロナ市民が騒ぎ始めます
イタリーのピサ市では日本人みたいなイタリア人描写でしたが、
今回はそれなりにスペイン人っぽいかな・・・ってあんま国が変わっても人物描写は変わらないなぁ(笑)
そしてバッファローマンもモニター越しではラチがあかないとバルセロナへの瞬間移動(テレポーテーション)をブラックホールにせがみます
しかしブロッケンJr.が「待てよ!おまえの言うことはわかるが、でもオレたち正義超人だっておまえら以上に闘えるんだ!それなのに黙って見てろと言うのか?」とバッファローマンの肩を掴んで静止します
若く血気盛んな青年将校状態のブロッケンは言いたいことをすぐに口にして先走ってしまうタイプ
一方で年長者のラーメンマンは何も言わず「・・・」と何か考えがあるものの見守っている様子
どちらも「バッファローマンと肉体関係があった男たち」ですが接し方は対照的
つか闘将拉麵男ラーメンマンはこの場面に出てきてから何もしゃべってないんだけど(笑)
先走り液ばかり「同じソルジャーチームで闘った中なのに」などとバッファローマンに噛みついてばかり
しょっぱいです
バッファローマンは肩にかけられたブロッケンの手を優しく握り払います
握手を求めてきたテリーマンの手は手荒に払いのけたのとは大違いの対応です
「とにかく今回はお前らの手は借りん!これはオレ達悪魔超人の闘いだ」と闘いの挽歌みたいなセリフを吐く
カプコンです
そしてB・Hの瞬間移動技「ロケーションムーブ」で一瞬でバルセロナに移動しちまいます
これつくづく便利な技ですね・・・
一瞬で世界中のどこへでも・・・
ほしい・・・
置き去りをくらったアイドル達・・・
キン肉マンは「フン・・・相変わらず1人で何でも背負おうとしやがって」とバッファローマンのことを理解している発言
テリーも「あぁ、まったくだ」と同調
そしてとうとう7Fから降りてこなかったウォーズマン
7Fまで行くのもやたら時間かかっただけにそんなすぐに降りて来れないのかな・・・空飛べるのに(笑)
サグラダ・ファミリアに突如現れたこって牛とBHにサイコマンが「いやぁ、来ていただいたところすみませんが、あいにく先客がいましてね」と長旅の労をねぎらいます
プラネットマンも「出戻りのバッファローマンじゃねぇか。まさかこんな所で顔を合わせるとはなぁ。さすがのオレも驚いたぜ」と声をかける
「あぁ、オレもそうだ。だからぜひ教えてくれ。そこの気持ち悪い野郎もそうだが、なぜアンタまでここにいる?超人墓場に向かったはずだろ?」とバッファローマン
「あぁ、他の悪魔騎士と共に超人墓場に降り立ったオレは、“拾”の表示がある“始祖の門(オリジンゲート)”を抜け、完璧・拾式(パーフェクト・テンス)の討伐に向かったはずだった。だがたどり着いた先の部屋はもぬけの殻。なにか手がかりはないかと家探ししてみたら、その部屋から直結で開く怪しい時空の歪み(旅のとびら)を見つけてな。そこへ飛び込んだらここへ出てきた。そうしたらコイツがいておまえらとモニター越しに会話してたってわけだ」とここまでの経緯をつらつらと述べるプラネットマン
ここでサイコマンの部屋の中が描かれましたが、可愛らしくも不気味なぬいぐるみや装飾に包まれた確かに悪趣味な空間として描かれています(笑)
普段サイコ野郎はニャガニャガいいながらあのぬいぐるみを抱っこしたりしゃべりかけたりしてるんでしょうか?
さらには・・・もっとすごいことも・・・
たまりません(>_<) まーでもウン十億年も生きているわけですから、ひまつぶしの為にいろいろ変な趣味を持つのも仕方のないことなのかもやしれませんねぇ 人類が誕生する以前の恐竜しかいない時代などはTレックスたちとお相撲さんごっこでもして遊んでいたのかもやしれないですし 永遠の命というものもありがたいのか返って不幸なものなのかわかりませんねぇ・・・ バッファローマンはこれでグリムリパー=サイコマンが、試合中にプラネットマンが自分の部屋に侵入し、時空の歪み=旅のとびらを勝手に使って守らなければならない「秘密」があるサグラダファミリアに移動しようとしたから敢えて負け芝居を打って試合中に姿を消したのかとすべてのシナリオを理解する 敗北=自害という完璧超人の掟を反故にしてまで サイコマンはニャガニャガ言いながら「普通にその場を離れたらネメシスさんに咎められそうでしたから」と明かす そしてさらに「負けたら自害」の掟はは一般の完璧超人たちを真の“完璧”に近づけようという親心に則った教育上のルールであり、既に完璧を極めた完璧超人始祖はそんな次元を超えた所で生きている。だからそもそも“適用外”だと勝手な主張 ミラージュマンやアビスマンやペインマンごときが「完璧を極めた」だと? ずいぶんチンケでハードルも低い“完璧”なことで・・・ 「他の仲間を犠牲にしておいて・・・きさま・・・」とバッファローマンは憤ります 「犠牲?何を言ってるんですか。彼らはそれを受け入れて完璧超人の門を叩いてきたんですから、犠牲だなんて思ってませんよ。それに彼らを含めた万物の長である私たち完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)がいなくなってしまえば、誰がこの世の秩序を維持していくんですか?私たちはその為に永遠の時を生きる義務と責任があるのです!」と返すサイコ野郎 「誰も頼んじゃいねぇよテメーらなんぞに!」と至極正論を咆哮するバッファローマン しかしサイコは「そう・・・頼まれなくてもやっている。素晴らしいボランティア精神ですよ。我ながら大したものだと思っています!」と満面の笑みで「ホーホホ」と笑うオカマっぽいムーブ スプリングマンに散々「オネェ野郎」とコケにされてましたからね とにかく完全に病気です 話し合ってわかりあえる相手ではないのは明らか バッファローマンも「くっ・・・将軍様が動くのも納得だ。こいつらマトモに話になりゃしねぇ」と納得 相変わらず無言で何もしゃべらないし会話にも加わらないブラックホール これがスプリングマンだったら4000歳の大の大人中の大人が大人気なくギャンギャン吠えまくるんだろうが B・Hってジャンプ連載時代はこんな無口じゃなかったでしょ 何でこの新シリーズではこんな無口キャラになってんだ(笑) まるでダイの大冒険のミストバーンみたい 「将軍様のお言葉はすべてに優先する・・・」って感じ? ここでサイコが「ですがね」と話を続ける 「私たち完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)にも一般の完璧超人とは別の特別な自害の掟があるのです」とのこと 「なんだと?」と食いつくバッファローマン 「完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)が自らの死をもって償う時・・・それは全宇宙から我々以外の一般の“超人”という存在が絶滅してしまった時です」と衝撃の事実をカミングアウト 「これはあの超人閻魔サンが自らを制定し、我ら完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)を含む11人のこの世の長(おさ)に課した最後のルールなのです。私たちは私たちなりにそうならないように知恵を絞って、上手にこの世を管理運営していかなくてはならない。この世のことを私たちなりに考えているわけなんです。それだけは何卒ご理解頂けると幸いです」と長いセリフを吐き終わりました その秩序を守り、超人の絶滅を防ぐために「イレギュラー」を粛清しようとしているということか 「ケッ・・・そんなものおまえらのエゴじゃねぇか」と後ろから声をかけるプラネットマン 「誰も頼んでいないことを自分たちのルールで勝手にやって偉そうな顔してやがる。この世はお前らのモノじゃねぇ!オレたち悪魔超人のモンだ!」と咆哮しながら強烈なジャンピングニーでサイコマンの顔面をとらえサイコマンはニャガニャガいいながら早くも吐血 スニゲーターみたく「人間達にまでなんてことを・・・」とか悪魔のくせに妙に正義っぽくなるより、「この世はオレ達悪魔のモンだ」と悪魔らしくふるまうプラの方がキャラとしては立っていて良いですね 空中でジャンピングニーをくらったサイコマンは落下しながら「出でよ処刑(キリング)リング」と何かのスイッチをカチッと押します するとサグラダファミリア中央塔内部からリングが現れました 「どうですか。まさかここにリングがあるなんて驚いたでしょう」とサイコマン 「なぜか?これはこの地に隠された秘密に気付いて荒らしにくる輩を処刑するため用意されていたんですよ。太古の昔からね・・・」とおどろおどろしい歴史を語るサイコマン 背景にはリング上に横たわる無数の死体をリングサイドで突っ立って腕組して見つめるゴールドマン・シルバーマン・ミラージュマン・アビスマン・ペインマン・ワイルドガンマン、そしてそのさらに背後に超人閻魔が描かれます プラネットマンもこの無数の遺体のように処刑されてしまうのか 一体この地に隠されている秘密とは何なのか? 話が盛り上がってきたところで今回は終わり ------------------------------------------------------------------- 次週煽り見出しは「次回、“処刑場”でのバトルに早くもクライマックス・・・!?」とある ゆでたまご先生はこのプラネットマンという超人を「闘い方が描きにくく早く次の闘いに移りたくてしょうがなかった」と語っていました 7人の悪魔超人のミスターカーメン同様「ゆでたまごに愛されなかった男たち」の1人です カーメンがあっさりクラッシュマンに蜂の巣ミンチされたようにプラネットマンもあっさりサイコマンに処刑されちまうってことでしょうか?? ジャンクマンが勝ってしまう以上、どっちが勝つか予想するのは本当に難しい 少なくとも忍者・サンシャイン・阿修羅の3人はマジで勝つか負けるかさっぱり予想つかない でもさすがにこんだけあれこれ重要な位置づけで登場してきているサイコマンがここでプラにやられるのは考えにくいと思える どう考えてもこれは「負けバトル」・・・ ただ、バッファローマンとBHが現地に飛んでいるからプラがやられるかやられそうになったらすぐにでも飛びかかることはできる状況 でもここでまたバッファローマンとサイコマンの「再戦」に突入するのもどうかと思うし、読者的にも忍者やサンシャインを先に見せてほしいというのが正直な気持ちではある それだけにバッファローマンとBHをバルセロナに移動させちゃったのはまずかったような気もするけど・・・ ゆでたまご先生には何か考えがあってのテレポーテーションだったんでしょう とにかくプラネットマンがどこまでやるのか見届けてあげたい バルカンだって冥王星だっていいじゃないか 人面疽(人面プラネット)で完璧超人始祖連中の顔を浮かび上がらせるとかね でもまだ登場していない超人が3人もいるしゴールドマンとシルバーマンは味方みたいなもだからムリか あとはプラネットリング気円斬でまた自らの首を跳ねないようにご用心 当然反省はして対策はしてきているだろうけどサイコマンのイグニシォンドレスと激突して相殺されそう とにかく「頑張って下さいよ」と・・・ それしか言えねぇ・・・ 絶望への反抗って感じだよねこの闘い 悲壮感漂いまくりで たまりません(>_<) キン肉マン 週プレ 第92話 「完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)の義務!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上 次回は5/19発売です

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