キン肉マン 週プレ最新作 第176話 「歴史を変える一日!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
いろんな引き伸ばし事があった悪夢のような夜が明けた
肉体回復装置(メディカル・サスペンション)が解除までのカウントダウンを始めた
10 seconds ・・・ 5 seconds ・・・ 3 ・2 ・1 seconds to go ・・・
そしてネメシスのカプセルが「ウイーン」という音をたてて開かれた
女子トイレの中から「ウイーン」という音が聞こえたら困るけどネメシスのコテージから聞こえたなら大丈夫
カプセルから出るや否や「いよいよだな。今日限りだ。キン肉族の歴史はこのオレが終わらせる」とさっそく物騒な発言をかますネメシス
ロビンに折られたアバラやラーメンマン戦の蓄積ダメージも癒えて、これはもう完全に「完肉マンGo Fight!」状態
一方、キン肉マンのコテージでもキン肉マンがさわやかな朝を迎えていた
「ウ~ンよく寝た~っ!体調はバッチリコンだわい」と語り、「バッチリコン」の意味がちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態ではあるが、とにかくさすが肉体回復カプセルと言うだけあってめっちゃ快眠だったご様子で気持ちよく伸びをする
昨夜はさんざんビビりまくってそれ絡みのストーリーで3話も引っ張ったくせに・・・
「バッチリコン」ってなんだよ?
ウォーズマンの逞しい太ももの上で寝ていたミートくんは「いやぁ、しかし王子が朝までおとなしくここに入ってくれるとは思いませんでしたよ。ボクはてっきり夜中に逃げ出すものかと」と口にしてさすが過去にキン肉マンの逃げ癖に一番苦労させられただけあって核心をついた一言を投げかける
キン肉マンは「ギクッ」としながらも「そ・・・そんなわけがないだろう。ワハハノハ」・・・と、まさに「笑ってごまかせアッハッハ」なキン肉マンボイズムを示してくださる
そして急にマジなツラになってウォーズマンと見つめ合うキン
キンは「ウォーズマン、昨夜はお前にひどいことを言ってしまった。すまなかったな」と昨夜の「マグレ」発言を改めて謝罪する
「あぁ、お前の本当の力を知っているのはお前自身より闘ったオレたちだ。それを今日闘うネメシスにもちゃんと見せてやること。それが今日お前のやるべき仕事だ」とビシッと指さしながら冷静に語る
「オレたち?」と今度はミートがちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態に陥る
どうやらストーリーは描かれなかったが昨夜の夜逃げ後にウォーズマンとも語ったみたいねキン肉マンは
「なんでもない。さぁイクぞ!ミート」と話を切り替えて「今日は甲子園で逆転満塁ホームランじゃ!」と高らかに予告満塁ホームラン宣言をキメるキン肉マン
これはもう・・・完全に「キン肉マンGo Fight!」状態です
たまりません
でももうキングコブラ戦で助けてくれた掛布は引退しちまってもういないんだよ?
2016年の今のことじゃなく1990年時点の話でも既にいないんだよ?
「蚊のカッちゃん」とか言ってる場合じゃないんだよ?
そういや所さんの番組に掛布をモチーフにしたガキが出てたよな?
所さんのまもるもせめるも
キンターマンのまもるもせめるも
とにかく甲子園までは引っ張りもなくすんなり移動
サラッとテリーマンも杖をついてちゃんと控室に来ている
問題の左足がどうなってるのかが右側からの角度で描かれているからまだわからない
とりあえずドス黒く変色した腕は一晩でもとに戻っている
もはや超人レベルすら超えているのではと思えるほどの相変わらずすさまじいテリーの回復能力
マックスラジアルに皮膚をめちゃくちゃにされて肘の骨が露出までしていても数時間で元通りになるだけある
キンは控室の長椅子に腰かけて「試合をする腹は決まっているつもりだが、甲子園には嫌な思い出があるからのう。今日の観客たちはどうせ阪神巨人戦を観に来たんであろう」とまたボヤき始めて、かつてラッキーゾーンで試合させられたトラウマが再発している様子
そこで試合してなきゃキングコブラに脳ミソチューチューされてブッ殺されてたくせに
その後はきっと超人墓場で未知やすえ状態に陥ってたくせに
怖かった~
一方、ネメシスの控室
ネメシスが何か上を向いている・・・
次ページに進むと・・・デカッ!閻魔様が思いっきり見下ろすように立っているではないか!
ちょっとまてここまで身長差ないだろこれ!
ネメシスも身長は205㎝あるから超人の世界でもそこまで小さいほどではないはず
一方閻魔様は290㎝と超人の中でも大柄な部類だがこれってネプチューンキングと全く同じ数値なんだよね
ちなみに体重の320㎏も同じ
これ単にストロング・ザ・武道とビッツ・ザ・武道の数値をそのまま引用しただけでは?
最低でも身長350㎝なければこんな一方的な描写にはならないぜ
おすし100人分を頂こう
205㎝のネメシスでこんな身長差があるんじゃ185㎝のキン肉マンが閻魔様と闘う時はどうなっちゃうんだ
もう大人と子供じゃないか
既にこのネメシスの時点で身体の高さや肉の厚みなど大人と子供みたいな体格差だが
さすが元・太古のやたらゴツい超人の神だけのことはある
まー「北斗の拳」のラオウとか「魁!!男塾」の大豪院邪鬼など10メートルはありそうなほど誇張するよりはね
ただあの2人は初登場の雰囲気もあっての視覚効果だったからちょっとこれとはワケが違うっちゃ違うけど
ネメシスは最初は無量大数軍(ラージナンバーズ)の同僚として対等の立場のタメ口だったストロンゲスト武道に対し、いつの間にか最敬礼状態での対応になっている
ただネメシスの完璧入りの経緯や性格からして例え誰に対してであってもここまで平身低頭に腰が低い対応するのも変な気はするけどな
何物にも服従しない一匹オオカミ的な雰囲気あったのに
いつの間にか閻魔様の犬みたいになったり・・・完璧超人の仲間に対する友情パワーを発動させたり・・・
で、閻魔様は「あれほどいた無量大数軍・完璧超人始祖・・・我が軍の精鋭たちも次々と姿を消し、とうとうここに残ったのは私とお前の2人だけとなってしまった」とネメシスに語り掛ける
「精鋭たち」であの程度の強さだから問題なんだよ
精鋭であの程度じゃ「主流派」とやらのザコどもはもうカナスペレベルのザコじゃないかとさえ思える
ネメシスも「完璧超人ともあろう者たちが嘆かわしいことです」と言葉を返す
そりゃ「完璧」を自画自賛する連中がたった1日でほぼ全滅させられてんだから当然
ニンジャやサンシャインやジャンクマンに負けた始祖やブラックホールに負けたラージナンバーズの醜態
ザ・マンは「ネメシスよ。なぜ私の元を去ったシルバーマンの子孫であるお前をこの私が完璧超人として受け入れたか話していなかったな」と、これから大事な告白を打ち明けようとしているご様子
ネメシスは「無理もありません。私はあなたが超人閻魔様だとは知らなかったのですから。これまでの数々のご無礼をお許しください」と語り、ますますキャラ崩壊レベルの腰の低さを見せる
閻魔は「いや、非礼はこちらだ。お前をずっと欺いていたのだから。だが私は嬉しかったのだ。お前はあのシルバーマンの子孫であるにも関わらずそれでも完璧超人の門を叩いてきてくれた。もし、やつが私の元を離れずずっと完璧超人として暮らしていたならば、きっとお前のような光景者を育てていたに違いない・・・と考えてしまってな」と語りネメシスの肩に手を置く
「もったいないお言葉」と返すネメシス
そんなヘコヘコする姿は似合わないぜ
糞閻魔は「私はお前こそが完璧超人始祖としてのシルバーマンの正当な後継者だと思っている。そのお前ならわれら完璧超人の行く末を託すことすらやぶさかでない・・・ともな」と、なんだかネメシスだけが生き残ったからとってつけたような称賛・絶賛を繰り返す
糞上司や糞教師がよく口にする心のこもっていない嘘バレバレの「俺はお前に期待してるんだよ」みたいだ
こんなの言われても全然嬉しくないわ
1人生き残ったから「お前には完璧超人を託せる・・・期待している・・・嬉しかったんだ・・・etc」って
まーそれでもネメシスが実力者であることは間違いないけどさ
ネプチューンマンもこれからの完璧超人界に必要な男だと言ってたし
多分ネメシスは今後も生き残るキャラになりそうだね
ゆでたまご先生はこのキャラを「育てる」つもりなのかもしれない
昨年の「超人総選挙2015」では36位で人気ではかなり低かったけど
逆に11位だった人気超人のガンマンや4試合も描いてプッシュしていたサイコマンはあっさり退場させたけど
ただネメシスは「負けたら自害」のラージナンバーズの一員だ
敗北はほぼ決定的の「対主人公(しかも4年ぶり)」戦で負けるのはほぼ確実だ
散々と負けた仲間に自害を強く迫っていてポーラマンなんか自らトドメを刺したほどだ
それでいて自分が負けたら「僕は死にません!あなたが好きだから!!」じゃ話が通らないのでは
自害の追求から逃げ切ったピークア・ブー以外の「自殺を強要された」者たちに申し訳が立たないのでは?
勃ってきた・・・
ネメシスは安っぽい「お前には期待してるんだよ」的な閻魔の激励に大いに感動したようで、片膝をついて「閻魔様にそこまでご期待頂けて、このネメシス光栄の至りでございます!」と平身低頭ぶりの一途を見せて、どんどんどんどんスケールの小さい男になっていく・・・
座るのが大好きな閻魔様は控室の長椅子にズンッと座ると、その重さに長椅子がひん曲がってしまっている
こりゃ絶対320㎏以上あるな・・・
少しダイエットした方が良いのでは・・・閻魔様
筋肉もあるんだろうけどその腹はどう見ても・・・
そして閻魔様は「私は何か間違っていたのか」とネメシスに問いかける
昨日一日シルバーマンやジャスティスマンやゴールドマンに突きつけられた思いに心が揺れ動いているご様子
一切聞く耳持たないみたいなポーズは示していたけど実はそうでもなかったのね
揺れる想い
ネメシスは「何を仰せられる!そんなことはありません!少なくともキン肉族に捨てられた私はあなたの生み出した完璧超人の理念に救われた!あなたが受けいれてくれなければ私はくだらぬ下等超人どもの妬みそねみと劣等感の復讐対象としてこの世から消されていたのです!それを救ってくれたのはあなただ!真に力と誇りある者だけが生き残り、世を導く!その教えに何1つ間違えなどありません」と感情的にまくしたてる
これはもう・・・完全に「炎の完肉マン」状態です
今日の勝負は並じゃないぜ?
だがネメシスよ・・・アンタの生い立ちには同情するよ・・・
でもな・・・今のお前自身もキン肉族に対する妬みそねみで復讐に狂っている状態なのがわからないのか?
結局憎んで憎んで恨み続けている昔のキン肉族の連中とお前は行動原理が同じ穴のムジナなんだ
それはとても悲しいことなんだ・・・
気持ちはわかるけどさ
お前は男だ
閻魔様はちょっと自分の考えに自身がなくなってきていたようで伏し目がちではあるが「あぁそうであった。確かにそれが最初に私の抱いた理念だった・・・」と、力なく言葉をひねり出す
昨夜は一睡もできなかったんだろうね
意外とsensitiveな一面を見せて心がブレ始めている閻魔様
ネメシスは「ご安心ください!あなたが生み出した完璧超人の教えの正しさは今日私が証明してみせましょう!あのキン肉スグルを倒し、葬り去ることで!」とすっかり感情的に突っ走っている状態
オレは炎の~完肉マン♪
すると閻魔様は迷いが断ち切れたのか「グォッ!」と立ち上がる
デ・・・デカい・・・
もう頭が控室の天井についてしまっている
確かに日本の建造物は日本人の身長に合わせて作っているから背が高い外国人は頭をぶつけることが多い
でもそれも徐々に考慮されるようになってきてはいるけれど・・・
1990年当時の阪神だって前年大活躍したセシル・フィルダーのような大型外国人選手だっていたのにね
とにかくあまりにもデカいザ・マン!
長さも太さもビッグすぎる!!
あ、デカいってアレのことじゃねーぞ?
間違えるな?
ザ・マン
テ・マン
そしていつもの血走って充血した目に戻った閻魔様
「うむ、頼んだぞネメシス」と言葉を返す
そしてその血走った眼をクワッとさらに見開いて「期待している」と告げる
自分の考えは間違ってないと自信がみなぎって血流もみなぎった眼に戻ったのだ!
男だったらやっぱり自分の矜持には自信を持たなきゃいけないもんな
超人閻魔よ・・・You are the man!(お前は男だ!)
ネメシスもそんな血走っておぞましい表情で激励されて気合が入らないわけがなく「ハッ!この私の命、完璧超人の理想のために!」と命をかけての壮大な闘いを示唆するお言葉で読者のテンションも上げる!!
これはもう・・・完全に「完肉マン旋風(センセーション)」状態です
そしてノックの人間バージョンみたいな係員がリングインの準備を促しにやってきた
キン肉マンはマントは羽織っているが口元はキン肉族戦闘スタイルのフェイスガードで覆っていない
あれやると思ったんだけどなぁ
そこまでする相手じゃないってこと?
キン肉マンはどうやらまたラッキーゾーンで試合をやると思い込んでいるようでラッキーゾーンのある外野行きの通路を歩み始める
あぁテリーマンの足がようやく露わになったがやはり左足は何もないままか
そんなパンツ一丁で剥きだし(ネイキッド)にしていないでジーンズでもはけば良いのに
「野球の邪魔して審判や監督に怒られても私は知らんぞ~」とミートにぶつくさほざいて、いつまでもラッキーゾーンでの試合しか頭にないキン肉マン
当時の中村勝広監督も藤田元司監督もそんな怒る性格じゃないでしょ
その頃の中日はめっちゃキレやすい監督がまだ若くて一番血気盛んだった頃だけどね・・・
ま~そんなことはともかく甲子園の内野へと続く通路へ歩を進めるキン肉マン
次回はその圧倒的な雰囲気にのまれて足がすくんでしまうとかで1話引っ張ったりしないよね?
「次回、キン肉マン、闘ってくれるんだよね・・・!?」的な不安がまたよぎってはいるが・・・
そんな次回は祝日絡みで休みなので2週間後の内容に期待しつつ今回は終わり
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どうやら完璧超人側は増軍もなかったようで
やっぱりこの2人が最後なのかな
「たった2人の最終決戦」みたいな雰囲気になってきたよね
ジ・オメガマン・・・
そしてキン側も真弓やアタルが駆けつけている様子がない
甲子園が舞台ということを差し引いても真弓が来ないのはなんか不自然んだなぁ
昨日1日であれだけ激しい闘いがあった後だってのに
そしてやっぱり「甲子園」で「真弓」がいないのはダメでしょ
もう真弓が元々は西武の選手だったなんて誰も知らないんだろうね
あ、西武じゃなくて西鉄か・・・じゃなくてクラウンライターか
とりあえず次回で試合がすんなり始まってくれる事を期待したいけれど・・・
この2人の試合だから10話近くは割くだろうし・・・
決着がつく頃には夏が終わって秋になっていることだろう
読書の秋・食欲の秋・性欲の秋
楽しみだなぁ~
綺麗な紅葉でも見に嵐山にでも行こうかな
とりあえずセコンドはテリーとウォーズともちろんミートくんの3人だ
案外アタルがレフェリーとして待ち構えていたりしてね
ぶっちゃけ出てくるならアタルもネプも闘ってほしいんだけどね
とりあえず、次回ですんなり試合が始まることを祈りましょう
でもキン肉マンが甲子園の雰囲気に圧倒される様子だけで1話引っ張られる嫌な予感もする
また漏らすのかな
キン肉マン 週プレ最新作 第176話 「歴史を変える一日!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は7月25日発売です