キン肉マン 182話 サダハルとの約束!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第182話 「サダハルとの約束!!」 感想(あらすじネタバレ含む)
ついに甲子園に現れた「MAYUMI」
いくら甲子園だからって真弓明信じゃあない
田中真弓でも五輪真弓でも大空真弓でもない
なんつったってキン肉真弓だ!
あのアイアンクローやってるだけのバカがついに新シリーズ182話目にして初めて脚光を浴び始めやがった!!
そしてついに真弓のほぼ謎に包まれていた過去が本人の口から語られる
口でしてあげるって感じ?
真弓やハラボテ・マッスル(委員長)の全盛期の姿が見られるのかと思っていたが違った・・・
さらに話は遡りなんとこの2匹が幼い子供の頃の話だった!!
そこでネメシスと邂逅したってことなんだろう
つまりこの2匹が生まれてこの歳になるまでネメシスは牢獄にいたことになる
おいちょっと待て~い!
待たれい!!
確かネメシスは兄・キン肉タツノリが王位に就いてすぐに処刑が決まり10日後に執行されるということになってその間に牢獄を抜け出したんだろ?
真弓が生まれてこの時何才だ・・・見る限りじゃ少なくとも5才以上・・・下手したら10才近くになっているこの間ずっと牢獄に残っているわけないだろう!!
それともタツノリは王位に就く前に既に結婚していたのか、あるいは性欲が抑えきれずもう我慢できず、どこぞの女とドピュドピュ楽しい婚前交渉で先に真弓を出産させてからできちゃった婚を経て王位に就いたってことなのか?
どっちみち王位戴冠より結婚が先という・・・
まー譲位のタイミングは先代の王の判断次第みたいだからありえないことでもないのかそれは・・・
必ずしも未婚の状態で王位戴冠しなきゃいけない決まりなんてねぇもんな
どの国の皇太子も大抵結婚しているし
そうかもうあの段階で真弓は生まれてたのか・・・
童貞のまま王位に就いたキン肉マン(スグル)の人生だけを見てモノを語っちゃいけないな
原作ではビビンバでアニメ版ではマリしゃん
まーとにかく王に就く前に既にタツノリはヤることヤッてて真弓は生まれてたと
そして真弓とハラボテは幼馴染で、ハラボテは幼少期から「ハラボテ」という中年メタボ親父みたいな酷い名前を愛する親から名付けられていたことも判明する
虫取り網とカゴを持って楽しそうに野山を駆け回るお2人さん
もう虫取りして遊ぶ子供なんて絶滅危惧種かと思ってたけどこの夏見かけたな
父親と一緒だったから寧ろ父親が無理やりヤらせてたのかもしれないけど子供も楽しそうだった
このオレ様もガキん頃はネコジャラシを握ってる以外にもよくトンボを捕まえて遊んだもんだ
でも網で捕まえるより手で捕まえた方が早かったんだよな
あとはアメリカザリガニやカマキリもよく沢で見つけて素手で取らえて捕まえてきたな
ただザリガニは水槽がすぐ臭くなるからたマラなかった・・・
だけどカブトムシやクワガタは探しに行ったけどさっぱり自力では見つけられなかったな
そこそこの田舎出身のこのオレだが田舎は変な都市伝説が多いんだ
飲めば足が速くなるという岩場の清水だとか持ち上げたら強力を得られる亀石だとかいろいろあってさ
どっちも完全にデマだったんだけどね
でもそれを飲んだ奴がたまたま足が速くて亀石持ち上げた奴がたまたま喧嘩強かったからつい信じちまった
そんな都市伝説の一環で「クワガタが群がる木くずの山」というものがあってそこに行ったんだ
早朝しかいないってことでわざわざ早起きして友達と2人でね
嫌がるソイツをこのオレが無理やり引っ張って朝呼び出して連れてった経緯だ
今にして思えばよくついてきたもんだ・・・
結局どこぞの作業場の施設内なんだけど田舎だし当時はおおらかな時代だったから普通に子供が侵入できた
でもその木くずの山の中をいくら探してもクワガタなんていりゃしねぇからソイツは憤慨しちまってさ
当時のCMソングを替え歌して「行った人だけ損をする~」って延々とリピートされて苦い思い出になった
そういやこれは最近の話だけどスッポン採りをして生計を立てている人物のブログを見たことがあったな
和食店に持っていくと1匹数千円から時には1万くらいで買い取ってくれるらしいが
こないだ川に行ったときにスッポンなのかアカガメなのか微妙な亀が元気に泳いでいたんだ
スッポンだったら捕まえて店に持っていってやろうかとも思ったけどスッポンを素手で掴む勇気がなかった
そもそもスッポンじゃなかったかもしれないし
それじゃ文字通り月とスッポンだ
そもそもどこの馬の骨ともわからないオッサンが持ってきた衛生管理も怪しいスッポンなんて買い取ってくれる店があるとも思えないし
とりあえず、その夜は家に帰ってスッポンの代わりにスッポンポンになり、違うモノを素手で掴んで激しくしごいた
きもちよかった
いっぱい出た
そんな悲しい糞ったれ中年プライベート生活はともかく、幼い真弓とハラボテは虫を追いかけて森に入っていくと、絶対に入ってはいけないと言われていた禁制区域にまで侵入してしまった
それにしても子供の頃の真弓可愛くねぇなぁ(笑)
ハラボテ(ボテちゃん)はぽっちゃりしててちょっとかわいいけど(笑)
それと真弓の額のマークは現在の「王」ではなくこの頃はまだ「王子」なのである
ちなみにハラボテの額はやはり何もなく無地
アニメ版だと額に「委」と入ってたんだけどね
原作じゃほぼ一貫して無地だったハラボテ・マッスル
それにしても額のマークってエネルギーとも連動してるものだし一生変わらないものじゃないのかな?
でもそれだと小百合ママの「ママ」も子供の頃から「ママ」だったのかって話になるし
そのあたりはもう行き当たりばったりかな?
大体髭になんでモミアゲが生えてきたりするんだって話でもあるし
しかもそんな奴がなんで身長217㎝なんてサバ読みするんだって話でもあるし
さらにそんな奴がなんでアイアンクローなんてやってるんだって話でもあるし
額が「王子」な幼いころの真弓少年は好奇心旺盛だ
先述のクワガタ取りの時に連れてった奴みたいに乗り気じゃないボテちゃんを押し切って無理やり森の奥へ
すると重々しい鉄の扉で閉ざされたレンガで作られたカマクラみたいな形をした建物にたどり着く
鉄の扉の下には都合よく子供が張って中に侵入できる程度の窪みがありそこから2人は中へ入る
とにかくめっちゃ怖そうな不安そうな顔して嫌々真弓の後を付いていく委員長がめっちゃ可愛い(笑)
抱きたい
そして洞窟の中に進んでいくとかつてネメシスがラーメンマン戦の最中に3話くらい割いて語った回想シーンの中で描かれた牢に続く水路にたどり着き、そして2人はついにネメシスが幽閉されている地下牢の前にやってきちまった・・・
あの時の回想シーンのネメシスはまだ体もできてなかった年頃だった上にやつれていてかなり貧相な肉体だったが、ここでのネメシスはパンパンにバルクアップされた肉体をしていてやっぱりあの回想シーンと話がいろいろ違ってきちまっている(笑)
しかもまだ年若いころの様子だったがここでのネメシスはやつれているせいかかなり老けて見えるし
ハラボテが「真弓ちゃん」と名前で呼んでいるのを聞きネメシスは目の前の子供が兄・タツノリの子だと知る
ってことは牢に入れられる前に真弓は既にまだ王位を即位する前の兄夫婦の間に生まれれたってことか?
それか再三牢に会いに来ていたタツノリが「いや~息子が生まれてさぁ~。真弓って名前にしたんだ。ワイルドだろう~?」みたいに話していたかのどっちかだ
とにかくネメシスが「お前がわが兄タツノリの息子、真弓か」と口にすると今度は真弓が「もしかしてサダハルおじちゃんなの?」と言葉を返す
ネメシスは「なぜお前がその名を知っている?オレがここに入ったのはお前が生まれるよりずっと・・・」と、やはりネメシスが牢に入る時点では真弓は生まれてなかったことが明らかに
でもあの回想シーンはそこまで長くネメシスは牢に入っていたような描写でもなかったのに、真弓が生まれる前から入ってたってことは優に5年以上は入ってたってことになるな・・・
そしてネメシスも牢に入ってから生まれた真弓の事を名前まで知ってるってことは、やはり会いに来たタツノリから「いや~息子が生まれてさぁ~。ヤッちまったよ」とか聞かされていたんだろう
真弓自身もネメシスのことを父であるタツノリから「今は誰にも言うなよ。いいか、言うなよ?絶対に言うなよ?」とダチョウの熱湯風呂的に念押しされながら教えられていたことを明かす
真弓に対して素直に自分が叔父のサダハルだと明かすネメシス
真弓も嬉しそうに「叔父さんはやっぱりいい人だったんだ」と喚き散らす
だがここで常に不安そうなしかめっツラしているハラボテ少年が「いい人だったらなんで牢屋に入れられてるの?」とKY発言で叔父と甥の幸せな団欒のひとときをブチ壊す
幼少期のハラボテ委員長は妙に心配性で気弱な少年だったようだ
いつからなんなアロガント(傲慢)極まりない性格になっちまったんだろうか
このころはこんなに可愛かったのに・・・
サダハルはまだ今のネメシスほど刺々しい性格ではなくその頃は温厚だったようで、委員長のKY発言も「ハハハハ」と笑い飛ばしながら「大人の世界にはいろいろな事情がある。たとえ何1つ悪い事をしていなくてもこうして牢に繋がれ生活しなければならなくなることもある。特に王族という特殊な血筋に生まれてしまった以上、これもまた運命(さだめ)だとオレはこの生活を受け入れた」と語って聞かす
しかし当時まだ5才程度と思われる・・・いやもうちょっとイッてるか
小学生低学年程度と思われる真弓少年には「おうぞく?さだめ?」とちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態
つーか「王族」の意味くらい王子だったらわかるだろ(笑)
すると貞治サダハルは「真弓よ、お父さんのことは好きか?」と問う
真弓は「うん、大好きだよ」と返す
するとサダハルも「オレもお前のお父さんが好きだ」とホモみたいなことを言いながらも「だからオレはここにいる。オレが表に出ていくと兄に迷惑がかかるのだ」と続ける
また「めいわく?」と何がなんだかわからないいかにも頭の悪そうな真弓少年
ネメシスやフェニックスやミートくんのような天才児とはほど遠い幼少時代のようで・・・
サダハルは自分が表に出ていくと自分を王に擁立する勢力が生まれ、タツノリを擁立する成立と対立になりそれは国を二分する戦争になることを懸念し、「国は1つでなきゃいけないんだ」と子供たちに優しく聞かせる
「おじちゃん・・・可哀想」と同情する真弓ちゃん
サダハルは「お前が大王になる日が来たら、せめてその時代にはオレのような可哀想な者が1人もいない、そんなキン肉族を作ってくれ。頼んだぞ」と言って2人の頭を撫でてあげるちょっと泣かせるシーン
真弓くんは「うん!約束する」と力強く答えるがハラボテはなぜか口を真一文字に結んだまま
サダハルが「キミもだ」と念を押すと口をややへの字口気味の真一文字に閉じたまま「うんうん」とだけ頷くハラボテくん
既に後年のへの字口が印象的な「委員長」の面影が既にこのころから出ている(笑)
「残念ながら今のこの星は誰もが権力争いにあけくれる状況だ。タツノリはなんとかそれを変えてきっといい国にしてくれる。そんな兄の優しい意志を遠い未来にお前たちが受け継ぐんだ。なぁ、真弓、ボテちん」と、ハラボテをあだ名で呼んで2人を鼓舞するサダハル
ついに2人は涙する・・・
まるでお別れの時のような語り口だ
いい日旅立ち
最後にサダハルは「優しい大人に育つんだぞ」と今の「ネメシス」からじゃ考えられないような柔和な笑みを浮かべながら2人に語り掛けた
ここで回想シーンは終わり・・・
結局真弓はともかくハラボテ(委員長)は「優しい大人」には育たなかったようで・・・
あの優しかったあの時のあなたはどこへと問う真弓
そして父・タツノリと自分の二代でキン肉族の闇はだいぶ浄化されてきたと“実績”を語り、その根源にあった思いは父・タツノリも自分も同じであり、すべては“あなたがいたからこそ”なのだと絶叫する
そんな昔話をロープにもたれかかりながら聞き「そんなことが・・・」とかつぶやきながらしっかりちゃっかりペルフェクシオン・バスターのダメージを回復中のキン肉マン
普通格闘技の真剣勝負の最中に突然部外者が出てきて昔話して中断するなんてことありえないもんね(笑)
完全に「体力回復タイム」になっちまってるしフェアじゃねぇなぁ~(笑)
真弓先代大王は「あなたが目指したキン肉族の完成はもう間もなく父・タツノリの代から数えて3代目・・・このスグルが必ずや完成させてくれるハズ!あと一歩というところなのです!それなのにどうしてキン肉族を潰すなどとひどいことを・・・」と、少年の日のあの時のように大粒の涙を流し始めた真弓中年
そして横でしかめっ面で見てただけのハラボテ中年も都合よく一緒に大粒の涙を流し始める
ネメシスは「懐かしい話だ。確かにオレは幼きお前たちにそう言った。当時はそう信じていた。だがそれは間違いだった」と語る
そしてそこから「その後、オレは心変わりをしたのだ。それまでのキン肉族に抱いていた希望、それは跡形すらなく消し飛んだ」と字体を変化させてまでおどろおどろしく語るネメシス
最後のページはまるで殺人鬼みたいなおぞましい表情になり「今は潰すことしか考えてない」と握り拳を作ってキン肉族に死刑宣告を下すネメシス
「青春の握り拳」が代名詞だった小橋建太とは似ても似つかぬ、「怨念の握り拳」でビシッと最後をキメたネメシスの恐ろしいデビルマンみたいな表情がUPになり今回は終わり
完肉マンGo Fight!
炎の完肉マン
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てっきり真弓やハラボテの全盛期に既に完璧超人入りしていたネメシスと何らかの理由で邂逅して、特別に格闘技の指導を受けたとかそんな話だと思ったら、単に子供の頃にスタンド・バイ・ミーみたいに迷い込んだ森の中でふと出会って「優しい大人になれよ」と言われただけとか勿体付けた割に大した話じゃなかった真弓
それにしても60年以上も前の事をよく覚えているもんだ真弓は・・・
とにかくこれでキン肉マンはたっぷりこってりしこたま休めたわけだ
しっかり闘えよ!
モチ食いすぎるなよ!!
キン肉マン 週プレ最新作 第182話 「サダハルとの約束!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は9月12日発売です

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