キン肉マン 週プレ最新作 第206話 「完璧超人始祖よ、永遠に!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
悪魔将軍の新必殺技「地獄の断頭台・改!」こと「神威(かむい)の断頭台」をモロにくらった超人閻魔だが、突然穏やかで気持ち悪い微笑をたたえながら勃ち上がってきた
一体何をする気なのか・・・まだまだ闘えるということなのか、それともますますこのマンガを“そっち系”の方向へもってイきたいのか・・・ただでさえドイツ人と角界には・・・
閻魔はんはグロロロ言いながら「そ・・・そうか・・・とうとうお前は・・・壱式(ファースト)奥義を完成させたのか・・・」と息も絶え絶えになりながら口にすると突然2人が消滅しそうな画に変わる
そして「いい技だった。よくヤッた・・・ゴールドマン」と満足そうな表情でゴールドマンにガッツポーズをしながらその必殺技を讃えると「グロガァ~ッ」とか言いながらついにダウン
消滅しそうな画は閻魔はんの視界が技のダメージでボヤけていただけのことであり、閻魔野郎が完全に倒れると都合良くストロング・ザ・武道のオーバーボディーが全て破壊され、都合良くダウンカウントもテンに到達
そして都合良くエアーズロックにかつてあった古代の岩山の高さで停止していたストロンゲスト武道の竹刀も武道の元へカランコロンカランカランコロンとまるで鬼太郎の下駄みたいな音を立てて落ちてくる
音は鬼太郎みてーだけど、閻魔様の素顔(やたらゴツい太古の超人の神の素顔)ってよく見ると・・・きたろう(「ゲゲゲ」の方じゃなくてBSで酒場巡りばっかりしてるオッサンの方ね)に似てるよな?
目が細いからかな・・・
たまりません
それと同時に委員長(ハラボテ・マッスル)の糞野郎が試合終了のゴングを要請し、ついに大ボスVS超大ボスの闘いは格下の「大ボス」が「超大ボス(ラスボス)」をブッ倒すという下剋上で幕を閉じた
しかしラスボスを主人公以外が倒しちまうってのはどうなのか・・・そんなこのオレの甘く切ない複雑な思いを知りもせずこって牛は将軍様の元に駆け寄り抱き着くという「悪魔が絶対にやらないこと」をしてのける
悪魔ともあろうものが試合に勝った仲間に駆け寄って抱き着くとか・・・
ヤッてることはまるで正義超人の権化とも言うべきテリーマンと変わらないバッファローマン
やっぱりコイツはどんなに悪ぶっても悪になりきれない「根っから正義」・「根っからいいヤツ」なんだろう
たまりません
一方、完璧側はさすがにクール
ブッ倒れている閻魔はんの元に駆け寄ろうともせず静かに見つめているだけ
そしてネプチューンマンが貞治の肩に手をかけておたがいコクリと頷くだけでブーは完全無視
ニュージーランド出身のブーだけに祖国のお隣りの国で闘ってるのに蚊帳の外は心外だろう
そもそも「いないいないばあ(Peek-a-boo)」なんてふざけた名前をいつまで名乗ってるつもりだコイツは!
いい加減にしろ!
そして我らが愛するキン肉マンはまたも涙を浮かべている
なぜかはわからんが泣かずにはいられないとのこと
異常なほど涙もろくなってうつ病の心配まで出てきた感があるキン肉マン
ミートはそんなことを感づかせないために「僕も同じです」とさっきまで泣いてなかったのに嘘泣きして同調
いいヤツだなミート
お前みたいな執事がいたらどんだけいい人生を歩めることか
にしてもよ~、やっぱり「ラスボス」が主人公以外にやられちゃダメだべ(´~`)
神威の断頭台もどうなのかな
地獄の断頭台と見た目大差はないようだけど・・・
まるで秋山準のエクスプロイダーとリストクラッチ・エクスプロイダーの違いみたいなさ
でもやっぱり違うのかな
パッと見同じでも実は全然違うってことか
違いがわかる男って感じ?
男の中の男って感じ?
それと閻魔様結局ダウンするだけならいちいち意味深に回を跨いで立ち上がってこなくていいから(笑)
なんでコイツはこーゆーフェイントが好きなんだろう
サイフォンリングでの試合でも血走った目をギラギラさせながら怒りの形相で立ち上がったりしたじゃん
その怒りの気だけでロイヤルボックスのガラスを破壊しちゃったりしてさ
で、何かするのか何か言うのかと思えば何もせず結局また座るだけというオチ
新喜劇の池乃めだかが乱闘の場面で意味ありげにスーツの上着脱いで結局何もせずまた着るギャグみたいなさ
すると、そんなめだか師匠みてーな・・・いや、やっぱりきたろうみてーな面したザ・マンが「グ・・・グロッ」とか言って口を開き始めた
ちなみにきたろうだって今じゃ全然そんな面影ないけどかつてはお笑いトリオ「シティーボーイズ」で活躍してたほどの偉大な男の中の男だ
「パチンコ名人」を自称して「今夜はドル箱」なんて番組を持っていてパチンコにのめりこめすぎて自己破産しちまった奴と毒舌タレントと3人でコントやってたわけで、ある意味めだか師匠とは「芸人同士」の間柄だ
ちなみにめだか師匠だって実は若い頃漫才のコンビ組んでたんだぞ?
「海原かける・めぐる」ってコンビでな
そん時の相方である「海原かける」があの「海原やすよ・ともこ」の父親なわけだ
実は見えないとこで繋がったりしてるもんよ
芸能界って狭いね?
地球って丸いね?
やすよともこで思い出したけど元井美貴ってたマラねぇよな
いや・・・やすともとは何の関係もねーけどよ(笑)
とにかくたまんねぇもんはたまんねぇんだ
写真集出してくんね~かなぁ~
写真集が出たら・・・もう・・・
あ~もう我慢できねぇ!
美貴!
ミキティ!
ミッキー!
くっ・・・出るッ!
写真集出たら観賞用はすぐにカピカピになりそうだからもう一冊「保管用」に買わなきゃいけなさそうだな
そう考えると写真集ビジネスって儲かるよな
いちいち1人複数買ってくれるんだからよ
これでさらに「布教用」まで買ってくれるファンまでいたら尚更だな!
このオレも写真集出そうかなって思ってる
実はヤッてみたいことがあって農地を買おうかと思ってるからまとまった金がほしいんだ
だから変な写真集出そうかと11日前から考えてたんだ
え?
このオレなんかには買ってくれるファンがいない?
変な顔!?
とりあえずスッキリしたんで本編に話を戻すとザ・マンが「グ・・・グロッ」とか言って口を開き始めた
「グロッ」って・・・
何か気持ち悪いもんでも見たのかよ(笑)
写真集か?
ザマンが何か口を開こうとしたのを確認すると将軍様は「そっち系」っぽく抱き着いてくるバッファローマンを手で払ってザマンの元へ寄る
K-1に出ていたスタン・ザ・マンもオーストラリア人だったよな
ここもオーストラリアだしザ・マンもこれで本望だろう
そしてザマンこと閻魔はんは「真っ先に目的地を見失ったのは私だった」とついにこれまで頑なに目を背けていた自らが間違っていたことを認める発言を口にする
そうか・・・ついに認める気になったか・・・
さらに「昨日、シルバーマンにそう指摘されたが・・・グロロロ・・・昔からあの男の言葉はいつも鋭い。待てなかった。そしてお前達は程度の差こそあれ、結局はみなそんな私に心を閉ざした。この数億年に起こったことは・・・私にとってはただそれだけ・・・あぁそれだけだった」と妙に芝居口調で話す閻魔さま
するとゴールドマンも「貴様を追い詰めてしまったのはふがいない我々だ。皆、それはわかっていた。だから我々は各々の方法で貴様に償いをしようとした。新たな道を探すべく袂を分かった者(ゴールドマン&シルバーマン)、邪道に手を染めた者(シルバーマン&大仁田厚)、それでも忠誠を誓う者(それ以外のオリジン弁当連中)・・・しかし皆、道だけは見ていた。はるか昔、スタン・ザ・マンだったアンタと共に見た道を。見つめることしかできぬ罪悪感をずっと抱えたまま何億年も・・・それがかつて始祖(オリジン)と呼ばれた我々の正体だ」と長々とごちゃごちゃ喋り切った
閻魔は「だがそれも今日で終わった」ともう死にそうな面しながらつぶやく
将軍は「終わってない。なぜなら貴様を倒したあの力は、私にとって貴様にしか発揮できぬ。私は可能性の片鱗を見せたにすぎん。寧ろこれからだ」と返す
そうかロンズデーライトパワーはVS閻魔限定の技でキン肉マンと再戦してもあの力は使えないのか・・・
それじゃまたキンと闘う時はパイプ椅子持ってボカスカとタコ殴りにするしかねーな
最近は妙に威厳を保って聖人チックになっちまったけど元はもっと人間臭い奴だったもんな将軍は
閻魔は「これから?」とちょっと何言ってるかわからないサンドウィッチマン富澤状態で聞き返す
サンドウィッチマン伊達ちゃんみたいな恐ろしい目をしている悪魔将軍は「奥義とは、習得そのものがゴールではないのだから。私の奥義を完成させるのは私ではない。シルバーがこの技の完成を後生に託したように、私もこの技の完成は後生に託すべきだと考えている」と口にしてやはり自らは消える決意をしているようだ
「貴様にとっての始祖(オリジン)達に比肩しうる後継者に・・・貴様の代わりを私がヤるとは・・・そういうことだ」と続ける将軍様
閻魔様はますます柔和な笑みたたえて「なるほど・・・お前はお前でとっくに有望な後継者候補を見つけていたというわけか」と語る
なんという閻魔様の細くて美しい穏やかな瞳と眼差しよ
武道(ブドー)の面をしている時のあの血走って充血して瞳孔見開いていた「目力」は一体何だったんだ(笑)
逆に常に伊達ちゃんみたいな殺し屋みてーな目をしている将軍様は「私の後継者ばかりではないがな。ざっとこの場を見渡しただけでも面白そうなの者が3人ほど目につく」とのこと
閻魔様は「3人だと?」と問う
3人か・・・その3人の中には絶対ブーやサンシャインは入ってねーんだろうな(笑)
将軍様は「あぁそれが全て我が悪魔超人軍の精鋭たちならよかったのだが」と言いながらまずバッファローマンを見る
さらに「目障りなことにそれだけではない。わが弟シルバーマンの系譜を継ぐ者」と言いながら今度は「奇跡の逆転ファイター」こと「アルティメットシング」こと「全日本牛丼愛好会会長」ことキン肉マンを見る
「さらに昨日までは予想だにしていなかったような逸材がザ・マンでない超人閻魔となった貴様の配下にもう1人」と言って今度はネメシスを見る
やはりロンズデーライトパワーを託せる可能性のある「3人」とはキン肉マンとバッファローマンとネメシスだったか
ネプチューンマンでさえ外された状態だが、そもそも将軍様はネプチューンマンの闘いを見たこと多分ないからわかんないよねそれじゃ
ましてブーに関しては論外というのもこんなふざけた名前なら当然だ!
もういっそのこと「高木ブー」に改名しちまったらどうだ?
閻魔は「グロロロ・・・甘くなったな。我が配下の完璧超人どもはまだまだ発展途上。かつて私が始動していた頃のお前達のレベルには程遠い」とほざく
いや、オリジン弁当連中の半分以上はネメシスやネプチューンマンより明らかに弱いから
この2人に確実に勝てそうなのはゴールドマン・シルバーマン・ジャスティスマンくらいだろう
将軍は「フッ、今はまだそうかもしれない。だが各軍にこのような者がいる今の状況は面白い。彼らの自由な切磋琢磨がさらなる新たな力を生み出してイくことだろう。そのためには我々のコントロールはもはや邪魔な阻害要因にしかならない。ならば我らの取るべき道は1つだろう」とかなんとか言いながらしっかり閻魔様の竹刀を拾って手で握りしめてブッ殺そうと臨戦態勢に入る
閻魔様はまるでイきそうなほど気持ちよさそうな表情で「とうとうこの日がきたか」とつぶやく
将軍様は「その体では自害はできまい。貴様へのトドメは私が刺してやる。だが安心しろ。不要となるのは貴様だけではない」とかなんとか言いながら竹刀の先端の先っちょを閻魔様に向けて構え始める
そしてさらに将軍様は「私もやがて時がくれば後を追う。それが大恩ある貴様を手にかける私のセキニンの取り方だ!」と喚き散らしながら竹刀の先を倒れている閻魔の肉体に向けたまま竹刀を高くかざす
こって牛が「しょ・・・将軍様!今なんと・・・!?」と「後を追う」発言の真意を問う
将軍はんが握りしめる太くて硬くて長い竹刀が光り始めるがこれは竹刀の力かダイヤモンドパワーかどっち?
しかし「ちょっと待ったーっ!」とまるでねるとんみたいなノリで将軍様にストップをかける者が現れた
それはやっぱりキン肉マン
そういやねるとんってちょうどこの作中の1990年くらいが全盛期だったか
あれも今思うと変な番組だったというかどこまでガチでどこまでヤラセかも曖昧な・・・
付き合ってくれと告白された女子が大抵「お友達からお願いします」とか返すのな
「そう簡単にはヤらせねーぞコノヤロー!ありがとうコノヤロー!」という意思が透けて見えた
そういや「そっち系」の世界でもねるとんみたいなもんはあるのかな?
どこぞのサウナとかで秘密裏のアンダーグラウンドに開催されていそうだよな
そんで「女役」の方が告白された後に「おホモだちからお願いします」とか返すのかな
でも今だったらLINEのIDとかメールアドレスの交換でLINE(メール)フレンドから始めるのかもな
そういやあややのデビュー曲が「ドッキドキ!LOVEメール」って曲名だったよな・・・
ドッピュドピュ!ホモメール・・・
ホモ色片思いはともかくキン肉マンが悪魔将軍の手を止めたのはなぜか?
その正義の理屈は悪魔や完璧には理解されないものだが
ザ・マンはこれで生き延びたことで天に帰ってまたやたらゴツイ1人の神に戻るんだろうか?
目が充血してた頃ならひねくれてそうだし邪悪の神になっちまいそうだったけど・・・
今の柔和な穏やかな表情なら良い方の超人の神になってくれそうだな
そもそも邪悪の神が何のために存在しているのか未だに理解できないまま今回のストーリーは終わり
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それにしてもゴールドマンはロンズデーライトパワーの後継者が皆「悪魔超人」であることを願っていたけど、悪行超人がそんな最強の力を手に入れちまったらこの世は終わりじゃねーか!
この世をめちゃくちゃにしたいのかコイツは
そもそもなんで残虐な殺戮を繰り返す「悪魔」の軍団を形成したんだコイツは
後付けで「完璧超人の始祖でした~」なんてことにしちゃったからそこんとこの矛盾が難しいよね(笑)
北斗の件のラオウとかジョジョのDIOとか極悪非道な鬼畜が後に聖人化されていった違和感にも似たものがある
悪党は悪党のまま突っ張らした方がメリハリ効いてて良いとも思うけどね
キン肉マン 週プレ最新作 第206話 「完璧超人始祖よ、永遠に!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は5月1日発売です