会津若松で鳴らした(?)俺たち特攻部隊は、強力の神にそそのかされマンモスマンにブチ殺された。
超人墓場を脱出し、秦始皇帝陵に潜った。
しかし、兵馬俑の中でくすぶってるような俺たちじゃあない。
(総選挙の)票さえ入れば、作者次第で何の説明もなく復活してのける命知らずだ!
(何の説明もなく生き返るという)不可能を可能にし、超神1人に粉砕される俺タチ速攻野郎Bチーム!!
ダダダダダダ!テーテテッテーテッテーテー!テッテッテッテー!テーテ、テテッテー!
オレは副将キャノンボーラー。
通称:身長サバ読み野郎!
ラリアットと死んだフリの名人。
オレ様のような大した攻撃もくらってないのにすぐに倒れる軟弱超人じゃなけりゃ百戦百負の弱者どもの副将はつとまらん。
オレは中堅ゴーレムマン。
通称:デスボディ!
自慢の怪力に、マンモスマンも(最初だけ)イチコロさ。
ジャイアントスウィングかまして、マンモスマンからランペイジマンまで何でも投げてみせるぜ?
おう、おまちどう!
オレ様こそ次鋒レオパルドン!
通称:早漏タンク!
ネタキャラとしての存在感は天下一品!
擬人?別人?だから何!
先鋒ペンチマン。
通称:ブライト!(ガンダムのね)
メカの天才だ(ペンチだから)
マンモスマンでもブン殴ってみせらぁ!
でもパワフルノーズブリーカーだけはカンベンな?
五分刈りの旦那はもっとカンベンな?
オレタチは、理屈が合わないこの漫画をさらに混乱させる、頼りにならない神出鬼没の速攻野郎Bチーム!
尺とネタを稼ぎたい時は、いつでも言ってくれ。
というオープニングが浮かんだ今回のサブタイトル。
特攻野郎Aチームはこのオレ様も最も愛した海外ドラマの1つ。
TVドラマとしては80年代に放送してたけど、そん時はまだガキ過ぎて見てなかった。
日曜洋画劇場でやるのをよく見てたわけよ。
結局オトナになってからDMDオトナ買いして全部見ちゃったけどね。
設定はいろいろ無理あるんだけど、工学知識を活かして敵と戦うという発想がオレの理科系心をくすぐって好きだったんだ。
ゆでたまご先生はいつ見てたんだろう?
はっきり言って80年代のゆでたまご先生は『キン肉マン』と『闘将!!拉麵男』の同時連載でとてもテレビ見てるヒマなんてなかったと思うし。
でも必殺仕事人を見ていてしかも出演までするくらいだからなんだかんだで見ていたのかな?
そういやAチームと仕事人って相手を殺すか殺さないかの違いだけでヤッてることは同じだよな。
仕事人にも中条きよしみてーなフェイスマン的女好きな色男キャラがいるし。
もしかしてゆでたまご先生はそこまで意識して今回のサブタイトルを考えたのか・・・なわけねーか。
とにかく「特攻」して「速攻」でヤられるイメージがものすごく強いレオパルドンはランペイジマンのパニッシュメントエングレイバーで背中の砲台ごとバッテンの字に貫かれちまいました。
ランペイジマンは「もう他に誰もいないだろうな?わらわらと(ボウフラみてーに)湧いてきおって。これが最後の兵隊かと聞いているのだ」とビッグボディに問う。
ビッグボディは号泣しながら「他になどいるものか!この5人で我らビッグバディチームだ」とアツいセリフを吐く。
するとランペイジマンはさすが神らしく超能力みてーな力でレオパルドンの死体を浮遊させ、さらに八つ裂きにするとか言ってレオパル丼の全身に切り口がくぱぁと開き始める。
ビッグボディが「死者に鞭打つようなマネはやめろ」と静止する。
するとここでレオパルドンが痛みで(?)呻き始める。
ビッグボディが「レオ、お前生きてたのかよ!」的に驚愕する。
これにはこっちもビックリというかガッカリだ。
胸をあんなに大きく貫かれたんだよ?
しかも思いっきり「×」の字に風穴空いてる状態じゃない。
これで生きてるなんてことあるの?
そもそも出血が止まってるのもありえない話だし。
するとランペイジマンが「わざと生かしておいたのだ。汝への人質として使うためにな」とほざく。
お前前回「リングの外で朽ち果てろ!」とまで言って殺意全開バリバリだったじゃねーか!
もうご都合主義の行き当たりばったりすぎる展開だらけで涙が出てくる(笑)
あれで生きてるんじゃバトルシップシンクごときで死んだロビンマスクが浮かばれないだろ。
とにかくランペイジマンはレオパルドンの八つ裂きを阻止したければカピラリアピースの場所を吐けと強迫する。
言わなきゃビッグボディ含めて皆殺しだとよ。
レオは結局ビッグボディの足を引っ張ることになり申し訳ないと謝罪をする。
すると「お前だけじゃない」と声がしてただ投げられただけなのにダウンしていたキャノンボーラーはもちろん、ランペイジマンの必殺技(?)のカシードラルボンバーをくらったゴーレムマンや、やはりパニッシュメントエングレイバーで胸を×の字に貫かれたペンチマンまでもが生きていたことが判明する!
不死身すぎるだろお前らは!
どんだけ「不可能を可能に」するんだ!
これじゃ「Bチーム」じゃなくマジで「Aチーム」並みじゃねーか!
ビッグボディはカピラリアピースの場所は超人界の存亡にかかわるから言えないものの、ビッグボディチームの連中も守りたいと考え、ランペイジマンに突進してスピアーをかまし、超能力(?)が解除されたレオパルドンをドロップキックでリング外のゴーレムマンにキャッチさせ、自分が闘うことを選ぶ。
ランペイジマンはビッグボディは殺さないがその代わり死ぬより辛い拷問を与えると脅す。
ビッグボディは「ヘッ、そこまで頭が回んねぇよ。超人ってのはなぁ、お前らが思ってるよりバカなんだ!」と自分がバカだからってネメシスやフェニックスはもちろん、ロビンマスクなどの頭脳派超人まで巻き込んで全超人をバカ呼ばわりする発言を口にしてしまう。
すると都合よく双方向受信モニターが現れ「もういい、ビッグボディよ」と声がする。
そこに映されたのはフェニックス。
バカ呼ばわりされて一番憤慨していいレベルの頭脳派超人の筆頭だ。
そのことに文句を言うために都合よくモニターを生み出したのか?
とにかく次回はおしゃべり大会の予感がハンパない。
フェニックス以上にフェニックス(不死身)なビッグボディチームの面々にとにかく驚きと愕然のまま今回は終わり。
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ジャンプ連載時代であればレオパルドンとペンチマンが生きてるなんてありえない話だっただろう。
そもそもジャンプ連載時代はマンモスマンの鼻に貫かれただけで即死してたんだから。
それが今度は鼻よりもっと広く深く胸に風穴開けられたのに生きている。
ジャンプ連載時代でもブロッケンJr.やジェロニモ(しかも人間)が腹に風穴開けられても生きてた事例はあるが。
しかし今回は胸だし左上の×の先端は心臓部も普通にエグっている。
まぁマリキータマンも杭で心臓貫かれても生きてたからもうそーゆー漫画になっちゃったんだと思うしかないのか。
とにかくどのキャラも極端に不死身すぎて緊迫感や悲壮感がなくなりヌルいマンガになっちまったなぁと。
しかも次々と何の説明もなく生き返れたりするし。
過去のキャラの“再活用”のためとは言え、さすがに無理矢理感が強いと感じるのは事実。
この分だとマリポーサチームやゼブラチームのメンバーも復活しそうだな。
そっちは見てみたいけどさ。
それにしてもなんだかなぁ。
キン肉マン 週プレ最新作 第322話 「特攻野郎Bチーム!!の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は10月5日発売です。