キン肉マン 410話 苦闘の立ち上がり 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第410話 「苦闘の立ち上がり!!」の巻 感想(ストーリーあらすじ含むレビュー)
最強のラスボスだけあってめちゃくちゃ強いザ・ワン
いや・・・超神ってどいつも最初はめちゃくちゃ強いんだよね
他のキャラでも最初のうちはこれっくらい絶望感のある強さだったりするんだよ
だけどなんか試合後半から突然弱体化するようなことが多い
唐突に一発の技で大ダメージを受けるとかそれだけで負けるとか
マッスル・スパークすら出すこともなくキン肉バスター・イモータル一発でKOされたマグニフィセントとかサンシャインやジャンクマンの腕を駆使した阿修羅バスター一発でKOされたバーザーカーとか

そーゆー奴ら見てるとルパン三世を思い出すんだよな
ルパンも前半パートではとんでもない強敵で「こんな奴どうやって倒すんだ」みたいな絶望感があることが多い
2ndシリーズ27話『ルパンは二度死ぬ』のピューマとかその典型
何をやっても勝てそうもなかったのに最後は死んだと思わせといてその依頼主を暴いたところで銃を突き付けて現れたルパンに何もできずヤられる
前半の強さならルパンがワルサー突きつけて現れたくらいで何もできずやられたりするわけがないんだけど
しかも撃たれて殺されたのかクルーザーの爆破でやられたのかもよくわからない描写
爆破されるまでおとなしく待ってるとも思えないからやっぱ先に撃たれたんだろうけど

とにかくルパンの敵キャラってそんな感じの奴が多い
他にも水銀弾という“反則技”一発で文字通り気化蒸発させられちまった2ndシリーズ66話『射殺命令』の殺し屋ビューティーなんかはマグニフィセントと被るし
あとはTVシリーズとか劇場版の相手もそんな感じの相手多かったな
『ハリマオの財宝を追え!!』のヘルマンとかとてもまともじゃ勝てそうもなかったのにあっさり殴り倒してKOしちまったり
最後まで強さを保てたのは『ルパンVS複製人間』のマモーくらいか
あれは最後まで絶望感を保ててた感があった
そもそも素手で折れた斬鉄剣でレーザー反射して手は大丈夫だったのか気になって仕方なかったけど

キン肉マンとルパンって共通点多いよな?
いや・・・多くないか
要はただこれ言いたいだけか
フランスのルピーン

超神も「唐突に弱体化」するケースが多い
水銀弾一発で蒸発しちまったビューティーで言えばプリズマンの命を懸けたレインボーシャワー一発でやはり消滅させられたバイコーンが被るし
ここまで負けさせなくても良かったのにと思うくらい超神側はことごとく負け続けた
完璧超人始祖より上の立ち位置のはずだが完璧超人始祖の中に入っても上位3位にも入れないような連中ばかり
5位にも大半は入れるかどうか
このザ・ワンはどうなのか?
将軍様・閻魔様・正義様並の強さを保てるのか?

そして身体を刺し貫かれても何事もなく戦い続けられるバッファローマン
マンモスマン戦でもノーズフェンシングと2本のビックタスクで身体を思いっきり刺し貫かれても普通に闘い続けた
普通刺し貫かれた時点で終わりなのよ
レオパルドンがそうだったように
この描写だって胃あたりを思い切り貫通してるよね
下手すりゃ心臓も・・・
なのにまるでかすり傷みたいに闘い続けるバッファローマン

明石家さんまの名言「死ぬこと以外かすり傷」を体現してるってことか?
人間だったジェロニモも地獄のピラミッドでどてっ腹に風穴開けられてどう見ても致死量の大量出血があってもピンピンして闘い続けたから
あんなもんⅡ世の時間超人の「死時計の刻印」をくらったようなもんなのにね
とにかくこの漫画じゃ主要キャラは身体を刺し貫かれても都合よく血が止まって何事もなかったかのように闘い続けられる漫画なんだ
加圧トレーニングで骨が生えてくる漫画なんだから
剣板で串刺しになって死んだとしてもサンダーサーベルの「電気ショック」を心臓に与えたら復活するような漫画なんだ
心臓が剣で貫かれて死んでるのに電気ショックもクソもないだろう

そんな「普通ならもう終わり(殺されてる)」展開ながらもバッファローマンは「闘いはまだ始まったばかり」ととにかく強気
毎回ヤられる時は豪快にヤられるキャラだから徹底的に受けまくって壮絶に散るんだろうか
現状ザ・ワンはまだ全くダメージが通っていない状態でハリケーンミキサーすら全く効かないだけにどうするのか・・・?
最強キャラって強く描き過ぎちゃうと倒し方が浮かばなくなってしまうケースって多いらしいね
後先考えずにそれで苦しむことになった漫画家は世の中に数知れないと言う話
『瑪羅門の家族』の孔雀院一馬なんて打ち切りにならなかったらとても説得力のある勝ち方を描けなかったんじゃないかというレベルだったし案外宮下あきら先生は打ち切りにホッとしてたりしてね?
たまりません

キン肉マン 週プレ最新作 第410話 「苦闘の立ち上がり!!」の巻 感想(ストーリーあらすじ含むレビュー)は以上
次回は3月27日発売です
ちなみに『瑪羅門の家族』って今読み返してみるとかなり面白く男塾みたいな荒唐無稽なストーリーでもなく話も深いから打ち切りになったのがもったいない作品でもある

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