キン肉マン 314話 “調和の神”の正体 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第314話 「“調和の神”の正体の巻!!」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
神代の昔の時代に、“慈悲の神”こと超人閻魔と“調和の神”で超人どもをブッ殺すかどうかで論争があったんだとよ。
つーか閻魔様だって「慈悲」ってキャラじゃねーだろ(笑)
後付けで急に丸く成っていい子ちゃんぶりはじめたけど。
前シリーズといい、過去の所業といい、そもそも「閻魔」というネーミングといい“慈悲”とは程遠い。
シルバーマンですら実は残虐な殺人鬼であり“エセ慈悲”野郎だったし、この漫画で慈悲キャラなんてキンターマンくらいしかいないんじゃないのか?

まーとにかく地上の超人どもは荒れに荒れていたんだと。
そう語る閻魔様の背景では相変わらずモブっぽい超人が手が丸ノコ状態の超人に真っ二つにされたり、ローリングソバットが腹を突き抜けたりとゆでたまご先生が好きな残酷描写だらけ。
しかもしれっと描かれているハンマーヘッド(笑)
コイツはバルタン星人みたいに量産型なのか?
奇跡の救世主伝説」でも出てたよな?
土偶マン・スマイルマンと3人がかりでテリーマンに挑んでヤられてたみたいだけど。

近年すっかりゆでたまご先生のお気に入りになりつつあるハンマーヘッド。
何かが嶋田先生の好みに引っかかったんだろう。
あるいは中井先生か。
正義超人入りする日は近いかもしれない。
正義超人。
正義中毒。

調和の神も正義中毒状態だったのか、全宇宙にカピラリア光線をブッ放して超人どもを皆殺しにした。
閻魔様は10人の弟子だけMr.VTR戦で水中戦になった時いきなり都合よく表れた透明アクリルケースみたいな透明のシェルターみてーなのに避難させて守ったと。
このアクリルケースみたいなのもゆでたまご先生好きね。
前シリーズでも閻魔様が世界樹でこの中に入って大人しく観戦してたっけか。
そんな都合よくできるもんなんだろうか?
調和の神とか言うけど、この漫画自体が予定調和の塊みたいなもんだし(笑)

とにかく閻魔様が守った10人の弟子たちが「完璧超人」と名乗り、超人界は再び“謎の発展”を遂げてオメガの民も生まれたと。
“謎の発展”というのはさ、カピラリア光線で根絶やしにされた超人がどうしてまたボウフラみたいに湧いてきたのかという説明が何もないのよ。
まさかオリジン連中があちこちで子孫を作った結果ってこと?
だったらオリジン連中は後に可愛い子孫を虐殺するってことか?
ただシルバーマンもちゃっかり気持ちいいことして子づくりしてキン肉族が誕生したんだから、他の連中もヤることやってても不思議ではない。
まぁ、シングマンとミラージュマンは無機質すぎるし、サイコマンはそっち系すぎるから、他の7人かなヤりまくってたのは。

とにかく、どこの子種かわかんねーオメガの民の発展スピードは目に余るほどだったそうな。
その発展が閻魔様には「超人の可能性を示した」ということで超人という種を存続させたことが間違いじゃなかったと嬉しく思ったそうで。
だが蛮行が目立ち始めて天界の「粛清派」である調和の神どもが動き出しそうになった。
仕方ねーから閻魔様たちは自ら粛清に乗り出すふりをして殺すのはモブや雑魚だけにして宗家の連中だけはしれっと逃がしてやったとのこと。
閻魔様は、オメガの民が新天地で新たな文化を築くことを期待したが、結果的に何億年以上(?)も続く復讐心をたぎらせるだけとなってしまったわけだ。
「すまぬことをした」と素直にアリステラに詫びる閻魔様。

するとアリステラは「ザ・マン」とか言いながら号泣し始める。
なんかアリステラどんどん丸くなっていく。
アタルと闘っている時からそうだったけど、登場当初はもっと殺伐とした性格でその頃の方が魅力あったんだけどな。
こんな大泣きする姿見たくなかった。
そもそも何をどう言われようが閻魔様をブッ殺す感情だけは絶対にブれる気配もなかったのに。
それがこんな素直にメソメソ大泣きするとは・・・なんだかなァ。

で、真の敵は調和の神だと一同が認識することに。
閻魔様曰く、邪悪の神5人が助太刀したのも調和の神を失脚させたかったからだと。
この何のために存在しているかわからない邪悪の神たちは天界の中枢を追われた立場だということが明らかに。
そんな立場なのにキン肉星の王位継承の承認には関わるのか?
変な連中だなぁ。
アウトローなのに「公務」はきっちりこなすとか。

ここですっかり存在が薄くなりつつある主人公・キン肉マンが「なるほど!敵の敵は味方ってことか!」とわかったようなことを言う。
続いてブロッケンが調和の神が気分次第でいつまたカピラリア光線をブッ放してくるかわかんねーじゃねーかと閻魔様に問う。
カピラリア光線を自ら浴びた立場だけにその脅威を良く知っているから言うのかもしれない。
まぁ超人体のままで浴びたラーメンマンの方が一番詳しいか。
いや、白骨ミイラにされて、何の説明もなく復活したゼブラかな?
たまりません。

だがそれはできないと閻魔様が答える。
カピラリア光線を発射する超人墓場にあった生命の石みてーな装置を108つに分断して108人の神に1つずつ持たせ、閻魔様もその1つを持っているとのこと。
照射する場合は108人すべての神の同意が必要らしい。
煩悩の数だけ神がいるのか。
そもそも閻魔様が下界に降りる時にそれを持ってきたそうだけど、降りてからカピラリア光線が照射されたよね?
わざわざその時だけ臨時に戻したの?

とにかくその「現物」を皆に見せる閻魔様。
お気に入りのレコードプレーヤーの下に入っていやがった。
ものすごくまばゆい光を放っていてその場にいる超人達を激しく照射する。
この光自体ヤバいんじゃないの?
みんな思いっきり浴びちまってるけど。
実質レインボーシャワーとあんま変わらないんじゃ?

で、サタンの狙いはこれだったそうで。
これを奪ってきたら神に格上げしてもらえるとそそのかされたらしい。
そして、サタンは神になり損ねた中途半端な存在だと明かされる。
その割にはただの超人とは思えないこといろいろできたよね。
シルエット状態の時は、下手な神以上にすごいことヤッてたが。
実体現わしたら弱かったけど、あれは寧ろジャスティスマンが強すぎと言うべきか。

サタンはオメガの民やアリステラを焚き付けて、閻魔様への復讐の鬼と仕上げて、憑依する狙いだった。
それでも閻魔様には勝てなかったと閻魔様が予言するが、最悪カピラリア装置のピースを盗み出して逃げるつもりだったようで。
アリステラは「そんな奴にいいように操られてたのか」と歯ぎしりする。
だがその危機を乗り越えたのは完璧超人の力ではなく、正義超人たちの力だった。
閻魔様は、「それが見たかったのだ」とめっちゃ満足そうに太い足を組みながら両手を広げる。
閻魔様ってホント足を組むのが好きだなと思いながら、今回は終わり

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オメガの民の悲劇の真相が明らかになった。
結局すべての元凶は調和の神ということだ。
とんでもねーやべー奴が「神」として存在するもんだ。
どんどん聖闘士星矢のハーデス編みてーな展開になりつつある。
そもそもキン肉マンは閻魔様とも闘っていないのに、「神」と闘うなんてことができるのか?
キン肉マンとネメシスとバッファローマンは神になれる器だと将軍様が語っていたっけ。

キン肉マン 週プレ最新作 第314話 「“調和の神”の正体の巻!!」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上。
次回は7月6日発売です。

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