キン肉マン 54話 “完幻”の闘牛士(マタドール)!!の巻 感想

キン肉マン最新作第54話「“完幻”の闘牛士(マタドール)!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)です

スプリングマンの無惨な死を嘆くヒマもなく、バッファローマンはグリムリパーの奇行に目を奪われます

グリムリパーは「おぉ・・・ターボメンよやられてしまうとは情けない」的に嘆きます

「あなたにはぜひ頼みたいことがのですが」と意味深なセリフ

そしてなんとターボメンの死体の背中の皮膚と肉を凄まじい握力で引き裂き体内を露出させちまいます

スプリングマンやステカセキングを「ポンコツオモチャ超人」と散々揶揄していたターボメン

体内はほぼ機械状態のようでウォーズマンの体内のような感じ

ロボ超人とも言えるし「ハイテクオモチャ超人」とでも自負していたのかもしれません

それにしてはつくづく腕だけが生々しく人間(超人)っぽい

ネプチューンマンの腕より太そうな腕してるし

人間なら白くて太い腕ということで小橋建太みたいな感じ

豪腕ラリアットとか出来そう

当然「はんぶんせいぎ」のバッファローマンは「死んだ仲間に対して何やってる!」と激昂

グリムリパーはターボメンの体内にあるアースユニットを自分の右腕に「移植」しました

「さすが死神(グリムリーパー)を彷彿させる名前を持つ超人だ」と残酷さを評すミート

単に名前の由来を説明したかっただけ?

右腕に宿ったアースユニットはまるで90年代前半にカルト的人気を誇った奇作「奇生獣」(作・岩明均/講談社・月間アフターヌーン)の主人公・泉新一の右腕(ミギー)のようだ・・・ってあなたこの作品知ってる?

とにかくグリムリパーは「これであなたは犬死にじゃなくなった」とターボメンの死体を場外に蹴飛ばします

自害しないで済んだだけでも「KANSHAして」とばかりに吠えるグリムリバー

まるでマンモスマンやオメガマンの死体や遺品に対するフェニックスの仕打ちのようなターボメン

それを目の当たりにしていたキン肉マンは激昂

バッファローマンは「相手のパワーを吸収し、増幅させ相手に送り返して破壊するアースユニットを奪って何がしたいんだ」とグリムリパーを問い詰めます

グリムリパーはニャガニャガ言いながら「バッファローマン、あなたに興味があります」と告ります

バッファローマンがグリムリパーとターボメンのツープラトン攻撃の最上級だった「ハイキャパシティ ジョン・ドウズ アロウ」を受け止めた事を指摘しそれに驚愕したとのこと

たかが1000万パワーの超人に出来る芸当ではないとのこと

当初は恐れられた1000万パワーも「たかが」とコケにされるレベルに成り下がっちまいました・・・

バッファローマンは「お前らみたいな超人強度の数値だけの超人じゃない」と返します

グリムリパーは同調し「先ほどのディアボロス・ロングホーン・トレインもそうだが試合中から時折たかだか1000万パワーの超人にはない何か特別な力の挙動を感じる」と続ける

「性格には所々で急激にパワーが上がる瞬間があるとでも言うべきでしょうか・・・」とさらに続ける

ここでバッファローマンは何かに気づいた様子でグリムリパーもニャガニャガ言いながら「思い当たりましたね?あなたもかつてそんな相手と戦い脅威を感じた経験があることに」と指摘

最早全ての読者が気づいていた答えである「火事場の・・・クソ・・・力・・・」を戸惑い気味に答えるバッファローマンがちょっぴりプリティー

グリムリパーも「ご名答!キン肉マンの強さの秘密とされている火事場のクソ力ですよ」と花丸を与えます

ここで下にいるキン肉マンが「なんじゃ二人の会話が良く聞き取れんが、私のヘソのゴマがクサいだとか陰口を叩いておるのでは!?」とまるでジャンプ連載時のようなキャラに戻り興奮し悶絶しますが、「んな雰囲気に見えるか?バカかお前は」的に冷静にツッコミを入れるテリーマン

キン肉マンはヘソのゴマがクサいと良く言いますが、あれって無臭なんじゃ?

臭いヘソのゴマなんてあるんだろうか・・・?

そんなことが・・・物理的に可能なのか?

良薬は口に苦しと言うが・・・

ヘソのゴマについてはともかく、グリムリパーが前回に意味深なカットインを再三繰り返していたのもこのバファローマン版の火事場のクソ力のことが気になっていたからでしょうね

そしてさらにグリムは他のアイドル超人からも同じ挙動を感じるとのこと

じゃなきゃたかだか100万パワー程度の超人が強大なパワーを誇る完璧超人達を倒せるわけがないと

これは読者として非常に興味深いテーマに切り込んできましたね・・・

このテーマに関してはあらすじレビュー後に後述しますが、グリちゃんは「この現象、おかしいとは思いませんか?」とバッファローマンに問います

バッファローマンは「テメーらが見せかけの超人強度のこけおどし超人で実際は弱いだけだろ」的に言い放ち、多くの読者が言いたかったことをマンガ内で代弁してくれました

今回はバッファローマン株もアベノミクス状態でストップ高!!

しかしグリちゃんはそのバッファローマンの指摘をシカトして「何かがおかしい」と強調

「それを確信したかったからこそ本来この作業はターボメンにやってほしかった」とつぶやきシロー

「いなくなってしまった以上、私が代わりにやるならやらねば・・・」とグリちゃん

「ほ~う、何を始めようってんだい?」とスプリングマンの死などとっくに忘れたかのようなバッファ

グリちゃんはニャガニャガ言いながら「あなたの超人強度の査定をです」と戦闘態勢に

バッファローマンは「あいにくオレにはそんな時間はねぇんだオネェ野郎」とまたも「オネェ野郎」という表現を使う

どうやらゆでたまご先生はこの表現がお気に入りのようですね(笑)

そしてⅡ世からの設定の移行部分とも言えるハリケーン・ミキサーに入る前の片足でザッザッと地を蹴る闘牛ムーブをおっぱじめます

グリちゃんは装束(ドレス)を脱ぐ

引き締まって筋肉質なカッコいい肉体が現れます

脱いだ装束を闘牛士の赤いケープのようにヒラヒラさせながら「は~いいらっしゃ~い」とコケにします

グリムリパーは喋り方がドラゴンボールのフリーザを彷彿させますがフリーザはコケにされるのを嫌います

突進するバッファローマン

実況は「グリムリパー、その貧弱な体でハリケーンミキサーを受け止めようと言うのか~?」と指摘

「貧弱」と言うほどでもないと思うが・・・

ラーメンマンだって華奢に見えるけど強いわけだし・・・

単にガチムチ体型が多すぎるだけな気がするし、本来こーゆー肉体が一番強いんだよね

それはともかくグリちゃんは「完幻(かんげん)のスケルトンボディ」を発動

肉体が半透明になりハリケーンミキサーはすり抜けちまいます

何度突進してもすり抜けちまうバッファローマン

ここでグリちゃんはスペインの闘牛ショーの秘密を暴露しちまいます

牛は赤いケープに反応していると思われがちだが実は牛は色の識別はできないということです

牛はヒラヒラはためくケープの動きに反応して突進しているだけとのことです

そ・・・それは知らなかった・・・

牛が色の識別が出来なかったとは・・・

じゃスズメバチが黒いものに反応するというのもデマなのか?

赤い色に興奮するというのは人間でも何人か知ってるが・・・

バッファローマンは「おまいさんは・・・なにが言いたいんだい?」的に問い詰めます

グリちゃんはハリケーンミキサー破りの原理はこの事実と一緒だと指摘

これまでハリケーンミキサーをくらった超人達(実質・描かれたのはキン肉マンとウォーズマンの2人のみ)はハリケーンミキサーの恐怖にジタバタと体が反応しちまってそれが闘牛ショーのヒラヒラはためくケープと同じなんだと指摘

この指摘に驚くラーメンマンとキン肉マンとテリーマン

ブロッケンjr.はダメージが大きいのか描くのが面倒なのか試合は観戦していない模様

まーラーメンマンはバッファローマンと関わりが深い超人でもありますからね

よって、ハリケーンミキサーの餌食になった超人達は赤いケープをバタつかせすぎて闘牛の餌食になった憐れな闘牛士(マタドール)と同じだと持論を展開

ハリケーンミキサーには慌てず無反応で受け流すのが良いとのこと

ちょっとこれは無理矢理過ぎるこじつけに感じたのはオレだけなんでしょか?

そもそも闘牛ショーってプロレスと同じで絶対に闘牛士が勝つようになっているショーでしょ??

寧ろグリムリパーの肉体が完全半透明になってたし、「完璧なる幻」とか言うくらいだから、結局目の錯覚とかを利用してたんじゃないのかとそっちをツッコみたい

そんなオレの気持ちなどどうでも良いとリング上で「私には下等超人の技に恐怖感などないからヒラヒラとはためいたりしない」とリング上でわけのわからないヨガのような体位をあれこれ始めるグリ

たまりません

バッファローマンは「超人ってのは肉体と肉体のぶつかり合いが基本だろ!」と脳ミソ筋肉全開バリバリな発言をぶちかまします

グリは「やれやれ・・・これだから下等超人は・・・」と呆れながらも「だったら力対力でやってやるよ」的に応戦

バッファローマンは「そうこなくっちゃ!」とノリノリでハリケーンミキサーへ

「木っ端微塵にしてやる」と威勢の良いバッファローマン

しかしグリは「ニャガ」っと2本のロングホーンを両腕で受け止め突進も止めちまいました

華奢な肉体から想像もつかないパワーに「ま・・・まさか」と良く見かけるリアクションを見せるこって牛

「あなたも見たはずですよ。ターボメンの皮膚を毟った私の握力を」とますますフリーザっぽい口調のグリ

「初めてですよ・・・」とか「私の握力は53万です」とか?

それはともかくグリは自慢の握力でバッファローマンの右僧帽筋(首から肩にかけての部位)と左胸部の皮膚をグワシと鷲掴みにしてムニューっと引っ張ります

ちょっとバッファローマンこんだけ皮膚が引っ張れるのは脂肪のつきすぎでは?

肩や胸の筋肉がそんなにつまめるなら腹周りはもっと酷い事にってそうな・・・

それともそれだけグリの握力がすごいってことなのかな?

そしてその掴んだ皮膚を柔道の胴着の要領で引っ張りながら背負い投げで投げる荒業で、その掴んでた部分の皮膚がかなり毟り取られました

いやこれは「エグり取られた」と言ったほうが良いほどかなりの部位の皮膚と肉が引っぺがされたようです

ゆでたまご先生お得意のグロ描写ですね

これはちょっと驚きました

「さぁ起き上がってきなさい。あなたの超人強度を査定したいのですよ」とグリ

こんなに肉が引っぺがされたらもう普通の人間(超人)ならそれだけで大量出血で瀕死か即死で119番通報状態だと思うが、さすがタフネスバッファローマン

引っぺがされた部位は痛々しいものの、たいした重症でも出血でもないようで、キン肉マン戦の時のような「悪魔の目」になり「おもしれえ。“そんな奴殺しちまえと体が疼くぜ~”」と発し今回は終わり

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グリムリパーは思った以上に底知れないですね

完璧超人軍ではネメシスと武道が別格でしたが、グリムリパーもちょっと他の超人とは格が違うようです

底知れない強さを誇っているし、まだほとんどノーダメージですもんね

逆にバッファローマンは今回肉体をかなりエグられたし、スプリングマンのデビルトムボーイ発射台の階段を作る為に攻撃を受け続けたりで結構ダメージは大きいはず

このまま闘うとバッファローマンの方が不利っぽいけど、この起き上がり方はまだまだ出来そうですね

しかも予告見出しが「次回、バッファローマン、あの必殺技(フェイバリット)が大炸裂・・・?」とある

「あの必殺技」とは何か?

ハリケーンヒート?

超人十字架落とし?

バッファローBOMB(ボム)?

いや、それよりも「悪魔状態」になったことで、キン肉マンとの対戦で見せた「ロングホーンソード」かもしれないですね

「喰らいついたなヘボザメ」ですね

どんな展開になるんでしょうか?

たまりません

ただ、次回予告見出しの信憑性が最近落ちてきてジャンプ連載時のようなガセレベルも出てきましたね

前回の見出しが「早すぎる決着」とあったのにこれからさらに盛り上がりそうな展開になってきましたし

でもまーさすがに次回は何かやるんでしょうね

そしてグリムリバーが指摘したバッファローマンや他のアイドル超人達の強さの秘密も興味深いです

おそらく全ての読者が感じていた部分でもあるでしょうから

ゆでたまご先生は今回敢てその部分に踏み込んだわけですね

そもそもバッファローマンの1000万パワーだって登場当初は規格外のパワーみたいに言われていた

それが今じゃグリムに「たかが」と言われる程度の数値まで成り下がるほど超人強度も他のジャンプ格闘マンガ同様ハイパーインフレを続けています

今回の完璧超人軍の超人強度は明らかにされてませんが、王位編のマリポーサチームのメンバーでさえ全員5000万パワー以上だったことから、おそらく全員それ以上なんでしょう

ましてアイドル超人で火事場のクソ力を持たない超人達は超人強度100万以下しかないわけです

他のジャンプ格闘マンガのように超人強度=戦闘力だったらこれはもう勝負にならない世界です

しかしキン肉マンというマンガが他のジャンプ格闘マンガのようなインフレマンガにならなかったのは、

超人強度95万パワーのロビンマスクが超人強度1億パワーのキン肉マン・マリポーサを倒した例からも、

超人強度というものが「強さの目安」にすらならない形骸化したものだったことにもあるわけです

おそらく設定を後付でどんどん変更したり、行き当たりばったりな展開を強行して多くの矛盾を生みながらもショベルカーのように強引に突き進む作風のゆでたまご先生ならではの現象ですが、確かに超人強度を考えると王位編でのアイドル超人達の強さは読んでて多少無理があるような気もしていました

王位編でのロビンマスクのすさまじい強さは「あれ?ロビンってここまで強かったかな?」と思うほどで、最強超人の一角にいそうな超人強度8000万パワーのマンモスマンとまで互角の戦いを繰り広げたほどです

ロビンマスクに関しては、「キン肉マンⅡ世」で息子のケビンマスクがロビン家代々に血筋として伝わる「大渦(メイルストローム)パワー」という火事場のクソ力に匹敵する「潜在能力覚醒機能」が設定されたが、ロビンマスクがそれを発動させた描写は現時点ではなく、Ⅱ世での設定を初代の世界観に持ち込むのかどうかは微妙ではある

Ⅱ世設定では再生アシュラマンの「魔界のクソ力」もありましたけどね

逆にキン肉マンの兄であるキン肉アタルも「業火のクソ力」なるものを発揮し、全身から発火する現象も見られたが、結局これはキン肉族王家の血筋による火事場のクソ力の一種だった

残るテリーマン・ラーメンマン・ウォーズマン・ブロッケンjrはどうか?

彼らにも火事場のクソ力的なものがなければ強大な超人強度の相手を倒せないでしょう

テリーマンなら「テキサスの化石パワー」とか?

ラーメンマンなら既に「1000万の技」というそんなに技があっても一生かかっても使いきれないんじゃないかと思う極めて無理のある設定があるが、その先にはさらに「中国4000年○○・・」的な何かがあるのかな?

ウォーズマンは既に一度キン肉マンの火事場のクソ力を学習しそして体がショートしたことがあります

ブロッケンjr.なら「ベルリンの○○・・・」的な何かがあるのかな?

「ベルリンの万年未完の大器パワー」的な何かが・・・

ジェロニモなら「アパッチの・・・」

ウルフマンなら「戦力外の・・・」

とにかく、この戦いでバッファローマンの「正確な」超人強度が明らかになれば、

他のアイドル超人達にも似たようなパワーの秘密があるのかなど見えてくるかもしれませんね

主人公・キン肉スグルは火事場のクソ力MAX時で超人強度7000万パワーでした

でも火事場のクソ力は「成長型」のパワー

今はさらに伸びているかもしれませんね

そんな大いなる謎の旅立ちを示唆して今回は終わりました

次回がとても楽しみであります

以上、キン肉マン最新作第54話「“完幻”の闘牛士(マタドール)!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)でした

次回は4月1日発売です

完全に週間ペースに戻りましたね

一時期は隔週ペースになるのかと思われましたが

たまりません

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