キン肉マン最新作第55話 「悪魔の勲章!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)です
前回のラストで皮膚を毟り剥がされるという超グロテスク展開になりつつあるこの闘い
しかしバッファローマンは皮膚を剥がされて余計に火がついたのか悪魔の目になり立ち上がります
迎え撃つグリムリパーも右手を相変わらず寄生獣みたいにしてますますグロテスク展開に華を添えます
あなたがもしグロ描写が平気なら「寄生獣」(アフターヌーンKC/岩明均)読んでみ?
マジこれはオススメ
そこらのブックオフとか行けば寧ろキン肉マンのジャンプコミックスより発見できる可能性高いだろこれは
それはさておき起きあがったもののやはりしんどいのかハァハァ言って表情も冴えないバッファローマン
そりゃその前からジョン・ドウズ・アローくらいまくって挙句に皮膚引き剥がされる拷問くらえば・・・
グリムリパーは「あなたの力はまだそんなものじゃないでしょう」とさらなるパワーを引き出そうと必死
闇雲に飛び込みグリムの右腕のアースユニット(寄生獣)を掴む
しかしグリムリパーは「まだこのパワーではアースユニットは必要なし」と判断
すぐに片ヒザをつき、左腕一本でバッファローマンの左腕を掴みその腕力だけでアームホイップのように投げつけちまいます
そしてその際掴んでいたバッファローマンの左腕の皮膚もしっかりと引っぺがすぬかりなさ
グリムリパーは「そのもう一歩先を私は確認したいのです。時折見えるあなたの謎の余剰パワーがどこから来るのか」とバッファローマンに告げます
しかしまたも闇雲に頭悪そうに突進するバッファローマン
グリムリパーは「はたしてそれがどうすれば解放されるのか・・・?」と呟きながら突進を交し、
「そのスイッチは怒りですかー!?」と下から掌底でアゴをカチ上げます
バッファローマンはさらに毟られた左腕でエルボーを放ちます
しかしグリムリパーは高速移動というより瞬間移動に近い速さでバックにまわります
そして何とバッファローマンの背中の肉(皮膚・脂肪)をその握力で鷲掴みにしてそのままスープレックス!
これ・・・何スープレックスって言うんだよ?
皮膚背中の皮膚を掴んでジャーマンかよッ!!
つーか背中の皮膚があんだけグニョッとつかめるってバッファローマンやっぱ太りすぎでは?
でもタイガースープレックスも三沢光晴版じゃなくて佐山聡版は背中に両手の平を当てた形で投げるよね
とにかくこの「皮膚掴みジャーマン」で当然背中の皮膚や肉も広範囲に引っぺがされることに
これでバッファローマンの体内がかなり露出することになると思いきや・・・
下から覗いているのは傷だらけの肉体です
あれですね・・・修行時代の1000の傷の体ですよこれは
じゃ普段の肉体はこの作品お得意の「オーバーボディー」だったってこと??
「その原動力は恐怖ですか?」と皮膚掴みジャーマンをするもそれも違う
「それともこういう屈辱感ですかね~?」とグリムリパーはコーナートップで逆立ちし、
その装束のマジカルスカートの部分をまた先端を尖らせてペンタゴンの「スペースシャトル」みたいにミサイルキックの乱れ打ちをする「完幻殺法・スピア・ドレス」を発動
バッファローマンの皮膚(というかもう完全に単なるオーバーボディ)がどんどん剥がれ落ちます
その剥がれ落ち方は超人タッグ編でヘル・ミッショネルズの「アップルシェーバー」で剥がれたマスクと同じような描かれ方
皮膚とマスクの生地って全然違うでしょ~
グリムリパーは「新しい皮膚に隠れてわからなかったですが、下側の真皮にはかつての闘いでつけられた情けない古傷がこんなにも」とバッファローマンの過去の歴史をコケにします
つーか「真皮(しんぴ)」って認めちゃいましたね
皮膚が二重になってるなんてどーゆー構造なんだよバッファローマン
まー超人ですから
そもそもツノが生えてるし
体が赤くなったりするし
自分の勲章である傷をコケにされて怒るバッファローマン
「傷は男の勲章だ」ってまるで「聖闘士星矢」の星矢VSミスティの戦いのワンシーンみたいな展開ですね
「傷がないなんて男にとって自慢にもならないぜ」と言い放った星矢・・・
バッファローマンはグリムリパーの次の動きを予測してラリアット(バッファローハンマー)を放ちます
これが見事にグリムリバーにヒットします
一瞬苦悶の表情を見せ「ニャガー」と吹っ飛ばされたグリムリパー
しかしまた装束(マジカルスカート)を開くことで空中で制止
「何が勲章ですかバカらしい。真に強き超人は体に傷など負わないもの」とモロに「ミスティイズム」な発言
散々「オネェ野郎」とコケにされたグリムリパー
同じく星矢に「お前バカなんだろ?」とコケにされたナルシストオカマ野郎だったミスティ
キャラ被ってますねぇ
フリーザとミスティを足して2で割ったようなキャラクターですかね
そういえばドラゴンボールの新作映画「ドラゴンボールZ 神と神」もかな~り大入りなようで
ジャンプ世代としてはとても嬉しく思うものであります
そしてどうやったのかバッファローマンの体が宙に浮いているようで、
さらにバッファローマンの下半身を装束(マジカルスカート)の裾で飲み込むどこかで見たような体勢になります
この流れはちょっと強引過ぎるかな
どのようなメカニズムでバッファローマンの体をさかさまにするんだろうか(笑)
キン肉マンが突っ込むまでもなくこれは「ジョン・ドウズ・アロー」のセットアップ段階です
グリムは「この技はツープラトン技の為ではなく、本来はシングルマッチで相手を葬る為のもの」と語る
そして「<完幻>ファントム・キャノン」をマットめがけて発射
そこでカットインされたスキンヘッドの観客が泣きながら頭を抱える姿が妙に気になるが・・・
とりあえずバッファローマンはものすごい勢いでマットに叩きつけられます
でも・・・これグリムリパーの技にしてはあんまダメージ大きそうじゃないね
受身が上手い超人ならほとんどダメージないんじゃないの?
せめて脳天からマットに叩き付けられるとかじゃないと・・・
だけどバッファローマンは全身の1000の傷から出血です
悪魔に魂を売っていたら出血しないはずなのに出血ってことはやはり・・・彼は・・・
そのことをグリムリパーもやっぱり突っ込んでくれます
そんな中途半端な気持ちで一緒に闘っていたなんて他の悪魔のお仲間の皆さんもガッカリされるでしょうと
1000の傷は1人の超人を倒すたびについた傷
元は超人強度100万パワーだったバッファローマンは1人超人を倒すたびに傷が増え1万パワーずつ超人強度をサタンから付与されるという設定だったがそれだとバッファローマンは1100万パワーじゃないとおかしいが
しかしグリムリパーは「もっともそのあなたの姿を拝めるお仲間さんはほとんどもうこの世にはいらっしゃらないようですがね~」とニャガニャガ言ってはいけないことを言っちゃいます
バッファローマンは「きさまごときに何がわかる・・・オレがどんな気持ちで再び悪魔に舞い戻ったか・・・きさまごときにオレと仲間の一体何がわかるものかぁぁぁ~!」と吠え全身が発火するような描写
そして血を吹き出していた1000の傷が塞がり血が引いていきます
原動力は「怒り」でも「恐怖」でも「屈辱」でもなかった
仲間に対する熱い思いがバッファローマン版「火事場のクソ力(仮)」の原動力だったようです
グリムリパーはもうイキそうな顔になって「いよいよ始まりましたね~。私はこれを待っていたんですよ~。アァ~」的に恍惚の表情
次回は嬉々として奪ったアースユニット(寄生獣)を発動させるでしょうが、今回はここで終わり
————————————————————–
隔週ペース復活かと思いきやまた2週間空いた形になりましたね
オレの更新ペースもいつも締め切りギリギリ状態で困りものですが・・・
それにしてもバッファローマンの真の力を引き出すまでに1話割いてしまうのはちょっと間延び感ですね
前回のラストで皮膚引っぺがされて立ち上がった所で発動でも良かったんじゃないでしょうか?
後にはロビンマスク・ウォーズマン・そしてネプやアタルやフェニックスなど戦いを見たい超人達がわんさか控えています
願わくば今回で真の力を発揮し始めてほしかったものです
それにしても現状でグリムリパーには死角なし
バッファローマンはもうボロボロのようですがこれでバッファローマンが勝つようなことがあればとんでもないタフネスということになりますね
ただグリムリパーは速すぎて捉えるのも相当大変そうです
過去にここまで速い超人いただろうか・・・
とりあえず今回はあまり話が動かなかったんで、次回に期待ですね
この戦いもGW前に決着は絶望的なペースではありますが・・・
以上、キン肉マン最新作第55話 「悪魔の勲章!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)でした
次回は4月15日発売です