キン肉マン 週プレ最新作 第160話 「始祖(オリジン)たちの亀裂!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
シルバーマンに「お前まだマグネット・パワーなんか使ってんのかよ」的に呆れられても「もちろんですとも。マグネットパワー・・・こんな素晴らしいものはありません」と手からバチバチと発せられる電磁力エネルギーを見せつけるサイコマン
「どうですか?あなたが知っていた頃から比べても随分進化したものでしょう?」と陶酔しきってちょっとイきそうな顔になりながらシルバーマンにこれみよがしに見せつけてくる
シルバーマンは「昔もキミに言っただろう。その力を闘いに使うのは僕はあまり感心しないとね」と語る
サイコホモ野郎も「ええ残念でなりません。あなたはわかってくれると思っていたんですがね。あれだけ時を超えてもまだその意見は変わりませんか?」と返す
「僕だけじゃない。他のみんなも言ったはずだ。その力は邪道だと。思えばその奇妙な力を身に付けた日からキミは少しずつ変わってしまった。キミだけじゃない。あの人もね」と、これまでの中身のない会話から一変して意味深なことを語り始めて超人閻魔の方を見るシルバーマン
いつまでたっても血走った充血した目で睨み返す閻魔様・・・
ここから回想シーンへ・・・
はい回想ですよ~・・・
場所はやはり「始まりの地」である完璧の塔(トゥール・パルフェ)
その麓の円形テーブルにオリジン弁当連中が全員座り、奥で閻魔様だけが特別待遇っぽく背もたれ付きの王座のような石のチェアに太い足を無理やり組んで座っている
閻魔様は太い足を窮屈そうに組んで座るのが何億年の昔から好きだったのね
好きこそものの上手なれ
ずっとあなたが好きだった
サイコ野郎は木のボードに図や公式を書き、この地球の特異性について全員に解説をほどこしている
そしてサイコが「これをご覧下さい」とほざくと、どーゆー仕掛けになってるのかわかんねーけど円形テーブルの中央の穴から前方後円墳がボワーンと現れる
そしてその鍵穴(と、このマンガでは設定されている)部分からゴポーンゴポーンとマグマともアレとも区別がつかないネバネバしたような妙な液体が吹きあがってくる
ボッコンボッコン
ズッコンバッコン
サイコマンはこの地の底から止めどなくドピュドピュと溢れだすこの力こそこの地球という惑星さんが持つ秘められた“超人パワー”のようなものだと指摘し、これを「マグネット・パワー」と名付けたいと思いますとバカみたいに大袈裟なポーズを取りながら力説する
Mr.マリックの「ハンドパワー」みたいなものかもね・・・
きてます!
ついでにサイコ野郎の頭の方もキてます
そしてMr.サイコ野郎はこ「の地球に秘められた謎のパワーを上手く抽出精製して、私たち超人が持つ生命のパワーに融合させれば・・・」と語りながら本邦初公開のマグネットパワーを一番磁気に反応しそうなメタリアルな肉体を持つシングマンに向けて放つ
シングマンは無様に引き寄せられ宙に浮遊させられパッとサイコマンが手を放すと当然落っこちてしまう
おホモだちのシングマンをコケにされたワイルドガンマンが「拾式(テンス)てめーっ!いきなりなんてことしやがんだ!」と激昂する
しかし転倒させられたシングマンはギラギラ言いながらガンマンを「構わんガンマン。今のは油断していた私が悪い」と器の大きなところを見せ、サイコマンに「それより拾式(テンス)よ、なんだ今のは?お前の持ってる超人パワーが一気に増強されてブーストがかかったように感じられたが?」と問う
これて何億年も前の頃の描写なのに「ブースト」なんて言葉ないでしょこのころは・・・
サイコマンはニャガニャガ言いながら「ええ、これはマグネット・パワーの効果の1つです。地球の生命力と一体化することで私たちは今の何倍にも力を膨らませる事ができるのです」と答える
すると久々に喋ってるのを見る気がするアビスマンが「気に入らねぇなぁ!そんな手品みてぇなヤり方でパワーを増強させて何が楽しいってんだ?ほとんどトーピングじゃねぇか!」と激昂し円卓を叩く
だからこんな何億年も前に「手品」とか「ドーピング」なんて言葉ないでしょうに・・・
古代にそんな近代文明があったとでも言うのか
そもそもまだ猿人とか・・・下手したら恐竜時代じゃないのかこの頃って
今年は申年だけにまさに「猿の惑星」だな・・・
すると続いてペインマンも「テハハハ」とか言いながら「私も同感だな。マグネット・パワーとか言ったがその力の研究自体は否定せぬが、少なくとも己の肉体を鍛えて得たものではない。今のように他所から借りてきたのも同然の力を闘いに組み込む考えには賛同しかねる」とイボイボのちょっとグロくも見える肉体を誇示しながらドヤ顔(つっても顔もイボに埋まっていて見えないけど)で語る
そしてペインマンは「ここは慎重に議論すべきだ。なぁ、ジャスティスマン」とジャスティスマンに話を振る
しかしジャスティスマンは当時からまるでミストバーンのように無口キャラだったようで、話を振られたのに思いっきり無視して何も答えず(笑)
3Fのリングでいつまで無言のまま突っ立ってるつもりなんだろう・・・
そしてテリーも・・・
いつまで片足のままポカーンとしてるんだろうか・・・
ここでガンマンがシャバババ言いながらしゃしゃり出て口を挟み「聞かれるまでもなく私も同感だ~!誰がきさまなどの考えに・・・」と言いかけるとシルバーマンが「はい、そこうるさい」と黙らせる
ケンカするほど仲がいいと言うけどこいつらの場合はガチで仲悪くてケンカしてる感じだな
そしてシルバーマンはガンマンの意見を無視してシルバーマンを指名して意見を伺う
シルバーマンは「サイコマン、キミの発見はすごいものだ。まさに世紀の大発見さ」と褒め殺しムード
そんなこと言われてサイコマンも嬉しそうに顔がにやける
しかしすぐにシルバーマンは「しかしこの力・・・僕は封印すべきだと思う」と否定の言葉を続ける
「持ち上げてから落とす」
もはやシルバーマンの「名人芸」と言ってもいいやり方(笑)
当然サイコマンはまるでギャグマンガみたいに露骨にガクーンとなって「なぜ?」とくらいつく
シルバーは「いいかい?超人パワーというのは僕らの命そのものだ。その形自体を変えてしまいかねないこの研究はもはや“神”の領域だよ。僕ら超人のやることじゃない。そんなことを続けていれば必ず手痛いしっぺ返しを食らうことになるだろう」と語りここで「手痛いしっぺ返し」のフラグ(伏線)を発生させる
サイコマンは「大丈夫ですよ私が上手く運用しますから」と目を泳がせながら答える
「大丈夫ですよ」とか軽々しく言う奴が一番「大丈夫じゃない」のは世の常
シルバーマンもそれがわかっているようで「いや、慢心は没落への第一歩さ。ウン、この力は利用するのではなく、理性ある僕たちが永遠に封印し監視すべきものだよ。そういう意味ではこれを発見したのが僕たちで本当に良かった。少なくとも僕はそうと思う」とサイコマンのイキる気持ちを全否定の完全拒否するスタンスを取る
「そんな・・・これほど可能性を秘めた力をみすみす無視しようなんてもったいない・・・」と納得いかないサイコマン
「それをすてるなんてとんでもない」って感じ?
でも実際そのメッセージが出るアイテムって一度こっきりしか使う事なくて後はゴミになるもんばかりだよね
再びサイコマンは「私なら大丈夫ですよ。優秀ですから」とまた自分から軽々しく「大丈夫」という言葉を発してしまう
ただでさえ軽々しく「大丈夫」を口にする奴は逆に危ないってのに、挙句に自分で自分を「優秀ですから」とまでホラ吹き始めてもうますます信用できない人物に発展
「優秀(天才)ですから」ってお前は桜木花道か!
自分で自分を「優秀」と言うサイコマンと自分で自分を「さん」付けするアデランスの中野さんはいいコンビ
サイコマンは自分の意見に賛同する者は挙手してほしいと求める
しかしだ~れも手を挙げず
露骨に狼狽して「ちょっと!ウソでしょ?たったの1人もいないのですか!?」と絶叫する
するとここでやたらゴツい手をした誰かが重い手を上げる
その手の主はやたらゴツイ肉体をした元超人の神であるザ・マンだ
「私はいいと思う」と口を開くザマン
サイコマンもニャガニャガ言いながら手もみしながら「よくぞ言ってくれました!ザ・マン」と狂喜する
手もみでザマンを歓迎するサイコマン
手・マン
ここでシルバーマンが「待ってくださいザ・マン!正気ですか?これは超人の存在意義そのものを根本的に揺るがしかねない・・・」と反論
しかしザマンは「構わぬ。サイコマンの言う通り私たちが扱うのだから問題ない。何があっても私たちなら判断を誤る事はない」と思いっきり自分たちを慢心しきっている発言・・・
さらに「いや、むしろ私たちこそ率先して研究していくべき力だ。私たちは完璧なのだから」と、もう完全に自分に酔ってるというか・・・中二病?
そしてその管理はサイコマンに任せると一任すると勝手に決定してしまい、結局建前上は合議制でも実際はザ・マンの発言が絶対というまるでワンマン社長がトップに君臨している役員会議状態のオリジン弁当連中
サイコ野郎もニャガニャガ言いながら「かしこまりました。わが師、ザ・マンの仰せの通りに!」と答えながらドレスの裾を両手で広げて会釈する貴族の貴婦人がやるようなポーズを取る
ホモなだけでなくオカマかよコイツは!
実際部屋も少女趣味でぬいぐるみとかも置いてあったし冷静に考えるとかな~りアブない人だよねこいつは
そして長い回想シーンは終わり再びサイコマンがまた飽きもせずニャガニャガ言いながら「天上界に住まう神々さえも気づかなかったこの力。その意義の大きさを理解したのは私と閻魔さんだけでした。そう、シルバーマン。あなたと私の間に溝ができたのもあの日が最初だったかもしれませんね」と語る
結局今回はおしゃべり大会に終始し闘いは何も動かず終わり
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ただでさえ盛り上がらない闘いなのに一週丸々おしゃべり大会に費やすとは
しかも2週間ぶりの更新でこれではなぁ~
どうもこの組み合わせは失敗感がぬぐえないけどこれから盛り上がる展開あるのかな
とりあえず、閻魔様とサイコマンだけが最後に完璧側に残ったのも納得の回想シーンではあった
完璧超人特有の選民思想みたいなものがやたら強いのが閻魔様(ザ・マン)とサイコマンなんだろう
そして「完璧」である自分に酔っている度合いが一番酷いのもこの2人・・・
サイコマンもシルバーマンにフられたくせに閻魔様さえ味方でいてくれればそれだけでいいみたいな感じ
「フられて元気」って感じ?
掘られて元気
延々と続く回想シーンとおしゃべり大会に主人公・キン肉マンも全く登場しなかった今回のストーリー
主人公・キン肉マンの闘いが描かれない期間もどんどんどんどん更新され、キン肉マンVSピークア・ブーの闘いが描かれてから既に3年半以上の月日が経過してしまった・・・
これがホントの「このマンガの主役は誰なんじゃ~!」状態
一体この闘いはどうなるんだろうか
シルバーマンが勝てばもう完璧側は閻魔様とネメシスしかいないよ?
たった2人でどうするってんだい?
「たった2人の最終決戦」って感じ?
とにもかくにもこの闘いはあんまり引っ張らず次の闘いに早く移ることを期待しましょう
シルバーマンも守りの神だからって防御ばっかりしていないでそろそろ攻撃もね
「攻撃こそ最大の防御なり」という言葉もあるくらいなんだから
闘いは守りだけじゃなく「攻め」もあるってことを忘れちゃいけないぜ?
所さんのまもるもせめるも
シルバーマンのせめるもまもるも
キンターマンのせめるもまもるも
そういや所さんも自分で自分を「さん」付けしてるようなもんだわな・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第160話 「始祖(オリジン)たちの亀裂!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は2月29日発売です