キン肉マン 週プレ最新作 第258話 「白と黒のデルモンテ会談!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
後付け感がハンパないゼブラの多重人格設定に対し「お前は白より黒の方が弱い」発言で揺さぶってくるマリキータマン
言われた黒ゼブラは白ゼブラのことを「白のヤロウ」と呼んでいる
「白のヤロウ」ってもう少しまともな呼び方なかったのか(笑)
「あの偽善にまみれた軟弱の極みよりオレの方が弱いなどありえん話だ」と事実を認めず現実から目を背けようと必死な黒ゼブラ
そもそも王位争奪編でキン肉マンの未完成マッスルスパークでブッ殺された時も「許してくれキッド」とか言って泣いてたじゃないか!
するとそんな這いつくばる黒ゼブラの枕元に白ゼブラの幻影が登場
このマンガはホント「幻影」が好きね
死んだ正義超人達はことごとく幻影(亡霊)となって現れるしカメハメ師匠もか
ブッ殺された奴がそんな簡単に現世の人間とコミュニケーション取れたらどんなにステキな世の中になるだろうか
そもそも死んだって何の説明もなく生き返ってくる漫画ですから
今ここに這いつくばってるシマ馬ヤロウだって白骨遺体にされた上にもう超人墓場すらなくなったってのに何の説明もなく復活してるわけだし
で、白ゼブラの幻影が「谷津の言う通りなのはお前も重々わかっているはず。ここまで暴れまわればもう気が済んだだろう。さあそれなら後は・・・」とまで言うと黒ゼブラが「黙れ!消えろこの偽善者が」と手を払うと素直に白ゼブラは消えちまった
黒ゼブラは「フフ・・・要はオレがお前に勝てば何も問題はないわけだ。このオレの存在意義を谷津に認めさせる方法は・・・もはやそれしかない!」と独り言で絶叫するちょっとかなりアブない人状態に
黒ゼブラがついに発狂し始めて気持ち悪くなったのか「フン、黒ゼブラよ。お前の弱点はその意固地さだ!そんな何かに囚われ続けた今のお前に、何度闘ってもこのオレは負ける気はしない!」と言うとクルクルと前宙しながらゼブラの後頭部に両足でニーパットをぶちかます
ゼブラは「ゴボハァ~」とか言って吐血ダウンするがその際に何か丸いもんがカランコロンカランカランコロンと鬼太郎みてーに転がり落ちる
なんかメダルみてーな形のものだな・・・
メダルか・・・
どこまでかつての流れを忠実に踏襲する気なのか(笑)
そこまで「焼き直し」に徹しなくても良いと思うんだけど・・・
とりあえずこれが「メダル」じゃないことを願いたい気分だ(笑)
後頭部に思いっきり両足ニーをくらった黒ゼブラは悶絶してあがく
「全てを犠牲にして這い上がってきたこのオレがこんなもので・・・」と心ん中でつぶやきながら
するとさっき消えた白ゼブラの幻影が肩をかして起き上がらせてくれるというもう完全に正義超人のそれ状態だ
バッファローマン戦とか悪魔将軍戦とかヘルミッショネルズ戦とかことごとくそんなことがあったよね~
大抵ウルフマンがその中にいるんだよね~
言うよね~
白ゼブラは「お前をそこまで頑なにさせてしまったのは・・・このオレだ」と黒ゼブラの耳元で甘く囁く
黒ゼブラは「あぁそうだとも。貴様の都合の悪い部分は全てオレが背負ってきた。汚れ仕事はオレが手を染めてきた。全て貴様の代わりにオレがヤッてきたことだ。それが何を今さら」と恨み言をつらつらと述べまくる
まるでオウム真理教の麻原彰晃と信徒の関係だったようで・・・
白ゼブのヤロウはつらつらと長話をおっぱじめやがった・・・「思えば最初にこうして会話したのはあのシマ馬キッドをブッ殺した日のことだった。あの日お前は生まれた・・・いやオレが生み出してしまったのだ罪の意識に耐え切れずオレは全てをお前のせいにした。しかし・・・今こそ言おうシマ馬キッドをブチ殺したのはお前じゃあない。このオレ様だ!長い間罪をかぶせてすまなかった・・・」と
黒ゼブは「認めるのか?」とちょっと嬉しそうな心ときめいたような複雑な表情
白のヤロウは「あぁ、そうしないとオレはシマ馬キッドのみならずお前まで殺してしまうことになる。これ以上大事な友を失うわけにはいかぬ・・・」と告げ、黒も「友・・・」とか言われてますます胸キュンピーチ状態か?
つーか自分に対して自分が「キッドを殺したのはこのオレだ」とか「お前は友だ」とか「お前は男だ」とか語り掛けるのもシュールな描写だな
普通に精神がイかれてる危険人物でもあるしすぐに病院行った方が良いんだろうけど・・・
キン肉マンファンである以上こんな描写でも温かい気持ちで見届ける寛容な精神が必要なのかもしれねぇな
あんた男だよな?
寛容な精神をと寛容な金玉を持ち合わせている男ん中の男だよな?
お前は男だ!”
そして・・・
やっぱりさっきカラン~コロン~カランカラン・・・コロンとまるで鬼太郎みてーに転がった丸いもんはゼブラメダルだった(>_<)
いちいちそこまで踏襲しなくても(>_<)
つーかもう部下全員ブチ殺されてんだからここでゼブラメダル出しても意味ねーのに(>_<)
そんなゼブラメダルを見つめて白のヤロウは「元来オレとお前は一つだった。それがわかれておかしなことになってしまった」と語る
さらに白のヤロウは「今こそ元に戻る時だ。キッドもそれを望んでいる」と恐ろしく優しい目をして語り掛ける
するとなんとゼブラメダルがシマ馬キッドのホログラムを浮かび上がらせた!
まさかゼブラメダルがキッドの投影機としての役割を果たすとは・・・
もちろんこんなもんが目に見えるのは精神異常者である白黒量ゼブラだけでありマリキータマンには見えるわけがない
言ってしまえば「見えないものが見えてしまっている」という末期的症状に陥っているとも言える
アブないクスリでもキめちまってるようなもんか
そもそもマリキータマン随分長い事何もしないで待っててくれて優しいにもほどがある(笑)
とにかく「見えないはずのものが見えている」という禁断症状が出ているゼブラだがキッドのホログラム映像に対して「あぁ、そうだな。わかったよキッド・・・」と語り掛けるとキッドのホロはそこで都合良く「フッ」と消え、さらに肩をかしていた白ゼブラのヤロウの幻影までさらに都合良く「フッ」と消えちまった・・・
ゼブラはヨロヨロと立ち上がると実況の吉貝アナ(?)が「この執念は一体どこからくるのか~?」とコケにする
マリキンターマンは「コイツ」と少しうろたえ、ゼブラは「執念?そんなものはもはやない。これはオレなりのケジメの付け方だ」と語ると、ゼブラの全身を覆っていた黒いなぞの色素がベリベリとはがれて元の白くてみずみずしい血だらけの胸板が復活する
苦労してめちゃくちゃ無理ある流れで「黒ゼブラ」にしたのにまた「白ゼブラ」に戻っちまったのを見てマリキンターマは「なんてヤロウだ・・・この二重人格男にまさかこんな気概があったとは」と舌を巻く
ゼブラは「くだらぬ芝居はもう終わりだ」とそれまでの自らの「自分と自分の会話」を自らコケにしつつ「これからは黒も白もないこのオレが・・・たった1人のキン肉マンゼブラだー!」とか発狂しながら突進してくるますますアブない行動へ
キンターマンも「ぬかせ!邪悪神ごときの手先が!」と罵りながら応戦するが、ゼブラが「それを言うならお前らだってサタンごときの手先だろうがー!」と返しながらどてっ腹にローリングソバットをキめる
ゼブラは追い打ちのハイキックを側頭部に叩き込もうとするが金玉はそれをスウェーでかわす
ハイキックの勢いで完全に相手に背中を見せて自らバックを取られてしまう形になったゼブラ
マリキンタマはゼブラの両腕をタイガースープレックスの要領でクラッチしてさらにゼブラの両足も自らの両足でクラッチし飛びあがる
「誰がサタンの手先なものか!オレたちオメガの信じるものは我ら一族の誇りだけだ!」と天道虫のくせに妙に熱い言葉を喚き散らすマリキン
そして空中でマリキータウイングを出しグルグル横回転を加えながらそのままマットに胸から叩き付ける「マリキータエリコプテロ」を敢行
まー・・・これは・・・回転しながらやるナパーム・ストレッチみたいなもんであり最近は他のキャラの技をちょっと変えただけのものが多い
それはともかく相当なダメージだったようでゼブラは「ゴォハァ~」とか言って吐血していかにもKOされたように前のめりにダウンする
だが・・・このマンガは技をくらった側がうつ伏せ(前のめり)にダウンした場合は大抵そこではキまらないのよ
負ける時は仰向けにダウンするのが暗黙のお約束みたいになってるからね(笑)
「前のめり」ってとこがポイントなのかな?
案の定委員長も最初はノックにゴングを要請するがすぐに何かに気づいてゴングを制止する
ゼブラがまだピクッっと動いているわけで見出しにも「まだ・・・終われない」とある
そもそもピクピク動いているのは単に痙攣してるだけでありもうKOされてることに変わりはないんでは?とも思うけど(笑)
つっても「白と黒」のあんな熱い友情劇を見せつけといてここでKOで負けるとかコントみたいなオチがあるわきゃない
当然逆転劇が待っていると考えるのが妥当だろう
さらにすごい必殺技でも残ってるんだろうか
とにかく煽り見出しがゼブラの心情を「まだ・・・終われない」とか代弁するなんてよっぽどのことだ(笑)
次回は相当アツいストーリーを期待させつつ今回は終わり
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次回で決着かな?
それにしてもザ・キンターマンってここまで強いのか
ほぼゼブラを圧倒してるじゃあないか!
カレクックにあんなに苦戦してたヤロウがここまで強いとは・・・
まーこの糞ブログは「ゼブラは弱い」説を主張してるから妥当っちゃ妥当なんだけどね
マッスル・インフェルノも相変わらず「ウマしかKOできない奥義」であることに現時点では変わりないし
でも自分と自分が会話して「お前は友だ」とか「お前は男だ」とか「お前はホモだ」とかヤッてるの見せつけられたら当然「逆転」を想像する
あんな流れになりゃ普通にゼブラの勝ちだと
そもそもこの運命の4王子たちの復活はフェニックス以外の3人の「名誉挽回」の機会でもある
「ウマしか倒せない」状態のマッスル・インフェルノの汚名挽回も図っているだろう
なんかすごいマッスル・インフェルノがまだ控えているのかもしれない
腐ってもキン肉星三大奥義の1つなんだからね
そもそもパワフルマン時代になぜキン肉星三大奥義を習得できてたんだという話だが
そもそもパワフルマンが存在していたのはキン肉星ではなく「とある星」だったわけで三大奥義の壁画なんてなかったのに
一応生まれはキン肉星だからキン肉星に何度も旅行することがあったのかな
そして壁画で見て練習したらできちゃったみたいな?
天才戦士だなぁ~
変態戦士だなぁ~
キン肉マン 週プレ最新作 第258話 「白と黒のデルモンテ会談!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は9月3日発売です