キン肉マン 287話 ブロッケンJr.の血盟 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第287話 「ブロッケンJr.の血盟!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
未だにモヤモヤ感が残るブロッケンJr.指名からの~「フルメタルジャケッツ」結成
やっぱりネプチューンマンが見たかった感がぬぐえない
未熟な超人を引き上げるなら寧ろジェロニモが見たかった
なのにここでブロッケンとは・・・
前シリーズで2試合闘ってるし鮮度も全くないのが辛いとこ
文句ばっか言ってても仕方ねーから今後10話以上引っ張るのは確実のこのタッグ戦を見届けるしかないワイナ
でもブロッケンを指名したことでどっちが勝つか読めなくなったのも事実
そもそもオメガ軍はここで負ければ「オメガ・ケンタウリの六鎗客」がついに全滅だ
そんな簡単にシリーズを終わりにして良いのかという話にもなってくる
しかもシリーズを終わらせる役目にブロッケンが関わるというのもなんだか違和感が・・・
ちょっとゴリ押ししすぎじゃあないかとも思う(ブロッケンファンは嬉しいだろうけどさ)
だが逆にサイコマンにグチャグチャにされて負けたブロッケンをまた負けさせるのも考えにくい
よく考えてみりゃアタルも強盗と真ソルジャーチームをブチ殺しただけで正式な試合では一度も勝ったことがないキャラだ
ブロッケンJr.もクラッシュマン戦までは「目指せ!(自力での)初勝利」状態だったが実はアタルもこれ同じ
一度も勝ったことがないのにものすごい強キャラ感があって人気もトップというのもすごい
マンモスマンを完全に封じたことがやはり大きいか
あとは灰になってからあれやこれやと活躍したのも大きいかな
そしてなんつってもあの説明のしようがないカリスマ性なんだろうな
「なんという冷静で的確な判断力なんだ・・・」のシーンに関してはツッコミ所満載だけどとにかく「男が惚れる」カリスマ性がある
「余計な事を喋らない」性格って大事だなって思う
あれこれ喋りすぎると必ずどこかで反感を招くこと言ってどんどん人望落としちゃうもんだよね
賢い人間ほど口数は少ない
これ超人界じゃなく人間の世界でも一緒ね
テリーマンにアンチが多いのもテリーが「しゃべりすぎる」タイプなのも大きいだろう
何かと言っちゃ「そういえば聞いたことがある・・・」としゃしゃり出る性格
それはまだ良いとしても超人タッグ編でアシュラマンに友情を壊された時の数々の暴言集が30年以上経過しても未だに尾を引いているかと
特にロビンマスクをコケにしたことがデカいんだろうな
あれでロビンマスクファンを完全に敵に回したし
まさに「口は災いの元」である
そもそも相手を言いまかしたり論破しようとする人いるけどこれって人間関係的にマイナスにしかならないからね
自己満足を得る為だけの行為でしかない
どんなに正論で言い負かしても相手は不快感しか残らずその相手に対して決定的な嫌悪感を抱いてしまう
だからそんなことばっかりやってればどんどん人望を失い孤立するハメになる
例え「違う」と思っても「そうだよね」とか「ありがとう」って同調できないと人間関係はうまくいかない
反論も間違いの指摘もできないのはストレスたまるがそれはよほど仲良くなった相手でなけりゃ避けるべきだろう
対人関係のスキルはともかくアタルがなぜ好かれるかは「寡黙でクール」な部分も大きいってことだろう
「男というものはあまりしゃべるものではない!両の眼で静かに結果だけを見ていればよいのだ!!」を貫いている
つまり男ん中の男ってわけだ
そりゃカッコいいわけだ
男色疑惑が尽きないブロッケンJr.じゃなくても惚れちまうのは無理もない
「キン肉マンソルジャー」のマスクやボディースーツがカッコいいこともあるだろうけど
とにかく話を本編に戻すとアリステラが「しかしキン肉アタルよ。かつての闘いでお前の配下には十分な実績・実力を持つ者が他にいたはずだ。改めて聞くが本当にソイツでいいんだな?」とさっそくブロッケンを遠回しにザコ呼ばわりして挑発(?)してくる
背景にはシルエット状態だが明らかにバッファローマンとアシュラマンとザ・ニンジャが描かれている
シルエット・ロマンス
ただ・・・ザ・ニンジャはブロッケンより弱いだろ(笑)
フェニックスにも「ニンジャごとき超人は10分以内に片づけたかったが」とか酷い事言われてたし
胸を引き裂かれて惨殺された直後だってのに
王位編のフェニックスって改めてこないだ読み返したんだけど鬼畜すぎるよありゃ
しかも人相もめっちゃ悪い
今シリーズの聖人君子然とした姿とはもう別人だ(笑)
とにかく遠回しにザコ呼ばわりされたブロッケンは悔しくて「グッ」と声を漏らし拳を握りしめる
アリステラに殴りかからんとしそうな血気盛んな若いブロッケンをさすがアラフォーの大人らしく手で制して落ち着かせるアタル
そして「フン、お前たちがコイツの何を知ってる? 少なくともお前たちよりはオレのほうがよく知っている。そのオレが他の選択肢を排してまで選んだんだ。そこにお前たちが文句をつける道理はあるか?なぁオメガマン・アリステラよ?」と言い放ちブロッケンの心をとろけさせる
するとアリステラは「なるほど、よっくわかった。失礼な物言いをしたな。今の発言は詫びよう」と胸に手を当てて頭を下げる
さらにブロッケンに対しても「お前にもな」と言って頭を下げる
これでブロッケンは怒りのやり場に困って「アリステラ・・・」と困惑してしまう
この謙虚さ必要か?
どうせこれからブッ殺そうとしてる相手なんでしょ?
ヒール(悪役)はヒールらしくどこまでも悪態ついたほうがヤられた時の爽快感も増すってもんだと思うけど(笑)
まーでもこーゆー対応ってケンカを回避したい時に有効ではある
相手が攻撃的な時にこっちも攻撃的に対応したらもう収まりがつかない
お互い攻撃的になった時に急に素直に謝られたり「ありがとう」とか感謝されたりすると大抵の人間は燃えさかる攻撃心を奪われる
こんな対応ができるのが「オトナ」の男ってもんだろう
猿やガキじゃないんだから感情のまま突っ走って殴り合うのは大人の行動じゃあない
上述した「相手を言い負かす(論破する)」ことの無意味さ以上に大人は喧嘩することに対するデメリットが多すぎるからな
で、闘いをどこでするかという話になる
もうこの復活安土城リングは崩落寸前で使い物にならないし地上に降りて仲良くリング設営でもするかとジョークをかます
これどっちが言ったんだ?
吹き出しの位置からするとアリステラか
結構ユーモアあるんだなアリちゃんって
リングを自分たちで設営するとか大仁田がFMW立ち上げた頃みてーな話だな
しかし大仁田は先日引退した長州力に対して悪口三昧のコメント残したけどあれでいいのかね
長崎県知事目指してるらしいけど引退する人間に対していくら良い印象がないからって悪口三昧のコメント残すというのもね
悪口言ってる人間ってそれだけで他者から見たら魅力的には映らない
そんなことで選挙勝てるのかね
長州が電流爆破を受けなかった事で「小さな男」だと言ってたけど引退する人間に悪口三昧のコメント発するのは「小さな男」じゃないのか?
悪口を言えば必ず自分に跳ね返ってくるしそれは長州が大仁田含め現役時代にあちこちに悪口言った事も原因の1つなんだろうけど
例えばアタルがコソコソとネットで嫌いな有名人のアンチ活動をして悪口を投稿しまくってたりしたら・・・
アタルに対して壮絶に幻滅してしまうだろう?
悪口を言ってる人間で人望・人徳のある人間なんていやしない
知事になろうという人間があれでは難しいんじゃないのかな
まぁ石原慎太郎みたいに悪口言いまくる性格でも知事になった例もあるけどさ
でも人望や人徳があるとは言えないよねあのお方も
そもそも長州と大仁田って被災地支援とか一緒にして和解してたように見えたんだけどね
やっぱりあれは表面上のもんだったのか
そんなとこまで「プロレス」しなくてもねぇ
大仁田は人望面では最悪レベルでもある
ターザン後藤を筆頭にFMW時代の選手は皆離れていった
それどころか命を落としてしまった選手やフロントも多く「大仁田と関わると皆不幸になる」とまで言われた
そんな大仁田が長崎県知事になれるのか
個人的には興味があるといえばある
だがここまで人間的な小ささを見せられるといざ知事になったとしてもなんだかなぁと思ってしまうかな
そういやFMW初期は「涙のカリスマ」とか言われて若者たちに熱狂的支持を受けてたんだよね
「カリスマ」という点ではキン肉アタルと同じではあるけど
実際は・・・
今日の更新は人格論やら対人スキルやら妙に説教臭くなっちまったな
下ネタもまだ一度も言ってねーし
閑話休題的に思ってくれるとありがたい
多分「ブロッケン・ショック」であまり身が入らないのもあるんだ思う
つくづくネプチューンマンかジェロニモが良かったなと
これでブロッケンがマリキータマンに勝ったらブロッケンはゼブラより強いと正式に認定されるわけか
ゼブラに関してはこの糞ブログでは一貫してその立ち位置から過大評価キャラだと主張している
ロビンマスク・テリーマン・ラーメンマンのアイドル超人3強と闘っても負けるだろうし
マリポーサだってロビンに負けたんだから
だからブロッケンがゼブラ超えをしてもさほど驚く事でもないんだけどね
とにかくリングをどうするかという話になっている
そもそもリング上でないと闘えないのもおかしな話だけど(笑)
実際アタルはリングのない場所で真ソルジャーチームの全員と闘って全滅させてるわけだし(笑)
そこに「な・・・なら・・・いい場所がある・・・」とヨレヨレの声で何者かが口を挟んでくる
それは言うまでもなくフェニックス
やっぱり生きてたか
フェニックスは「久しぶりだなソルジャー・・・いやさキン肉アタル」と語り掛ける
アタルは「そりゃ一体どこなんだ?」と問う
するとフェニックスは「ここだ」とモニターを指さす
するとモニターは関ケ原の合戦場が映し出される
しかもそこにあの忌まわしい(?)浮遊体高重力立体リングが埋っている!
つーかこのモニターはいちいちその場にいる人間の意思で映したい場所を移すことができるとか都合良すぎるだろ(笑)
そもそもあのリングは王位争奪編後こんな無造作な破棄をされてたの?
超人委員会とかが責任もって解体処理しとかなきゃいけないんじゃないの?
仮にも観光地の関ケ原合戦場にこんな「粗大ごみ」を放置しておくとかありえないんだけど(笑)
そういやスプリングマンにバラバラにされたウルフマンの遺体もそのまんま鳥取砂丘に放置されてたな
この世界の倫理観はどうなっているのか?
人としてそれでいいの?
ここで何話にも渡ってセリフなし状態だったマリキータマンについにセリフが与えられた!
「だが見たところ今やあれはただの残骸だ。すっかり朽ち果てもはやとてもオレたちの闘いに耐えられる試合場になるとは思えんが?」とね
よかったねマリちゃん
やっとしゃべることができたね
でもしゃべりすぎないことも大事よ?
しゃべりすぎるとテリーマンみたいになっちゃうよ?
フェニックスは「フフフ・・・オレの用意周到さをみくびるな。この安土城はかつてのオメガの居城だが。そこでの試合を提案したのはこのオレのほうだ。そしてここが決戦場になるなら不測の事態も起こりうることを想定し。予備の戦場候補も調べておいた。このすぐ近くに適した場所はないかと」と語る
だからモニターもすぐにその場所を映せるよう事前に準備しといたってことね・・・ってご都合主義にもほどがある(笑)
ブロッケンが「そうか!関ヶ原はここ安土から目と鼻の先ともいえる場所にある!!」とまるで「そうだ京都に行こう!」的に絶叫する
フェニは「そして既に確認済みだ。あのリングは・・・まだ生きている・・・闘いを求める超人たちの強い意志に反応して・・・いつでも蘇る準備は・・・」とかいってどっかから唐突にリモコンみてーなのを取り出してそれを押すと埋まっているリングがボワ~ンと発光し始める
「ハハハ・・・見ろ、我らの闘う意志にさっそく反応を始めたようだぞ」とほざくフェニックス
王位争奪編であのリングを用意したのは確かにフェニックスだったけどそんな闘う超人の意思に反応するとかそんな設定あったっけか?
単なる無機質な重力装置が中に入ってるだけのリングだったのに
ウォーズマン的に言えば「蘇った人間の心」って感じ?
そして都合良く高重力リングがまた浮遊し始める
ボロボロだったはずなのに新ピカカピカピ状態で復元して再び関ケ原の宙に舞う
王位編の時みたいに完全に立方体にならずリングも三面じゃなく上部の一面のリングだけ
立方体リングの下半分は崩壊したままで中身の高重力装置が剥き出し(ネイキッド)になっている状態である
フェニックスはニヤリとして「これで次の舞台のお膳立ては・・・整った」と語る
あまりのご都合主義的展開にますますモヤモヤ感が強まって今回は終わり
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う~ん・・・う・・・う~む・・・グムー・・・
またあのリングか
何もかも王位争奪編を踏襲して焼き直しする流れなのね
超人血盟軍が闘うわけだからもってこいの舞台かのかもしれないけど
ただアタルもブロッケンもどっちもあのリングでブチ殺されたわけだからトラウマもあるんじゃないかな
特に精神的に不安定なブロッケンはヤバそうな・・・
つーかもう日が暮れてるのにホントに当日中に試合する気なのか?
アリステラなんて(一応)強敵のフェニックスと対戦した直後でモロに休む間もなく連戦だし
休養十分なアタルとブロッケンが闘うのはフェアじゃない気もするんだけど
一晩インターバル入れてその一晩のあれやこれやも見てみたいけどな
結界の中に閉じ込められてるアイドル超人達や悪魔超人達がこれまでの闘いについての感想をあれやこれやと語り合うのも見てみたいし
なのに・・・そんなせっかちな・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第287話 「ブロッケンJr.の血盟!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は6月24日発売です

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