バッファローマン

キン肉マン キャラクター(登場人物) バッファローマンについて
身長:250㎝
体重:220㎏
超人強度:もちろん1000万パワー(しかしMAX8000万パワーまで増幅できることが確認済)
出身地:もちろんスペイン
通称:超人発電所 ヘボザメ こって牛
名言:「ウォーズマン、敵として会いたくなかったぜ」、「最強の男が最強の男をさそいに来た」、「オレも あんたに選ばれて しあわせだった」
担当声優:佐藤正治(無印)/岡和男(王位争奪編23話まで)/松田重治(王位争奪編24話以降)/乃村健次(キン肉マンⅡ世)
バッファローマンはかつてキン肉族と並ぶほど隆盛を誇ったバッファロー一族の末裔で、そのバッファロー一族は権力闘争が長く続き暗殺・粛清などで衰退し滅亡してしまい、その唯一の生き残りでもある
「故郷のない男」となり放浪の末に地球にやって来るというまるでウルトラマンレオみたいな設定のこって牛は、地球を第二の故郷として暗く切ない修業生活をスタートする
当初は超人強度100万パワー(それでも正義超人最強クラス)で、技も技術もないザコ超人だったが、大魔王サタンに自らの赤い血液を捧げて悪魔超人となる代わりに1人の超人を倒すごとにたったの1万パワーをプラスされるという冷静に考えると全然美味しくない契約を結び、愚直に1000人もの超人をブッ殺して1000万パワーの超人に成長する事が出来た
ここで「ん?1000人倒したなら1100万パワーなんじゃないの?」と思うだろ?
その通りだよ
でもゆでたまご先生も疲れてたんだよ
人間誰だってミスはある
締め切りに追われてアデランス中野和雄編集長に煽られまくってもう意識が朦朧としながら仕事してたんだと思う
思えば当時のゆでたまご先生はまだ20代前半・・・
酒も女も恋しい年頃だ
そんな時期に部屋に缶詰状態でずっとマンガ書き続ける辛さ・・・
80年代の高額納税者のマンガ家部門でトップだったほど稼ぎまくっていたとはいえ辛かっただろう
わかってやってくれ
お前は男だ
そして1000万パワーを持て余し、早く悪魔六騎士に昇格してほしくてますますあちこちで暴れまわっていたところをハラボテ・マッスル(委員長)が宇宙警察と10万人の超人を動員してバッファローマンら7人の悪魔超人を地球上空にまるで宇宙ステーションのように浮かんでいる「超人ホイホイ」の中に閉じ込められた
委員長も威張ってるだけのようでありながら結構裏では地道に宇宙平和の為に働いているのである
しかしその超人ホイホイもキン肉マン超人オリンピックV2記念パレードの胴上げで超人級の怪力を誇るブスがキン肉マンを宇宙空間まで放り上げたせいで、キンは超人ホイホイの解除ボタンに激突してしまう
超人ホイホイは破裂して外に出ることができたバッファローマンはそのまま仲間たちと地球に襲来し、超人オリンピック王者(=地球で一番強ぇヤツ)であるキン肉マンに挑戦状を叩きつける流れとなる
作中のその時点では1000万パワーという正義超人達の10倍以上のパワー(超人強度)は圧倒的で、
まずは前シリーズのラスボスであるウォーズマンを完全かませ状態でブッ殺し、
続くキン肉マン戦でも序盤はウォーズマン戦以上にパワーで圧倒し、キン肉バスターまで破ってしまい、「こんな強い奴どうやって倒すんだ」状態だった
しかしキン肉マンの火事場のクソ力と友情パワーの底力による奮闘で試合は白熱化し、最後は新(ネオ)キン肉バスター→キン肉バスターを連続で放つ「ダブルキン肉バスター」をくらい敗れる
正義超人の友情パワーの素晴らしさに触れて悪魔超人から足を洗い正義超人入りを約束する
しかしその際にサタンが国立競技場の巨大アンテナをヘシ折り落下させ、それで体を貫くという「制裁」を受け、死の間際に最後に残った300万の超人強度をウルフマン・ロビンマスク・ウォーズマンにそれぞれ100万パワーずつ分け与えて復活させ「これで心おきなく死ねる」と言葉を残し一度目の死亡
さらに死んでいる状態でも悪魔六騎士からも「制裁」とか言われて首を刎ねられ、
そもそも7人の悪魔超人はみんな死んでるのにどうやって首を刎ねたんだという話であるが、
とにかく首なしの遺体として胴塚に転がっていたわけである
しかし、首もなく死んでいるのにアシュラマンが自らの腕を「調達」に胴塚までやってきた時は、アシュラマンの腕にはなりたくないと、もぎ取られないよう肉体が拒否したようで、それでいて死んでいるのにテリーマンの声には反応して首なしの遺体なのに突然立ち上がって両腕を天にかざして腕を貸してあげたりと死んでても半分生きてるようなわけのわからない状態にあった
はんぶん不思議
その後は悪魔将軍の力で生き返らせられたけど、その義理を果たすためにアシュラマン戦のみは悪魔側に就くが、すぐに正義超人入りしてキン肉マンがキン肉ドライバーの特訓をする時間稼ぎの為に自ら悪魔将軍と闘う
前シリーズのボスキャラが新シリーズのボスキャラのかませにされるという、ウォーズマン→バッファローマン→悪魔将軍と続く流れの一環であり、前シリーズであれだけキン肉マンを苦しめたバッファローマンが手も足も出ず、顔面をめちゃくちゃに砕かれKOされる
しかしそれでも死ぬことはなく医務室で治療を受けていたが、意識を戻すとキン肉マンVS悪魔将軍のリングサイドに戻り、最後は悪魔将軍を倒す際の肉体役としてキン肉マンのキン肉ドライバーを自ら受け2度目の死亡を果たすが、黄金のマスクと銀のマスクが合体した「完璧のマスク」が放つ奇跡の光で蘇生する
思えばこの光は「なんでもあり」なフェイスフラッシュの亜種みたいなもんなんだろうね
超人タッグ編では当初キン肉マンもパートナーとして狙っていたモンゴルマンを土壇場で寝取って2000万パワーズを結成する
1回戦に乱入してきてモースト・デンジャラス・コンビ(ブロッケンJr.&ウルフマン)を串刺しにしてKOした完璧超人コンビ(ケンダマン&スクリュー・キッド)と二回戦進出を賭けて闘うことになり、モンゴルマンとのツープラトン技であるロングホーン・トレインで乱入コンビを撃破
しかし、続くヘル・ミッショネルズとの闘いでは、一時相手を追い詰めるもののマグネットパワーの威力にどんどん劣勢となり、最期はサンダーサーベルで背中(心臓部?)と太ももをブッ刺され3度目の死亡
その後決勝のザ・マシンガンズVSヘル・ミッショネルズ戦で亡霊超人としても登場していたことから死亡していたことは確実と思われるが、結局後付であれは生きていたことになり、このマンガの死生観、そして「ガクッ」と事切れる描写(後のフェニックスシヅ子等)がどれだけアテにならないかを証明する形となる
極端な例だが前の回で死んだ超人が次の回で生き返っていてもこのマンガでは驚いてはいけないということであり、事実スフィンクスマンはそれに近い状況が実際にあったほどである
逆に生きていたウルフマンが結局死んでいたり、生きていようが死んでいようがこのマンガでは大した問題じゃないのである
とはいうもののモンゴルマンを助けるために左腕をクロスボンバーでブッた切られたキン肉マンの左腕再生手術の骨の代用品として自らのロングホーンが活躍し、決勝戦での勝利に大きく貢献することになる
かつてのテリーマンに貸した左腕やら、自らの肉体を貸した悪魔将軍戦やら、つくづく自分の肉体を貸すことで貢献するタイプである
そして死んでいるのにドクター・ボンベの言葉に涙を流したり、ロングホーンに意思があったりとつくづく「死んでも半分生きてる」状態が好きな超人である
続く王位争奪編
一回戦で誰も仲間が助けてくれずミートと2人だけで出場しなければならなくなったキン肉マンを見殺しにして助けにも来ずスペインでフラメンコでも見て遊んでいたのか、2回戦からソルジャーチームの一員として登場
副将としてフェニックスチームとの対戦は佳境に入り、キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)とのコンビで、フェニックス&マンモスマンと闘うタッグマッチ状態となる(元は6人タッグだったがブロッケンとプリズマンが相打ち退場した為)
自らをも上回るパワーを誇るマンモスマンに恐怖を抱き逃げるようにソルジャーにタッチを求め拒否されるなど、悪魔超人時代では見られないほど情けない姿を見せるまでになっていたが、ソルジャーの提唱する「真・友情パワー」によって目覚め、マンモスマン相手に果敢に闘うが、フェニックスチームからソルジャーの預言書のページを守る為にマンモスマンのノーズフェンシング1本とビッグタスク2本でモロに体を串刺しにされる
ノーズフェンシング1本だけでもレオパルドンを即死させるほどのものなのに、バッファローマンはそれ以外にもビッグタスクも2本受け、合計3本それも全て貫通するほど深々と貫かれ、うち1本は心臓付近を貫いているにも関わらず死ななかった・・・
「悪魔の制裁」では国立競技場の大して太さもないアンテナ1本に背中から腹を貫かれただけで死亡し、先の超人タッグ編でもサンダーサーベルで太ももと背中(心臓付近にも見えるが肩甲骨付近にも見えて微妙な位置だが)をさされただけで死亡したのに、その2度より明らかに致命傷と思われる刺され方をしたにも関わらずここでは生きていてその後もまだ普通に動けていたほどである
反撃のバッファローBOMでマンモスマンを一時KOするがこれはマンモスマンの演技であり、バッファローマンはKOしたと思った油断でソルジャーの預言書のページを放してしまいマンモスマンに奪われてしまう
その後、邪悪の神が立体浮遊リングの動力を攻撃しリングを落下させソルジャーを転落死させようとするが、バッファローマンはそれを全身を呈して防ぐという、かつての五重のリングを支えたジェロニモのような自己犠牲を見せ、最後の力を振り絞って放ったハリケーンミキサーでリングの動力に憑りついていた邪悪の神どもも吹き飛ばしリングの浮遊力を元通りにすると、ソルジャー(キン肉アタル)に「キン肉マンと兄弟仲良くな」と言葉を残し谷底に転落して4度目の死亡
仲間(正義超人)になったものの、結局タッグ編も王位編もキン肉マンとは常に敵対する立場に立ち、
同じ方向を向いて戦う事が全くなかった為、あまり「仲間」という感覚が得られない超人でもある
にもかかわらず「長年キン肉マン達との友情ごっこの慣れ合いで弱体化した」とソルジャー(アタル)に指摘されてしまうし踏んだり蹴ったりだ
特に、キン肉マンとマリポーサチームの闘いでは駆けつけない理由が全くなく、あれを見殺しにしたのは酷い
これは王位戴冠式の会場に来ていたブロッケンにはさらに言える事だし、ラーメンマンも駆けつけるのがゼブラチームからでは遅いと思う
ただ、あの時点のバッファローマンガ来てもロングホーンがなかったからあまり役に立たなかったかもね
まーすぐにキン肉マンがロングホーンを返しただろうけど
ちなみに「強敵が仲間になると弱体化」という少年マンガの王道パターンにはそこまでハマらず、
正義超人入りしてからも最強クラスの敵であるネプチューンマンやマンモスマンを一時KOするなど、その1000万パワーを駆使した強さは健在で、キン肉マンを除いた正義超人の中ではロビンやテリーとの比較は難しいが頭1つ抜けているかもしれない
現行シリーズでは結局悪魔超人に逆戻りし、どこまでもキン肉マンとの「共闘」という構図になりにくい超人
共にⅡ世での話であるがアシュラマンやネプチューンマンも結局は正義超人にはなりきれなかったし、
一度「悪」として染まってしまった者は正義としては完全に染まりきれないのかもしれない
そうは言っても闘う相手は完璧超人という点では正義超人と同じベクトルを向いているのも事実であり、過去4度と最多死亡歴を誇るほど殺されまくったお詫びの意味もあるのか現時点で最も扱いが良いキャラであり、スプリングマンと2人の力でターボメンを、そしてシングルではグリムリパー(後にサイコマンとして再登場されるが)を、さらに完璧超人始祖の中でも強者であるガンマンを倒すという大プッシュを受ける
グリムリパーが計測したその潜在的超人強度は8000万パワーにも登ると判明し、王位編のキン肉マンの火事場のクソ力のMAXパワーである7000万パワーすら上回る力を示し、悪魔将軍(ゴールドマン)からは「神になれる」器であることまで示唆されていて、「正義超人」という枠でくくるのであればもうロビンマスクやテリーマン、ラーメンマンより強い正義超人2番手の座はもう疑いようがなく、それどころかキン肉マンにも匹敵する次元に近づいてきているほどであることが描かれる
よくアシュラマンとの比較でアシュラマンの方が強いという意見があるが、ジャンプ連載時代の描写比較だけでもバッファローマンの方がどう考えても強いだろう
キン肉マンとの対戦の比較でもキン肉マンの苦戦度が全然違うし、潜在的ポテンシャルもバッファローマンの方がはるかに大きい
同様に2000万パワーズとはぐれ悪魔コンビが闘ったらはぐれ悪魔コンビが勝つという意見も良く見かけるが、これもどっちも単体同士で2000万パワーズが上なのにタッグで負けるわけがない
アシュラマンが悪魔超人界では上位種族のそれもトップに位置しているという先入観や、Ⅱ世の「再生(リボーン)アシュラマン」まで込みで語られてるフシがあるが、さすがにこれは同意しかねる
普通に読んでてもバッファローマンだろうし、ソルジャーチームでアシュラマンが次鋒でバッファローマンが副将だったのも、間にいるブロッケンjr.の存在抜きでも力関係はバッファローマンが上とわかるだろう
まして現行シリーズの描写比較になればもうあれを見てアシュラマンの方が強いとは誰も思わないだろう
・得意技

ハリケーン・ミキサー

バッファローマンの代名詞
頭部のロングホーンを向けて相手に突進し強烈なスピンを加えて相手を跳ね飛ばしてマットに脳天から落下させマットにめり込ませるほどの荒業で、回転落下中に追加で何度もロングホーンでスピンを加える「ハリケーン・ミキサー死のコース」があり、これによりウォーズマンは死亡する
さらに悪魔将軍との闘いではスピン速度を100倍にしたスペシャル・ハリケーンミキサーを敢行するが効果なし
超人タッグ編ではモンゴルマンのパワーを受けて放つ「パワーアップ・ハリケーンミキサー」を敢行しケンダマンを一時KOし、現行シリーズでは8000万パワーの力で放つ「スーパー・ハリケーン・ミキサー」を放つなど派生技も多い
とにかく遠心力というものはすさまじい威力を生むものでありそれを最大限に生かした技と言える
ハリケーン・ヒート
超人タッグ編で披露した技
片方のロングホーンを長いものに取り換えて、左右の長さの違いにより相手の胴を挟み込み角を内側に締め付けて動けなくさせた上で全身をひねって相手の肉体を宙にスピンをかけて舞い上がらせそのままスピンが加わった状態で背中から落ちてきた相手を長い方のロングホーンで突き刺し、回転により最終的には刺し貫く事が狙いの技であり、ビッグ・ザ・武道が救援に入らなければネプチューンマンはこれでヤられていたかもしれない
超人十字架落し
マンモスマンにビビった後にソルジャーに叱責され、目を閉じて昔を懐かしむことにしていると、辛く苦しい修業時代に恐怖で木造教会の十字架が自らに迫ってきたことを思い出し、その時の折れた十字架の先端と今現実として自身をレオパルドンのように串刺しにしようと突進してくるマンモスマンの姿が重なり、逃げずに自ら懐に飛び込んだバッファローマンが相手の両腕をクラッチし、相手の脇に頭を差し込みそのまま後方へ水車落としの要領でブリッジして脳天からマットに叩きつける説得力十分の大技
マンモスマンはKOすることはできなかったが、スーパー・ハリケーン・ミキサーからのコンボでこの技を放ちグリムリパーはKOした
結局グリムリパーは後にサイコマンとして復活し、あのKO負けも演技だったと考えるのが自然ではあるが
バッファローBOM(ボム)
単なるパワーボムと言ってしまえばそれまでだが、それだったらタワーブリッジだって単なるアルゼンチン・バックブリーカーだし、スピニング・トーホールドだって単なるスピニング・トーホールド・・・あれ?
とにかくバッファローマンがやるパワーボムだからこそ威力絶大だと言いたかった
しかも浮遊リングから落下した加速度まで加わり叩きつける場所も名古屋城の金のシャチホコであり、重量級である両者の体重もあって相当な衝撃だったことであろう・・・結局KOできなかったけど・・・
悪魔殺法デビルシャーク
リングの下に潜りこみ伸縮自在のロングホーンを長く伸ばし、海上に浮かぶ人食いザメのヒレのようにリング上を斬り裂きながら縦横無尽に動き回り、リング上にいる対戦相手をバラバラに切り刻むという残酷技
しかし主人公・キン肉マンがそんな技でバラバラにされて死ぬようなウルフマンみたいな醜態をさらすわけがなく、「肉を切らせて骨を断つ」的に左腕に噛ませて動きを止め、右手でロングホーンを鷲掴みにして「火事場の一本釣り」でリング下から引っこ抜いた
ガンマン戦では石のリングなのにこれを敢行し石なのに普通のマット同様にスイスイと楽しそうに泳いでいた
ハリケーン・ギガブラスター
既に十分フィニッシュを飾れるレベルの大技に恵まれているバッファローマンがさらに得た新必殺技
マッスルインフェルノの準備段階のようにトップロープの上を高速で走り回り、その加速度を加えて突進してハリケーンミキサーをぶちかます超大技で、これ一発でそれまで大して蓄積ダメージもなかった屈強なガンマンが即死するほどのとてつもない威力
タッグ技
スプリング・バズーカ
スプリグマンの肉体を右腕にはめ込みバネを引っ張って相手に弾丸のように放つ阿修羅火玉弾と似た構図の技
どっちが強いか激突させてみたいもんだね
とりあえずモンゴルマンはボディで受け切ったからそれほどの威力でもないのかもしれない
ロングホーン・トレイン
2000万パワーズのフィニッシュ・ツープラトン
モンゴルマンがバッファローマンを逆さに背負って突進し、伸縮自在のロングホーンを最大限に伸ばして相手を2人ごと串刺しにする技
ヘル・ミッショネルズ戦では電車にはねられるように天井に激突させ感電死を狙う形も描かれた
バッファローマンが死んでいても角さえあれば発動できるようで、結局角だけかい!
つのだひろ

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