キン肉マン最新作第29話「7人の“悪魔”たち!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューです
前回のラストで魔雲天は武道により人間の姿に変えらそうになりました
しかしそれを「悪魔超人の矜持」でしのぎました
ちなみに武道のこの「超人人間化オーラ」の名称は「零(ゼロ)の悲劇」と命名されました
今後も至るところで出てくるかもしれませんね
たまりませんね
魔雲天は瀕死の状態になりながらも尚も武道の腕を取り脇固めへ
技の少なさの悲しさか柔道技や関節技など地味な技しか出せない魔雲天
大巨漢レスラーってそんなもんですかね
あの「人間山脈」と称された大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントも持ち技少なかったようですし
ちなみに魔雲天の異名は「超人山脈」とのこと
これはマジにピッタリな呼称(笑)
頑張る魔雲天に対して運命は残酷にその破滅を着々と告げます
テリーマンのシューズの紐がまたもブチンと豪快に切れました
しかも前回は一番上の一本だけでしたが今回は残りの紐が一気に全部切れちまう「スペシャル仕様」です!
なぜこのシューズの紐は魔雲天の時だけこんなに過剰反応するんでしょうか?
正義超人のときでさえ「一人一本」という暗黙のルール(?)があったのに・・・
魔雲天が本来なら死んでるか人間になって戦いが終ってるところをすさまじい意思の強さで乗り越えたから?
だからシューズもムキになって「だからもうお前は終りなんだよ!」とこれ以上ないアピールってこと?
とにかくテリーマンのシューズの紐は全て切れたんでシューズ変えないとまともに戦えなくなりました
すぐ脱げちゃうでしょうから
それを見ててたまらなくなったバッファローマンは魔雲天にギブアップするよう求めます
やはり隠し切れない正義の心とその優しさ
しかしスプリングマンはそのバッファローマンを止めます
そこでバッファローマンもある事を思い出したのかここから長~い回想シーンです
時系列的にはテリーマンがマックス・ラジアルを倒して、
ボロボロでもう力なんて残ってないくせにリング上で無量大数軍全員を相手にしてやると強がり、
犬野郎だクラッシュ野郎だとギャンギャン吠えた後力尽きてリング外へ倒れようとした所・・・
主人公・キン肉マンがそれを受け止めて「よう頑張ったのうテリーマン」と言うシーン
このシーンを悪魔の特訓場にある巨大モニターで眺めているバッファローマン以外のメンバー達
そこにテリーマンVSラジアル戦の最中にカプセルから脱出したバッファローマンが入ってきます
「遅くなったが話は全て聞いた」と
誰から?
やっぱり「あのお方」?
しかし他のメンバーたちにとってバッファローマンは正義に寝返った「裏切り者」です
メンバーたちは複雑な表情
「お前達の気持ちはわかる。だがオレがここに戻って戦う事が最善の行動だと判断した」との事
ブラックホールがバッファローマンを一発殴ります
この2人は不仲という設定があったはずですがもうそんな昭和の話は先生もお忘れでしょう(笑)
このたった一発のパンチだけで「恨みっこはこれで終わりだ」と許しちゃうスプリングマン
せめてメンバーの必殺技を一通り受けるくらいのことはするかと思ったが案外優しい面々・・・
そして「やはり我々のリーダーはお前しかいない」とバッファローマンに告げるBH
そこでステカセキングが「これまで暫定リーダーだったオレ様がお前にバトンタッチだ」と続けます
ここで多くの読者が「え?ステカセがリーダーだったのかよ(笑)」と内心苦笑してたことでしょう(笑)
しかしページを開くとすぐにBHが「こいつぅ~」的に「誰が暫定リーダーだ」とツッコミのヘッドロック
それを見て後ろで笑っているスプリングマン
まるで人間の仲間同士のやりとりのようなこんなほほえましい光景が悪魔超人にも・・・
ほほえましいんだけど・・・この描写必要か?(笑)
2コマ無駄にしただけかと思うが(笑)
まーちょうどページのラストでステカセのボケが入ったから読者をちょっとイジるには最適な流れかな(笑)
オレもまんまとステカセキングの暫定リーダー発言に「え?」と乗せられてしまったし(笑)
参りました、先生!!(笑)
でもこうやって見ると7人の悪魔超人も友情で結ばれたメンバー達なんだなぁって思います
サンシャインの言葉「悪魔にだって友情はあるんだ」を痛感させられるシーンでしたね
そしていよいよそれぞれの対戦相手を決める事に
なんの決まりごともなく早い者勝ちみたいに次々と対戦相手を決めていくメンバー達
だけど皆やはりピークア・ブーと武道の相手だけは危険と感じたのか(?)選びません
まーアトランティス(水棲)とステカセキング(機械)は属性で相手を選んだようですが
ただ、ターボメンって機械か?
そして一番弱そうなダルメシをチョイスするブラックホールのしたたかさもウケた(笑)
そして残ったピークア・ブーと武道
まずはスプリングマンが「キン肉マンの動きも気になるが、あの赤ん坊超人はオレが締め上げてやるか」とブーとの対戦を選びます
いたいけな赤子を締め上げてねじり切って残酷にもバラバラにするおつもりですか?
さすが悪魔です
そして最後に残った(皆がヤバいと避けた?)武道・・・
この相手にバッファローマンが「よし、オレが武道と戦う」と言った所、
最後に1人だけ残っていた魔雲天が「武道はオレがヤる」としゃしゃり出ます
しかしバッファローマンが「武道だけは他の奴と違う」と魔雲天を静止します
そして「あのお方は我々に捨て石となることを望んでいる」とも告げます
だったら悪魔を裏切ったオレが罪滅ぼしの為に武道に殺されるとバッファローマンは言うのです
しかし魔雲天は「あのお方がなぜお前をここに復帰させたのかわからないのか?」と問いかけます
テリーVSラジアル戦の間にカプセルから出たバッファローマンはすぐに「あのお方」から声をかけられたと
これでバッファローマンの動きの経緯が明らかになってきましたね
バッファローマンは悪魔超人軍のエースだからだと魔雲天は続けます
「あのお方」に一目置かれ、悪魔騎士に匹敵する力を持ちながらも、
平悪魔として最前線で戦う事を望んだバッファローマンに他のメンバーたちも鼓舞されたということです
最高のパフォーマンスの為には最高のリーダーの存在が不可欠
だから「あのお方」はバッファローマンを悪魔に復帰させたとスプリングマンが続けます
う~ん・・・
これまでオレはいつも「あのお方」は普通に考えれば将軍なんだろうけど、
もしかしたら別の存在かもという思いも捨てられないでいましたが、
この回想シーンで「あのお方」=悪魔将軍はほぼ確実っぽくなりましたね
なんで「あのお方」という隠し方するのかが気になってて、
二世の時みたいに「将」とでも言えば良いのにとも思ってたんですけどね
実際シルエット状態とは言え将軍が復活していたのも事実ですし、さすがに深読みしすぎましたか
しかしキン肉マンからすればおそらく最も苦しんで最も苦労して倒した悪魔将軍の復活はトラウマでしょう
戦う事になるのかな?
ただなぜ悪魔将軍が7人の悪魔超人達を「捨て石」に指名したのか
まるで正義超人達を助ける為のようにも思えますが・・・
その戦いぶりから完璧超人達の研究をしろという
それともこの後は悪魔騎士が満を持して闘うという流れなのかな?
完璧側ももう3人死んじゃってますが・・・
ただ、ステカセの死に様は明らかにウォーズマンへの捨て石を意識していたし、
「あのお方」は正義超人の為にやっているような気がします
そもそも悪魔騎士まで全員復活じゃもうこの世界は死んだ超人は誰でも生きかえれる無秩序状態すぎますよね
超人墓場という“口実”もあるけど・・・
それに悪魔将軍って実体を持たない超人なのに「中身」はどうしたのか?
ただ悪魔将軍はかつてもバッファローマンを蘇生させたりしたし死者復活能力があるか
とにかく「あのお方」が誰もが思う通り将軍として、
平悪魔達に「捨て石」になることを指示した意味がまだわからないですね
まーその辺はこれからジョジョに奇妙にはっきりしてくるでしょう
魔雲天は捨て石(死)を覚悟しています
「オレがどんな目に合おうと目を背けず武道の一撃一撃を目に焼き付けろ」と告げます
そして全員揃ってまた妙なウルフキッスみたいな指をして「全てはあのお方の為に」と叫びます
ここで長~い回想シーンは終り
テンポの悪い時の先生なら回想シーンだけで翌週まで引っ張ったでしょうし、
実際読んでて「この回想翌週まで続くのかな?」と思ったけど、
しっかり週内にまとめてくれました
そして魔雲天の最期もしっかり先生は週内にまとめてくれました
やはりⅡ世で見られたテンポの悪さに反省されたのかすごく良いテンポで話が進みます
たまりません
魔雲天の脇固めなど武道に効いているわけもなく、
武道も「下等超人よ、何の意地かは知らんがここまでよくやった」とあっさり脱出
魔雲天を認めてあげてるわりには名前で呼んであげないのは完璧超人のプライド?
そしてついに「お前の意思を尊重してこれから死刑を行う」と宣言します
武道は魔雲天をロープに振り、魔雲天は「素直に」ロープから返ってきます
ガチンコの戦いで相手をロープに振ったり、振られた相手が素直に返ってくることなどありえないのになぁ
まして命がかかっている闘いなのに・・・
このあたりは妙に「プロレス」的ですがそれはもう話の流れ上仕方ないですよね
そして魔雲天の体を捉えた武道は「“魔”は“完”を凌駕できぬ」と叫びながら、
魔雲天の頭部をブルドッキングヘッドロックのように捉えて自分の膝に当ててその膝を抱え上げ、
そして一気に膝を叩きつける技「完武・兜砕き」という脳天を自らの膝の上で砕く技を発生させます
これはもうどこかで見たような・・・とプロレスファンなら誰もが思う技であり、
ジャイアント馬場のココナッツクラッシュ(ヤシの実割り)をジャンプして勢いつけてやるようなもんです
とにかくこれで魔雲天の頭部が砕けちまいました
これ人間型超人がくらったらどうなるのかちょっと見てみたいんだけど・・・
Ⅱ世のハンゾウの釣鐘割りみたいな感じなのかな?
これでついに魔雲天は力尽きて死んでしまいました
武道は「終った…」と魔雲天の両手を組んであげる「武士の情け」を示し試合終了
今週はここで終わりです
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長かった悪魔超人軍対無量大数軍の戦いもこれでついに終止符です
これで悪魔側はバッファローマン・スプリングマン・BHの3人残り
完璧側は武道・ターボメン・クラッシュマンの3人残り
ピークア・ブーはおそらく正義入り(?)だから正義側はキン肉マンとブーと、
ラジアルにボロボロにされシューズの紐も全て切れて今すぐ戦えるのか怪しいテリーマン
さらに非戦闘要員のジェロニモにウルフマンにメイビア
いざとなったらミートも?
そういえば会場にいるはずのナツコの存在感のなさはどうか
こんな勢力図ですが、完璧側が残り3人だけで終りとはとても思えないですね
そもそも無量大数軍は「先遣部隊」のようなこと言ってたし、
多分まだ「本体」があるでしょう
じゃなきゃ復活したアイドル超人達の戦う相手がいない(笑)
悪魔側の「本体」はどうか?
将軍とサンシャインの復活は明らか
「あのお方」が将軍なのも今週でさすがに確実っぽくなりましたからね
ただ悪魔将軍の脇にいたもう1人の超人がアシュラマンだったかはどうも微妙
シルエットが違ったし不可侵条約調印したばかりなのにあの場にいるのもおかしいし、
そもそもアシュラマンならそれまで堂々と登場してたのにまたシルエットにする意味がわからない
ましてアシュラマンも実質的に正義入りした身だから何らかの制裁も必要では?
でもそれは今週のバッファローマンの悪魔戻りの様子を見ていれば大した問題じゃなさそう
残るは悪魔騎士のスニゲーターとプラネットマンが復活してるかどうかでしょうね
ニンジャは王位編のラストで復活してたしこれも実質正義入りでしょう
しかし死んだ超人が皆ことごとく何の説明もなく復活しているというのも・・・
でも悪魔VS完璧という「第三者視点」での戦いも結構面白いからいいのかな
ぶっちゃけ今更スニゲーターやプラネットマンが正義側と戦うのは見たくないけど、
完璧相手なら面白そう
そして完璧側の気になる存在のネプチューンマンとオメガマン
これだけ死んだ超人が次々何の脈略もなく生き返るゾンビマンガなんだからオメガマンもおそらく復活してる
ヘタすりゃケンダマンとスクリューキッドも・・・
ネプチューンキングは微妙だしもう武道のコスチュームも他の奴が使ってるし(笑)
でもオメガマンはただ死んだだけじゃなく預言書も燃やされて存在まで消されている「二重死」みたいな状態になっている唯一無二の存在ですからどうやって復活するのか説明はほしいですよね
そもそもストロンゲスト・ザ・武道の正体も気になる所ですよね
これが完璧側のボスなのかそうでないなら完璧側のボスはどんだけ強いのか?
悪魔側には将軍の上に「サタン」という存在があり、
完璧側にも最高位に「超人閻魔」の存在があるようだが、
超人閻魔はぶっちゃけ属性が不明ですが
あとはキン肉族側ですね
アタル・フェニックス、そしてもうゼブラやマリポーサが復活しててもおかしくないでしょう
そしてマンモスマン、プリズマン、サタンクロス(サムソン・ティーチャー)
ゼブラチームやマリポーサチームのメンバーまで復活するともう脈略なくなるでしょうが、
5王子くらいは復活するかもしれないですね
いまいち強さを描ききれなかったビックボディの戦いを見たいファンは多いはず(笑)
あと何となくアタルが「あのお方」の正体じゃないのかなとも思ったりもしてるんですけどね・・・
でもやっぱりストレートに将軍なのかなここは
と、言うわけで、戦いがひと段落つき、今後についてはさらに話が盛り上がりそうで楽しみですね
そして今週の内容を1週でまとめたゆでたまご先生のテンポの良さも素晴らしいです
もう面白すぎますキン肉マン
大阪ではキン肉マン電車が走っている
先日CCレモンでキン肉マンのフィギュアがオマケでついているのも発見した
連載30周年を迎えても未だに衰えないキン肉マン人気
内容的に完全にジャンプ連載時のファン狙いの作品ですが、
それだけでも十分な市場があるということで良いのではないでしょうか
これからもどんどん「キン肉マンブーム」がR35世代限定でも広がっていくことを期待します
以上、キン肉マン最新作第29話「7人の“悪魔”たち!!の巻」のあらすじネタバレ感想レビューでした
抗争に一区切りついて新しい構想を練る為か、来週はおやすみで、
次回は7月23日発売です!