キン肉マン 週プレ最新作 第250話 「頭上の暗黒星‼」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
ビックボディは持ち前の強力で試合を優位に進めつつあったがギヤマスターが突如ギヤを凹凸が生じたものに変態させるとさぁ大変
剥き出し(ネイキッド)の素手で掴んでギヤを止めるという荒業を駆使していたビックボディの両手をさらに傷つける形に
いや・・・そもそも凹凸あろうとなかろうと高速回転しているギヤを素手で止めるとか腕力のあるなしに関わらず無理がありすぎるんだけどね
寧ろ凹凸発生したことで逆に掴みやすくなったんじゃないのかというフシも・・・
まぁ加圧トレーニングで骨が生えてくる漫画ですから・・・
そしてついに両手がギヤに飲み込まれてしまったビックボディ
しょうがねーからかつてジェロニモが呪いのローラーから脱出した時みてーに凹凸ギヤにドロップキックを放ってなんとか脱出する
しかしギヤマスターはすぐに追い打ちをかけてビックボディーをベアハッグのような状態に捉えて今度は胸板をガリガリとギヤで削ってゆく
これ前回サマーソルトドロップした時もこうならなきゃおかしかったんだけどね
ただこのまま飲み込むことはできないみたいね
このまま飲み込めたら一気に背骨折りもできてよく確実にブッ殺せるんだろうがどうもこのギヤは呪いのローラーほどの吸引力がないようで
ギヤマスターは胸板を削りながら「神に選ばれた男がどうとか言ってたがたかがこの程度で強力とは聞いて呆れるぜ」とお得意の言葉責めへ
さらに「そもそもお前の神様は“強力の神”じゃなくて“貧弱の神様”なんかの間違いじゃあねぇのかぁ~?」と余り上手くない例えでコケにする
しかしビックボディは「まだ始まったばかりなんだ」とわけのわからないことをひたむきな瞳で口にする
ギヤマスターは「ギシャッ?」とちょっと何言っているかわからないサンドウィッチマン富澤状態に陥る
「オレはここになぁあの日の続きをヤりにきたんだよ」とまたもわけのわからないことを言うビックボディ
続けて「世間に・・・神に何よりオレを信じきってくれた仲間たちに見せられなかった本当の力を・・・オレの強力を!」と力コブをつくる
だが力コブを作った腕で何かするのかと思いきや次ページに進むとヤッたのはただのショルダータックル
ちょっとまておかしいだろこの描写
ベアハッグ状態で密着して捉えられて胸板ガリガリ削られてたのにどうやってショルダータックルをヤるんだ?
距離感がおかしい
そんな違和感もスルーしてそのまま初代タイガーマスク並みの華麗なローリングソバットをキめてジェノサイドギヤから脱出したビックボディ
「強力」全く関係なしでジェノサイドギヤから脱出成功(笑)
だが右足・両手・胸板とあちこちギヤに削られて結構満身創痍状態で「アイグァ・・・」と妙なうめき声でよろめくビックボディ
つーかギヤに巻き込まれてまだ右足と両手が使えているのがおかしいんだけどね
普通もうめちゃくちゃのミンチ状態だろうに
まぁ超人ですから
空も飛べますから
何の説明もなく生き返ってこれますから
「あの状態から力任せに脱出したのは誉めてやる。だがどんなに意地を見せたところで所詮はニセモノ王子」とコケにするギヤマスター
そして「その証拠にあれを見ろ」と天を指さすとギヤマスターの頭上の一か所が宇宙空間になっていてそこに妙な金属の玉がある
真ん中に大きな金属の玉・・・いわば金玉があってそこからボコボコ小さな鉄アレイみてーなのが枝のように派生してる構造だ
なんだこりゃ
ギヤマスターはギシュギシュ言いながらあれは「軒猿星(けんえんせい)」だと説明する
太古にこの紫禁城を居城にしていた頃から頭上にあんな妙な一角(異次元宇宙空間?)が存在していたらしい
そもそもおまんらのルーツはギリシアのアンディキティラ島じゃなかったのか?
ギリシアだったり中国だったりルーツがはっきりしねぇなぁ~
どっちなのかはっきりしろや!
おまんらゆるさんぜよ?
スケバン刑事
透けパン刑事
で、この軒猿星とやらは普段は決して姿を見せずこの地のはるか上空に浮かび続ける暗黒の星とのこと
だがこの紫禁城は人類の王たる者が住まうべき特別な地でありその条件にふさわしくない者が足を踏み入れるとこれが現れて天誅を下すらしい
明や清の皇帝やラストエンペラーが「人類の王」かどうかはともかくギヤマスターはどう見ても「人類の王たる者」には見えない(笑)
ギシュギシュ言ってるし
そもそもギヤだし
すぐ痛そうな顔するし
ビックボディも「なんだそりゃ。うさんくさい話だ」ともっともな意見を口にする
ギヤマスターは「信じるか信じないかはお前次第。しかし現にあの星は姿を現した。これはゆるぎない事実だ」と屁理屈をこねくり回し始める
星はともかく空間ごと切り取って現れるというのはどーよ?
そこだけ異次元空間みたいなさ
天には星
大地に花
ギヤマスターは「そんな超人界の古い言い伝えを人間が模したものが紫禁城の玉座の上にも“軒遠鏡”として存在している。その紫禁城の玉座にはかつて500年の長きにわたり、民と清の皇帝たちが腰を下してきた。そしてあの玉座の上には軒遠鏡があり、皇帝として不適格な者が座るとその大玉が落ちてきて無残にも叩き潰されるという伝説がある」と説明をほどこす
なるほどそんな言い伝えからくくりつけての「軒遠星」なのね
確かに形もうりふたつだ
単に「金玉」って言いたいだけじゃなかったのね・・・
これって現実に誰か叩き潰された例はあるのか?
中国王朝なんて世界で類を見ない暗殺の歴史だからなぁ
あったとしたら誰かが恣意的に落として暗殺したとかじゃあないの?
そもそも現実に軒遠鏡にそんな力があるわけがないよね
あったら普通にピラミッドパワーもビックリな超常現象だ
この国出身の「あのお方」がこう言うだろう・・・「物理的に可能なのか?」とね
でもそれ言うならピラミッドパワーにこそ言わなきゃいけないんだろうけど(笑)
まーカピラリア毒素をなんとしてもヌかなきゃいけなかったからそんな余裕はないか
そんな余裕はいらないのかな?
で、ギヤ野郎は「気になるなら後で見物に行ってみるがいい。ただし・・・お前がこのリングから生きて出られたらの話だがな」と脅す
ビックボディは「何をー!」と強がるがギヤマスターは「無理するな」と返す
そして「そのまま休んでいたいんだろ」と言いながらビックブーツでビックボディを蹴り飛ばす
すると頭上の軒遠星が大きく揺れ始めた
まるでそれは金玉ブラーンブラーンみたいな感じに
本当にこれって落ちて来て「天誅」とかいって王にふさわしくない方を押しつぶすの?
なんだか試合の結末(ギヤマスターが金玉に押しつぶされる)が見えちまったような気がするが・・・
とにかく「そうら軒遠星がお前のデカい肉体を圧殺しようと狙ってるぞ」と言葉責めを再開するギヤマスター
ビックボディは闇雲に再びヒップアタックを狙うがギヤマスターは「2度もその汚いケツを食うかー」と叫んでヒップアタックをキャッチする
ウップ汚いケツじゃ・・・
そしてジェノサイドギヤで今度は背中をガリガリと削り始める
なんかやってることがどんどんマックス・ラジアルと被ってきた・・・
頭上では金玉がブラブラと揺れる
ギヤ野郎が「ほれほれ~軒遠星がお前の血の香りを嗅いで騒いでいるようだ。だがあれがお前の頭上に振って来るまでもなくを待つまでもなく勝負をつけてやる。あっけないものだな、ニセモノごときが分不相応な場にしゃしゃり出てくるからこんなことになる」と言い、ビックボディーの肉体を捉えたまま上昇しジャーマンのような体勢に入る
するとここから空中でジャパニーズ・レッグロール・クラッチの体勢に入り、さらに相手の両手をクラッチし、ギヤを止める「ストップ・ザ・ギヤ」(わざわざ大声で言うことか?)を実行してわけのわからない状態になる
ギヤマスターはギシャギシャ言いながら「ここからが本番だ」と言い、「リバース・ジェノサイドギヤ」と絶叫する
するとギヤが逆回転をおっぱじめて、背後から相手を飲み込めるようになりビックボディの頭部を飲み込み始める
一気にビックボディが絶体絶命の状態に追い込まれて今回は終わり
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結局このオレ自身がただ金玉って言いたいだけだったと
ただスケパン刑事って言いたいだけだったみたいな
そんなストーリーだった
軒遠星の「天誅」ね・・・
キン肉星三大奥義壁画の天罰みたいなもんか
どうせそれをくらうのはギヤマスターの方なんだろうけど(笑)
キン肉マン 週プレ最新作 第250話 「頭上の暗黒星‼」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は7月16日発売です