キン肉マン 週プレ最新作 第372話 「新たなる超神の正体!!」の巻 感想
突然フライングボディアタックで不意打ちしてきた超神は“維新の神”こと「オニキスマン」とのこと。
オニキスってあのアクセサリーとかに使われるやつだよな?
なんでオニキスなんだ?
神ともあろう者が。
元は読者応募超人なんだけど。
ウォーズマンはいきなりスクリュードライバーを敢行する。
この技はラーメンマンのキャメルクラッチ同様ザコ相手にしかまず通用しない。
強敵がそんな簡単に身体に風穴開けられるわけがないんだ。
まぁ今となってはレオパルドンとかペンチマンとか身体に風穴相手も普通に生きてるマンガになっちまったが。
穴開けたってどうとでもなる世界だ。
ジャンプ連載時代でもジェロニモ(しかも人間)とかブロッケンJr.あたりは身体に風穴相手もピンピンしてたけど。
オニキスマンもオニキスガントレットとか言うベアークローもどきの籠手爪(エクスキューショナーのスコップみてーなの)を出し、
それで回転する「オニキスパルパライザー」というスクリューキッドもどきの技で対抗する。
結果、ウォーズマンのベアークローはひしゃげてしまい、ウォーズマンは吹っ飛ばされる。
ベアクローは簡単に折られたりひしゃげたり案外モロい。
ただこの「爪VS爪」の展開って前のポーラマン戦と同じ流れだなぁ。
さらに言えば最近まで描かれていたエクスキューショナーの「ドリル・ア・ホール・スコップ」とかなり被ってるし。
しかも垂直落下式ブレーンバスターをくらったウォーズマンが「ゲホッ」と吐血するのもどうか。
ウォーズマンが吐血するのって初めてじゃない?
ポーラマン戦でも血は出ていたけど。
ロボなのに血・・・半分人間・・・はんぶん不思議。
キン肉マンがもはや消え去ったと言っても過言でないウォーズマンの一歩先を読む能力に今更言及する。
そんな設定とっくに消えうせたと思ってたが。
だがオニキスマンはさらに先を読んでるらしい。
オニキスマンはウォーズマンをジャーマンで投げる。
だがさっきひしゃげたばかりのベアークローが「何の説明もなく復元」してリングに突き刺さり後頭部をマットに強打せずに済む不可解な現象が発生する(笑)
まぁ中井先生が右腕と左腕を間違えたと考えるのが妥当かな(笑)
そしてオニキスマンもロボ超人だと判明する。
「ロボ超神」と主張するがロボはロボ。
まさかのロボ対決の展開に。
もうこの時点でウォーズマンの勝利は決定的じゃないか。
こんな当て馬のような超神が勝つわけがない。
最後はオニキスマンの技もパロスペシャルっぽくもあればOLAPっぽくもある。
とにもかくにもウォーズマン勝利は決定的な流れになった。
今後どんだけ苦戦しようがもうウォーズマンの勝利は揺るがないだろう。
まるでウォーズマン信者に接待するかのような展開になっちまった。
これもうバベルの塔はリアルディールズ全勝じゃねーのか?
残りのメンツ見ても誰も負けそうな気配がないじゃねーか。
サンシャインだけは怪しいけど。
ただ調和の神がいるんだよな。
あれはさすがに閻魔様クラスの強さと思われる。
キン肉マンだけ調和の神に負けるってことなのか?
調和の神まで一発で負けてたら話が続かない。
というか超神12人全滅寸前じゃないか。
強かったのもナチュラルくらいでは・・・。
正直ノトーリアスあたりからかなり怪しくなった超神の強さだが、
その後ジェロニモが勝ったり、
リヴァイアサンも大して強くもなく、
そしてオニキスマンはウォーズマンの格上げのためだけに用意された“噛ませロボ”感がハンパない。
完璧超人始祖編あたりからずっと続いてる「勝ちすぎ(負けなすぎ)」問題がさらに酷くなってるような。
ジャンプ連載時代のような緊張感がまるでない。
ただジャンプ時代も黄金のマスク編と王位争奪編(のキン肉マンチーム)はほとんど負けなしなんだよね。
7人の悪魔超人編と超人タッグ編が正義超人が負けまくって緊迫感がハンパなかった。
そして、その方が緊張感あって面白かったんだよね。
まぁ王位争奪編はキン肉マンチームのメンバーが負けない代わりにソルジャーチームが壮絶に全滅してなんとか悲壮感を演出していたが。
とにかく超神編の「ヌルさ」はちょと酷い。
オメガケンタウリの六槍客VS二軍正義超人とかやっぱり悲壮感や絶望感がないといまいち面白くないんだよな。
なんでこんなにヌるい展開にしちゃったんだろう。
まさか負けさせるとその超人のファンがうるさいからそれを気にして・・・ってことなのか?
事実ウォーズマンに関してはそんなことを以前言っていたようだけど。
でも他のどの超人も全部勝つなんてちょっと極端すぎるんでは?
ジェロニモごときですら勝った。
そもそもジェロニモが出てきた以上勝たせないわけがなかったわけだが。
わざわざ引っ張り出して負けさせるわけがないからね。
その意味ではロビンマスクももう闘う前から100%勝利が確定している状態。
このバベルの塔での闘いは、超人師弟コンビ信者を接待するために設定されたような気持ちにさせられる。
ただネプチューンマンのシングルマッチの初勝利が見れたのだけは良かったが。
なんだか「平和」すぎてどうかと思う展開になってきた。
ちょっとこの戦いはどうせウォーズマンが勝つの見え見えだし引っ張らずにさっさと終わらせてくれていいと思えてきた。
信者の声がデカけりゃ作品の展開まで変わってしまうというのはどうなのかなァ。