キン肉マン 317話 神々、来襲 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第317話 「神々、来襲!!の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
冒頭はオメガケンタウリの六槍客編のあらすじ概要をザックリと流して3ページ分の尺を稼ぐしたたかな嶋田先生。
あの『ドラゴンボールZ』がどんどん原作に追いついて、いつも冒頭で前回のあらすじを3分以上も引っ張っていたのを思い出すやり方(笑)
それにしても結局エアーズ・ロックに現れてストロンゲスト・ブドーの竹刀をへし折ったのは一体誰だったんだ?
未だにそれはっきりしてねーけど、でももう今となっちゃアリステラ以外にいねーよな。
実はギヤマスターでしたとか言われてもなんか違うし(笑)

続いては新シリーズ最初のタイトルページということで、見開き2ページ分を費やしてまたも尺を稼ぐしたたかな嶋田先生。
今シリーズの闘いの駒となりそうな面々が描かれる。
正義側とりあえずラーメン・テリー・ウォーズがここで描かれていてまだ無傷でピンピンしてる状態か。
ジェロニモは描かれもしねーから今回も戦力ですらないってことか?
超人になってからのジェロニモのパッとしなさは異常だし、閻魔様にお願いして零の悲劇を浴びて人間にもどったらどうなんだい?
Tバックマンですら闘ったってのに。

悪魔側はこって牛とサンシャインと将軍様しか描かれず、忍者・ジャンクはもちろんアシュラマンですらジェロニモ同然の雑魚扱いされる悲劇。
そして完璧側のネプ・ネメシスで、ブーもジェロニモ側ってことか。
病院で仲良く一緒に寝てた仲だけにね。
そもそもアシュラマンがあの状態で生きてたこと自体無理がありすぎるが。
キン肉マン・アタル・ブロッケン・ウルフマンは闘える状態じゃないし、よく考えたらテリーも足がない。
このシリーズではまずコイツらが闘う流れになるんじゃろう。

そして、調和の神がもう下天をしてしまったと閻魔様気づく。
なんか下天下天って言うと「ゲソ天」をイメージして腹減っちまうからやめてくんねーかな(笑)
ゲソ天めっちゃ好きなんだわこのオレは。
イカ天とかホコ天とか。
とにかくもう攻めてきたってことで、血気盛んな青年将校状態のブロッケンは「チッ!早すぎる。まだこっちの体勢も十分に整っちゃいねぇってのに」とイきりたつ。
そういやウルフマンはここに招待されなかったってことは、やっぱ「その程度」のキャラってことなのかね?

閻魔様は「だから今なのだろう。情などというものは持ち合わせていない。理にかなえば平然と無慈悲にこちらの弱みを突いてくる。それが神というものだ」と非常にわかりやすい解説。
連中が降り立つ場所を閻魔様のレーダーが予想すると...。
突然とある風景がカットインしてなんか中国っぽいな。
次ページ進むとビッグバディが走っていてやっぱ中国。
なんで風景だけで中国ってわかるのか・・・もうこんな朴訥としたおだやかなイメージないんだけどなァ。
あぁ秦始皇帝陵だからか。

それにしても降下場所が始皇帝陵とはエラい場所をチョイスしたもんで。
人類初の「皇帝」であり「真人(超人みてーなもん)」を自称した反面、学術書を焼き払うわ儒学者を大量に生き埋めにしてせん滅するわまさに今から調和の神がやろうとしてることとベクトルが近い。
『キングダム』の影響か?
水銀もしこたま飲んで。
その場所を選ぶってことは、中国四千年のラーメンマンも黙っちゃいねーだろう。
大いなるチャイナの叫び、愚かなる人よ自然(ふるさと)に帰れ。

ビッグボディは「この付近に降りてきた以上、最初の狙いはおそらくオレなんだろう」と察しているようだ。
あぁあれか、カピラリア光線発射のためのピースね。
ってことは新シリーズの「かませ犬」になるのは運命の4王子ってことか?
アタルも残虐の神と絡んでるからアブネーな。
とりあえず、ビッグボディはかなりヤバそうだね。
そもそも勝てたのが奇跡みたいなもんだったけど。

ビッグボディは始皇帝陵に入り、兵馬俑を見て「なんだこの人形はーッ!」と絶叫する。
超人って皆何でも知ってる博学だと思ってたけど、脳ミソ筋肉のビッグボディ(開拓者ストロングマン)は歴史のお勉強はしていなかったようで。
すると「自ら乗り込んでくるとは見上げたもの。なかなか勇敢なことだ。強力の神に選ばれし超人、キン肉マン・ビッグバディよ」と声がする。
上を見ると始祖鳥みてーなのに乗って12人の下天野郎どもがなぜか輪の形で宙に浮いてフード被って腕組んで見降ろしている。
この12人のうち、一体どれだけ「実体」の構想が完成できているのかどうか(笑)
とりあえずは、プリプリマンやアームストロングあたりでごまかすか?

「よく来たな。その様子だと我々の素性は知ってるようだな」と調和野郎が声をかける。
ビッグバディは「あぁよ~く聞いてるぜ!てめぇか、調和の神とかいうクソヤローの親玉はよぉ」とますます頭良くなさそうなセリフを吐く。
調和の神は「いかにも」と答えるが、「親玉」という認識は間違いで神はすべて対等な立場であり、邪悪の神ですら「同じ」と語る。
ビッグバディは「何が同じだ!全然ちげーよ!」とどんどん頭悪そうなセリフを吐きまくる。
「ちげーよ」なんてフレーズ1990年当時なかったんじゃないの?
このフレーズって「ろくでなしブルース」か「今日から俺は」から1990年半ばくらいに発祥したような...。

ビッグボディは邪悪の神もクソヤローだけど今回のことは阻止しようと教えてくれたし、超人を皆殺しにしようと歯考えていないと擁護する。
そうかなぁ?
王位争奪編でキン肉マンかアタル以外の誰かが天下取ってたら、結局遅かれ早かれ超人(特に正義超人は)皆殺しにしたような気がするけど...。
「そう考えると神様の世界じゃ何が善悪で何が邪悪かわかったもんじゃあねぇなぁ、オレみたいなバカにはもう区別がつかねーぜ!」と、とうとう自分を「バカ」と認めて頭を振ってしまう。
フェニックスとIQの差がすごいことになってそうだし、そもそも強さでも...。
調和の神(?)は「それでいい。下界の者が理解できないのは当然。お前たちはただ神の意思に沿えばいい(ブッ殺されればいい)」と優しく諭してくれる。

「地上における超人の役目は終わった」と告げる調和の神。
ビッグバディは「役目が終わったのはお前ら神様じゃねぇか」と悪態をつく。
いけないなぁ神のことを悪く言っては。
「貴様!」と血気盛んそうな性格の別の神が殴りかかろうとするが調和がそれを静止する。
そして「確かにお前達は力を持った。かつて慈悲の神だったあの男が地上での役目を譲ろうとするほどに。だがそれが真実なのか少なくとも我々は認めていない。ゆえに我らは最後の審判にやってきた」と告げる。
続けて「もしもザ・マンの見立てが正しければもはや神などいらぬ。それならこの私もザ・マンと共に消えることを考えようではないか」とも告げる。

しかし、「だが私はその見立ては到底信じられぬ。もしもその見立てが虚偽なら神の存在をただむやみに脅かしたその罪は甚大。もはや超人の方こそこの世にいらぬ!」といよいよ物騒な展開に。
そして全員でセリフを割って「神と超人、どちらがいらぬ存在なのか、言えることはただ一つ・・・神と超人、両者共存の道はもはやなし!」と絶叫。
さらに超人達を駆逐して地上を新たな棲家にするという、もうかつてのネプチューンキングと1000人の弟子たちと同じ発想まで口にする。
下天して天界を捨ててきたことに今更驚くビッグバディ。
下天した姿を超人をさらに超えた「超神(ちょうしん)」だと自称する調和の神。
「超神」ってトランスフォーマーの商標とか権利関係大丈夫なの?

そしてついに1人がフードを脱ぐ。
いきなり調和の神が姿を見せるかと思ったが、脱いだのは「戒律の神」とのことで、超神ネームは「ランペイジマン」とのこと。
これって自分で名づけるわけ?
アタルとブロッケンがコンビ名をその場で「フルメタルジャケッツ」とか名付けたみたいに。
しかもなんか股間あたりに「×」の文字があっていろいろ放送コードにひっかかりそうな・・・?
これ放送していいの?

とりあえずあんま威厳を感じなさそうな風貌の「超神」が登場。
ただでさえ弱いのに連戦で「かませ犬」にされる感満載のビッグバディ。
まさに「命掛けたトランスフォーム」状態の闘いへ突入する。
なんとなくペインマンっぽい雰囲気だけど大丈夫か?
とりあえず始まる超神マスターフォースな闘い。
「絶望への反抗!」って感じで今回は終わり。

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今回はおしゃべり大会に終始したが、次回からいきなり闘うんだろう。
オメガケンタウリの六槍客編では2軍正義超人達がまず噛ませ犬になったが、今度は運命の4王子が噛ませ犬になるという豪華版?
まさに闘いの挽歌って感じだね。

キン肉マン 週プレ最新作 第317話 「神々、来襲!!の巻」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上。
次回は8月24日発売です。

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