キン肉マン 週プレ最新作 第403話 「カメハメ師匠の教え!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)
カメハメのルーツを自称するマグニフィセントだがマグニフィセントブルドーザーといいとにかく相手を殺す気満々なことでキン肉マンは反発する。
技に血が通ってないし相手に経緯も無ければ殺すことに何の躊躇もないと。
カメハメの教えは“わかりあうための闘い”であり相手の命を奪うことじゃあない。
48の“殺人”技と言っても殺すのは“汚れた邪念”なんだと回想シーンで明かされる。
その点マグニフィセントは試合前から「死体となって出ていくか」とかブルドーザーやる時も思いっきり「死ねー」とか言ってるし殺意の塊。
まぁでもこの漫画の対戦相手ってほぼ全員こっち側を殺す気で挑んでくるのよ。
殺す気なしの対戦相手なんていたか?
命をかけた殺し合いなのにロープに振られたら戻ってくるめちゃくちゃな世界なんだから。
相手はこっちを殺そうとしてくるのにこっちは「わかりあうため」とか言って相手の命は守ってあげなきゃいけないんだから。
正義超人って辛いね。
男はつらいよ。
そういやオレ男はつらいよって一度も見たことねーな。
なぜか見たいという衝動が湧かなかった。
釣りバカ日誌も見たことねーな。
寧ろ濱田岳がやってる新しい方の釣りバカはちょっとハマったけど。
それはそうとジャンプ連載時代は正義超人側も相手を普通に殺しまくってたんだけどね。
なぜかプレイボーイ誌上で連載が移ってから「相手は殺さない」という設定が加わるようになった。
カメハメがジェシーメイビアごときに負けた真相も明かされる。
強さを追求しすぎるがゆえにその闘いがつまらないと観客から物を投げられ逆に嫌われていたようで。
まるで喧嘩男みたいな過去。
あとカール・ゴッチもそうでプロモーターから不評でアメリカでは干され気味のレスラーだったみたいね。
そんなこんなで嫌気がさしてきてしまったと。
そんな気力の衰えがピークの時が1000回目の防衛戦のメイビア戦だったとのことで。
にしてもメイビアごときがカメハメに勝っちまうのはどうにもこうにもムリがありすぎる気がする。
おそらくカメハメが一方的に仕掛けまくったから返し技の達人であるメイビアにエグい返し方をされて一瞬のダメージが大きく3カウントを許したとかそんな感じか。
でも描写見ると大の字で倒れてメイビアが悠々と勝ち名乗りを受けていて完全に完敗かつKO負け状態だが。
そもそもメイビアはなんで再登場しないんだ?
ジェロニモごときが強化され、引退したウルフマンも強化され復活し、カナダや便器やカレーやTバックなど「2軍正義超人」までもが最前線で闘ってるってのにメイビアだけは再登場せず。
王位争奪編ではウォーズマンを作中から消し去ってまで邪悪の神にパイルドライバーをキめてたのに。
メイビアは再登場させても描きにくいのかな?
必殺技とか与えにくそうだし。
見た目も完全に人間だし。
そーゆーキャラはもうテリーマンでおなかいっぱいなのかもね。
超人総選挙でも常に50~70位台だし人気もない。
再登場させる旨味も特にないか。
カメハメ師匠が回想シーンの中で初めて目ん玉を見せた。
おそらく作中初じゃないだろうか?
いつもキンターマンの目みたいに白目状態だったからね。
目ん玉も金玉もすべてさらけ出そうってことかな?
そもそも48の殺人技はカメハメ師匠も自分では使いこなせず考案しただけだったのね。
まるで界王様の界王兼と元気玉みたい。
48の殺人が技が描かれた本をキンに手渡すカメハメ師匠。
なんかキン肉星三大奥義の壁画みてーな本だけだけどそこにはすべて見覚えのある技が・・・
上段は宇宙旅行・Uボート・一本背負い
中段はロメロスペシャル(風林火山の〆)・キン肉バスター・フライングパンチ
下段は大風車・キン肉壊体固め・超人絞殺刑
で間違いない・・・と思う。
まぁほとんどの技が相手に致命傷を与える技じゃないと言えば言える。
宇宙旅行なんて人間がくらえば一瞬で即死だろうが超人は月往復マラソンとかできるからあんなのくらっても死なないのか。
月往復マラソンでキンターマンは8位入賞してたのにさっさとゴールせずに空中遊泳して観客に媚びてたから後から爆風で吹っ飛ばされた他の連中と同着になりバトルロイヤルで謎の死を遂げるハメに・・・。
とにかく超人なら宇宙まで吹っ飛ばされても平気ってことだ。
そもそもキン肉マンは赤ん坊時代に宇宙空間から地球に投げ捨てられても平気だったんだから。
赤ん坊のキンの野郎を誰が育てたのかも謎だが。
でもキン肉バスターは普通に殺人技だよね。
実際ステカセとアトランティスはこれで普通に殺されたし。
アトランティスなんて試合後にあのロボットみてーなリングドクターが「首の骨と腰の骨が砕けて股が完全に裂けている」とかエグい死に様をわざわざ口にしていたほど。
ついでに言えばその後のキン肉ドライバーとマッスル・スパークも普通に相手を殺してる。
そういやキン肉ドライバーが「48の殺人技+1(プラスワン)」って言われてるのはなぜだ?
テリーマンと300㎏巨大イノシシとの特訓で編み出したもんでカメハメはノータッチのはずなのに。
とにかくキン肉マンは「分かり合う」ためにこれからも闘う。
バックドロップだかジャーマンだかどっちか微妙な技でマグニフィセントをマットに叩き付けたがこの程度の技でダメージを受けるとも思えず。
まだこの闘い始まってキンの技がまともにダメージが入った描写なし。
結局「分かり合う」ためにはまず勝つしかない。
勝って相手の命を助命してあげなきゃ相手は改心しやがらない。
たまりません。
キン肉マン 週プレ最新作 第403話 「カメハメ師匠の教え!!」の巻 感想(ストーリーあらすじレビュー)は以上。
次回は1月23日発売です。